ピスト(固定ギア)のギア比 ロールアウト | わたとか

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前回はピストの純粋なギア比について
前々回はスキッドポイントの観点からギア比についてまとめてみましたがピスト(固定ギア)に限らず自転車のギア比の考え方にロールアウトという概念があります。ペダルを1回まわす間に自転車がどれくらいの距離進むのかという事です。人間が効率的にペダルを回せる範囲というのはかなり狭い回転域なので出したい速度を快適に出すためにはこのロールアウトという考え方が便利なのです。

※ロールアウトという言葉意外にも同じ概念をディベロップメントとか転がりとかタイヤ展開などとも言うそうです

このロールアウトと自分のケイデンス(1分間にペダルの回す回数)がわかれば簡単に実際に走った時の速度も求めることが出来ます。僕の場合上り坂で40rpm切ったら結構辛い時、のんびり走って60~70rpm、早めのペースで90~100rpm、下り坂で足が回って120rpmくらいでしょうか(競輪選手はジャンが鳴ったら170rpmオーバーで回ることもあるとか)

以下店舗在庫が豊富な大ギア42,44,46,48と小ギア15,16,17,18でのスキッドポイントの数とギア比と各ケイデンスでの時速とロールアウトをまとめました。ギア比が3.20を超える組み合わせは公道走行に現実的でないので除外しています。

そして上の表をロールアウトの長さ順に並べてみるとこうなります

ギア比選択の一助になれば幸いです。


参考値として現実的でないギア比も含めたフルの表はこちら
↓クリックで拡大します

作ることに気持ちよくなっちゃったけどこの表に全く意味は無いです。