皆様こんにちは。
10月も最終日、11月はJMCA認証試験もそうですが、来週名古屋では久しぶりのJMCAマフラー部会があったりと、毎週何かとイベントが入っていますが、11月23日 泉大津フェニックスで開催される「X Over Point 2023」にアウトレットバイク大阪さんのブース内で展示車両(車両はまだ決めてないですが)と共に私、参加する事になりました。
実はあんまり詳細を理解していないんですが(笑)、アウトレットバイク大阪さんでお世話になっているN氏より「マフラーの音出しも出来ますし、良かったら来ませんか?」とお声掛け頂き、参加させて頂く事になりました。
という事で来月は慌しそうですが、まずは23-YZF-R125のフルエキ開発が最優先の11月、本日はノーマルのパワーグラフから紹介を。
23-YZF-R125は何と「TCS(トラクションコントロールシステム)」が装備されているんですよね。
エンジンを掛けてシャーシダイナモに車両を載せ、1速のままス~っとクラッチを繋ぎ、軽くリヤタイヤを回しただけで「TCSランプ」が点滅。
これはシャーシダイナモ上でフロントタイヤが固定(動いていない)されている事で「スリップしている」と検知しての点滅でしたが、時速にして2~3km/hでしっかり反応している事が確認して取れました。
なので、シャーシダイナモ上ではTCSをOFFにして慣らしやベンチテストを行います。
因みにTCSをOFFにするとTCSランプは常時点灯になります。
まぁ、同業なら当たり前の作業ですが、一般ではあまり知らないのではないかと思いましたので補足的な意味で参考まで。
余談ですが皆さんの知らないところで話すと、このクラスのヤマハスクーターでは実はそのままではベンチテストが出来ないんですよね。。。
その理由は同じく「フロントタイヤが回っていない」為で、タイヤが回転していないと異常を検知してエンジン回転が上がらないといった状況になります。(初めての時は驚きました 笑)
でも方法はあり、弊社でもシグナスやNMAXを開発した際は、フロントホイールから速度計測機を取り外して、速度計を任意に回転させる事でフロントタイヤが回転していると車体側に「勘違い」させる事で無事ベンチテスト作業が行えます。
なのでベンチテストではバイクに乗って計測する人、速度計をクルクル回している人と計測には2人必要で、当時のその様子は画像と動画もあるのですが、あまりにも滑稽な感じなので紹介は差し控えます(笑)
さて前置きが長くなりましたが、YZF-R125はどうなのかというと。。。
心配していましたが、何事も無く測定する事が出来ました。
そのパワーグラフがコチラです。
クランクシャフト換算値になりますが、何と15.1psを発生していました。
これはGSX-R125と比べて約1馬力、前回のCB125Rと比べても0.5馬力高い数値です。
GSX-R125の場合、フルエキで3馬力近く上がるのでYZF-R125がそうなるのかはこれからの事とになります。
リヤホイール換算値でも公式スペックが15馬力である事を考えるとかなり優秀だと思います。
そして何より驚きなのが、近接もそうですが加速走行騒音が驚く位静かな事です。
通常、ピークパワー付近になるとノーマルマフラーでもそれなりの音量になりますが、このバイクの場合はノーマルマフラーが凄く優秀な上、しっかりパワーが出てる事に感心しました。
新排ガス規制適合車種でありながらホント素晴らしい結果です。
こんな場合、フルエキにしてどの位パワーが上がるものなのか。。。やってみないと分かりませんが、頑張ってみます。
尚、現時点でフルエキ開発に必要な部品の納入が間に合っておらず少々焦りを感じますが、とりあえずは内作して対応しながらエキゾーストパイプの管長、パイプ径を選定しパイプを曲げていきたいと思います。
それでは本日はこの辺りで。