2023-YZF-R125 フルエキゾースト マフラー開発の準備が整いました。 | ダブルアールズマフラー開発 日々の出来事。

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皆様こんにちは。

今週も何だかんだ慌しく過ごしていたら早や週末という事で、10月も最後の週末となりました。

残すところ2ヶ月。。。いつも残り○○日とか、書いているのは自分への引き締めなんですが(笑)、泣いても笑ってもあと2ヶ月、粛々と頑張って参りたいと思います、はい。

 

さて先週のうちに入って来たYZF-R125ですが、マフラー開発に必要なパーツの手配を終え、来週から本格的に開発作業に取り掛かれるところまで来ました。

 

YZF-R125も現行YZFシリーズのスタイルを踏襲しており、この辺りは流石ヤマハさんで一番小さな弟分でも手抜かりがありませんね。

このバイクはトラクションコントロールも装備しているので、ある意味YZF-R25より装備が優れています。

またフロントマスクはYZF-R7そっくりで個人的にこのマスク大好きでホント格好いいです。

 

YZF-R125はロードスポーツモデルなので、当然スズキのGSX-R125とライバル車両として比較されていくのだと思いますが、車格や重量、パワー面においても互角なこの2台なので、今回フルエキゾーストの開発ではその辺りを意識しながらの開発作業になりますね。

 

という事でシャーシダイナモ上では、ベンチテストの準備が整っていますが、まずはカウルを取り外してみると。。。

純正マフラーはこんな感じです。

で、白丸の部分に触媒が内蔵されているのですが、溶接目を見るとこの部分に複数個の触媒が内蔵されている事が考えられますね。(どうなっているのかはバラしてないので分かりませんです 笑)

令和2年排ガス規制適合車両となってからは125ccクラスといえど、かなりの浄化性能を有した触媒で無いと対応出来なくなっており、ここ最近のマフラー開発において今まで以上に重要度が増していますので、触媒の選定やパワーバランス(パワーグラフ)をしっかり見極めていきたいところです。

 

因みにマフラーの全体像はこんな感じです。

 

そしてこのバイクで唯一、アジアンテイストを感じる純正サイレンサー。

因みに音量はかなり静かに抑えられており、純正の近接騒音値は83dBと、CB125Rが87dBだった事を考えるとかなり静かで、実際の聞こえ目も本当に静かです。

 

という事で2023-YZF-R125がベンチテストでどんなパフォーマンスを見せてくれるのか?

今からマフラー開発がワクワクで楽しみです。

 

本日はこのあとパワーチェックを開始しますので、またご紹介出来たらと思います。

 

それでは皆様にとって良い週末を。