おはようございます。


前回から「遅れる」をより明確なニュアンスで伝えるためのフレーズや慣用句を紹介しています。
その中でも"behind"が度々登場してきました。
人に対してや時代遅れというような場合の「遅れている」でも"behind"は単体で使われますが、その場合少し曖昧で好まれていません。

"Japan is still behind"(日本はまだ遅れている。)
"Japan is WAY behind"(日本はまだまだ遅れている)

上のような文書を「遅れている」という表現ではない言い方だと下記のようになります。
"Japan has a lot of catching up to do in that aspect."
「その分野で日本が追いつくのはまだまだだ」

ちなみに、
"catching up"(追いつく)
"catching up to do"(追いつくこと)

また、「遅れている」ではなく「遅れを取っている」だと、"lag behind"になります。
その他、支払いが遅れていることに対して
"be behind in"「~に〇年遅れている」
"lag 〇years behind"という場合でも"behind"は使われます。

そして「時代遅れ」という言葉はたくさんあります。
"behind the times""out of fashion""outdated""old fashioned""retro"などなど。
使用例として、
"That's outdated."
"You're behind the times."

今は廃れていることに対して"it's so yesterday!"「時代遅れだぞ!」ということもあります。
また「時代遅れ」では無いにしても、「遅れている生徒」"lagging student"という表現もあります。

 



その他、いろいろな「遅れ」についてです。
学校などの始業時刻の遅れでは"be on a delay"お給料が遅れている場合には"remain in arrears"など。

その他覚えておくと便利なフレーズです。
「~と比較すると遅れている」
"be delayed in comparison with"
「~に2~3歩遅れている」
"be two or three steps behind"
「~に比べると大きく遅れている」
"have a long way to go to catch up with"

 

 

言葉が通じない、文章の意味が分からないなどということで、納期や仕事が遅れることがあります。一つの遅れがその後のすべてに繋がってきます。Webで翻訳は急ぎの翻訳にも対応しています。ちょっと遅れるくらい良いと思わずに、海外との急ぎの仕事にはWebで翻訳をご利用ください。

 

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最新記事はもうすっかり定番になった?インターネットから生まれた10の英単語(2019年7月4日)

おはようございます。


前回、梅雨入りが遅れていることや空梅雨についての英会話をご紹介致しました。
梅雨がメインの内容でしたので、改めて様々な種類の「遅れている」を紹介しようと思います。

「遅れる」には"late"や"delayed"がありますが、ちょっとした工夫でもっと明確なニュアンスで相手に伝えることもできます。
例えば"run late"です。
これは人でも物でも使うことができます。

「すみません、遅れています」
"Sorry, I'm running late."
「今電車が遅れている」
"The train is running late."

その他だと、"run behind schedule""fall behind schedule"という表現です。

"behind schedule"は「予定より遅い(遅れて)」という表現がしたい時に最適です。
直訳すると「予定の後ろ」というフレーズですが、予定の後ろということで予定のスケジュールより遅れているという意味になります。

遅れている期間はその直前に置くことができるので、"about two weeks behind schedule"
となります。
ちなみに予定より早いのは"ahead of schedule"予定どおりなら"on schedule"と言います。

また、"fall behind schedule"は"fall"(落ちる)という動詞とセットで表すことにより「予定より遅れてしまう」といった感じのニュアンスを表現出来るので使われることが多いです。

これらのように単に"late"という単語だけで伝えるのではなく、ちょっとした工夫で実際そこに向かっているけど遅れている、予定より遅れてしまうなど、より明確なニュアンスを伝えることができます。

しかし一般的には人が遅れるときには"(to be) late"で物にしか使えない単語が"delayed"です。

 



「電車が遅れています」
"The train is delayed."
その他よく使われる、"traffic delay"(交通渋滞)"The flight is delayed"(便が遅れている)などがあります。

ちなみに先程紹介した"run behind schedule"という表現でも大丈夫です。

「電車が遅れています。」
"The train is running behind schedule. "

 

 

九州で大雨が降りました。日本列島のほぼ全土が梅雨空です。東京に住んでいると、この程度の雨や雪で遅延してるの?っと思うことがあります。Webで翻訳はインターネット上でお見積りから納品・決済までできるサービスですので、急いでいる翻訳や遅れ気味の翻訳にも対応できます。雨が降っている中わざわざ出かけたりする必要がありませんし、夜中に頼んで朝までに翻訳することもできますので、天気や時間に左右されるご利用頂けます。

 

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最新記事はもうすっかり定番になった?インターネットから生まれた10の英単語(2019年7月4日)

おはようございます。


2026年の冬季オリンピックの開催地が決定し発表されました。
コスト削減のため、ミラノとコルティナダンペッツォでの共催としても話題となっています。

イタリアでの冬季大会の開催は、2006年のトリノ大会以来、20年ぶりで3度目です。夏季大会を含めれば4度目のオリンピック開催となります。
ちなみにコルティナダンペッツォはイタリア北部に位置し、1956年に冬季大会を開催しています。
一度開催地として選ばれたこともあるものの、ミラノの方が知名度は高いです。
皆さんはコルティナダンペッツォがどういう町かご存知でしょうか?

 



北イタリア・ドロミーティ渓谷の心臓部とも言われているコルティナダンペッツォは、トファーネ山、クリスタッロ山、ソラピス山といった三千メートル越えの高い山々に囲まれています。
壮大な山々の眺めることからは「黄金の盆地」とも呼ばれています。
ちなみにトファーネ山は標高3243メートル、クリスタッロ山は標高3221メートル、ソラピス山標高3205メートルです。
夏冬問わず、ロープウェイやリフトを乗り継いで手軽に山頂近くまで登ることが出来るので海外観光客からはとても好評です。
ドロミーティの山頂では夕暮れ時の数秒間だけ素晴らしいバラ色に染まる瞬間があります。
これは、"Enrosadira"(エン ロザディーラ、ドイツ語ではアルペング リューエン)と呼ばれる現象です。"Enrosadira"とは「
バラ色になる」という意味で、日没と共にピンク色を帯び、そして徐々に紫色に変わっていく現象です。その言葉の意味の通り、辺りがバラ色になるとても幻想的な景色を楽しむことができるのです。
この"Enrosadira"には古くから地元で言い伝えられている話があります。
小人たちが住む魔法の王国があり、王国を治めるラウリン王は、カティナッチョ山にバラが一面に咲き誇る大変美しい庭を持っていました。ラウリン王には、ラディーナという美しい娘がいました。ある日、ラテマル山の王子は、とても美しく咲くバラに興味を持ち、ラウリン王の王国に踏み入りました。そこでラディーナを見た王子は一目惚れし、彼女をラテマル山に連れ帰り、妻にすることを決めました。
一方、娘が急にいなくなってしまったラウリン王は、王国の場所を知らしめたバラを呪い、昼も夜も二度と咲かないように命じましたが夕暮れ時のこの現象のことは忘れていました。 これが、現在でもなお続いており、ドロミーティの山で"Enrosadira"が起きる理由となったと語り継がれています。

この絶景は山小屋でホッと一息をついて眺めることができます。
また、"Helmut Ullrich"の天文台は標高1780メートルの所にあります。「空を跳ぶ矢」と呼ばれるロープウェイの最初の到着点に位置します。 空が特に濃く澄みきっており、夜空に浮かぶ星や惑星、星雲や銀河などを鑑賞することが出来ます。

コルティナダンペッツォを観光する際には、これらの絶景を楽しむために計画を立てて予定やや予約組み上げるとより充実した観光が出来そうです。

 

 

コスト削減のため、ミラノとコルティナダンペッツォでの共催となりますが、東京オリンピックはどうなるのでしょうね。翻訳業界でもコスト削減のために、ネットで提供されている機械翻訳などを使う方がいますが、翻訳精度がそこまで高くなかったり、こちらの記事のように間違った翻訳をされてしまう場合があったりして、Webで翻訳に機械翻訳で翻訳したものを校正してほしいなどと連絡が来ることがあります。しかし、翻訳の精度によっては、校正するよりも一から翻訳する方が安い場合があります。コスト削減と時間短縮を考えるのであれば、最初からWebで翻訳のプロの翻訳家に依頼することも考えてください。

 

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最新記事はインドネシア人と世間話をしてみよう!会話が続く5つのネタと表現(2019年6月24日)

おはようございます。


もう七月だと言うのに、梅雨入りをなかなか果たしてくれない地域があります。

九州北部地方ではやっと26日の昨日、統計開始以来最も遅い梅雨入りをしました。

 


梅の季節も過ぎてスーパーではもう梅の姿をあまり見かけることはありません。
先日早々と梅雨に関する英会話の紹介をしていましたが、今年の大幅な梅雨入りの遅れのおかげで早すぎた内容となりました。
「遅れた」「遅れている」には様々な種類があります。
今回のように予定や予測より遅れている、時代遅れなどの「遅れている」、公共交通機関などの時間に遅れている、遅刻、遅延などなど。
今回のように「梅雨入りが遅れている」というような人や物ではなく時期的な遅れを伝えることが出来ますか?
だいたいの人が「遅れる」と言うと"late"が一番に頭に浮かんだのではないでしょうか?
もちろん間違ってはいません。
実際に今までの義務教育や授業の中では"I'm gonna be late. "(遅れます)など、簡単なフレーズで教わってきたかと思います。
「今年の梅雨は遅い」も単純に"The rainy season of this year is late."で通じます。

しかし「遅れる」は他にもあります。
"The rainy season has been delayed."
(梅雨入りが遅れている)
"The rainy season is slower than last year."
(去年に比べ、梅雨入りが遅い)

ちなみに遅れていることを"delay"といい、遅れている人のことを"clyde"いうこともあります。
今年の梅雨が大幅に遅れてましたが、本日は北海道、沖縄以外は雨の予報です。

 

もし梅雨がないのだとしたら56年ぶりの「空梅雨」になってしまいました。
空梅雨は「乾燥した」という意味の"dry"をつけて表現します。
"dry rain season"(乾燥雨季)"dry wet season"(乾燥した雨の多い季節)が英語での空梅雨です。
元々"dry"は天気の基本的な言葉の一つで、これまでにも「雨の少ない」という意味でよく使われていました。

雨の降る時期に、雨が降らないのですから、言わば「異常気象」です。「いつもとは違う」という意味の"unusually"をつけて、"unusually dry rainy season"や"unusually dry wet season"という言い方でより異例だという意味を強調することが出来ます。

「空梅雨になりそうだ」
"It seems like it is going to be a dry rainy season."
"It seems like it is going to be an unusually dry rainy season."

また、「空梅雨」を英語で説明するとなると、
"Karatsuyu, literally “empty plum rain” means an unusually dry rainy season."
(空梅雨の文字の意味は「空っぽの梅の雨」で、「例年とは異なる乾燥した雨季」を意味します)

 

 

長雨が続くとジメジメしてしまい、どうしても通勤通学が嫌になります。洗濯物も乾かないですし、仕事をするのも、外出するのも億劫になってしまいがちです。Webで翻訳ではそういう方の代わりに翻訳を行ってもいます。仕事や外国語で文章を作る気にならないときには、Webで翻訳のプロの翻訳家を頼ってください。

 

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おはようございます。

 

関東地方は梅雨本番という感じですね。

 

梅雨の意味を説明しよう」の際に"during"が登場しました。
"During rainy season"「梅雨の時期の間」という部分です。
しかし「~の間、」という表現では"while"もよく使う単語です。
皆さんはハッキリとした違いをご存知でしょうか?

翻訳や英文を読んだり聞き取ったりする際は意味さえ分かっていれば特に困ることは無いかもしれませんが、自分が何か説明したり伝えたい場合は"while"と"during"の違いを理解し、正確に使い分ける必要があります。
実はこの二つの単語を使い分けるには、それらの後に続く語句を比較するとその違いがわかり簡単に使い分ける事が出来ます。
まず、"during"の後ろには名詞などの句が続きます。
先日紹介した"during rainy season"もそうです。
その他"during the day"(日中)"during my summer vacation"(夏休み中)などです。
一方、"while"は文や節など、主語+動詞があるものを続けて表現する際に使います。
例えば、"while I was sleeping"(私が眠 っていた間に)"while my mother was out"(母が外出していた間に)という場合の「~の間」の際に使われるのです。

 



例えば「ロンドン滞在中に」という表現を"during"を用いて表現しようとすると"during my stay in London"となります。
"while"を使いたいのであれば"while I stay in London"または"while I’m in London"となります。
自分が言いやすいように"during"と"while"を上手く使い分けることをオススメします。

ちなみに、"while"を使う場合に注意する点が一つだけあります。
"while"を挟む前後の文章の主語が同じ場合は、"while"に続く文章の主語は省略して表しても問題がありません。
しかし、「誰かが何かの最中(間)に他の人が何かをした」というように、"while"を挟む前後の文章の主語が違う場合は省略は出来ません。

例文として挙げるなら下記のような場合です。
"My husband got back home while I was cooking."
(私が料理をしているときに夫が帰宅した)

 

 

単語や文法は難しいですよね。時代によって新しい単語が生まれたり、新しい使われ方がされたりします。翻訳業界もいつもその点に関しても勉強し続けています。言葉は覚えたら終わりではなく、常に変化し続けています。Webで翻訳の翻訳家も常に進化し続けています。その時、その時に合った適切な翻訳をWebで翻訳で実感してください。

 

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最新記事はまじ卍ってどういうの?!いまどきの日本の若者言葉を英語にしてみたら?(2019年6月19日)