おはようございます。


2026年の冬季オリンピックの開催地が決定し発表されました。
コスト削減のため、ミラノとコルティナダンペッツォでの共催としても話題となっています。

イタリアでの冬季大会の開催は、2006年のトリノ大会以来、20年ぶりで3度目です。夏季大会を含めれば4度目のオリンピック開催となります。
ちなみにコルティナダンペッツォはイタリア北部に位置し、1956年に冬季大会を開催しています。
一度開催地として選ばれたこともあるものの、ミラノの方が知名度は高いです。
皆さんはコルティナダンペッツォがどういう町かご存知でしょうか?

 



北イタリア・ドロミーティ渓谷の心臓部とも言われているコルティナダンペッツォは、トファーネ山、クリスタッロ山、ソラピス山といった三千メートル越えの高い山々に囲まれています。
壮大な山々の眺めることからは「黄金の盆地」とも呼ばれています。
ちなみにトファーネ山は標高3243メートル、クリスタッロ山は標高3221メートル、ソラピス山標高3205メートルです。
夏冬問わず、ロープウェイやリフトを乗り継いで手軽に山頂近くまで登ることが出来るので海外観光客からはとても好評です。
ドロミーティの山頂では夕暮れ時の数秒間だけ素晴らしいバラ色に染まる瞬間があります。
これは、"Enrosadira"(エン ロザディーラ、ドイツ語ではアルペング リューエン)と呼ばれる現象です。"Enrosadira"とは「
バラ色になる」という意味で、日没と共にピンク色を帯び、そして徐々に紫色に変わっていく現象です。その言葉の意味の通り、辺りがバラ色になるとても幻想的な景色を楽しむことができるのです。
この"Enrosadira"には古くから地元で言い伝えられている話があります。
小人たちが住む魔法の王国があり、王国を治めるラウリン王は、カティナッチョ山にバラが一面に咲き誇る大変美しい庭を持っていました。ラウリン王には、ラディーナという美しい娘がいました。ある日、ラテマル山の王子は、とても美しく咲くバラに興味を持ち、ラウリン王の王国に踏み入りました。そこでラディーナを見た王子は一目惚れし、彼女をラテマル山に連れ帰り、妻にすることを決めました。
一方、娘が急にいなくなってしまったラウリン王は、王国の場所を知らしめたバラを呪い、昼も夜も二度と咲かないように命じましたが夕暮れ時のこの現象のことは忘れていました。 これが、現在でもなお続いており、ドロミーティの山で"Enrosadira"が起きる理由となったと語り継がれています。

この絶景は山小屋でホッと一息をついて眺めることができます。
また、"Helmut Ullrich"の天文台は標高1780メートルの所にあります。「空を跳ぶ矢」と呼ばれるロープウェイの最初の到着点に位置します。 空が特に濃く澄みきっており、夜空に浮かぶ星や惑星、星雲や銀河などを鑑賞することが出来ます。

コルティナダンペッツォを観光する際には、これらの絶景を楽しむために計画を立てて予定やや予約組み上げるとより充実した観光が出来そうです。

 

 

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