おはようございます。


日本特有の表現や物はたくさんあります。
「段」や「級」は海外では見られない階級やレベルの表現なので外国人には説明が必要です。
得に、最近では何かと日本文化がブームになっています。
今や世界的なスポーツとなった柔道や空手、剣道、書道など、水泳といった海外でもよくあるスポーツや習い事でも「段」や「級」は頻繁に使われています。
ちなみに海外でもそのまま"Dan""kyu"と使われています。
"level"や"degree"といった似た単語も存在しますが、正確に表現するということは難しいです。そのため海外でもそのままの言葉で使われていると言えます。

 



段と級はそれぞれ使い方も違います。違いを簡単に説明すると「上達につれて、段が増えていく一方で、級は数が小さくなる」です。

"The higher the level is, the lower in number a〝Dan” is."
"But it's just the opposite for the Kyu."
「上達すればするほど、段というの数字が低い。しかし級はその逆なんだ」
例外として例えを挙げると、書道などでよく聞く「師範」になると"Master level"など言うこともあります。

その他、鞘"saya"、切りつけ"kiritsuke"など、武術に関わる日本独特の用語に関しては、そのまま日本語が使われています。

「級」はともかく、「段位制度」となると日本古来のスポーツでは格付けの定番です。一番初めに段位制度が使われだしたのは柔道だと言われています。
そしてさらに、段位制度は段に応じて帯の色が別れています。皆さんはその説明ってできますか?

"In Judo there are 10 dans and depending on the dan you have, you’ll wear 1 out of 5 different colored belts."
「柔道の段は、一段から十段まであり、段位に応じて帯の色は5種類に分かれています。」

"The color of the belt differs between adult and non-adult."
「帯色の規定は少年と成年で違いがあります。」

ちなみに帯は"belt"です。

まず少年たちの場合です。

初心者"beginner"は白帯"white"
五級は黄帯"yellow"
四級は橙帯"orange"
三級は緑帯"green"
二級は紫帯"purple"
一級は茶帯"brown"

次に成年の場合です。
ちなみに女子はまた違った帯が使われていましたが、差別などの問題を考慮し、2017年11月より完全に男子も女子も共通の帯となったのです。

四級以下"bellow 4 kyu"は白帯
三級から一級"3~1 kyu"は茶帯
初段から五段"first~5 dan"は黒帯
六段から八段"6~8 dan"は紅白帯"red and white"
九段から十段"9~10 dan"は赤帯

 

 

物事の基準の一つとして、段や級などが必要なのかもしれません。翻訳家の中でも「ほんやく検定」や「国連英検」「TOEIC」「英検」などの資格を持っている人がたくさんいます。ただ、翻訳は資格が無くてもできる仕事ですので、これらの検定などを受けていない翻訳家もたくさんいます。そして、資格を持っていないからと言って翻訳レベルが低い訳ではありません。では、どこで見極めるかと言えば、結局は利用した方のレビューなどの評価でしか分かりません。Webで翻訳では、お客様からの評価が載っておりますので、プロフィールとレビューとの両方を参考にして頂けます。

 

Webで翻訳オフィシャルブログでは、翻訳、言語、その他の事をアメブロとは違う内容で書いてます。

最新記事はオンライン英会話ってどう?メリットとデメリットをご紹介!(2019年9月25日)

おはようございます。


前回、「一本とられた!」という表現の説明をした際に「引っかかった!」というニュアンスのフレーズとして"gotcha"を紹介しました。
"I got you."の略ですが、意味は"I got you."と同様、つまり「わかった」「捕まえた」です。なので「引っかかった!」という表現以外にも幅広く使えるフレーズなのです。
ちなみに"gotcha"の他に"gotchya""gottcha"と書かれることもあります。

例えば「分かった」「理解した」という表現です。
日常会話の中で最も頻繁に"gotcha"が使われるのが「分かった」など、理解したことを表明する言い方です。"I understand you."や"I got what you want to say."と同じといえます。ただし "gotcha"と言うとかなり軽い返事となるので使う相手や状況に注意が必要です。
真面目な話をしている場合には真面目に返事をしましょう。
ビジネスシーンなどでは、単純に"I understand."や"Understand."と言うようにしましょう。

 



例文としては下記のようになります。
"Please close the window. "
「窓閉めてもらえるかな」
"Gotcha."
「分かったよ」

その他に"gotcha"は「見つけた」「つかまえた」といった意味でもよく使われています。もちろん物理的に捕えたという意味の場合でも使われますが、日常会話などでよく使う「モノにした」いわゆる「よっしゃ!」や「やったぜ!」というようなニュアンスでも使われています。達成感を表現する言い方として考えていいでしょう。
そして「見つけた」というのは「物理的に」ではなく、「視覚的につかまえた」という意味で「見ーちゃった」というようなニュアンスでも使われます。
ちなみに「捕まえる」という意味の"Gotcha"を名詞として使ったイディオムも存在します。"make the gotcha"(捕まえる)

そして最後に、相手を驚かせようとして成功したときに使われる「やったぜ!」というニュアンスの"gotcha"です。

そして実は"gotcha"には、ネガティブな意味の表現も存在します。

フレーズとしてではなく、名詞で「逮捕」「傷」「問題の原因」などの意味があります。

「つかまえた!」という意味が「捕まえた」=「逮捕」と名詞化して、そこから転じて「問題の原因」「潜在的な問題」という少しネガティブな意味にも意味が広がりました。

 

 

一つの単語なのにポジティブな意味とネガティブな意味があるのを活用していくには慣れるしかありません。初めのうちは間違っても構わないので、どんどん使っていくことが大切です。ただ、ビジネスなどのきちんとした場の場合はそういう訳にはいきません。相手の文章などもきちんとWebで翻訳などのプロの翻訳家に訳してもらう事が大切です。ケースバイケースで、自身で慣れていくのとプロの翻訳家を使うのとを分ける必要がありますね。

 

Webで翻訳オフィシャルブログでは、翻訳、言語、その他の事をアメブロとは違う内容で書いてます。

最新記事は【八重歯や出っ歯って英語でなんていうの?歯にまつわる英語をご紹介(2019年9月18日)

おはようございます。


日本語でよく会話をしていると「これは一本とられた!」というセリフがあります。
「やられた」「負けた」という意味のセリフですが、相手がずばり的確なことを言い、こちらが何も反論できない場合などに「一本取られた」と言い、相手を褒める言い方でもあります。
日本では柔道や剣道のような武道での、スキをつかれて技を上手く決められた時のような心境になるので、このような言い方をすると考えられています。

柔道と言えば、「一本」「有効」「技あり」など経験がない方でもテレビなどで聞いたことがあるかと思います。
では、それを説明することが出来ますか?
日本の歴史的なスポーツとは言えハッキリ説明できる人というと経験者や観戦が好きな人以外は難しいかと思います。

英会話で「一本とられた」というセリフを言う場合、「やられた」という意味のフレーズを使うことで表現が出来ます。
"You got me."
"You beat me."
"Touche."
などが例として挙げられます。

"You got me."は「引っかかった」「やられた」などの意味があり、冗談などで真に受けて、相手が "I got you!"「引っかかった!」と言った際などの返しで使われます。
ちなみに"I got you!"は"Gotcha!"とも言い、発音は「ガッチャ」です。
"You beat me."は、直訳してしまうと「君は勝った」という意味になりますが、スポーツで負けたことを認める意味合いで使われています。

 



そして"touche"ですが読みは「トゥーシェ」です。もともとはフランス語が起源で、フェンシングで一本取られる際に使われていた言葉です。それが今では論議などで相手が論点をついた際などに、"Touche"と言って用いられたりするようになったようです。
日本では柔道や剣道など、気持ちよくスパン!と技を決められる意味合いで「お見事!」というニュアンスも含めて「一本とられた」と言いますが、海外ではフェンシングを連想して使われます。海外と日本との違いがあるものの、発想や考え方は種目が違うだけで似た部分もあり面白いです。

ちなみに日本の柔道の一本はそのまま"ippon"と言います。
技あり、有効という言葉もあり、全部で3つの得点がありますが、「一本」は最高順位の得点です。
ついでに柔道の一本、技あり、有効の説明も紹介しておきます。

"Whoever scores ippon, wins the contest outright and the fight finishes."
「一本を取った時点で勝利が確定し試合終了となります」

"waza-ari is the next highest score in Judo. "
「技ありは一本の次に優位な得点です」
"2 waza-aris score equals to ippon."
「技ありを2つ取ると一本となります」

"yuko"有効です。
"yuko is the lowest score. "
「有効は一番低い得点です」
"Yuko is not cumulative to score ippon, but it can still help you win when the fight reaches the maximum time."
「得点を重ねても一本にはなりませんが、タイムアップとなった時に勝利となります」

 

 

だんだんとオリンピック出場内定者が決まってきていますね。オリンピックまでもう1年もありません。ご自身で興味のあるスポーツを来日した外国人の方と語ってみてはどうでしょうか?きっと今までにない体験が出来るはずです。そのためにも前もって、そのスポーツの用語などの外国語を知っておく必要があります。分からない文章などはWebで翻訳で翻訳することが出来ますので、事前に準備するのも良いでしょう。2019年のオリンピックが終わってしまったら、いつ日本で開催されるかは分かりません。今回のオリンピックを楽しみましょう。

 

Webで翻訳オフィシャルブログでは、翻訳、言語、その他の事をアメブロとは違う内容で書いてます。

最新記事は【八重歯や出っ歯って英語でなんていうの?歯にまつわる英語をご紹介(2019年9月18日)

おはようございます。


よく趣味を楽しむために「○○の秋」なんてことが日本では毎年恒例になっています。

特に「読書の秋」というのは鉄板になりつつあるかと思います。

日本では7月、芥川賞と直木賞の発表がありましたね。

書店では2ヶ月を経とうとした今でも大々的に取り上げられています。
特に今村夏子先生の「むらさきのスカートの女」は受賞五日目で10万部突破したことでも話題となりました。


今回のような「10万部突破!」という英会話での表現って考えたことがありますか?
ちなみに「部数」は"copy"です。
"copy"とは、複写、写し、原稿というような意味があります。
今回のように「本が10万部売れた」という場合だと、"The book sold one hundred thousand copies."となるのです。
本に限らず"copy"はCDやDVDなどでも使うことが出来ます。
要は「複写したもの」のことを指すので、同じものを何枚もコピーする場合と、いろんなページで出来ているものをコピーするのとで使う単語は変わってきます。
同じものを何枚もコピーする場合は"copies"を使います。
しかし後者のようにいろんなページを複数枚印刷するなら、"pages"になるのです。

 



ちなみに「ページ」についてです。日本では「頁」と書いて「ページ」と表していることも多いです。実際には英語の"Page"を表す言葉として使われ始めました。その後、「頁」があてられて広く使われるようになったという経過です。それまで日本は「ページ」に相当する概念はなかったのだろうと推測されています。
よくよく考えると、何となく日本の古い書物は巻物であることが多いですよね。
この私たちが思い浮かべている巻物に値する英単語が"scroll"です。
「巻いたもの」「巻軸」「(形状も含んだ)渦巻き」を表す英単語です。
また、古いフランス語では「(紙の)切れ端」などの意味もあります。
スマートフォンが普及しているので、当たり前のように「スクロール」という表現をしますが、実はこれらの意味から転じて「画面上に目的の物を表示したり、画面外に隠したり表示位置を左右上下に動かす」の意味で、用いられるようになったのです。

"page"に話を戻しますが、よく「輝かしい 1 ページを加える」や「歴史に残る1ページ」なんて日本では表現があります。

"add a brilliant page to"
「輝かしい 1 ページを加える」
"mark a new chapter in the history of~"
「~の歴史に新たなる1ページを刻む」

日本語では慣用的に「新たなるページ」と表現することが多いのですが、英語では「新しい章」"new chapter"という表現が一般的です。

よくビジネスシーンで活用される"page"にまつわるフレーズだと、"on the same page"というものがあります。
直訳してしまうと「同じページの上にいる」ということになりますが、「理解が一致している」「考えが同じである」「大筋で合意している」という意味になります。
そのあとに "about・・・"と続くことが多くみられますが、「~に関して同じ意見を抱いている」という意味です。

"Are we on the same page about the challenge?"
「この課題について私たちは同じ意見であるということでいいですか?」

 

 

ビジネスシーンだけでなく、いろいろな場面で決まり文句があります。知らない人には文章を読んだときには、文章の意味がおかしいのではと思われることがありますが、ネイティブの人にとっては当たり前に使われている慣用句ですので、違和感なく使用されています。そのような文章を外国語に慣れていない人が翻訳をすると訳の分からない文章が出来上がってしまいます。餅は餅屋にというようにプロに任せることによって、時間短縮や経費削減につながることもあります。翻訳に関しては、Webで翻訳のプロの翻訳家にお任せください。

 

Webで翻訳オフィシャルブログでは、翻訳、言語、その他の事をアメブロとは違う内容で書いてます。

最新記事は【グリーン・スクール・バリ】世界が注目する次世代型インターナショナル・スクール(2019年9月11日)

おはようございます。


秋の大四辺形について代表的なギリシャ神話を紹介しました。
秋の大四辺形の左下に神話の中でも登場した化け鯨である、くじら座を見ることができます。
この化け鯨、すなわちくじら座の心臓に位置する星を「ミラ」といいます。
"Mira"とはラテン語で「驚異」や「不思議なもの」という意味です。
ミラを"stella mira"「不思議な星」と名付けたのはヘベリウスで16世紀の話になります。
"stella mira"から"mira"だけが残り、さらに"Mira"とは、英語の"miracle"の語源でもあると言われています。
"miracle"とは、奇跡という意味が一番に浮かぶかと思いますが、「不思議なもの」という意味もあるのです。

 



今年の天の川は見れなかった人が多いかもしれませんが、実は天の川もギリシャ神話の由来です。
耳にしたことが多いかと思いますが、天の川は英語で"milky way"です。フランス語"Voie lactée"(ヴォワ・ラクテ)、ドイツ語では"Milchstraße"(ミルヒ・シュトラーセ)と呼ばれています。
いずれも日本語で「ミルクの道」を意味しています。理由はこれもあるギリシャ神話の出来事に由来しているからです。
登場するのは、全能の神ゼウスと妻ヘーラー、そしてゼウスの浮気相手の子ヘラクレスです。
ゼウスはヘラクレスに高い地位を授けようとしたため、正妻のヘーラーはヘラクレスを憎んでいました。
ヘーラーの母乳には、飲んだ者の肉体を不死身に変える力があり、ゼウスは赤子のヘラクレスに不死の力を与えようとして、眠っているヘーラーの乳を吸わせたが、ヘラクレスが乳を吸う力が強く、痛みに目覚めたヘーラーは赤ん坊を突き放してしまったのです。
その際に飛び散ったヘーラーの母乳が天の川になったとされ、ラテン語で"Via Lactea"(ミルクの道)と呼ばれるようになりました。

ちなみに、銀河を意味する"galaxy"もギリシャ語で「ミルキー、ミルク状の」を意味する"galaxias"が語源となっていると言われています。

そしてこの天の川といえば、日本では七夕の話もあり夏にしか見られないという印象を持っている方が多いかと思います。
実は天の川は一年中見ることは可能であり、ただ季節によってかなり見え方に差が出てくるものなのです。
南北にかかる夏の夜と異なり、秋の天の川は北向きに見上げて東西に流れるようです。
9月に入り、7月や8月ほど熱帯夜で苦しむことも少なくなってきました。秋の夜を楽しんでみてはいかがでしょうか。

 

 

読書の秋ともいいますので、これからの季節興味のあることをどんどん吸収できればいいですね。今まで教えられてきたことが、科学の進歩により教えられてきた内容が変わってきている事が多々あります。例えば、お米の伝来ですが、今までは朝鮮半島を通ってきたと言われていましたが、今では黒潮ルートと呼ばれる、長江下流域から直接北九州に伝来したというのが有力になっています。このような事は日本だけでなく世界中で新しい発見がされています。海外の情報を仕入れて分からない時は、Webで翻訳で翻訳をし、自身の情報をアップデートしていきましょう。

 

Webで翻訳オフィシャルブログでは、翻訳、言語、その他の事をアメブロとは違う内容で書いてます。

最新記事は【グリーン・スクール・バリ】世界が注目する次世代型インターナショナル・スクール(2019年9月11日)