おはようございます。


日本語でよく会話をしていると「これは一本とられた!」というセリフがあります。
「やられた」「負けた」という意味のセリフですが、相手がずばり的確なことを言い、こちらが何も反論できない場合などに「一本取られた」と言い、相手を褒める言い方でもあります。
日本では柔道や剣道のような武道での、スキをつかれて技を上手く決められた時のような心境になるので、このような言い方をすると考えられています。

柔道と言えば、「一本」「有効」「技あり」など経験がない方でもテレビなどで聞いたことがあるかと思います。
では、それを説明することが出来ますか?
日本の歴史的なスポーツとは言えハッキリ説明できる人というと経験者や観戦が好きな人以外は難しいかと思います。

英会話で「一本とられた」というセリフを言う場合、「やられた」という意味のフレーズを使うことで表現が出来ます。
"You got me."
"You beat me."
"Touche."
などが例として挙げられます。

"You got me."は「引っかかった」「やられた」などの意味があり、冗談などで真に受けて、相手が "I got you!"「引っかかった!」と言った際などの返しで使われます。
ちなみに"I got you!"は"Gotcha!"とも言い、発音は「ガッチャ」です。
"You beat me."は、直訳してしまうと「君は勝った」という意味になりますが、スポーツで負けたことを認める意味合いで使われています。

 



そして"touche"ですが読みは「トゥーシェ」です。もともとはフランス語が起源で、フェンシングで一本取られる際に使われていた言葉です。それが今では論議などで相手が論点をついた際などに、"Touche"と言って用いられたりするようになったようです。
日本では柔道や剣道など、気持ちよくスパン!と技を決められる意味合いで「お見事!」というニュアンスも含めて「一本とられた」と言いますが、海外ではフェンシングを連想して使われます。海外と日本との違いがあるものの、発想や考え方は種目が違うだけで似た部分もあり面白いです。

ちなみに日本の柔道の一本はそのまま"ippon"と言います。
技あり、有効という言葉もあり、全部で3つの得点がありますが、「一本」は最高順位の得点です。
ついでに柔道の一本、技あり、有効の説明も紹介しておきます。

"Whoever scores ippon, wins the contest outright and the fight finishes."
「一本を取った時点で勝利が確定し試合終了となります」

"waza-ari is the next highest score in Judo. "
「技ありは一本の次に優位な得点です」
"2 waza-aris score equals to ippon."
「技ありを2つ取ると一本となります」

"yuko"有効です。
"yuko is the lowest score. "
「有効は一番低い得点です」
"Yuko is not cumulative to score ippon, but it can still help you win when the fight reaches the maximum time."
「得点を重ねても一本にはなりませんが、タイムアップとなった時に勝利となります」

 

 

だんだんとオリンピック出場内定者が決まってきていますね。オリンピックまでもう1年もありません。ご自身で興味のあるスポーツを来日した外国人の方と語ってみてはどうでしょうか?きっと今までにない体験が出来るはずです。そのためにも前もって、そのスポーツの用語などの外国語を知っておく必要があります。分からない文章などはWebで翻訳で翻訳することが出来ますので、事前に準備するのも良いでしょう。2019年のオリンピックが終わってしまったら、いつ日本で開催されるかは分かりません。今回のオリンピックを楽しみましょう。

 

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