おはようございます。


前回、「一本とられた!」という表現の説明をした際に「引っかかった!」というニュアンスのフレーズとして"gotcha"を紹介しました。
"I got you."の略ですが、意味は"I got you."と同様、つまり「わかった」「捕まえた」です。なので「引っかかった!」という表現以外にも幅広く使えるフレーズなのです。
ちなみに"gotcha"の他に"gotchya""gottcha"と書かれることもあります。

例えば「分かった」「理解した」という表現です。
日常会話の中で最も頻繁に"gotcha"が使われるのが「分かった」など、理解したことを表明する言い方です。"I understand you."や"I got what you want to say."と同じといえます。ただし "gotcha"と言うとかなり軽い返事となるので使う相手や状況に注意が必要です。
真面目な話をしている場合には真面目に返事をしましょう。
ビジネスシーンなどでは、単純に"I understand."や"Understand."と言うようにしましょう。

 



例文としては下記のようになります。
"Please close the window. "
「窓閉めてもらえるかな」
"Gotcha."
「分かったよ」

その他に"gotcha"は「見つけた」「つかまえた」といった意味でもよく使われています。もちろん物理的に捕えたという意味の場合でも使われますが、日常会話などでよく使う「モノにした」いわゆる「よっしゃ!」や「やったぜ!」というようなニュアンスでも使われています。達成感を表現する言い方として考えていいでしょう。
そして「見つけた」というのは「物理的に」ではなく、「視覚的につかまえた」という意味で「見ーちゃった」というようなニュアンスでも使われます。
ちなみに「捕まえる」という意味の"Gotcha"を名詞として使ったイディオムも存在します。"make the gotcha"(捕まえる)

そして最後に、相手を驚かせようとして成功したときに使われる「やったぜ!」というニュアンスの"gotcha"です。

そして実は"gotcha"には、ネガティブな意味の表現も存在します。

フレーズとしてではなく、名詞で「逮捕」「傷」「問題の原因」などの意味があります。

「つかまえた!」という意味が「捕まえた」=「逮捕」と名詞化して、そこから転じて「問題の原因」「潜在的な問題」という少しネガティブな意味にも意味が広がりました。

 

 

一つの単語なのにポジティブな意味とネガティブな意味があるのを活用していくには慣れるしかありません。初めのうちは間違っても構わないので、どんどん使っていくことが大切です。ただ、ビジネスなどのきちんとした場の場合はそういう訳にはいきません。相手の文章などもきちんとWebで翻訳などのプロの翻訳家に訳してもらう事が大切です。ケースバイケースで、自身で慣れていくのとプロの翻訳家を使うのとを分ける必要がありますね。

 

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