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【ユーススポーツチームは何を目指すか?】メタ・スポーツマインド_006

スクール、スポーツ少年団、部活動。ユース世代のスポーツは、専門的なコーチがつくことは多くありません。

そして、組織力も決して磐石ではありません。

携わっている大人たちは、とにかく成立するように


必死に動きます。子どもたちのために。


大人たちは、子どもたちのために


「やってあげる」のです。


「教えてあげる」のです。


そして、


大人たちは仕事ではなく、ボランティアに近い


状況で、子どもたちのために


「時間を使ってあげてる」のです。


だから、大人はリスペクトされ、子どもたちは、


従っていけばよいのです。


多くの大人たちは、そう思っています。


学校での先生と生徒という関係性は、


部活でも相変わらず、


先生と生徒なんです。選手とコーチではない。


切り替わる必要はないと思っています。


ここまで読んだみてどうでしょうか?


何かに気づかれましたか?





そうなんです。


大人が上で、子どもが下。


上下関係、主従関係が出来上がっています。


果たしてこの状況は、良い考え方なのでしょうか?


だとしたら、


誰にとって良いのでしょうか?


少なくとも子どもたちにとって良さそうでは


ありません。


なぜ「やってあげる」「教えてあげる」


なのでしょうか?


なぜ「時間を使ってあげてる」


なのでしょうか?


そして、チームを勝利至上主義に


していくのはなぜでしょうか?


「子どもたちが勝ちを望んでる」


望んでいないとは言いませんが、


本当にそうでしょうか?


子どもたちが見ている景色は


もっと色んな景色があるような気がしています。


やってあげてる大人の皆さんが


少しだけ立ち止まって、


本当にそうなのか?


と、自問自答してみるのもいいかもしれません。


大人の価値観を押し付けていないだろうか?


そんなことを確認してみるのも


いいかもしれません。


答えを出す必要はないかもしれないし、


今自分たちがやっていることに疑問を持つことも


あってもいいかもしれません。


強いから正しい。


本当にそうでしょうか?


問いかけてみてください。





メタ・スポーツマインド_005


先日、ある小学校の6年生に、夢挑戦プロジェクトというタイトルで、話をさせていただく機会がありました。夢とか挑戦というコトバに対して、どんな印象を持っているのか?
そんなことを聞きたくて、「夢を持つことってどういうことだろう?」と投げかけました。
生徒たちはしばし考えている様子。さらに、
「これには答えはないから自由に思ったことを話してもらっていいですよ」そんなコトバを追加した。
そこで、1人の男の子が、
「答えないなら意味ないじゃん」
と発言しました。
私「どうして意味がないの?」
生徒「答えがないなら考えても仕方ない」
私「答えが知りたいんだね」
生徒 無言で頷く

現在の教育は常に正解を示していくという導きが
あって、どの問いに対しても答えがついてくるもの。いはゆる正解を知るという教育なんだなと。
思えば私たち世代ですら同じ教育を受けてきたなぁと思いました。

彼の意見はある意味正しく、その方が明確に想像しやすい世界だなと。そこに思い込みも偏見もない。
そんな体験をしました。

答えのない問いを問い続ける楽しさを小学生で知ることができたら、可能性はさらに広がるのかなぁ。
そんなことも感じた体験でした。

メタ・スポーツマインド_004



先入観が取れ始めた。
セッションを重ねていくうちに気づく。

この人ってこんな人だよねー?という先入観。
それがだんだん気にならなくなってきたこと。

クライアントの発話を、そして、非言語を
多角的に捉えて聴く。

そこには、先入観はない。

スポーツコーチは、特殊ではない。
スポーツコーチのメンタルはどうなっているのか?
常にマウントを取るような言動や仕草。
これが当たり前になっていないだろうか?
何かというと選手のせいにしていないだろうか?

なぜモチベーションが上がらないのか?
なぜすぐに練習を休むのか?
なぜ目標がないのか?
なぜ自主性がないのか?

こういう問いを問い続けているだろうか?

答えではない。何かに気づくこと。
それは、選手を観察すること。
そして、選手と一緒に感情の旅に出てみること。
何かに気づくかもしれません。

スポーツコーチは、選手よりも上の存在でもなければ先生でもない。

なぜなら、主役は選手だから。

何のため?
それはつまり?
いつから?
何年先は?
誰から言われたとしたら?
自分の中では?

そんな問いかけ。

メタ・スポーツマインド

心への問いかけ。
意識ではなく、無意識にアクセス。

エモーションコーチング。