少年野球チームが子どもたちに与える “気づき”とは?
◆試合前のルーティンに見えた“チームの色”
先日、
ある少年野球チームの
試合を観戦しました。
11年ほど少年野球に携わっていた経験から、
試合前の雰囲気や親御さんの様子を見るだけで、
そのチームの“色”がなんとなく伝わってきます。
低学年チームの試合。
片方のチーム(N)は
円陣を組み、
歌を歌い始めました。
ルーティンとして
定着しているようですが、
どこか“楽しさ”より
“義務感”が先立つ様子。
歌い終わると保護者から拍手が。
大人は盛り上がりますが、
子どもたちはどこか淡々と…。
もう一方のチーム(D)は、
静かに練習。
監督やコーチもおとなしめで、
特に目立った指導もなく、
“普通”という言葉が
ぴったりの雰囲気でした。
◆試合で見えた“判断力”の差
試合が始まると、
両チームの違いは明らか。
Dチームは監督が何も言わず、
子どもたちが自分たちで
判断しながら動いています。
一方のNチームは、監督さんのサインの基、
確実にゴロを打ち、
盗塁やエンドランを駆使して
得点を重ねていく。
気づけば3回までで0-9。
この大差はどこから生まれるのでしょうか?
◆“ゲーム性”を理解することの大切さ
野球は対戦型のゲーム。
一球ごとに状況が変わり、
その都度「何が必要か?」
を考える力が求められます。
確率のゲームでもあり、
駆け引きも重要。
この“ゲーム性”を
どれだけ理解しているかが、
実はチームの強さや子どもたちの
モチベーションに大きく影響します。
基本動作やスキルはもちろん大切。
でも、どの子も基礎練習は経験しているはずです。
それでも差がつくのは、
ゲームそのものをどれだけ
“自分ごと”として捉え、
攻略しようと考えられているかどうか。
◆“考える時間”が子どもを伸ばす
指導者がまず伝えるべきは、
「この競技はこんなに面白い!」
というゲーム性や魅力。
その上で、
「どうやったら攻略できるか?」
をワクワクしながら考える時間を
設けてみてください。
型にはめると子どもは戸惑いますが、
自由にゲームの主旨だけを伝えると、
子どもたちの発想力や行動力は
想像以上に伸びていきます。
◆“良好なコミュニケーション”が生まれる瞬間
子どもたちに十分に考える時間を与える。
それが、
良好なコミュニケーションや
チームワークにつながります。
少年野球チームが
子どもたちに与えてくれるのは、
スキルだけでなく
「考える力」や「ゲームを楽しむ心」。
その価値を、
これからも大切にしていきたいですね。
プレイフルコーチ ヤディ
