大人だからこそ味わいたい、スポーツとの新しいかかわり方
こんにちは。
プレイフルコーチの
ヤディです。
今日は、
私の体験を通じて
「スポーツとのかかわり方」について
お話ししたいと思います。
学生時代、
競技スポーツに夢中になっていても
社会人になると生活は一変。
朝から晩まで働き、
家と会社の往復。
スポーツどころか、
身体を動かす時間すら
取れなくなることも多い。
結婚し子どもができると、
ますます時間は家族中心に。
気がつけば、
身体も気持ちも重くなっていました。
そんなことってありませんか?
そんな中、
ふと頭の片隅に
「スポーツしたい」という想いが
残っていたりするものです。
そういう人がきっとたくさんいる!!
そんな思いで始めたのが
「ウォーキングタグラグビー」。
歩くという簡単な動作をベースにした
ラグビー風のスポーツ。
ラグビー経験がなくても楽しめる。
そんなコンセプトでスタートしました。
最初は思うように人が集まらず、
ラグビー経験者だけの
狭いコミュニティに留まってしまい…。
そこで気づいたのは、
「スポーツを教え込むこと」
「ゲームだけを追求すること」が、
初心者や未経験者には楽しさを
感じづらくしていたということ。
悩んだ末、2つの行動を起こしました。
1つは日本スポーツ協会公認の
「スポーツプログラマー」資格を取得。
楽しい時間を創り出すプログラムの
組み立て方を学ぶこと。
もう1つは、
フットサルやサッカーのコミュニティに
積極的に参加し、
スポーツを通して「楽しさ」を
どう提供しているのかを学ぶことでした。
この学びを生かして
オリジナルのプログラムを作成し、
提供したところ、
少しずつ人が増えて
笑顔が広がっていきました。
スポーツは「技術を競う」だけでなく、
「楽しい時間を共有し、笑顔を生み出すこと」
そのものに価値がある。
そう実感した瞬間でした。
さらにこの活動を通じて、
様々なスポーツや
多様な人たちに出会い、
スポーツの概念が
大きく変わっていきました。
新しい競技、知らなかった遊び方、
そして何よりスポーツを通じて
つながる人の輪の広がり。
2019年に開催した
最後のウォーキングタグラグビー大会では、
経験者チームを
女性中心のチームが破り
優勝するという、
夢のようなシーンもありました。
スポーツは年齢も性別も経験も越えて、
みんなに開かれた世界です。
私はこの15年間で
スポーツへの関わり方が大きく変わり、
生涯スポーツのファシリテーターとして、
参加者が自然に笑い、
楽しみ、
つながる場を作り続けてきました。
そして、競技スポーツの現場にも
「楽しさとつながりのファシリテーション」が
必要だと感じています。
特に子どもたちの成長過程で
それがあることで、
自己成長と良好な人間関係を
築く大切な土壌になるのです。
スポーツ体験会の開催は600回を超え、
体育が苦手で
スポーツから遠ざかっていた人、
部活を辞めてしまった人たちも
笑顔になり、
楽しさを分かち合っています。
言葉は要りません。
スポーツは人の心を晴れやかにし、
元気をくれ、
勇気をくれ、
慰めてくれます。
プレイヤーとして、
指導者として、
あるいはただ観るだけでも。
あなたのペースで、
あなたらしい関わり方で。
スポーツはいつでも、どこでも、
人にやさしくなれるコンテンツなのです。
大人だからこそ、
スポーツの楽しみ方はもっと自由に、
もっと豊かに。
これからも一人でも多くの方が
スポーツを生涯のパートナーにできるように、
願いと行動を続けていきます。
【ヤディのワンポイント!】
あなたも今日から「楽しい時間の提供者」に
なってみませんか?
スポーツは技術や勝敗だけじゃありません。
仲間と笑い合う瞬間こそ、
何にも代えがたい宝物です。
プレイフルコーチ ヤディ
===============================
指導者として、選手との関係性が
うまくいかずに悩んでいる方へ。
親子の関係性に悩んでいる方。
仕事の関係性や仕事のスタイルや
方向性に悩んでいる方。
9月の体験セッション
3名募集し、
現在、残り2名です。
指導者と選手、親子のコミュニケーションに
悩んでいる方、是非お気軽にお越しください。
下記よりお申込みください。
9月限定体験セッション こちらから!
===============================
スポーツ VS 勉強⁉── 勘違いされがちな「迷信」を解く物語 ──
こんにちは。
プレイフルコーチの
ヤディです。
今回は、
私のスポーツ教室で
実際に起きた“ある出来事”から、
皆さんと一緒に
「スポーツと学び」の関係について
考えてみたいと思います。
■ 塾 VS スポーツ教室!? 真剣勝負のその裏側
ある日のこと。
小学生の高学年クラスで、
とある子の保護者から連絡がありました。
「今月で退会させてください。
塾に通うことになりまして…」
その子はいつもキラキラした目で
教室に来て、
スポーツを心から楽しんでいました。
やめたくてやめるわけじゃない。
でも“塾”が優先される。
そんな場面を、
私は何度も目にしてきました。
■ 本当に、勉強のためにスポーツは犠牲にすべき?
保護者にとっては、
“子どもの将来のため”という大義がある。
「いい学校に行って、いい会社に入ってほしい」
だから勉強は何よりも大事だと信じて疑わない。
子どもにとっては、
「友達が塾に行くから、自分も...」
そんな気持ちもあって、
「納得したように」スポーツをやめる。
でもそれって、
本当に本人の“納得”でしょうか?
■ スポーツは勉強の邪魔?それ、ただの思い込みかも!
慶應義塾大学の中室牧子教授の研究によると…
スポーツをしているからといって、
勉強の時間が減るわけではない。
むしろ、スポーツをすることで“
テレビやスマホの時間”が減る傾向に
あるそうです。つまり、
スポーツ・勉強 VS テレビ・スマホ
という構図こそが、本質なのです。
■ スポーツをしていた子のほうが、将来性が高い!?
もっと面白いデータがあります。
同じ内容の履歴書に「スポーツ経験あり」と書いただけで、
面接で選ばれる確率がグンと上がる。
さらに、同じ能力・環境の双子で比較しても、
スポーツに取り組んでいた方が、
• リーダーシップがある
• コミュニケーション力が高い
• 忍耐力・自制心が育っている
といった“非認知能力”が育っている、
という結果も。
実は企業も、
そうした能力をいまだに高く評価しているのです。
■ どんなスポーツが効果がある?答えは…
これもよく聞かれる質問ですが、大事なのは
• 競技かどうか?
• チームか個人か?
ではありません。
何のスポーツでもOK。
ただし、「しっかりと体を動かす」ことが条件です。
実績や経歴も関係ありません。
「取り組んだ」という事実が
子供の未来を創るのです。
これは音楽活動など他の体験にも通ずる話。
だからこそ、
大人が“時間の使い方”を、
もう一度見直す必要があります。
■ 本当に必要なのは、「枠組み」を超えていく力
スポーツ VS 塾、ではなく。
スポーツと勉強、どちらも大切だと教える大人の姿勢
こそが、子供にとって、
かけがえのない学びになる。
学力テストだけでは測れない
「社会で生きる力」を、
スポーツはしっかりと育ててくれるんです。
私たちプレイフルコーチは、
そういう未来を信じて
日々子どもたちに向き合っています。
プレイフルコーチ ヤディ
===============================
指導者として、選手との関係性が
うまくいかずに悩んでいる方へ。
親子の関係性に悩んでいる方。
仕事の関係性や仕事のスタイルや
方向性に悩んでいる方。
9月の体験セッション
3名募集し、
現在、残り2名です。
指導者と選手、親子のコミュニケーションに
悩んでいる方、是非お気軽にお越しください。
下記よりお申込みください。
9月限定体験セッション こちらから!
===============================
0-0の戦い 勝つための指導?負けないための指導?
こんにちは。
プレイフルコーチの
ヤディです。
先日、とある小学生の
サッカーの試合を観に行ってきました。
いつものように、
何気ない観戦のつもりだったのですが──
その日、ひとつの問いが頭に浮かびました。
「この指導は、誰のためのものなんだろう?」
今日はその日の出来事を、
少しお話したいと思います。
■ 試合前に見た、2つのチームの「違い」
白いユニフォームのチーム(以下「白」)。
練習開始の合図と共に、
コーチたちが指導の声を張り上げる。
選手たちは迷いなく動き、
シュート練習やパス練習を淡々とこなす。
"練習ってこういうものだよね"
そう言わんばかりの、見慣れたアップ。
一方、緑のユニフォームのチーム(以下「緑」)。
ベンチには監督とコーチの2名だけ。
ただ、誰一人として、
子供たちに声を掛けません。
代わりにピッチでは、
子供たちが自主的にアップを始めていました。
1対1の局面で
アタックとディフェンスを繰り返しながら、
まるで試合さながらの、
“本気”の空気が流れます。
保護者からの声援もなく、
選手同士で意思疎通。
静かで、でも熱量の高いチーム。
「こんなチームがあるのか…」
私は密かに、
緑チームに心を奪われていました。
■ いざ試合開始。点は動かずとも、心は動く。
試合が始まると、白が攻勢。
だけど緑もしぶとい守備で応戦。
これが、「0-0の戦い」。
応援は少なく、
静かな試合…
かと思いきや、
試合中、
緑のベンチから
突然大声が響き始めました。
『〇〇、そこでいいと思ってるの?』
『なんでそこにいるの? もっと前でしょ!』
無表情、強い口調。
試合前の静けさが嘘のように、
緊張がピッチを包みます。
良いプレーには声をかけず。
「ダメなこと」にだけ、声が飛ぶ。
その変化に私は違和感を覚えました。
■ ハーフタイム、「自由」から「管理」へ
前半は0-0で終了。
緑の選手たちは、
水を被ったり、
リラックスしながら過ごしています。
「このチームなら、選手同士で作戦会議とかするのかも」
胸が高鳴っていた時、
主審をしていた監督が戻ってきました。
『みんな、座って』
さっきまでの自由な空気は一転、
統制された時間に。
話し出す監督の言葉には、
こんなフレーズが並びます。
『相手の00番への対応、わかってるよね?』
『〇〇ができてなかったから交代』
『だから、ダメなんだよ』
一方で、そこに「子供の声」は
ありませんでした。
後半にベンチにいる子が
積極的に声を掛けます。
ただ、言われたことを
繰り返すだけのオウム返し。
それが「理解」なのかは、
わからない。
■ 試合後のやりとりに見えた「本質」
後半も決まらず、0-0のまま試合は終了。
監督は、選手たちに淡々と話します。
『なんでシュート焦るの? 周り、見えてた?』
『あそこはパスを出すところでしょ』
『でも、パスしか出せなくなるのもダメなんだ。
選択肢はいつも”二択”なんだよ』
理屈はわかります。意図も伝わります。
でも──それは、子供たちに届いていたか?
そう問いかけたくなる空気でした。
■ 言葉は届いているか?
大人は、わかっている気になってしまいます。
自分の理屈、経験、正解。
それを伝えるのが「指導」で、
理解して動けるかが「成長」だと。
でも、
もし 子供たちがただ言葉を覚えただけで、
意味を理解していなかったら?
その言葉を、
意味がわからないまま友達に使い、
トラブルになることすらあるかもしれません。
そうならないために必要なのは──
大人が『確認すること』
言葉が届いているか、『確かめること』
■ 親子の会話も、指導と同じ
この話、スポーツの指導だけではありません。
親と子の関係でも、
同じことが言えるのかもしれません。
「こうあるべき」
「ちゃんとしなさい」
「普通はこうでしょ」
そういった言葉に、
知らず知らずのうちに
子供は「従うこと」に慣れていきます。
自分の気持ちより、
正解を探すクセが身についてしまったら、
そこから抜け出すのは難しいですよね。
■ 子供の可能性を信じるために、できること
大人が変われば、子供も変わります。
だからこそ、
まずは大人が「アップデート」すること。
子供に伝わる言葉を選び、
信頼関係の土台をつくること。
「怒らずに」やる気を引き出す。
「正解探し」ではなく、一緒に対話する。
そんなことを心がけてみてはいかがでしょうか?
==============================
指導者として、選手との関係性が
うまくいかずに悩んでいる方へ。
親子の関係性に悩んでいる方。
仕事の関係性や仕事のスタイルや
方向性に悩んでいる方。
9月の体験セッション
3名募集し、
現在、残り2名です。
指導者と選手、親子のコミュニケーションに
悩んでいる方、是非お気軽にお越しください。
下記よりお申込みください。
9月限定体験セッション こちらから!
===============================
プレイフルコーチ ヤディ