今回2か国でで研修してみて、
母国語が英語の国は予想以上に医師の行き来があることに驚きました
日本は安全だしご飯は安いし観光地は多いしで観光には良いけど、
診療が日本語オンリーだから
研修先としては微妙とよく言われました。
ポストコロナに移行しつつある中で、
日本のように単一民族/単一国家/単一言語の国は、
他国からの人的流入のハードルが高く、
豊かな人材を確保する上では
大きなdisadvantageを抱えています。
先進国では内科診療の門戸は、
非英語圏の国にも開かれていますが、
外科系はまだまだです。
むしろ日本で臨床留学して、
語学ができると保証された指導医のもと、
医療通訳を利用して、
外国人医師が外科系研修を行えるようにすれば、
飛躍的に日本への人材流入は増えるのでは、、、?
その際の医療費を安くしたり、
トラブルの際の補償制度さえ設ければ、
日本人が英語を話せるようにするよりもずっと
画期的に人の交流が生まれると思います。
日本で生まれて医療を受けたり提供したりすれば
必ずしもリアルでの留学が必要ではないでしょう。
リモートでの交流もしやすくなりました。
でも同じ場所で同じものを見て経験するほうが
より深い関係を築けます。
幅広い経験を得て、いろんな知見を得ることは
少なくとも外科医には変えがたいことです。
技術改善のきっかけにもなり、
患者さんの利益にも直結します
海外を見て、日本の医療水準は確かに高い部分はあるけれども、医療資源や技術的に劣っているところも目の当たりにして、かなりショックでした。
ポストコロナで取り残されそう・・・
というのが素直な実感です。
今はまだ、日本は他国にとって魅力的ですが、
3年後、5年後にはどうでしょうか、、、?
日本に来てくれる外国人医師を増やすのは急がなければ益々取り残されてしまいます。
なあなあに先延ばしにするのではなく、様々人の理解や協力を得ながら変わっていかなければやばいのではと考えています。