おそーくなりましたが先週の論文
めっちゃ面白くて読み込んでしまいました
オープンアクセスなのでよければぜひ
感染にステロイド?!て感じですが、
炎症を抑える作用もあるので
体の部位や炎症の程度によっては
細菌感染でステロイドを併用することはあります
ただ角膜だと意外なことにあまり検証されていないようです
BJOで過去に検討されたようですが
インドの報告らしく感染の原因が外傷らしく、
視力が改善したたはいえ
先進国で多い原因のコンタクトuseに関しての
データが乏しい状態でした
今回はオーストラリアから
IF上昇中のAsia-Pacific Academy of Ophthalmology
にのった論文❤️
疾患ごと起炎菌ごとの検討もされています
ただし、擦過培養の結果を待たずにステロイド使ったりと
かなり積極的にステロイドは使用しています
結論:ステロイドを使っても視力や副作用に影響はないが
上皮化は遅れる。ただし起炎菌にもよるので
まだ研究が必要🧪
Table1:各起炎菌の患者の特徴
優位差ありの項目
年齢-緑膿菌は若い(コンタクトusers)
コンタクトuserの割合
眼表面の疾患の有無-疾患ありだと黄ブ菌多い🦠
他もありだが略
Table2:各起炎菌ごとの結果
上皮化にかかる時間は黄ブ菌以外は
ステロイド無しの方が早い
緑膿菌は瘢痕の有無、入院期間も
ステロイド無しの方が良い
ただし、視力は優位差ないが
ステロイド投与の方が良い傾向あり
今回の利点の一つ:多様な国からデータ収集
アメリカ、インド、あふりか、カナダ
⇔起炎菌多
研究限界:前房蓄膿+な例にステロイド使いがち
ステロイド使うタイミングなどバラバラ
ちなみに当院ではちゃんと抗生剤が
効いていると確認したらステロイド併用して良い
と思われるが
だいたいは上皮化完了してから使い始めてます