NYラスト2日の夜なので

書きたい放題書いていきます(備忘録がわり)

この海外生活で、日本の医療って

実は結構おくれてる、、、?

このままじゃ世界と戦えなくない?

とショックなことがかなりありました。

その背景には日本の医療システムのせいで

効率よく医療が回せていない現状が

あると思います...

 

@Weill Cornell in New York


アメリカ、シンガポールそして

学生時代のイギリス、バングラデシュを振り返って

日本ほど医者が働きづらい場所はないと

自信を持って言えます

実際にイギリスでは

日本の医者って奴隷じゃね?( ´∀` )

と言われたことがあります赤ちゃん泣きガーン

 

イギリス、バングラデシュは

社会人経験がない段階で

実習しているため見えていない部分もある

(と信じたい)ため

ここからはアメリカとシンガポールに焦点を当てて話していきます

 

ココがうらやましいぜ、海外の医療

大学病院・総合病院外来編

 

①医者が医療に集中できる

アメリカもシンガポールも

・これくらいの時期に手術しましょう

・次回診察はこのあたりにしましょう

・この薬を使いましょう

ということを医師が決めてカルテに残したら

それに従って患者さんの都合と調整するのは

医療事務がやってくださいます。

また、病歴やアレルギーなど一般的な情報は

診察前にすべて電子カルテに入っています

私のこれまでの職場ではこれらすべて

医師の仕事で、

一番大事な患者さんに集中できません

大部屋入院か個室入院かの選択まで、医師の仕事・・・??

いちいち全部調整しなければなりません

調整業務ってホント時間がかかるし、わけわかんなくなるしでめちゃくちゃストレスです

 

 

②医療スタッフが豊富で専門が細分化している

アメリカもシンガポールも

看護師や医療事務の数が多い気がします

医師1人につき1人以上スタッフはついてくれるし、

処置室などの診療スペースも広くて豊富です

シンガポールではすぐそばにスタッフがいて言わなくてもなんでもしてくれるし、

アメリカでは、チャットで

任せたいことをオーダーすると

あとは自動的にやってくれます

手術日を決める専門の人、会計しかしない人など

個人のやることを細分化し専門とすることで

サービスの質が高まります。

誰に聞けばわかるというのがクリアカットで

各々が責任を持ちつつ効率よく仕事しています。

業種を超えて仲良くお菓子タイムもできるなど、

職場の環境もとても良く思います

また、アメリカでは外来ブース間に

臨床研究のコーディネーターも常駐していて、

アイデアが浮かんだらすぐ取り組めるのも

魅力的でした

 

③違った視点の平等主義

プライベート(公費なし、自費診療専門)

の病院があることで

本当に急ぎたかったり、高い完成度を求める人と

低コストで、一般的な治療を受けたい人をわけ、

値段に応じて治療ができるようになっています。

例えばシンガポールのSNECでは、眼瞼下垂を

片眼は超専門家の医師が、

もう片目は

その専門医の指導の下、超ペーペーが

手術していました。

もしそれが嫌ならプライベート病院に行くか

自費診療を選択してくださいのスタンスでした。

アメリカのWeil Cornellでは、

専攻医が自費診療を行うと

20%引きにするなど

若手の治療を受ける患者さんにも

メリットがあるシステムになっています。

高いお金を払う代わりに

それなりのアドバンテージを得る

ある意味それが平等だという考えです。

日本では逆に要求度の高い患者さんも

画一的な枠組みに押し込まれることになってしまい

逃げ場がないことがクレームの要因の一つです。

そのため、公的補助が7割以上

入っているにもかかわらず

⑦のようにサービス的側面が強くならざる

をえず、本末転倒になりがちです

 

④医療従事者が金銭的に保護される環境、外国人に魅力的な環境

シンガポールでは、公費の補助を受けてほとんどの場合留学できます。

その代わり、フェローシップ(専門医がさらに細分化された専門領域を習得する期間)

が終わったら、シンガポールに帰ることを義務にしています。

もし、帰らなければ違約金を支払う、

防衛医大・自治医大・産業医大や各大学の地域枠 みたいなものですね。

また、海外からのフェローシップの

ハードルも低いため、

海外からの優秀な人材集めにも成功しているように思います

アメリカは言わずもがな、世界最先端なので

ほっておいても人は全世界から集まります

 

⑤圧倒的医療機器の良さ

最新の医療機器を導入するハードルが

2国とも低く感じました。

アメリカは電子カルテがとにかく使いやすそうだし、PHS代わりにiPhone?を

一人一台もっていて、

患者さんの写真もとてもきれいに取れて、研究には使いやすいし、自動転送で手間もかかりません。

見たこともない機械や資材もあって

アメリカの医療の総合レベルの高さに震えました。

シンガポールの少なくともSNECでは、

最新の医療機器をそろえるハードルはかなり低く、頼めばすぐ買ってくれるのだそう。

最新技術を用いてより安全な治療ができ、

その治療機器を使った臨床研究も

世界に先んじてできるメリットがあります。

 

⑥救急診療が区別されている

たまたまかもしれませんが、2施設とも救急診療は全く別の病院の別の部門がやっていました。

そのため、通常業務の予定が詰まっている中、救急業務を行ってますます仕事が増える

という場面に出くわしたことがありません・・・

②と同様、やることを分けることで目の前のことに集中できます。

必要に応じてコラボしたり、

患者さんを引き継いだり、

適材適所の土壌がしっかりできていました。

 

⑦適度な緩さがある

日本は医療がサービス化しすぎていると思います。

そのため①のように医療以外のことに気持ちや時間を割かれすぎてしまいます。

シンガポールもアメリカも、医療を提供することが至上であるとの視点が強いです。③に書いた通りprivate hospitalがあるからなのかもしれません。少なくとも公的医療の場では、ある種のパターナリズムが日本より強くあります。

医療はサービス業のように満足度が高いことは望ましい。しかしそれ以上に、技術の高い医療を効率よく提供することが優先されるという感じです。

すごく極端にいうと、

A優しくて話を聞いてくれる医師よりも、

B不愛想で近寄りがたくても確かな技術を持った医師が好まれる。といった印象です。

誤解のないように言っておくと、もちろんBのように内面に問題ありの医師はいません照れでしたが、技術力は大きな評価対象です。

日本だとBのような問題児タイプは、その能力を発揮できず淘汰されるあたり、違うと感じました。

 

ぐだぐだぐだぐだ

愚痴のようになってしまいました・・・

日本もいい点がありますよ!と言いたいですが


何せバイト以外のお給料が安すぎて、少なくとも

総合病院・大学病院のいいところが

全く浮かびません・・・

 

次は勝手に考えた解決策について書いていこうと思います