★妊活食事法は完全菜食やベジタリアンではありません
よくマクロビオティックと聞くと、玄米菜食しかしてはいけないと思っている方が多いです。
先日も子宝カウンセリングにいらしたOさん、お悩みは繰り返す子宮内膜ポリープでした。
そのOさんがこのように言っていました。
「肉が大好きなのですが、もうベジタリアンになる勇気でカウンセリングを受けに来ました」
いやいやいやー!!
「コウノトリごはん」の妊活食事法はベジタリアンやビーガンになるためのカウンセリングはありません。
マクロビオティック望診法を学んだ私は、マクロビオティックをベースとした妊活中の方に向けたマクロビオティックにアレンジしています。
そして本来のマクロビオティックは「自分の体を知り、自由に選んで食べること」だと私は思います。
★自分を知るという事が実は一番難しいのです。
冷え性?暑がり?
陰性?陽性?
カフェインはいいの?妊活には悪いの?
砂糖はマクロビスイーツならいいの?白砂糖じゃなくて甜菜糖ならいい?
インターネットや雑誌には様々な妊活情報があふれています。
過去の私はその断片の切れ端をただつなぎ合わせて、自分に都合のよい健康法をチョイスしていました。
自分の体質を知ることも考えることもなく、闇雲に「妊娠に良い」とされるものに飛びつきました。
その結果、体調がとりわけて良くなるわけでもなく、35歳から40歳までの間に体外受精を繰り返し、子宮筋腫が増えてしまい筋腫の摘出手術をし、流産をしていたわけです。
★極端なことを妊活中にしない 当たり前の生活を取り戻す
妊活が上手くいかないとどうしても人は何かに頼りたくなります。
私もサプリメントや漢方薬、鍼灸にお菓子を食べながら助けを求めました。
夜更かししながら漢方薬を飲みました。
食べ放題の帰りに葉酸サプリメントを買いました。
昔の自分に言いたいです!
「おーい!自分の事をもっと知れ!」
その後、本などでマクロビオティックをかじった私は完全採食にもチャレンジしてしまいました。
上手くいかないと極端に走るパターンです。
すると3か月連続で採卵が上手くいきませんでした。
空砲、未成熟卵、凍結できない、胚盤胞にならない等々、惨敗でした。
その後、マクロビオティック望診法の師匠である山村先生から指導をうけ、大切なポイントをおさえながら青魚や肉も少しづつ取り入れていくことにしました。
すると良い採卵ができるようになり、長男を授かることができました。
一つの方向性をみつけたら、いいとこどりではなく、その道でしっかりと身体を作ることが大切です。
断片的な情報のパズルを私は止めることができました。
★自分の体質や体調に合わせて肉や魚、スイーツ、果物と付き合う
マクロビオティック望診法はオーダーメイド的に食養生を考える学問と実践です。
生理痛があるから○○を食べる
便秘だから○○を食べる
という考え方もありますが、それは対処療法的な考え方です。
望診法で体質を見極め、体質や季節、環境まで考えて、その人に合った食べ方を追求していくことが「コウノトリごはん」の妊活食事法です。
決して玄米菜食やベジタリアンになることが万人の健康に良いわけではないのです。
自由に自分のベストを見極められるようになり、妊娠、出産、育児にアレンジしていくのがコウノトリごはん流のマクロビオティック望診法なのです
私の著書です
妊活中、婦人科疾患等でお悩みの方々に食の整え方を分かりやすくお伝えしています。
コウノトリごはん公式ラインアカウント
簡単レシピや妊活お役立ち情報をお届けします