✨️映画『パストライブス/再会』✨️
登場人物たちへの愛おしさで
涙がブワッとあふれました(泣)
骨太なヒロインが魅力的な
大人のラブストーリーです。
この映画が長編デビュー作となる、
セリーヌ・ソン監督の実体験がベースになっています。
米国での封切り時は、わずか4スクリーンでの上映。
それが口コミで大評判になり、5週間後には900スクリーン超えに!
海外移住のために離れ離れになった12歳の少女・ノラと少年・ヘソンは、
お互いに恋心を抱いていました。
12年後にネットで再会すると、すぐに打ち解けて心を通わせます。
ただ2人とも自分のことで忙しく、
米国NYと韓国ソウルの距離を縮めることができません。
ヘソンに会いたいもどかしさで自分のことが手につかなくなった時、
ノラは1年間、連絡を取るのを止めようと提案します。
作家志望のノラは、
「人生をつかみたいのよ」って言うんですね。
その後、ノラは夢を叶えます。
作家になり、同業のアメリカ人男性・アーサーと結婚します。
物語のハイライトは、12年後、
ふたりが36歳で再会したニューヨークでの7日間です。
2人がお互いを思う気持ちは、
側から見ていても明らか。
ふだんは英語で理知的に話すノラが、
韓国語だと子どもぽくなるのも可愛いところ。
アーサーは気が気ではありません。
さあ、どうなるのか。
スクリーンから目が離せませんよ(笑)
ところで30年前、私も、自分の夢と
恋愛の間で揺れたことがありました。
心が引き裂かれそうになりながら、
恋愛を選んだことは、当時、私の中で〝黒歴史〟でした(汗)
さまざまな事情があったとは言え、
夢を叶えて新聞記者になったのに、
たった3年で寿退社した自分が情けなく、許せなかったんです(涙)
夫と生きてこれたことに感謝しつつ、
ふと、〈あの時、ノラのように、自分の夢を選んでいたら…〉
と想像していました。
ノラを見ていると、
人生って、もっと自由に生きていいのかなと思えます。
もちろん、寂しさや切なさを
引き受ける強さも必要なのですが。
心に染みる人間ドラマを味わいながら、
生き方を考えるきっかけになる作品。
大人のあなたにオススメです♬
それでは、またー!
第二話♪あるボーカリストとの出会い
第三話♪歌だけでなく思いを伝えることも苦手な少女時代
第四話♪初めて人前で歌った大学時代
第五話♪定年まで働こうとしたはずが人生は思いがけない方向へ
第六話♪自宅出産
第七話♪歌っていいものだと気づけた臨床心理士時代
完結編♪ボイストレーナーへの道