そうだ、歌を習いに行こう!
約3年前のある日、私はひらめきました。
少し時間ができたんですね。
子どもたちは、進学で家を出ました。
認知症の母はグループホームで暮らしています。
実家も少し片づきました。
新しく創設された、
「公認心理師」の国家試験も、無事に終わりました。
やっと自分のやりたいことができるんだと、解放感いっぱいです。
それまでにも、やりたいことは大概やってきたんですけど(笑)
〝気持ちよく、自分のためだけに歌いたい〟
という思いは、年々強くなっていたんです。
そこで、仕事帰りに、ボーカル教室に通い始めます。
最初は、先生の前で、声を出したり、歌ったりするだけで、
すごく緊張しました。
なかなか大きな声は出ないし、息がまったく続きません。
それでも、人生でいちばん苦手な歌と、やっと向き合えたことが、
うれしくて、たまりません。
昔は、歌の上手い人と、私とでは、生まれつき、身体の構造が
違うんだと思い込んでいました。
でも、ボーカル教室があるということは、トレーニング次第で
声が出るかもと、希望を抱いて申し込みました。
レッスンで、お腹から声を出して歌うと知り、驚きました。
私は喉だけで発声していたから、
声は小さいし、歌えなかったんですね!
すごい発見だと思って、友だち2人に話すと、
「そうやで~。知らんかったん?」
と笑われました(笑)
未知の世界って、ワクワクしますね。
ただ、数ヶ月経つと、ある悩みにぶち当たりました。
テキストの曲を歌うのが苦痛になったんです。
好きな曲が歌いたい…
ある日、ボーカル教室を辞める覚悟で、先生に相談しました。
「好きな曲を歌わせていただけませんか?
歌える人生は残り少ないので、今、好きな曲を歌っておきたいんです」
先生は驚いた顔で、こう言ってくれました。
「人生、まだまだ長いですよ。
でも好きな曲を歌ってもらっていいですよ」
今なら、鍛えていれば、あと何十年も歌えると分かります。
でもその時は、高齢になる前の、今しかないと、必死でした(笑)
そこから、
椎名林檎の『おとなの掟』や
いきものがかり『YELL』、
YOASOBIの『夜に駆ける』など、好きな曲を選びました♪
すると、一日中歌っていたいほど幸せで、
毎日がすごく楽しくなりました。
どんどん歌えるようになります。
次第に、自分の思いを込めて歌えるようになりました。
歌った後は、気分がスッキリします。
〈そうか、私はずっと表現したがっていたんだ〉
と、気づきました。
いつの間にか、自分が別人のように変わっていました。
人前で自分ことを話したり、
歌ったりできるように
なったんですね!
しかも、昔の写真を見ると、見た目もまるで別人です(笑)
顔色も表情も、よくなっています。
自分の声に自信が持てると、
自分のことが大好きに
なりました。
もうね、
/
人生が変わりますよ〜
\
って、声を大にして伝えたいです(笑)
そこで、私は、一大決心をし、
「若がえりボイストレーナー」
になりました。
気持ちよく声を出したいと
思っている方々に
〈いい声が出るようになるコツ〉を
お伝えしていきます♪
どうぞよろしくお願いします。
私のプロフィール①~⑧までお読みくださりありがとうございます。