こんにちは♪
45歳からの若がえりボイトレ♪
人生が変わる「若がえりボイス」
大野永紀子(まきこ)です♪
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突然、母の病気がわかりました。


大学院に進学して2年目の夏、
突然、母の友だちという方から電話がかかってきました。

 


 

「お母さんのことがちょっと気になって…」
 

友だち3人で出かけた旅行先で、
母が「ここ、どこ?」と、一瞬わからなくなったようです。


 

最近、待ち合わせの約束を忘れることもあるという話でした。
 

認知症が始まったんですね。
 

一緒に病院通いをするうちに、母はこんなことを言いました。 
 

「一人で住んでるのもいやになったわ。〝あんたもうあかんで〟
っていう検査してからやね。生きてんのもしんどいなぁ…」
 

母は認知症のことがよく理解できていないようでした。
 

それでも、認知症の検査のことは薄々わかっていて、
 

不安ややりきれない思いを募らせていたんですね。
母は長年一人で暮らしていました。
 

寂しかったんだと思います。
 

もっと一緒に過ごしていたら、
認知症の発症を遅らせることができたんじゃないかと、思わずにはいられません。

 


 

 

「これから何をしてあげられるかのほうが大事だよ」
 

弟にそう言われ、やっとのことで、気持ちを切り替えました。
 

 

大学院を修了した私は、臨床心理士として病院で働き始めました。
 

長女も、めでたく志望校の中学1年生になりました。
 

憧れていた「現場の人」になった喜びも束の間、
私は、病を抱える人たちの深刻な悲しみや苦しみに圧倒されます。
 

家に帰っても、患者さんの話が頭から離れません。
 

そんな時、〝息抜き〟になって
いたのが、病棟での音楽療法の時間です。
 

音楽療法士の指導で患者さんたちが
発声練習や歌唱を楽しむのを、サポートしていました。
 

歌の時間になると、
患者さんの表情が和らぎ、笑顔も見られます。
 

私も思わず一緒に、昭和歌謡を口ずさむことがありました。


 

うまく歌えなくても、気分がスッキリするんですね。
 

カラオケは苦手だけど、

歌っていいものだなと、思えたことが大きかったです。
 

音楽でリフレッシュしながらも、私は、仕事で悩んでいました。
 

〈向いていないんじゃ?〉
 

毎日があまりにも苦しかったし、

お話を聴くことしか、私にはできないから。
 

ただ、経験を重ねていくと、希望が見えてきました。
 

病気になるって、悲しくて辛いことがいっぱいです。 
 

だけど、何かしら
「小さな喜び」があったりします。
 

患者さんと一緒に、それを見つけることもできるんですね。
 

「喜び」が見つかった瞬間、
患者さんが笑顔を見せてくれることもあります。

 

「生きることを支える仕事」
 

なんだと、思えました。
 

【次回に続きます】

 

 

 

 

 

 

 

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