エレファントカシマシ(エレカシ)
というロックバンドをご存知ですか?
ヒット曲には、
『今宵の月のように』
『悲しみの果て』などがあります。
東京・赤羽の高校男子が週2~3回、放課後、楽器店のスタジオに集まって、バンド練習に励みます。
休みの日には朝から晩まで。
なんと修学旅行もパスして、練習を続けます。
1988年、めでたくデビュー!
名曲を次々とリリースしていたものの、売れずに契約を打ち切られたこともありました。
メンバーが病気に倒れたことも。
そのたびに困難を乗り越えて、復活を果たします。
そのエレカシが4年前、デビュー30周年を迎えました!
その少し前、私は、エレカシを知りました。
ヒット曲を聴いたこともなかったんです!
社会人になって、結婚し、仕事をしながら子育てをして…。
音楽を楽しむことをすっかり忘れていたんですね。
そんな頃初めて、エレカシの
『桜の花、舞い上がる道を』(2008年リリース)を聴きました。
ボーカル・宮本浩次さんの歌声は衝撃的でした!
力強い声が、低音から、
ぐーっと高音へ上がっていきます。
〈どこまで持っていかれるんだろう〉
と、まるでジェットコースターで急上昇していくような高揚感です。
声の心地よさに聞き惚れていたら、
歌詞が胸に迫って、グッときます。
サビの、ちょっと掠れた声もカッコいいんです。
そして、ラストの、甘くやさしい声。
一曲にいろんな声の魅力が詰まっています。
宮本さんは、歌うことが何より好きな人です。
その歌を聴いていると、歌う楽しさが伝わってきます。
〈私も気持ちよく歌ってみたい!〉
そんな思いが、どんどん強くなっていきます。
それまでの人生を振り返ると、
私は、歌うことだけでなく、話すことも苦手でした。
【次回に続きます】