義実家に内覧に来た4組目のお客さんが契約日の2日前にドタキャンした話(⇒その時の記事はこちら)の続きです。
住友不動産販売の営業さんは今回のことのお詫びと今後の方針を話し合うために、義実家へとやってきた。
営業さんは義父にもお詫びしたいので来てほしいと言っていたが、義父はもう引っ越しているのでこちらに来るのに片道2000円弱かかる。
営業さんが思っている以上に義父にはお金が無い(本人に自覚はあまりないが・・・)。
営業さんには申し訳ないが、義父はちょっと風邪気味ということで欠席させてもらい、私と旦那の二人で義実家へ出向いた。
営業さんは神妙な面持ちで、「この度は申し訳ありませんでした。」と言いつつ手土産を渡してきた。
営業さんの話によると、4組目のお客さんはリフォーム会社に勤務していたが、契約社員だったため、ローンの審査が下りなかったそうだ。
しかし、奥さんを連帯保証人にしたらローン可能と銀行に言われたらしい。
営業さんからしてみたら、住宅ローンで奥さんが連帯保証人になるケースは稀にあるし、連帯保証人で融資してもらえるのはラッキーだと思ったらしい。
連帯保証人といったら、ナニワ金融道なんて見ている世代からしたら、とっても怖そうだし、「連帯保証人だけにはなっていはいけない」と親に言われたことのある人も少なくないであろう。
しかし、住宅ローンの連帯保証人の場合、資産になりうる住宅もあるし、金利も低いので、ドラマで登場する連帯保証人とは少し訳が違いそうだ。
営業さんも銀行もその説明をしていたらしいのだが、奥さんは契約日の2日前に泣きながら、「連帯保証人にはなりたくない」と断ってきたらしい。
この話を聞けば聞くほど、別に誰も悪くないなと私は思った。
「営業さんも、上司の人におうち売れそうですって報告していただろうに、そんなことになって大変でしたね。」とねぎらうと、営業さんは少し泣きそうな顔をした。
ぬか喜びをしてしまったが、またイチから頑張ろうと3人で決心した。