【スパイク打点が低い理由はコレ!正しい踏み込み角度とは?】
こんばんは!
バレーボール瞬達塾の川端健太です!
あなたはスパイクの打点をもっと高くしたいですか?
「ジャンプはそこそこ高いのに、なぜか打点が低い…」「スパイクの角度をつけたいのに、思ったより上から打てない…」
そんな悩みを持っている選手は多いのではないでしょうか?
スパイクの打点を高くするためには、単純にジャンプ力を鍛えるだけではなく、踏み込みの角度や助走の使い方にも注目することが重要です。
特に、踏み込み時の膝下の角度は、ジャンプの高さに大きく影響を与える要素のひとつであることが、複数の研究でも示されています。
この記事では、バレーボールのスパイク時の打点を決める要素と、膝下の角度がどのように影響するのかについて、研究データをもとに詳しく解説していきます。
最後までお読みいただくことで、あなたのスパイクの打点を上げるための具体的なポイントが分かりますので、ぜひ最後まで読んでください!
1. なぜスパイクの打点を高くすることが重要なのか?
スパイクの打点が高いことには、以下のようなメリットがあります。
① 相手のブロックを上から抜ける
打点が高い選手は、相手のブロックを上から打ち抜くことができます。
特に身長が高いブロッカーが相手の場合、打点が低いと簡単にブロックされてしまいます。
しかし、高い打点で打てると、ブロックを越えた角度のあるスパイクを打つことが可能になります。
② 角度のあるスパイクが打てる
打点が低いと、相手コートに鋭く打ち込むことが難しく、守備の構えができている相手に拾われやすくなります。
一方で、打点が高ければ、鋭い角度でスパイクを打ち込めるため、相手のレシーブを崩しやすくなります。
③ 強いスパイクを打ちやすい
スパイクの威力を決める要素の一つに、インパクトの高さがあります。
ジャンプのピークでボールを捉えられると、より体重を乗せた強力なスパイクが打てるようになります。
特に身長がそこまで高くない選手ほど、高い打点でインパクトすることが、スパイクの威力を増す鍵になります。
このように、スパイクの打点が高いほど、攻撃のバリエーションが増え、相手にとって脅威になるのです。
2. 膝下の角度がスパイクの打点を決める!
スパイクの打点を高くするためには、ジャンプのフォームが大きく関係します。
その中でも、特に踏み込み時の膝下の角度が重要であることが、いくつかの研究で明らかになっています。
【なぜ膝下の角度が重要なのか?】
バレーボールにおけるスパイクジャンプの研究では、熟練者と未熟練者の踏み込み角度を比較した結果、熟練者のほうが膝関節の屈曲が深く、適切な角度で踏み込んでいることが判明しています(参考文献1)。
つまり、膝下の角度を適切にコントロールすることで、床からの反発力を最大限に活かし、高い打点を実現できるのです。
【理想的な踏み込み角度とは?】
複数の研究をもとに考察すると、膝下の角度が70°〜75°の範囲にあると、最も高い打点を実現しやすいことが分かっています(参考文献2)。
• 70°に近い場合:助走の勢いを活かしながら、効率よく垂直跳びの力に変換できる。
• 75°に近い場合:より垂直方向にジャンプしやすく、前に流れずに高い打点を確保できる。
逆に、以下のような角度では、打点が低くなる可能性があります。
• 80°以上:膝が伸びすぎてしまい、踏み込み時の力を十分に発揮できず、ジャンプの高さが低くなる。
• 65°以下:踏み込みすぎて前に流れやすくなり、ネットに近づきすぎてしまう。
このことから、膝下の角度を70°〜75°に保つことで、スパイク時の打点を最大化できるといえます。
3. 誤った踏み込み角度が打点を下げる理由
スパイク時の踏み込みの角度は、ただ闇雲に調整すればよいものではありません。間違った角度で踏み込むと、ジャンプの高さが下がったり、スパイクの打点が低くなったりする原因になります。では、具体的にどのような問題が発生するのか、代表的な誤った角度を見ていきましょう。
① 角度が鋭すぎる(80°以上)のデメリット
踏み込み時に膝下(脛)の角度が80°以上になると、膝がほぼ直立した状態になり、以下のような問題が起こります。
• 地面からの反発力を十分に得られない
膝が伸びすぎると、地面に対して力をうまく伝えられず、踏み込みの勢いを吸収できません。
その結果、ジャンプの高さが落ち、打点も低くなる可能性があります。
• 前方への推進力が足りず、滞空時間が短くなる
角度が鋭すぎると、前方に進む力が弱まり、スパイク時にボールとの距離がずれてしまうことがあります。
そのため、打点が下がり、スパイクが安定しなくなるリスクがあります。
• 膝への負担が大きくなり、ケガのリスクが高まる
角度が鋭すぎると、膝関節への負担が大きくなります。
特に、何度もジャンプを繰り返すバレーボールでは、膝の痛みや靭帯損傷のリスクが高くなります。
② 角度が浅すぎる(65°以下)のデメリット
逆に、踏み込み時の膝下の角度が65°以下のように浅すぎると、以下のような問題が発生します。
• 前方への推進力が強すぎて、ネットに近づきすぎる
角度が浅すぎると、前方に勢いがつきすぎてしまい、ネット際のスパイクでネットタッチのリスクが増加します。
• ジャンプが斜めになり、高さが出にくい
膝下の角度が浅いと、踏み込みのエネルギーが前方に逃げてしまい、純粋な垂直跳びの高さが下がります。
その結果、スパイクの打点が低くなり、相手ブロックの脅威になりにくくなります。
• 体勢が不安定になり、空中でのスパイクが打ちにくくなる
助走の勢いが強すぎると、空中でバランスを取るのが難しくなります。
結果として、スパイクの打点がずれ、ミスにつながりやすくなります。
③ よくある踏み込みのミスとその改善策
選手の中には、踏み込みの角度が適切でないことに気づかず、以下のようなミスをしてしまうことがよくあります。
• 【ミス①】踏み込み時に上半身が前に倒れすぎる → 胴体の角度を意識し、体幹を使ってまっすぐ跳ぶ練習を取り入れる。
• 【ミス②】膝が伸びすぎて、踏み込みのエネルギーを逃がしてしまう → 軽く膝を曲げた状態から踏み込む意識を持つ。
• 【ミス③】助走のスピードが速すぎて、踏み込みでブレーキがかからない → 一度助走をゆっくりにして、正しい踏み込み角度を作る練習をする。
4. スパイクの打点を上げるための膝下の角度を身につける方法
では、膝下の角度を適切に調整し、スパイクの打点を高くするためには、どのような練習が効果的なのでしょうか?
ここでは、正しい踏み込み角度を身につけるための3つのトレーニングを紹介します。
① 正しい踏み込みを体に覚えさせるステップドリル
目的:
膝下の角度を適切に調整し、自然に70°~75°の踏み込みを身につける。
方法:
1. ネットから2mほど離れた位置に立ち、スパイクの助走を行う。
2. 踏み込みの際、鏡や動画を使って膝下の角度をチェックしながら行う。
3. 一回一回、膝下の角度を意識しながら繰り返す(20回×3セット)。
4. 最後に、ジャンプしながら同じ踏み込みを実践する。
ポイント:
• 意識的に70°~75°の角度を作ること。
• 動画で撮影し、自分の踏み込みを確認しながら調整する。
② ジャンプの高さを最大化する踏み込みトレーニング
目的:
正しい踏み込み角度でジャンプの高さを最大化する。
方法:
1. 2歩助走からジャンプし、最高打点を測定する。
2. 角度が80°以上や65°以下になっていないかを確認し、修正する。
3. 改善後、再度ジャンプを測定し、高さの違いをチェックする。
4. 1回ごとに踏み込みの感覚を調整し、より高く跳べる角度を見つける。
ポイント:
• 無理に角度を調整するのではなく、自分の体に合った最適な角度を探す。
• 足の接地時間が長くなりすぎるとジャンプの勢いが削がれるので注意。
③ スムーズに踏み込むための助走改善トレーニング
目的:
助走の勢いを適切にコントロールし、正しい踏み込み角度を維持する。
方法:
1. 助走をスローモーションで行い、踏み込みの瞬間の角度を意識する。
2. スピードを上げながら、適切な角度を維持するように調整する。
3. 実際のスパイク動作につなげ、スムーズな踏み込みを身につける。
ポイント:
• 助走のスピードが速すぎると角度が崩れやすいので、徐々に調整する。
• 角度だけでなく、上半身の使い方や腕の振りとの連携も意識する。
このようなトレーニングを繰り返すことで、膝下の角度を適切にコントロールし、スパイクの打点を確実に上げることができます。
次のセクションでは、試合で実践する際の意識ポイントを詳しく解説します。
5. 試合で実践!スパイクの打点を上げるための意識ポイント
ここまで、スパイクの打点を高くするための「膝下の角度」の重要性と、それを身につけるためのトレーニングを紹介しました。しかし、練習だけでなく、試合でしっかり活かすためには、いくつかの意識すべきポイントがあります。
① 試合中に「膝下の角度」を意識する方法
練習で身につけた踏み込みの角度を、試合で再現するには、以下の3つのポイントを意識すると効果的です。
1. 助走の最後の一歩で膝の角度をチェックする
試合では、焦りや緊張で踏み込みのフォームが崩れがちです。特に、助走の最後の一歩が大きくなりすぎたり、急ブレーキをかけたりすると、適切な膝下の角度を作りにくくなります。
• 助走を「走る」イメージではなく、「リズムよくステップする」イメージを持つ。
• 「最後の一歩は小さく、スムーズに」と意識することで、踏み込み時に膝下の角度が適正になりやすい。
2. 踏み込み時に「前に流れすぎていないか」確認する
ネット際でのスパイクでは、踏み込みの角度が浅くなりすぎると前に流れすぎ、ネットタッチのリスクが高まります。
• 特に試合中、速攻やクイックを打つ際は、ネットに近づきすぎないよう意識することが重要です。
• ジャンプの直前に**「少し後傾気味に踏み込む」**ことで、膝下の角度が正しくなり、高さを出しやすくなります。
3. インパクト時に「高い位置でボールを捉える」意識を持つ
せっかく正しい踏み込みができても、インパクト時に腕が下がると、打点が低くなってしまいます。
• スパイクの際、ボールを**「高く、高く」と意識しながら打つ**ことで、自然と高い打点を維持できます。
• 「腕を最後まで振り切る」ことで、体の連動性が高まり、より高い位置でのスパイクが可能になります。
② スパイク時に安定したジャンプをするための体の使い方
膝下の角度だけでなく、体全体の使い方もジャンプの安定性に影響します。
1. 上半身を無理に前に倒さない
踏み込み時に上半身が前に倒れすぎると、重心が前方に流れ、ジャンプの高さが落ちる原因になります。
• 踏み込みの際は、「胸を張る」意識を持つことで、正しい重心移動ができる。
2. 腕の振りを意識する
ジャンプの高さを最大化するためには、腕の振り(スウィングモーション)が重要です。
• 腕を大きく振り下ろすことで、踏み込み時に下半身へエネルギーを伝えることができる。
• **「腕の振り→膝の角度→ジャンプ」**の流れを意識すると、高さが出やすい。
③ 自分に合った最適な踏み込み角度を見つける方法
選手によって、体格や筋力、プレースタイルが異なるため、最適な膝下の角度は微調整が必要です。
試合前のウォーミングアップで、自分に合った角度を確認する習慣をつけましょう。
• ウォームアップ時にジャンプの高さを意識する(試合前に踏み込みを確認)
• 動画でフォームをチェックし、微調整する(練習で自分の角度を確認)
• 試合で「今の踏み込みは良かったか?」を振り返る(試合後の自己分析)
6. まとめ:膝下の角度を見直してスパイクの打点を劇的に上げよう!
スパイクの打点を高くするために、膝下の角度が重要であることを理解し、実践することが鍵になります。
最後に、今回の記事の重要なポイントを振り返りましょう。
① 打点を上げるための膝下の角度のポイント
✅ 膝下の角度は70°~75°が理想的
✅ 角度が鋭すぎる(80°以上)とジャンプが低くなる
✅ 角度が浅すぎる(65°以下)と前に流れすぎてしまう
② 試合で意識すべきこと
✅ 助走の最後の一歩をコントロールする
✅ ジャンプ時の前傾を抑え、胸を張る
✅ 腕の振りを活用してジャンプを高める
③ 実践トレーニング
✅ ステップドリルで正しい踏み込みを覚える
✅ 助走のスピードを調整して踏み込み角度を維持する
✅ 試合前のウォーミングアップで最適な角度を見つける
次のステップへ!
スパイクの打点をさらに高くしたい選手は、今回紹介したトレーニングを日々の練習に取り入れてみてください。
**「自分の踏み込み角度が正しいか?」**を常に意識し、フォームを微調整することで、より効果的なスパイクを打つことができるようになります。
さらに詳しいトレーニング方法やフォームの改善ポイントを知りたい方は、ぜひ次回の記事もチェックしてください!
この知識を活かして、より高い打点でのスパイクを身につけていきましょう!
参考文献
1. 「バレーボールにおけるスパイクの研究」(城西大学)
• 熟練者と未熟練者のスパイク動作を比較し、熟練者の膝関節角度が約72°であることを明らかにした。
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2. 「バレーボールジャンプの跳躍高と踏切時の下肢の関節角度および筋活動との関係」(甲南女子大学)
• 踏み切り時の膝関節の適切な屈曲がジャンプの高さに寄与することを示した。
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3. 「バレーボールのスパイク技術に関する運動学的研究」(広島大学)
• スパイク時の膝関節の屈曲と胴体の前傾がジャンプの高さと打点向上に重要であると分析。
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