さて今日は音色(ねいろ)のお話です。
音色と聞くと声より楽器を想像しますよね
ギターの音色、ピアノの音色、
キーボードなんかでは、
音色(おんしょく)
なんて言ったりしますね。
しかし
楽器ではなく歌の中でもこの音色は非常に
重要になります
人間の声は人それぞれ持って生まれたものがあって
1種類の音色しかだせないなんじゃないの?!
なーんて思う人もいますが
いやいや
そうではそうではないんですよ。
生まれつきで全て決定してしまうんだったら
僕らトレーナーはあまり必要ないですね。
声は変えられるんです。
そうじゃないとモノマネの人は困っちゃいますよね
よく好きなアーティストの歌ばっかり歌っている人が
声まで似てきちゃう事ありませんか??
出し方で声が変えられる証拠ですよね
もちろん生まれつきの声帯のカタチや
骨格などで決定付けられる部分も多いですが
同じ人間がいろんな声を出す事も可能なんです
僕は音楽じゃなくて「話すヴォイストレーニング」
もやっているんですが、(主にサラリーマン向けサービス業の方向け)
ナレーションや声優さんのボイスサンプルを聞くと
同じ人がまるで別人のような声で喋っています。
そういうことなんですよ
歌の中で音色を自由に扱える事は
表現力の幅が大きく広がります。
オーディションなんかで
「上手いんだけど、おもしろくないんだよね--」
なんて言われる人は音色が単一である
というのが原因の1つである場合があります。
あくまで1つですが・・・・
音色を決定づける要因は大きく2つ
です!!
●共鳴部分のコントロール
(体のどこに声を響かせるか)
●息の量のコントロール
今日はこの2つのうち後者の説明をします。
(きのうの流れから・・・あと共鳴部分はかなりややこしいので)
きのう息の量と発声についての説明を少ししましたが、
音色の種類でカタイ声とやわらかい声
を決定づけているのが息の量です。
カタイ声とは
アナウンサーのような声で
声帯が良く鳴っていて
響きのある声です。
やわらかい声は息の多く混じった声で
極端に言えば森本レオさんみたいな感じです。
歌手だとEXILEのアツシさんなどですかね。
いわゆるセクシー声です。
しかし歌手のみなさんはほとんどこの
やわらかい声とカタイ声を1曲の中で使い分けて
いらっしゃるので、一概にこの歌手はカタイ声
この歌手はやわらかい声と
言い切る事は難しいので上記はあくまで参考程度です。
歌の場面や音の高さに応じてこれを
コントロールできれば表現力はグンッと
上がる事間違いなしです。
(声)カタイ←←←→→→やわらかい
(息)少ない←←←→→→ 多い
多い少ないは声帯をすり抜ける息の量です。
きのうお話しした息の漏れる量ですね。
声帯の開き具合によって決定されます。
息の多いところから始めて息の少ないカタイ声に
無段階に変化させる発声練習をするとカタイ声が
つかみやすいです。
うまくできたら
多い←→少ない
これを行ったり来たりして発声できると良いでしょう
音色変化の第一歩ですね
試してみてくださいね。