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挿入曲入り連載小説『 クラスメイト 第1話 Meary 』


平成に変わった年、僕は転職を機に、会社の最寄り駅に隣接した英会話学校へ通うことにした。

英語には昔から漠然とした憧れがあった。高価な教材を買い込んだこともある。だが、結局は本棚の隅で埃をかぶったままだった。

今度こそ続けたい。そう思えたのは、“仲間がいれば違うかもしれない”という期待があったからだ。

年間の学費は、当時の僕にとって決して安くなかった。ほぼ一ヶ月分の給料に相当する金額を、ローンで支払うことにした。

入学手続きの日、受付に大きく掲げられた文字を見て、思わず足が止まった。

“NO JAPANESE!”

冗談半分の演出なのだろうが、英語が苦手な僕にはかなり威圧的だった。

もっとも、入学手続きそのものは日本語で丁寧に進められた。

そのあと、クラス分けのための簡単な面接が行われた。若くて綺麗な女性スタッフに、英語で質問される。

ただでさえ英語が苦手なのに、緊張で頭が真っ白になる。

質問の意味を聞き返し、しどろもどろに答えた結果、僕はあっさり最低レベルの“入門コース”に振り分けられた。

だが、実際に通い始めると授業は意外なほど楽しかった。

週二回、夜七時半から九時まで。仕事帰りの疲れた頭に英語を詰め込むのは楽ではなかったが、新しい職場に慣れようと神経を使い続けていた僕にとって、火曜日と金曜日の授業は、むしろ気分転換になっていた。

クラスには十五人ほどの生徒がいた。年齢も職業もばらばらだが、皆どこか「今の自分を変えたい」と思っているように見えた。

三ヶ月は驚くほど早く過ぎた。

そして夏休み前、担当講師のMaryが教室で告知をした。

「八月いっぱい通常授業はお休みですが、その代わりに十六日連続の夏季集中講座を行います。レギュラーコースの生徒さんは、通常六万五千円のところを五万円で受講できます。この講座を受けるかどうかで、二学期にはかなり差がつきますよ」

最後の一言を、Maryは少しだけ微笑みながら強調した。

Maryは色白で、長い髪がよく似合うスレンダーな女性だった。教え方はきびきびしていて、時に厳しい。だが説明は分かりやすく、男女問わず人気があった。

日本人講師だが、この学校では生徒も講師も全員アメリカ風のニックネームで呼び合う決まりになっている。

普段の授業では、日本語をほとんど使わないMaryが、このときばかりは営業モードで堂々と日本語を話していたのが少し可笑しかった。

「二学期に大きな差がつきますよ」

その言葉は、思った以上に効果があった。十五人のクラスのうち、半分以上が申し込みを済ませた。

ちょうどその頃、僕の営業成績は珍しく好調で、思いがけない報奨金が入っていた。

勢いもあったのだろう。僕もほとんど迷わず申し込み用紙に名前を書いた。

ところが、開講直前になって夏風邪をこじらせてしまった。

ただの風邪だと甘く見ていたが、咳はなかなか止まらず、ついには気管支炎と診断された。


                               つづく

Essayみたいなもの209( 天候は変わるもの )  


「楽観的に構想を練り、悲観的に計画し、楽観的に実行する」

これは、稲盛和夫 氏の言葉です。

とても印象的な考え方ですよね。

まず、夢や目標を描くときは、できるだけ自由に、前向きに考える。

「こんなことが実現したら面白い」「きっとできる」

そんなふうに、楽観的に未来を描くことが大切です。

ただし、実際の計画は別です。

現実には、思い通りにいかないことがたくさんあります。

状況の変化。予想外のトラブル。自分自身のコンディション。

だからこそ、計画を立てる段階では、むしろ慎重なくらいがちょうどいい。

登山は、その分かりやすい例かもしれません。

山の天気は急変します。

どれだけ経験があっても、自然そのものをコントロールすることはできません。

だから登山では、悪天候やトラブルを想定しながら準備を進めます。

余裕を持った計画が必要になるのです。

人生も少し似ています。

状況は、必ず変わります。

予定通りに進まないことの方が、むしろ普通なのかもしれません。

だから計画は、絶対に崩れない完璧なものを目指すより、変化に対応できる柔軟さを持っていた方がいい。

言い換えれば、“予定”は、決定事項ではなく、その時点での仮の地図のようなものです。

実際に歩き始めれば、道は変わります。

でも、それでいいのだと思います。

予定通りにいかないからこそ、人は考え、工夫し、成長していくからです。

もし何もかも完璧に進んでしまったら、そこから学べることは、案外少ないのかもしれません。

だからこそ、未来は楽観的に描き、準備は慎重に行い、そして最後は「きっと大丈夫だ」と前を向いて進む。

そんな姿勢が、長く挑戦を続けるコツなのだと思います。

須野 健『 ガラスの正義 』


宮部みゆき著『ペテロの葬列』を読了し、以下のような感想文を既にSNSに投稿しています。

(ここから)
いつもはずれの無い宮部女史ですが、一段と面白いミステリーでした。読んでいて、宮部さんはこの本を読んでいるなと思ったのですが…

『心をあやつるる男たち』
https://amzn.to/2vAzfeN

ビンゴでした。

巻末の参考資料に書かれていました。

興味のある方は、この本も読んでおくといいですよ。

それにしてもバスジャック事件に巻き込まれた主人公が最後に受ける仕打ちに、酷すぎる…と思ってしまうのは、私が甘ちゃんだからかな?

『ペテロの葬列』
https://amzn.to/2HNsDhI
(ここまで)


あらすじ(ウィキペディアより)

今多コンツェルン会長室直属グループ広報室に勤める杉村三郎は、編集長・園田瑛子と広報誌の取材で房総の町を訪れた帰り道、拳銃を持った老人が起こしたバスジャックに遭遇する。

運転手を含む乗客は男女合わせて7人。老人は「警察を呼んでください」と意外な指示を出した後、人質全員に「後で慰謝料をお支払いします」と謎めいた提案をする。

そして老人は、自らが「悪人」と称する3人の人物を連れてくるように要求するが、事件は3時間という短い時間であっけなく解決を迎える。

バスジャック事件後、三郎の周囲では、今多コンツェルン本社から異動してきた井手正夫によるセクハラ問題、そしてかつて広報室での以前のトラブルがきっかけで知り合った私立探偵・北見一郎の過去の依頼人である足立則生が容疑者となった殺人事件が発生する。

さらに、バスジャック事件の人質になった者たちの元には、犯人の老人が予告した通り慰謝料が届けられてくる。

慰謝料を受け取るべきか、それとも警察に届けるべきか。その扱い方を決めるため、三郎は乗客たちの協力を得ながら、慰謝料の送り主や、犯人の老人の真意を探っていく。

しかしその先には、思いがけない事件が待ち受けていた。

そして、人間の本質に潜む闇の正体に触れてきた三郎自身にも、人生の転機が訪れる。
(ここまで)


ということで、創ってみました。


歌:須野 健

企画・制作:KenChan
作詞:チャットGPT
作・編曲:SUNO

でお届けします。


オリジナル曲 再生リスト
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挿入曲入り連載小説『 フリードリンクカフェ 第49話 最終回 祭のあと 』


イベントは、ホール内の宴会場へと場所を移していた。

講演者を交えた立食パーティー。参加は自由だった。

そのため、大塚たちは参加人数を少なめに見積もり、ケータリングを手配していた。

だが、実際には、参加者の八割近くが、そのまま宴会場へ流れ込んできた。

会場は、想像以上の熱気に包まれていた。

あちこちで名刺交換が始まり、講演の感想を語り合い、笑い声が飛び交う。

スタッフも、参加者も、講師も、立場の境界が、少しずつ曖昧になっていた。

山田は、その光景を少し離れた場所から見ていた。

 <成功したんだな>

ようやく、そう思えた。

一時はどうなることかと思った。

赤字も覚悟していた。

だが結果的に、イベントは“そこそこの黒字”を出していた。

山田は、数時間前に預かっていた封筒を取り出した。

十万円。足りなくなった時のためにと、大塚が差し出した自腹の金だった。

談笑していた大塚へ、山田はそっと封筒を返した。

 「ちゃんと計算したわけじゃないですけど、かなり黒字が出ましたよ」

大塚は、一瞬目を丸くした。

そして、子供みたいな顔で笑った。

 「…マジですか」

山田が右手を差し出す。

大塚は、その手を強く握り返した。

言葉はいらなかった。

宴会場のステージでは、活字協会の会員たちによるバンド演奏が始まっていた。

その年に起きた自然災害の救援募金を呼びかける、小さなチャリティーコンサートだった。

募金箱が、各テーブルを回っていく。

それを見ながら、山田は言った。

 「大塚さん、黒字の一部、寄付しましょうよ」

大塚は、迷わずうなずいた。

 「それ、いいですね」

最終的に、メインゲストの随筆家への謝礼、無償登壇だった活字協会会長への車代、そして、残りを寄付に回すことで話がまとまった。

本当は、スタッフ打ち上げ費用に回す案もあった。

だが、皆の意見は自然と一致した。

その必要はない。

なぜなら、結局、一番楽しんでいたのは、ボランティアスタッフ自身だったからだ。

忙しそうに走り回りながら、笑って。疲れて、誰かと知り合って、同じ時間を共有して…。

あの空間そのものが、すでに“報酬”になっていた。

山田は、そのことが少し不思議だった。

以前の自分なら、きっとこうは考えなかった。

人は打算で動く。見返りがあるから頑張れる。

ずっと、そう思っていた。

だが今は、それだけでは説明できないものが、確かにある気がしていた。


数日後、いつものファミレスで、向かいには、麗子が座っていた。

ドリンクバーのグラスを持ちながら、彼女が言う。

 「山田さん、大活躍だったわね」

山田は苦笑した。

 「麗子ちゃんも、受付ご苦労さんだったね。でも、珍しく褒めてくれるんだね」

麗子は、ストローをくるくる回しながら言った。

 「別に、褒めてるわけじゃないけど…一時はどうなることかと思った」

 「やっぱり大塚さんの人望だよな」

 少し沈黙のあと、何気ない口調で続けた。

 「ところでさ、あたし、会社辞めようと思ってるんだ」

山田は、一瞬天井を見上げた。

やれやれ、他人のことを心配するより、そろそろ自分の人生を考えよう…そんなふうに思い始めていた矢先だった。

だが、たぶん人生というのは、こうやって続いていくのだろう。

誰かに巻き込まれ、誰かを巻き込み、悩み、笑い、また次の話が始まる。

ファミレスの窓の向こうでは、夜の街が静かに光っていた。


                            ~ 完 ~

Essayみたいなもの208( イメージの宇宙に夢のステーションを建設する )


ガラス瓶の中に組み立てられた、帆船の模型を見たことがあります。

その精巧さに驚くと同時に、私はこんなことを思いました。

「こんな細かな作業、私には到底無理だ。でも、好きな人にとっては夢中になれる時間なんだろうな」

考えてみれば、瓶の入り口に対して大きすぎる帆船も、最初から瓶の中に入っていたわけではありません。

細かな部品に分け、一本一本、少しずつ組み立てていったからこそ、あの完成形にたどり着けたのです。

これは、人生の目標にも似ている気がします。

大きすぎる夢は、最初から完成形だけを見ると圧倒されてしまいます。

「自分には無理だ」「途方もなさすぎる」

そんな気持ちになってしまうこともあるでしょう。

でも、もしそれを、小さな部品に分解できたらどうでしょうか。

今日できること。今週やること。まず始めるべきこと。

そうやって細かくしていくと、一つひとつは、意外と現実的だったりします。

宇宙ステーションの建設も、少し似ています。

本当なら、地上で全部組み立ててから宇宙へ運べれば簡単です。

でも現実には、完成品をそのまま打ち上げられるほど巨大なロケットはありません。

だから部品ごとに打ち上げ、宇宙空間で少しずつ組み立てていくのです。

夢や目標も同じなのかもしれません。

いきなり全部を完成させようとするから、苦しくなる。

小さな工程に分けてしまえば、一歩ずつ前へ進むことができます。

ただ、そのためには大切なことがあります。

それは、完成形をイメージできていることです。

どんな帆船を作りたいのか。どんな宇宙ステーションを目指すのか。

その姿が見えているからこそ、地道な作業にも意味が生まれます。

完成までの道のりは長くても、少しずつ形になっていく過程を確認できれば、人は前へ進み続けることができます。

夢は、突然完成するものではありません。

小さな積み重ねが、いつの間にか大きな形になっているのだと思います。

挿入曲入り連載小説『 フリードリンクカフェ 第48話 本当の英雄 』


山田の心配とは裏腹に、開場時間前から、会場の入り口には人が並び始めていた。

最初は数人だった。だが、それが少しずつ増えていく。

気づけば、列になっていた。

山田は何度も腕時計を見た。

 <本当にこんなに来るのか?>

まだ半信半疑だった。

受付責任者は山田だった。経理も兼ねている。

受付は三種類に分けていた。

事前申込・事前支払い。

事前申込・当日支払い。

そして、当日申込。

少しでも混乱を減らそうと、昨夜遅くまで考えて作った段取りだった。

だが現実は、いつも段取り通りにはいかない。

 「当日でも大丈夫ですか?」

開場前、迷いながら声をかけてきた女性に対応したのがきっかけだった。

その様子を見た後ろの人たちが、一気に受付へ流れ込んできた。

 「じゃあ私も、まだ入れます?今払えばいいんですか?」

気づけば、なし崩し的に受付が始まっていた。

開場時間前なのに…山田は一瞬頭が真っ白になった。

 「領収書!名簿どこ!?釣り銭足りない!」

受付は、完全に戦場になった。

だが、その混乱の中で、山田は気づき始める。

 <当日組が多い>

予想以上に、圧倒的に…。

悲観的だった山田の予測は、完全に外れていた。

そして結果的に、ホールは満席になった。

講演開始直前、会場後方からその光景を見た山田は、しばらく言葉が見つからなかった。

数時間前、大塚は、山田に一つの封筒を渡していた。

 「足りなくなったら使ってください」

中には十万円入っていた。

自腹だった。

大塚は、赤字になる覚悟をしていたのだ。

それを思い出し、山田は少し胸が熱くなった。

講演が始まる。

壇上に立った随筆家は、静かな口調で語り始めた。

武士道、恥の文化。

だが、それは世間体の話ではないという。

“恥”とは、絶対的な価値観に対して抱くものなのだと。

そして彼は、自ら悪者になることで藩を救った、一人の武士の話を紹介した。

名も残らない。誰にも褒められない。だが、その男は、自分の信じるものに対して恥じないために動いた。

講師は静かに言った。

 「本当の英雄は、誰にも知られない場所にいます」

山田は、その言葉を聞きながら、ずっと別のことを考えていた。

人間の行動には、必ず“下心”がある。

山田は、そう思っていた。

ボランティアだってそうだ。

誰かと繋がりたい。評価されたい。得をしたい。何かチャンスがあるかもしれない。

自分自身だって、そういう気持ちが全く無いとは言えなかった。

むしろ、ある。確実に…。

純粋に、その行為そのものを楽しんでいるだけの人間なんて、本当にいるのだろうか?

美味しいものを食べる。映画を見る。小説を読む。

そういう楽しみは分かる。

だが、努力。我慢。ボランティア。夢。

そういう“崇高に見えるもの”の裏には、必ず見返りを求める気持ちが隠れている。

山田には、そう思えて仕方なかった。

頑張れば報われる。そう信じないと、人間は努力なんて続けられない。

仕事だって同じだ。

数字のプレッシャー。胃の痛み。怒鳴られる日々。

それを我慢できるのは、給料という対価があるからだ。

人間は、本質的には打算的な生き物なのだ。

山田は、ずっとそう思っていた。

だが、“絶対的な価値観に対する恥”

その言葉だけが、山田の中で静かに引っかかっていた。

もし、損得では説明できない行動が、本当に存在するとしたら、人は何のために動くのだろう?

講演会場の拍手が響く中、山田は一人、そんなことを考えていた。


                              つづく

Essayみたいなもの207( 目標は何のためにあるのか? )


あなたは、何を望んでいますか?

どんな毎日を送りたいでしょうか。どんな自分でいたいでしょうか。

心理学者の アブラハム・マズロー は、人間の欲求には段階があると考えました。

一般的には、

1.生理的欲求
2.安全の欲求
3.親和の欲求
4.承認(自我)の欲求
5.自己実現の欲求

という5段階で説明されています。

最初の二つは、食事や住まい、安全など、生きていくために必要な欲求です。

その次に、人とつながりたい、仲間が欲しいという欲求があり、さらに、認められたい、価値ある存在と思われたい、という欲求が続きます。

そして最後にあるのが、「自分の可能性を発揮したい」という欲求です。

これが、自己実現の欲求です。

もちろん、この考え方に異論もあります。

「人間の欲求をそんな単純に段階化できるのか」「組織やビジネスに都合よく利用されているだけではないか」そういう見方もあるでしょう。

実際、価値観は人それぞれです。

ただ、それでも多くの人は、程度の差こそあれ、「もっと成長したい」「自分らしく生きたい」「何かを形にしたい」そんな気持ちを持っているのではないでしょうか。

このシリーズも、そういう“自己実現したい気持ち”をテーマに書いています。

実を言うと、一番刺激を受けているのは、これを書いている私自身かもしれませんが…。

ここで大切なのは、自己実現というのは、単なる“結果”ではないということです。

むしろ、“どういう状態で生きているか”に近いものです。

たとえば、「オリンピックで金メダルを取りたい」という目標があったとします。

では、なぜ金メダルを目指すのでしょうか。

有名になりたいから?認められたいから?

もちろん、それもあるでしょう。

でも、そのさらに奥には、

「自分の力を出し切りたい」「限界に挑戦したい」「成長したい」そんな目的があるはずです。

つまり、目標の“向こう側”に、本当の目的があります。

そして、その目的がしっかりしている人は、たとえひとつの目標を達成しても、また次へ進めます。

結果だけを追っているわけではないからです。

本当に自分の価値観に合った目標には、ブレない“目的”があります。

それを見つけることができれば、人生はもっと充実したものになるのだと思います。

あなたは、どんな可能性を発揮したいですか?

どんなことで成長を感じたいですか?

そして、どんな生き方を、自分らしいと思いますか?

メルマガ・カラオケ大好き!385( ちょっとかすれっぽい感じの裏声 )


次の質問に答えています。

Q.歌の高音の部分を裏声にしている歌がよくありますよね。

 あの裏声が出ません。

 裏声そのものが出ない訳ではなく、自分の裏声はカウンターテナーみたいで、あのちょっとかすれっぽい感じの裏声が出せません。

 この裏声の出し方を教えてください!

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見学はいつでも歓迎していますが、やはり実際にレッスンを受けてみるというのが一番ではないでしょうか?

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挿入曲入り連載小説『 フリードリンクカフェ 第47話 イベント前夜 』


「来週末には、東京を離れます」

大塚が、さらりと言った。

まるで、ちょっと出張へ行く程度の軽さだった。

だが、山田には到底そんなふうには思えなかった。

イベントまで、あとわずか。この時点で、集客は最低ラインの三分の一程度。

正直、かなり厳しい。山田は、数字を見るたび胃が痛くなっていた。

そんな山田を励ますように、大塚はいつもの調子で言った。

 「仙台からでも、一日一回は連絡入れますから、状況確認しながら進めましょう。もう相当チラシ撒いてますし、そろそろ反応ありますよ」

その根拠のない前向きさが、山田には不思議だった。

この日、二人はイベントのメインゲストとして招く予定の、著名な随筆家の事務所へ行った帰りだった。

今は、ファミレスにいる。ドリンクバーだけで、すでに二時間近く粘っていた。

山田の頭から離れないのは、事務所での秘書の表情だった。

大塚は、途中経過の集客人数を少し“盛って”報告していた。

それでも秘書は、不安を隠しきれていなかった。

 「本当に大丈夫なんでしょうか…」

そんな空気が、言葉の端々から滲んでいた。

山田は、その視線を思い出していた。

 <失敗したらどうなるんだろう?>

そんな考えが、頭を離れない。

すると突然、大塚の携帯が鳴った。

 「…あっ、もしもし!」

関西訛りが、一気に強くなる。

 「そう!ありがとう、助かるわぁ!」

電話を切ると、大塚はニヤリと笑った。

 「横浜支部長が、イベントでチラシ撒いてくれるって。ほらね、頑張ってたら、みんな協力してくれるんですよ」

山田は、少し呆れた。だが同時に、少しだけ救われる気もした。

人の縁というものは、本当に不思議だった。そこから先は、時間との戦いだった。

大塚は仙台へ向かった。

山田は、自分にできることをやった。

ネットのフォーラムに告知を書く。イベント用ホームページを作る。メールを送る。知人に声をかける。

数字は、少しずつ増えた。

だが、イベント前日になっても、確実に読める動員数は、ペイラインの六割程度だった。

完全に安全圏とは言えない。

山田は、もはや腹をくくり始めていた。

そんなイベント前夜。突然、大塚から電話がかかってきた。

妙にテンションが高い。

 「山田さん!明日、早めに集合時間設定したでしょう?スタッフ、二十人近く集まるんですよ!」

山田は、一瞬言葉を失った。

 <二十人?そんなにいたのか>

だが、大塚はさらに続けた。

 「だからね、準備終わったあと、T支部の定例会やることにしました!」

 「…は?」

山田は思わず聞き返した。

イベント当日。しかも、この状況で定例会?

大塚は、まるで遠足前の子供みたいに楽しそうだった。

 「講師も決まってます!新支部長の田代君が、ちゃんと手配してくれましたから!山田さんもフォローお願いしますね!」

電話を切ったあと、山田は、しばらく呆然としていた。

 <何という余裕だろう>

いや、余裕なのか、それとも不安だからこそ、逆に前へ進もうとしているのか。

山田には分からなかった。

だが、ひとつだけ分かることがあった。

この人たちは、たぶん簡単には止まらない。

不安があっても、失敗するかもしれなくても、それでも、人を集めて。

笑って、次の予定を立ててしまう。

まるで走りながら、未来を作っているみたいだった。

                              つづく

Essayみたいなもの206( 魅力的な目標で人生は動機づけられる )


1973年、イェール大学( http://tinyurl.com/kvs7u ) が、1953年の卒業生を対象にした、ある興味深い調査結果を発表したと言われています。

卒業から20年後、全体のわずか3%の人たちが大きな成功を収め、その資産の合計は、残り97%の人たち全員を合わせた額を上回っていた、というものです。

さらに、その3%の人たちは、卒業時点で明確な目標と計画を持っていた…そんなアンケート結果も紹介されています。

もちろん、この話には諸説ありますし、数字そのものが重要なのではありません。

ただ、「目標を持って生きること」が人生に与える影響については、考えさせられるものがあります。

ここでは分かりやすく経済的な成功を例にしていますが、自己実現や生きがいという視点でも、似た傾向はあるのかもしれません。

実際、活き活きと生きている人には、大小はあっても、何かしら“向かっているもの”があります。

人類の歴史を振り返ってみてもそうです。

電気や電波を自在に使い、遠く離れた人と瞬時につながる現代社会は、昔の人から見れば、まるで魔法の世界でしょう。

そうした文明も、最初は誰かの「こうなったらいいな」という想像から始まったはずです。

もちろん、世の中は一部の人だけで成り立っているわけではありません。

いわゆる パレートの法則( http://tinyurl.com/aapql ) のように、大きな成果の裏には、多くの人の支えがあります。

誰かが夢を描き、誰かがそれを支え、誰かが形にしていく。

社会は、そんな役割の積み重ねで動いているのでしょう。

「人は、夢を諦めた人、夢を見ている人、夢を実現する人に分かれる」

そんな言葉を耳にしたことがあります。

もちろん、人それぞれ価値観は違います。

大きな夢を掲げることだけが人生ではありません。

でも、毎日を活き活きと生きている人には、自分なりの目標や楽しみがある。

それだけは確かな気がします。

夢というと大げさに聞こえるかもしれません。

けれど、「こう生きたい」「こんな毎日を送りたい」そんな小さな想いこそが、人を前に進ませる力になるのではないでしょうか。

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