前回の続編となります
旅がテーマのクラシック曲について
紹介しています。
モーツァルト
ハープとフルートのための協奏曲 K299
前回ブログが
ドキドキ冒険の曲だったので
今回は旅の疲れを癒やすような
心安らぐ選曲に
まずは、ハープとフルート共演という
柔らさやあたたかさを追求した
癒やされハーモニ〜
これぞモーツァルト
珍しい楽器のコラボですよね。
ハープとフルート組み合わせよう!は
思いつきそうにないです。
フルート主役は珍しくありませんが
ハープがこれだけ
主役を張っている曲は
大変貴重
どちらも「静」のイメージが強いので
相性は良いんだろうなと
思いましたが、実際聴いてみると
予想以上に優美でした
繊細さに溢れながらも
同じバランスで主張し合ってて
お似合い夫婦感が
フルートの柔らかい音色が
小鳥のさえずりのようで
その周りをハープ天使が
飛び回るイメージ
小鳥と天使…
ふたりで幸せに生きていけそう。
天国に一番近い音楽だわ
モーツァルトがこの曲を
作曲したのは1778年。
親しい貴族であった公爵の
娘の作曲レッスンを受け持っていた際
その娘はハープがうまく
父はフルートがうまかったらしいです。
その父娘の依頼に応じ
この曲が生まれたそうです。
不思議な組み合わせの
謎が解けて納得(笑)
ちなみにフルート奏者に
向いている人は
忍耐強くて唇が薄めの人だそうです。
ハープ奏者に向いているのは
真面目で細かいところに気がつく
頼りになる人だそうです。
主旋律も多い目立つ楽器というだけに
柔らかいイメージからは
想像がつきませんが
鋼のメンタルがないと
務められない楽器ですよね
作曲家であるモーツァルトは
オーストリア・ザルツブルクで誕生🇦🇹
36年の人生のうち
10年もの時間を旅に費やしました。
行き先は、ドイツ、パリ、ロンドン
オランダ、ベルギー、スイス
イタリア…とものすごい移動距離
子供の頃から
旅づくしだったモーツァルト。
一体いつ楽器の練習してるの!?
普通の感覚では
疑問に思いますが(笑)
モーツァルトの才能は突き抜けていて
とにかく行動が
早い!!早すぎる!!
亡くなるのも早すぎるし…
そんなに急がなくても
4歳で作曲したり
習っていないヴァイオリンを
いきなり弾き始めたりと
練習いらずの天才なんですね
モーツァルトについては
こちらのブログでも紹介しています
🎻バッハ
G線上のアリア
クリスマスになると聴きたくなる
厳かな気持ちになる美しい曲ですね。
管弦楽演奏もピアノ演奏も
どちらも魅力がありますよね
長ーく伸ばす最初のメロディーが
特徴的です。
そこから始まり複雑に絡み合っていく
旋律がとても美しく
思わずため息が出ます
この曲が
なぜこんなに有名なのか?
人の心に残るのかというと…
不協和音による濁りが入ることが
ポイントなんです。
安心→不安のサイクルを
繰り返すことによって人の心を
揺さぶっているとのこと
バッハの曲ってシンプルなのに
心理療法士ってくらいに
人の心の機敏を読んでますよね
正式な題は管弦楽組曲第3番です。
なぜG線上のアリアと
呼ばれるようになったのかというと…
ニ長調で書かれているこの曲ですが
1音下げてハ長調で演奏すると
ヴァイオリンのソの音に調弦された
4本目の弦だけで演奏できます。
ソの英語よみのG線だけ…
という意味で
題名につけたそうです🎻
アリアということで器楽曲でありながら
声楽作品を意識した
曲作りをしているようです。
確かに、歌として奏でても
気持ちよさそうですよね
線路の旅をイメージする曲かなぁと
いうことで選びました。
是非、帰路の新幹線で
堪能してみてください。
癒やし効果、間違いなし
バッハについてはこちらでも
紹介しています。
旅から生まれたクラシック曲は
数多くあります。
是非、旅のお供にクラシック曲を
聴いてみてください
最後まで読んでいただき
ありがとうございました
名曲♪鑑賞日記