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前回の続編になります。


女性が主役のクラシック曲を


集めていますふんわりリボン



  ふんわり風船ハートラヴェル

亡き王女のためのパヴァーヌ


入眠前に聴きたい

厳かな雰囲気のクラシック曲ですお月様

パヴァーヌとは、宮廷舞曲の

優雅で格調高いダンスの

ひとつを表しているそうです王冠1

ダンスの曲とは意外ですよね。



ラヴェルの代表作として

有名だといえるこの曲。

この王女というのは、一体

誰のことを示しているの?まじかるクラウン

と、気になる方多いと思いますが。

一説には、「スペイン王女マルガリータ」

ではないかといわれています。

確定ではありませんが。

そして、亡くなった王女の追悼曲…

ではない!!

ということです。

小さな王女が踊るダンスの

バックミュージックのつもりで

書いたそう歩くぽってりフラワー

ラヴェルは、フランス人でありながら

スペイン風の曲をたくさん残しました。

ラヴェルの母がスペイン人だったため

その影響かもしれません🇪🇸



序盤、弦楽器のピチカートの伴奏の中

ホルン📯が主旋律を奏でます。

ホルン📯の音色を初めて

じっくり聴いた気がしますが

牧歌を思わせるような

のどかで懐かしさを感じる音色ですね。

まさに、夢の中へと誘うような…zzz

不眠症の方は

ホルンの音色を聴きながら

羊を数えたらおすすめでは!?

新たな発見がありました(笑)📯🐑

様々な楽器で主旋律を

演奏していきますが…

やっぱり、ホルンがピカイチに

合うんですねこの曲に。



ラヴェルについては

このブログでも触れています。

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 ちょうちょプッチーニ
蝶々夫人


失恋した女性に刺さるであろう

哀しくも純粋な恋のお話でしたハートブレイク

あらすじは以下の通り。

舞台は1904年の日本の長崎…

アメリカ海軍士官ピンカートンは

芸者の日本人少女(蝶々)ちょうちょ

結婚することになります。

結婚に備え、キリスト教に改心したため

蝶々は親戚から勘当されてしまいます。

しかし、結婚式は無事行われます。

3年がたち、ピンカートンは

アメリカに帰ってしまいます🇺🇸

そこで、新しいアメリカ人奥さんと

ちゃっかり暮らしていたようで‥ハート
言葉が出ない…



それを知らない蝶々夫人ちょうちょ

ハーフの子供を産み

夫の帰りを待ち続けます看板持ち看板持ち

それはそれは愛されていると信じながら

ひたすら

私、待~つ〜わ!!の

忠犬ハチ公体制犬

そこへ事情を話すために

ピンカートンが帰国(来日?)

顔も合わさず

人づてに別れを告げさせた挙げ句

かるーく子供まで

とりあげようとします。

ショックのあまり、蝶々夫人ちょうちょ

自決してしまい、エンドハートブレイク



超有名アリア「ある晴れた日に」は

一向に帰ってこない夫に

周囲が諦めるように促す言葉に対して

夫を信じている胸の内を伝える

アリア。

曇る心を払うように

高音域を伸びやかに歌い上げていて

とても気持ちの良い

まさに晴れ晴れとしたアリアです晴れ波

伴奏オーケストラは控えめながら

朝の海を思わせるような

壮大ながらあたたかい音色で

歌声を優しく包みこんでいます。

蝶々夫人の妄想ではありますが

本当に船に乗って帰ってきて

妻を探す夫の

光景が頭に浮かんできました船

蝶々夫人の健気で

まっすぐな思いも伝わってくるので

いたたまれないシーンではありますが

なんとか報われて欲しい…

難しいのはわかっているけど

この曲を聴くと誰もが

ハッピーエンドを期待してしまう…お願い

そんな曲でもあります。



このお話はひたすら

日本の美徳とされる

やまとなでしこの象徴である

「女は謙虚に男の後ろを3歩下がって歩く」

「ひたすら一途に相手を信じる」

というような女性を描いています。

皮肉っているような気もするが(笑)

だって、相手は

勝者アメリカ人🇺🇸
(日本人からしたら)

しかも、海軍でバリバリやってる

強者波
(怖いですねぇ…)

軽ーい気持ちでの結婚のようで…

珍しいお土産買っていこー

みたいな?(笑)



まさか自分がお土産だとは

夢にも思わない主人公蝶々夫人ちょうちょ

愛されていると信じ込む

その一途な心理描写が圧倒的に

多く同情してしまいました。

貧しい暮らしの中

ひとりで頑張って子育てを

していましたが限界のようで…。



その点、恵まれた国籍

体力も有り余っていて

バリバリ動き回れる男性は

言ってしまえばカースト頂点…。

恋愛は常に不平等です。

日本とアメリカなら

アメリカが優位になるのは目に見え…

恋愛カーストにまで国際関係が…悲しい

この時代の法律なんかいい加減。

今だったらありえませんが…(笑)

当時はこのような話が実際に

日本で起きていたそうですね。



「名誉のために生けることかなわざりし時は、名誉のために死なん」

何かを察したのか自決の瞬間

息子が止めに来るのですが

最後の別れをするシーンのアリア…

「さよなら坊や」

はもう悲しすぎて号泣…えーん

ただ、縋ることもなく

潔く意思を貫いたということで

ある意味、勝者なのかも。

自決する程の恋愛はちょっと

理解できないけど

好きなものをずっと好きでいたい

っていう気持ちはわかるかなぁ。



見終わったあと正直なところ

なんとも後味が悪く放心状態に

なってしまうようなお話でしたが

音楽の素晴らしさに

飲み込まれていって

悲劇に向かっていたとしても

この純粋な音楽の波に乗っていたい…

と思える作品でした。

短くとも美しい人生てありますもんね。

時代のせいで、こうなった…

はあると思いますが

本質的には現在も

変わってない部分が

あるんじゃないかなって。

恋愛の喜び、苦しさだけでなく

国際関係を交えた壮大なお話で

日本らしさを貫きながら

悲恋をストレートに表現していました。



多種多様な

魅力的な女性が登場しましたね。

どんな人生を歩むかは自分次第。

選択肢は無限グッキラキラ

最後まで読んでいただき

ありがとうございました口笛

名曲♪鑑賞日記ハート