野菜から食べてるのに血糖値が下がらない!やせない!のはなぜ? | 最新科学の栄養学と医学が教える!ヴィーガン・ベジタリアンの健康の秘訣と注目トピック解説

最新科学の栄養学と医学が教える!ヴィーガン・ベジタリアンの健康の秘訣と注目トピック解説

病院で健康相談を担当するベジタリアン栄養学博士が科学的根拠を基に栄養学と医学的トピックをお知らせします。
みなさまの健康への一歩を応援します。

野菜から食べると血糖値がこんなに下がる!

 

と以前のブログでお話ししました↓

 

 

 
 
野菜から食べているのに血糖値が下がらない!効果が無いのはなぜ?

 

既に野菜から食べているのに、血糖値が相変わらず高い方、

 

以下のグラフをよく見てください。

 

 

 

「最初野菜サラダ、10分後ご飯の順に摂取」

 

つまり、

 

1~2分で食べ終わってしまうような速さで食べない

1~2分で食べ終わってしまうような量では少ない

 

ということなのです!

 

せめて、

 

5分くらいはかかるような量の野菜を

ゆっくりよくかんで食べる

 

その後に、ご飯を食べる、

 

ということなのです。

 

 

 

食べ順ダイエットなんて効果がない!という人は…

 

そもそも食べる順番を変えることで、

 

最後に食べる炭水化物の量を無理なく減らし、

少ない炭水化物の消化吸収を野菜の食物繊維で抑えよう、という方法なので、

 

よくかんで食べず、

満腹中枢が働く前に早々に炭水化物の量を減らさず全て食べ終わって、

 

という事なら、

 

効果半減、

もしくは効果がない

 

という事になってしまうと思います。

 

 

 

また、早食いの人の場合、

 

野菜を食べても炭水化物を食べるまでの時間が短いため、

血糖値の上昇を緩やかにする効果も限定的になってしまう、

 

という事が考えられます。

 

 

こうやって血糖値が急上昇すると、

 

血糖値が急降下する可能性も高く、

空腹を強く感じ、間食、夜食を食べることにつながってしまいがちで、

エネルギー量が増えてしまうことも効果がない、

 

事の一因と考えられます。

 

 

ラーメン、丼ものなどの一品ものはそもそも野菜が少なく、炭水化物メインですので、

このダイエット法には向かないですが、

 

あえてこのダイエット法を使うなら、

 

野菜料理をできるだけ多く注文して先によくかんでゆっくり食べ、

それからたんぱく質であるおかず、

そして最後に麺類やごはんを食べる、

 

といった感じで食べると良いと思います。

 

これであなたも野菜ファーストダイエットの効果を感じることができるでしょうか?!

 

 

 

 

 

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参考文献

関西電力病院 総長 清野 裕 先生監修 患者さんのための糖尿病ガイド 「どうしても一歩踏み出せないあなたへ 今日から始める食事と運動」 より

 

 

 

2023/7/28公表