サン・シュルピス教会 | 毎日が〜Vegas Dream〜♪

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みなさま、こんにちはピンクハート

今朝の情報番組で中村江里子とパリの映像が流れていて、夜間公開日のルーヴル美術館でドラクロワの「民衆を導く自由の女神」が映っていましたキラキラ

色彩の鮮やかさと美しさが際立ち、もう1度見たくなってしまいましたフランス

 

さて、ウジェーヌ・ドラクロワ美術館の後に訪問した、サン・シュルピス教会。

映画「ダ・ヴィンチ・コード」の舞台になった教会としても有名です。

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教会前のサン・シュルピス広場には、赤い花が沢山咲いていました。
歴史的建造物と新緑の美しさ両方を楽しめ、春のパリはとても素敵でした赤薔薇
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手前にあるのは、ルイ・ヴィスコンティ作「四人の枢機卿の噴水」です。

ルイ14世の時代の枢機卿(すうききょう)、ボシュエ、フェヌロン、フレシエ、マシヨンの彫像が四面に鎮座しています。

枢機卿とは、カトリック教会において教皇に次ぐ地位にある称号のことです。

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パリではノートルダム大聖堂に続き、2番目に大きな教会です。
ゆえに、全体像を撮るのが至難の業でしたアセアセ
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ルーブル美術館やヴェルサイユ宮殿を設計したルイ・ル・ヴォーを中心に設計され、1646年に建築が始まったサン・シュルピス教会。
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99年もの歳月を経て1745年に完成するも、1762年には火災に、1770年には落雷により破損しては数々の修復を繰り返して来ました。
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近年に修復が終わったと思われる、繊細な美しさの天井のレリーフ。
細部まで本当に細かい装飾が施され、ずっと天井を眺めていました。
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この教会へ来た最大の目的は、ドラクロワの壁画を見る事でしたニコニコ
 
1855年からこの壁画の制作を担っていたドラクロワは、結核性咽頭炎を患い、自宅から教会まで通う事が大変負担になっていました。
友人エティエンヌ・アロを通じて1857年に教会近くの住居に移り住んだのですが、その場所が現在は「ドラクロワ美術館」として公開されています。
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ドラクロワ美術館を訪れ、ドラクロワのアトリエや数々の作品、画家の命でもあるパレットを見たり、美しく緑いっぱいのお庭で癒されました。→ click
その後、毎日ドラクロワが通っていた道のりを、同じようにたどって教会へやって来ました。
病に冒され、老体に鞭打ち心血を注いだ壁画の制作。
当時のドラクロワに思いを馳せながら歩いた教会までの道のりに、胸が一杯になりました。
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ドラクロワ最晩年期の傑作「ヤコブと天使の闘い(1861年) 」

12年もの歳月をかけて完成した、751×485の大作です。

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旧約聖書の創世記から主題を得て制作された作品で、イスラエルの始祖ヤコブが旅の途中、神から遣わされた天使に闘いを挑まれ一晩中格闘する姿が、鮮やかな色彩と迫力あるタッチで描かれています。
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「神殿を追われるヘリオドロス(1861年)」
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こちらも旧約聖書の一場面です。
エルサレム寺院から財宝を盗んだヘリオドロスを、馬に乗った騎士が取り押さえている様子が描かれています。
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「悪魔を退治する聖ミカエル」
こちらは、2枚の壁画のちょうど真ん中にある天井画です。
ミカエルは、ガブリエルやラファエルと並ぶ「三大天使」の1人です。
モン・サン・ミッシェルの修道院の屋根で金色に輝いているのも、同じミカエル(サン・ミッシェル)像ですキラキラ
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大理石、壁画、木製の調度品と、素晴らしい芸術作品に溢れたまるで美術館のような教会です。
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見上げる程高い天井、長い回廊と細部に渡る繊細な彫刻。
レ・ミゼラブルの作者ヴィクトル・ユーゴーが、1822年にこの教会で結婚式を挙げましたラブラブ
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主祭壇の入口左手には、十字架を持つキリストの像。

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数段高くなった所にある、主祭壇です。

ステンドグラスから差し込む眩しい採光に照らされ、一層輝いて見えました。

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教会の一番奥には、大理石に囲まれひときわ荘厳な礼拝堂がありました。
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ジャン・バティスト・ピガール作の、大理石の聖母像です。
周りの薄いグレーのマーブル状の大理石も美しかったですが、聖母像のこの柔らかな乳白色の大理石がとても温かみがあり、マリア様の優しい微笑みに心が満たされました。
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この説教壇は、キリスト教会で教役者が礼拝を導き説教を行う場所です。
最近修復したようで、金色に輝く彩色が美しかったですキラキラ
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高い天井と長い奥行きの回廊の突き当たりにある、6588本ものパイプで作られた世界最大級のパイプオルガン。
パリで2番目に壮大な教会ですが、パイプオルガンも教会の規模同様に大変大きくて立派でした。
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1862年にアリスティド・カヴァイエ・コルによって制作されたパイプオルガン。
日曜日のミサに参列すると、パイプオルガンの演奏を聴く事ができます音符
ミサに参列して賛美歌を歌い、パイプオルガンの演奏を聴き、ドラクロワの壁画を鑑賞したらきっと胸一杯になるでしょうね。
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突然ですが、教会を出た所にいたワンちゃんチワワ黒
私は犬もネコも大好きなんですが、パリではとにかくワンちゃんに沢山会いました。
飼い主のパリジャンの、赤をポイントにしたお洒落も素敵ラブラブ
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ドラクロワのアトリエ兼住居跡の美術館から、サン・シュルピス教会までを見学し、だんだん自由がきかなくなる身体で2つの壁画と1つの天井画を完成させたドラクロワ。
偉大な芸術家の作品を間近で観賞出来て、とても良い思い出になりました。
 
本日もご訪問くださり、どうもありがとうございましたピンクハート
それではみなさま、楽しい3連休をお過ごしになってください音符