ウジェーヌ・ドラクロワ美術館 | 毎日が〜Vegas Dream〜♪

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みなさま、こんばんはニコニコ

Birthday Lunch & Dinnerの後は、久々のParisレポをご紹介しますラブラブ

 

パリ最古のサンジェルマン・デ・プレ教会を訪れ、神聖な気持ちになった私。

サンジェルマン・デ・プレ教会とアンリ・ルルー ←click

 

次の目的地の手前で、こんな可愛らしいお店を発見!

ファステンバーグ広場にある「La Maison du Chou」

2つ星レストラン「ルイ・トレーズ」のシェフ、マルティネス氏のシュークリーム専門店で、シューもクリームもルイ・トレーズのキッチンで作られている本格派ラブラブ

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焼きたてのシューに、オーダーごとにクリームを詰めてくれます。

クリームは、ナチュール、カフェ、ショコラの3種。

ナチュールは、サヴァイヨンクリームにフロマージュブランをミックスしたフレッシュでナチュラルな美味しさで、断トツ人気ナンバーワンとのこと。

 

ーとのことって、そうなんです。この時は美術スイッチが入っていて、このシューに興味を示さなかったわたくし・・・。

普段は食欲スイッチが常時ON状態なのに、次に行きたい美術館の事で頭が一杯でまさかのスルーガーン

舌の肥えたパリジェンヌの間で話題のシューのお店と後で知り、涙した事は言うまでもありませぬえーん

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さて、美大志望だった私が美術スイッチ全開で訪問したのがこちら、国立ウジェーヌ・ドラクロワ美術館です。

大変目立たない場所にあり、品のいい紳士に道を尋ねてようやくたどり着きました。

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海外に行く度悩むのが、美術館もレストランも両方行きたいということ。

有名な美術館に行くと最低6~7時間は必要なので、レストランを1つないし2つスキップすることになり、心は幸せで満たされるけど胃袋が空っぽという事態にタラー

でもこちらはとてもこじんまりとした美術館で、2時間で満たされましたハート

 

フランス・ロマン主義最大の巨匠、ウジェーヌ・ドラクロワ。

あまりにも有名な「民衆を導く自由の女神(1830年)」

ルーヴル美術館でご対面出来た時は、心が震えました。

(Wikipediaより引用)

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こちらがウジェーヌ・ドラクロワ(1798-1863)です。

鋭い眼光と大きな鼻、そしてあご髭に特徴がありますね。

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色彩の魔術師と呼ばれたほど色彩表現に優れ、輝くような光と色彩の調和による対象表現は、後のルノワール等の印象派の画家達に多大な影響を与えたと言われています。

ここは、画家ドラクロワが晩年1857年から1863年に亡くなるまで過ごしたアトリエ兼アパルトマンだった場所で、今では美術館として一般に公開されています。

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1855年以降パリのサン・シュルピス教会の装飾を任されていたドラクロワは、病に冒され、より教会に近い住居を求めてたどり着いたのがこの場所でした。

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歴史画、宗教画、肖像画、風景画と、あらゆるジャンルの作品を世に送り出して来たドラクロワ。

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どの作品も、豊かな色彩と肌の質感や表情、衣服の布の質感に至るまで緻密で繊細でずっと見入ってしまいました。

ちなみに全ての作品が撮影可能でした。

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1832年に友人の誘いで行ったモロッコ旅行で、強烈なインスピレーションを得たようで、その後の作品に強い光りと色彩が表現されているそうです。

これらの食器類は、モロッコ旅行から持ち帰った物だそうです。

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油絵用の木製パレット。

手に持った時に安定して疲れないように、手前が厚く、指穴から遠い程薄く作られているのですが、これはどうなんだろうと横から覗いてみたりして。

一言でブルーと言っても、コバルトブルー、セルリアンブルー、ウルトラマリン、コバルトバイオレットと、もの凄い数の絵の具があります。

どんな色を好んでいたのか興味津々で、大興奮して観察できて楽しかったラブ

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途中で、お庭にも出てみました。

このアパルトマンをドラクロワは大変気に入り、その様子は日記等の書物に頻繁に描写されていたそうです。

「私のアパルトマンは本当に魅力的である。翌日は、向かいの家に降り注ぐ優雅な太陽を眺めながら目覚めた。アトリエのうららかな様子も、小さな庭の眺めも、私をいつも幸せな気持ちにしてくれるのだ。」(1857年12月28日の日記より引用)

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お庭からアパルトマンを見た所です。

今は修復されて美しい姿となっていますが、1863年8月13日に亡くなるその日までドラクロワの制作の場として、また心身を癒す場所となっていました。

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このベンチに座り、ドラクロワに思いを馳せながら木々の緑を眺めていました。

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清々しい空気の中、朝露で濡れた草花は生命力に溢れ、なんとも言えないパワーを感じて心も身体も満たされた不思議な場所でした。

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美術館は数あれど、画家本人のアパルトマン兼アトリエは非常に珍しく。

しかもフランス・ロマン主義最大の巨匠、ウジェーヌ・ドラクロワのアパルトマンともなると感慨もひとしおでした。

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本日もご訪問くださり、どうもありがとうございましたピンクハート

次回は、ドラクロワゆかりの場所をご紹介したいと思います。

どうぞまたご覧頂けたら嬉しいです。

 

そしてその後は、ひたすら美食満載のParisをご紹介する予定です赤ワイン

それではみなさま、どうか暖かくしてお過ごしになってくださいキラキラ