こんばんは!
本日から3月に突入し、春の暖かさを感じる一日でした。
昨晩は月一回の鉄模愛好会に参加し、先週の3連休で作成したキハ58系「TORO-Q」用のトロッコ車両(詳しくはコチラ、コチラ、コチラ)を持ち込み、他にはJR九州のキハ58系(詳しくはコチラ)、非冷房の急行「いいで・ざおう」(詳しくはコチラ)、富士急行やJR西日本、東日本に所属したキハ58系の両運転台仕様車(詳しくはコチラ)と「キハ58系づくし」で望みました。
参加層は私よりも年上の方々なので、評判は急行「いいで・ざおう」に集中しましたw(Bさんはオールラウンドなので、全ての車両に反応頂けましたw あざーっすm(. .)m)
次回は3月末と、だいぶ先に感じますが、気が付くといつも通りに参加しているのでしょうね・・・そして2025年も・・・w
本日はヤフオクの落札品を楽しみました。
届いたのは2月の1週目で中身が有るかどうかを確認してからは、そのまま放置していましたw
中身はKATOのE655系 なごみ(和)編成と特別車両、特別車両(回送仕様)です。
少し前にリニューアル再販で発表(詳しくはコチラ)があり、購入を検討していましたが、発表を受けてヤフオクで出品が増え、特別車両もセットになった商品も多く、さらにこちらは回送仕様の特別車両も付いているとのことで参戦してしまいましたw
こちらをジャンク・部品取りとの説明で送料込みの13500円で入試しています。説明からすると「危険な香り」がする出品でしたが、写真を見る限りではパンタ一つの欠損以外は車体もきれいそうなので、すでに入札済だったので、競るかと思いきや、応札した13500円で落ちました。
ひとまずジャンク扱いだったので、動作、状態は関係なく、受け取りと評価をしておいたのですが・・・果たして結果は如何にw
ヤフオクと同じように車両セットの方は説明書も入っており、車両もイイ感じで「テカって」いますw
付属品は説明書のみであり、ロットを確認すると2012年だったので、初回販売の製品でした。(こちらは確か2016年頃に再生産されています。)
E655系は昭和に製造されたお召し列車用の「1号編成」の置き換え用として製造された編成ですが、従来の皇室専用ではありません。別途、従前の「御料車 1号」に当たる車両を皇室専用の「特別車両」として製造し、3号車と4号車の間に編成することで「お召列車」(天皇皇后両陛下と名代の皇太子が乗られる)や「御乗用列車」(その他の皇族)の運用し、特別車両を外してJR東日本の「ハイグレード車両」として、団体専用列車(いわゆるジョイフルトレイン)としても運用されます。
「ハイグレード車両」なので全車両グリーン車として「ロ」が形式名についています。
車両から見ていきますと、まずは先頭車のクロE654-101(左と上)とクモロE654-101(右と上)です。
形式名の通り、クモロの方が電動車となっています。ただ、このE655系はアンダーカバーが新幹線のようにがっつり付いているので、床下パーツによる見分けはできませんw
色は「お召し列車」に使われることから「漆色」ですが、光の当たり具合で褐色から紫色に色合いが変化するマジョーラ塗装が採用されています。模型も写真では分からないのですが、光の当て具合による色の違いが楽しめるようになっています。
1号車のクロE654-101は、床下にディーゼル発電機を2基搭載し、電源車となっています。この車両のみ客用出入口がありません。2号車のクモロE654-101は 制御電動車。床下に主変換装置・ 補助電源装置 ・電動空気圧縮機を搭載しています。
屋根上と今回は全てパカリストしていますw(上がのクロE654-101、下がクモロE654-101です)
クロE654-101は、運転台のほか、洋式トイレと男子小用トイレ、洗面所が各1か所設置されています。(車両の1/3ほどがトイレや洗面台となっており、かなり豪華なトイレなのかと・・・)
そしてクモロE654-101は運転台のほか、身体障害者対応トイレや男子小用トイレ、多目的室と車椅子対応座席が設置されています。
因みに「ハイグレード車両」なので車内の壁は木目調で、床は絨毯張り、そして座席はシートモニター付きのシートだそうです。
お次はパンタグラフ付の電動車でモロE655-101(上)とモロE655-201(下)です。
共に床下には主変圧器と主変換装置を搭載しています。ただ窓の配列がそれぞれ違っているので、室内装備に差があると思われます。
屋根上はE655系が「お召列車」としても運用される可能性が高いことから、全国どこでも(JR他社でも)運用できるように、3電源対応の交直流電車であり、中央本線などに残る狭小トンネルも通過できるようにパンタグラフ折り畳み高さを調整しています。
車内ですが、2号車のモロE655-101は洋式トイレと男子小用トイレ、洗面所が各1か所ずつ設置され、4号車のモロE655-201はギャレー(給仕室)と多目的スペースが設置されています。
最後は3号車のモロE654-101です。床下には主変換装置、である補助電源装置 ・電動空気圧縮機を搭載しています。
こちらは他の中間車と同じく電動車ですが、交直流のパンタや機器はなく、屋根はエアコンのみとすっきりしています。
そして車内ですが、他の車両の座席は布張りですが、この車両のみ本革レザーシートとなっており、定員9名と他の車両よりもリッチな車両となっています。他には個室型のVIP室(ソファ(4人分)とテーブル、テレビあり)、VIP専用の身体障害者対応トイレと専用パウダールーム、ギャレー(給仕室)、多目的スペースが設置されています。
そしてE655系を「お召列車」として運用する特別車両ですが、今回はE655系がKATOで製品化された翌年に鉄道模型コンテストの開催記念品として販売された回送仕様と、さらに翌年に製品化された菊の御紋付き仕様がセットになっていました。
このE655系が製品化される際、当然ながら「お召列車」の車両でもあることから特別車両の発売も期待されたのですが、当時は許諾などの関係から菊の御紋付きは発売されず、苦肉の策として回送仕様が発売されました。(しかもコンテスト製品として)
そして何とか製品化されたのがE655系が発売されてから2年ほど経過した2014年となりました。
なのでE655系を2012年に購入された方は、回送仕様と菊の御紋仕様の両方を持っていることが多いようですw
付属品は回送仕様は何もありませんが、菊の御紋仕様は先頭車に付ける御紋、日章旗、カプラーカバー、ステップ、前面手すりが別パーツで付属しており、ケースペーパーの裏には取り付け説明が記載されています。
ただ「お召列車」にするには御紋と日章旗以外に車両に穴あけしての手すり設置なども必要とのことで、キハすきすき線区では穴あけなどは面倒なので「お召列車」には、しないかと・・・(ただ中には先頭車2両をAssy買いして通常用とお召列車用を揃えるツワモノもいるようですw)
基本的には同じ特別車両E655-1なので同じですが、よく見ると中央部分の菊の御紋は回送仕様にはなく、御紋を付ける窪みがモールドで再現されています。(これに別パーツで御紋を付けてお召仕様にする方もいたそうです。)
E655の3号車と4号車の間に編成することで「お召列車」や「御乗用列車」となり、回送時は菊の御紋を外して回送されたので、あまりいないと思いますが、「お召列車」等の回送シーンを楽しみたい方は、この回送仕様も必携のアイテムと思われますw
こちらは他の中間車と違って電動車ではなくトレーラー車となっています。恐らく静粛性を重視しているのと、防御用の装備で重量が増えないようにする対策と思われます。(実際、付随車ですが、空車重量で40.5 tもありますw)
またE655系以外にE257系、E653系、E657系に組み込んで走行することも可能なようで各車両での試運転も行われたようです。(ただ色合いが合わないので凸凹編成になりますがw)
屋根上は通信機器のアンテナのみであり、エアコン機器は床下にあると思われ、すっきりしています。
そして室内は恐れ多くもパカリストして中を確認したところ、今回も別色パーツで御座所である特別室の椅子は再現されていました。
他には3号車寄りの車端に出入台があり、左から次室、特別室(御座所)、休憩室(御休憩室)、トイレ(御厠(おかわ))となっています。ちなみに()内は1号御料車での名称です。
特別室は、大分県産の高級杉材を用いた内装に菊柄の絹織物を張ったソファ、床は9種類の伝統文様を配した手織りの絨毯となっています。
他には車番はE655-1ですが、側面には記載が無く、妻面部分(1枚目左)の下部に表記されています。また特別車両には形式となる「サ」(付随車)や「ロ」(グリーン車)などの記号はなく「E655-1」のみです。
そして中央部の窓は電動昇降式となっており、模型でも中央の窓のみ、他の窓と違って、少し内側に凹んで再現されています。また外装では特別室の窓下に金帯がなく、中央の窓の下に菊の御紋があり、回送仕様には御紋を取り付けるための窪みが模型でも再現されています。
今回はジャンク・部品取り扱いとのことで「一か八か落札」していますが、車両の外装は問題なく、不具合は出品者の写真でも確認できた2号車のパンタグラフの架線とあたる部分の舟体が欠損していたことと、2枚目の密連カプラー内のバネ欠損のみでした。(2枚目の通り、バネが無いと連結部分が真っ直ぐに戻らずだらしない状態になってしまいますw)
なのでパンタグラフは在庫が無かったので、いつも発売後、時間の経過でネットの大手では欠品しているAssyパーツを多く扱う「北斗星2014」さんからモハE657用のPS37パンタグラフを購入しました。(他にも写っていますが・・w)
この「北斗星2014」さんは定価ですが、送料がゆうメールなので安く、Assy予約期間を過ぎ、ネットの大手やJoshinのキッズランド本店でも入手できない場合は、いつもお世話になっております。
ポン付けで交換できるので、2枚目の通り、パンタグラフの欠損を修繕しました。それにしても交直流のパンタ周りのゴチャゴチャ感はいつ見てもいいですねぇw
それと密連形カプラーのバネもストックしているバネを使って修繕しておきました。
いつものお座敷レイアウトに入線させました。
1枚目は離れた位置からの撮影なので、黒っぽくなっていますが、2枚目はフラッシュを焚いて近くから撮ったのでお召列車の1号御料車のような深紅色のような色合いとなりました。
このE655系は前述の通り、特別車両が無い時は「ハイグレード車両」の観光列車として運用されることからJR東日本のコーポレートカラーである黄緑のJRマークとグリーン車のエンブレムが小さく表記され、側面の行先種別幕は「団体」となっています。(特別車両が入っている時の行先種別幕は号車番号のみで種別は無地(黒一色)となっているようです)
これに特別車両(菊の御紋)を3と4号車の間に組み込んでみました。
この特別車両が入ることで、もともと「ハイグレード車両」でリッチな編成がさらに昇華され「荘厳な車両」となりました!
妻面にチラ見えするE655-1の表記が「萌え」ですw(使い方、間違ってますかねぇ?)
2012年ロットなので10年以上も経過している商品ですが、ジャンク品とは思えない走行であり、状態はバッチリでした。
今年にリニューアル再販される方はスロットレスモーターに変更されるとのことですが、今回の走行具合を見ていると、特にスロットレスモーター出なくても良いように思えます。(どうしてもスロットレスモーター化したい場合はAssyで動力ユニットのみを買うのもひとつですが・・・w)
4両目の特別車両に光る菊の御紋が素晴らしい・・・・
ひと時の走行を楽しんだ後はネットでE655系を色々と検索していると、出てきました。1枚目のようにDD51に牽引される姿が!
いきなり廃車回送か・・・いやいや、配車回送か・・・と思いきや、こちらは「お召列車」を非電化区間で運用することを想定し、E655系のデビュー前に行われた試験走行です。お召指定機であるDD51の842号機が実際に行ったようで、この時の特別車両は回送仕様だったようです。(それと全車のカーテンが降ろされた状態でした。)
そうなると842号機とE655系を連結したくなりますが、E655系の先頭に付いている連結器はダミーカプラーであり、連結は・・・
出来ましたw
偶然です・・・操作を間違えてE655系を842号機に突進させてしまった結果、2枚目のように連結してしまいましたw
ただ連結は出来てもE655系側はカプラーの首を振らないので、Rのキツイカーブでは脱線や最悪、どちらかのカプラーを破損してしまうかもしれません・・・・なので
先ほどの「北斗星2014」さんでパンタグラフと一緒に購入していた14系寝台客車スハネフ14用のボディマウントカプラーセットを使います。
細かいところは省略していますが、先頭車の床下に取り付けるには、Assyパーツの台座を削る必要があり、2枚目の真ん中がE655系に合わせて削ったパーツです。そしてカプラーもAssyパーツはアーノルドカプラー(2枚目左)になっていますが、こちらはナックルカプラーに変更しておきました。(写真ではEF66前期型ですが、これでは短く、首振り時にボディと干渉したので、実際はナックルカプラー(長)を使用しました)
左と上が換装前、右と下が換装後です。
前面から見ると、ダミーカプラーの方はジャンパ栓?のようなものが再現されていますが、スハネフ14用のボディマウントカプラーにはジャンパ栓の再現が無いので、ちょっとすっきりします。(ただ個人的にはジャンパ栓がなんとなく「よだれ」のように見えてしまい、左の無い方が好みですw)
上から見た際、ちょっとナックルカプラーの方が長いのですが、さほど気になるほどではありませんでした。(EF66前期型になるとカプラーヘッドの1/3ほど車体に隠れてしまいます。この隠れた部分がボディに干渉してしまい、Rのキツイカーブで首振りが悪く脱線するリスクを感じたので、変更しました。)
これで現在までに非電化区間で運用された「お召列車」や「御乗用列車」はなく、試験走行のみにとどまっていますが、キハすきすき線区では、いつでも対応できるようになりました。
他にはネットで調べるとEF65が甲種輸送した際、特別車両には車体に白いシート(布?)が掛けられた状態で走行しており、他にはEF81の81号機(北斗星マーク)も試験走行で牽引していたこともあるようで、今回のカプラー変更によって、楽しみ方が増えました!
最後は以前に購入し、EF58の61号機、60号機(予備機)で楽しんでいるKATOのお召列車1号編成(詳しくはコチラ)の御料車1号(3代目)と特別車両を比較してみました。
どちらも気品あふれる車両ですが、やはり個人的には御料車1号の方が高級感が半端なくあふれており、好きです。
ちょっと気になったのが、金色の帯です。御料車1号は途切れずに引かれていますが、なぜか特別車両の方は中央部分(菊の御紋部分)は有りません。なぜだろう・・・??
そして今回も恐れ多くも御料車1号を再びパカリストしました。
配置は変わっておりますが、内容は似たような感じであり、御料車1号は左から次室、御座所、御休憩室、お化粧室、御厠となっていますが、特別車両の方は化粧室が休憩室と一緒になっているので、左から次室、特別室、休憩室、トイレとなっています。
統合された休憩室にはベッドにもなるソファと三面鏡付き化粧台が設置されているようです。
どちらも長旅に適した装備ですが、動画でお召列車の運用を見る限り、陛下はほぼ特別室(御座所)におられ走行する沿線の国民に手を振っておられ、休憩室あまり使われていないような・・・
ということでリニューアル再販で買うつもりが、ヤフオクで古いロットを特別車両(2種)と共に安価で入手してしまいました。
特に傷もなく、走行も快調だったので、大満足であり、また他のお召列車と一緒に楽しみたいと思います。
でわでわ
これから買われる方は6月にリニューアル再販されるスロットレスモーター仕様か私のようにヤフオクで旧ロットを買うか・・
特別車両の回送仕様が異常なプレ値になっていますが、ヤフオクでは定価は厳しいかもしれませんが、MAX5000円位で落ちているので・・・・
あとはN小屋の室内表現シールが気になりますが、