パパを見下ろす三女
三女(もうすぐ8才)が、パパ、せいくらべしよう、と言う。
どういうことだ?(パパのほうが大きいに決まってるじゃん?)と思っていたら、椅子に座らせられた。
その状態で、直立している三女と背くらべしよう、ということらしい。
よしわかったと背くらべしてみるが、それでもまだ、僕のほうが少し大きい。
むー、と三女。
すると今度は、三女が椅子にのぼり上がり、そこで直立した。
パパ、せいくらべ!ということで、僕は自分の椅子から立ち上がる。
椅子のうえに立っている三女と、床のうえに立っている僕で背くらべ。
なんとほぼ同じぐらい。
うれしそうな三女。
ふと思いついて僕は、三女の背の高さまで、かがんでみた。
その位置から三女を見上げる。
天井のライトが少しまぶしい。
三女が、とても大きく感じる。見上げているので、首のうしろ側がかなり曲がる感覚がある。
そうか、三女はいつもこんな目線で僕を見上げているのか。
三女は僕を見下ろして、うれしそう。
次女の恋
次女(10才)が恋をしている。
なんとかくんと叩きあってうれしかったとか、なんとかくんと席が離れてしまったとか、なんとかくんが夢にでてきたとか、そんな話ばかりしている。
その「なんとかくん」は、もちろん常に同一人物で、どうやら今年から同じクラスになったらしい。
なんとかくんは、遠距離恋愛をしており、イギリスに彼女がいるそうだ。(ほんとか?)
次女の仲のいい友達は、遠距離恋愛なんて成り立たないから奪ってしまえ!みたいなアドバイスをくれるらしい。(すごいな。)
しかし、次女としては、自分から動くよりは、告白をされたいらしい。
「そのほうがうれしいじゃ~ん」とのこと。
恋愛ってむずかしい!なんて言いながら、次女は文字通り身悶えしている。(そんな次女を眺めつつ僕はもぐもぐ夕飯をたべる。)
小学5年生女子とは、こういうものであろうか。
こっちは面白半分に聴いているが、その煩悶は本物なのであろうな。
とか妻に話したら、なに言ってんの!とのこと。
楽しいに決まってるじゃん!と妻。
誰もいない
学校から帰ってきた三女(7才)が、お友達と約束していたらしく、公園に遊びにいったという。
初めてのことである。
僕と妻にとっては、ついにその時がきたか、という感じだ。
思えば次女(10才)も、そうだった。パパもママも知らない仲のよい友達ができて、いってきまーすと遊びにいってしまう。
やはり小学2年生のときだった。
というわけで昨日は、長女は部活。
次女は公文。
三女は公園。
それぞれに用事があって、娘たちが家に誰もいない時間帯ができた。
と、妻が興奮ぎみに教えてくれた。