心事の棚卸 -5ページ目

パパを見下ろす三女

三女(もうすぐ8才)が、パパ、せいくらべしよう、と言う。


どういうことだ?(パパのほうが大きいに決まってるじゃん?)と思っていたら、椅子に座らせられた。


その状態で、直立している三女と背くらべしよう、ということらしい。


よしわかったと背くらべしてみるが、それでもまだ、僕のほうが少し大きい。


むー、と三女。


すると今度は、三女が椅子にのぼり上がり、そこで直立した。


パパ、せいくらべ!ということで、僕は自分の椅子から立ち上がる。


椅子のうえに立っている三女と、床のうえに立っている僕で背くらべ。


なんとほぼ同じぐらい。


うれしそうな三女。


ふと思いついて僕は、三女の背の高さまで、かがんでみた。


その位置から三女を見上げる。


天井のライトが少しまぶしい。


三女が、とても大きく感じる。見上げているので、首のうしろ側がかなり曲がる感覚がある。


そうか、三女はいつもこんな目線で僕を見上げているのか。


三女は僕を見下ろして、うれしそう。

次女の恋

次女(10才)が恋をしている。


なんとかくんと叩きあってうれしかったとか、なんとかくんと席が離れてしまったとか、なんとかくんが夢にでてきたとか、そんな話ばかりしている。


その「なんとかくん」は、もちろん常に同一人物で、どうやら今年から同じクラスになったらしい。


なんとかくんは、遠距離恋愛をしており、イギリスに彼女がいるそうだ。(ほんとか?)


次女の仲のいい友達は、遠距離恋愛なんて成り立たないから奪ってしまえ!みたいなアドバイスをくれるらしい。(すごいな。)


しかし、次女としては、自分から動くよりは、告白をされたいらしい。


「そのほうがうれしいじゃ~ん」とのこと。


恋愛ってむずかしい!なんて言いながら、次女は文字通り身悶えしている。(そんな次女を眺めつつ僕はもぐもぐ夕飯をたべる。)


小学5年生女子とは、こういうものであろうか。


こっちは面白半分に聴いているが、その煩悶は本物なのであろうな。


とか妻に話したら、なに言ってんの!とのこと。


楽しいに決まってるじゃん!と妻。

誰もいない

学校から帰ってきた三女(7才)が、お友達と約束していたらしく、公園に遊びにいったという。


初めてのことである。


僕と妻にとっては、ついにその時がきたか、という感じだ。


思えば次女(10才)も、そうだった。パパもママも知らない仲のよい友達ができて、いってきまーすと遊びにいってしまう。


やはり小学2年生のときだった。


というわけで昨日は、長女は部活。

次女は公文。

三女は公園。


それぞれに用事があって、娘たちが家に誰もいない時間帯ができた。


と、妻が興奮ぎみに教えてくれた。