心事の棚卸
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おい、人間!

3月から猫を飼いはじめている。


名前はまだない、というのは、書いてみたかっただけで、もちろんある。


妻と長女がかんがえて、言葉の響きがいいね、ということで決まったようだ。


僕はあんまりその名前で猫をよんでいない。


ねこ、ねこ、と呼んでいる。


妻と子どもたちには、パパははずかしがってるとか、素直じゃないとか、がんこだとか、言われる。


先日、帰宅したら次女(中1)に「おい、人間!」と呼ばれた。


むむむ?


という反応を僕がすると、パパだってそんなふうに呼ばれたらいやでしょ、とのこと。


だから、○○○(猫の名前)のことを名前で呼んで!とのこと。


なんだ、人間ども!と言い返してみたが、なるほど、うまいことを言うなと思った。

プリン三者三様

ある日、おみやげにプリンを買って帰ったときのこと。


もう子どもたちは夕飯をたべおえていた。お風呂の時間だったし、これから寝る準備をしないといけない。


しかし、次女(中1)は「たべたい!」


やったー、とか言いながらためらいなくスプーンを持ち出してきて、たべはじめる。


長女(高1)は、この時間にたべていいのか、少し悩んでいる。ママにきいてくる、と言って、入浴中のママに「ママー、プリンたべていい?」ときいている。


ママはおそらく、べつにいいけど明日のおやつにしたら?と答えたようだ。


長女は今たべることにしたようで、おいしー、とたべはじめる。


三女(小4)は、「あしたのおやつの時間にたべる」と言っている。


ムリしてがまんしている様子でもなく、もぐもぐプリンをたべる姉2人を尻目に、楽しそうにテレビでYouTubeをみている。

父と母

父と母が、我が家にきた。目的はいくつかある。


新居のお祝い。長女の高校入学祝い。次女の中学祝い。


あと、猫。


いこうかと思ってるの、と母が言い出したのは、僕から電話したときだった。


ちょっと意外に思った。


もともと出不精な人である。その一方で、旅行雑誌などを眺めて、いつか行こう、とずーっと何年でも思い続ける人でもある。


もしかすると、猫が母の背中を押したのではないか、と思ったりする。


我が家にきてもらったのはじつに10年ぶりであった。


夕飯が用意された食卓をみて、すごい豪華なごはん、と母はよろこんでいた。(マイワイフ、ありがとう。)


父もいつになく饒舌で、冗談などを言っていた。


帰り道、父と母を最寄駅までおくった。雨がふっていた。そのせいもあるのか、父は小さな段差につまずきそうになった。いつの頃からか、左足が不自由になり、足元が不安定なのだ。


気をつけて、母が父に声をかける。


もうふたりにとっては、ここまで来るのは大変な長旅なのだ。


僕が家に帰ると、次女が「ばぁばは、何をいっても反応してくれる」とうれしそうに言っていた。


あらぁ、とか、すごいねぇ、とか。たしかに母は、孫たちに何を言われても感心する。


僕は、そんな母に育てられたのだと思った。

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