心事の棚卸 -2ページ目

わらしべ長者

仕事から帰宅すると、三女(8才)がなにやらスタンバイし始めた。


パパ!と呼ばれて三女のほうを向く。


正座した三女の前には、ナゾの黒いかたまりがいくつか置いてある。


「すみはいかがですかー?」


すみ?


近づいて黒いものをよく見てみると、木炭らしい。


炭屋さん、ということらしい。


値札がついており、チョコいちまいとこうかん、とか書いてある。


うーん、チョコはない。代わりに、先日の登山に持参した塩ラムネを3つあげた。


そして、木炭をもらった。


やったー!と三女は喜んでいる。妻は、よかったねぇ、と言っている。


そのナゾの木炭は、なぜか公園に落ちており、友達と一緒に拾ったそうだ。


どうやら、わらしべ長者のように、木炭をおやつに交換する作戦だったらしい。


次女が、自分もラムネほしい~!と騒いでいる。

夏休み 喫茶店

朝7時半起床。


本日、この夏休みで唯一なんの予定もない日。美術館にでも出かけようか、と思ったりもする。


妻、次女、三女は出かけてしまった。お友だちと、こども科学館にいくらしい。


長女は部活。


久しぶりにひとり。片付けや掃除をしたり、トマトやピーマンに水をあげたりする。


で、やっぱり走りにいくことにする。炎天下ではあるが、ためしに10kmを全力で走ってみる。


スピードはでない。


帰宅すると、長女が帰ってきていた。ひとりで冷凍パスタを温めて、お昼ごはんをすませたらしい。


僕も冷凍パスタをたべる。


さて、ひまだ。


長女はYouTubeをみて、けらけら笑っている。


久しぶりに喫茶店にいくことにする。


漱石の『硝子戸の中』とゲド戦記の『こわれた腕輪』をかばんに詰めこむ。


自転車を5分こいで、近所の喫茶店に到着。アイスコーヒーをたのんで、中庭が見おろせる2階の席を陣どる。


樹木のみどりが明るい。


喫茶店内の壁際にある本棚を見渡し、小澤征爾の『ボクの音楽武者修行』をみつける。


学生時代に読んだ。パラパラと読み通す。バーンスタインの「予定を先行せよ」というモットーと、エピソードが興味深かった。


つぎに、持参したゲド戦記をひらくが、どうも頭に入ってこない。


集中が必要なのだが、たぶん店内の音楽が邪魔なのだ。


なので、漱石のエッセイに切り替える。昔読んだときよりも、人間漱石を身近に感じられる気がした。


あとで調べてみて驚いたが、僕はもう漱石の晩年といっていい時期を生きている。


帰宅すると家族全員がいた。三女に誘われて、Switchでバレーやバスケのゲームをする。


夜はあらためてゲド戦記を読みつつ、就寝。

夏休み よみうりランドのプール

朝6時半起床。今日は次女、三女とよみうりランドのプールにいく。


場所取りをしないといけないので、開場の9時前に到着するように家を出る。


行きはちょうど通勤ラッシュにあたってしまった。


サラリーマンたちに囲まれた電車内で、次女と三女とパパは抱きあって、おだんご状態になる。


この状態なら無敵。


プール開場前についたが、すでに行列。でも、運よく日陰のスペースにレジャーシートを敷くことができた。


あとはひたすら遊ぶ、遊ぶ。17時ごろまで遊んだ。三女はまだ遊び足りないようだった。


ふたりともこんがり日焼けした。


それにしても、つい昨日は静寂な山のなかにいたことを思うと、なんとも不思議な気持ちになる。


山小屋では雨水は貴重なので、必要以上の水をつかわないように注意した。


ここでは、巨大なバケツから大量の水流が落ちてくるアトラクションがある。


すごいギャップだ。


それはそれとして、僕も娘たちも水流を浴びてキャーキャーとはしゃいだ。


この日、娘たちはお布団に入ってすぐ寝てしまったそうだ。妻より。