今日のオヤジギャグ:フト見ると部長が一所懸命コピー紙をそろえているので、「どうしたんですか?」と聞くと、「ソートし忘れた。ソートーばかだなオレ。」(実話)


昨日今日とめずらしく筆が進み、大学の先生の分と会社の上司の分、2種類の推薦状の第一稿が(ようやく)完成しました。
が、あらためて確認してみたところ、私の志望校の中ではUC BerkeleyとTexasが3通の推薦状を要求しているので、だれかに頼まなくてはいけません。
たぶんこの2つは知り合いのアメリカ人弁護士に頼んで、文章もおまかせですね。


作文と並行して、大学に証明書を発行してもらう準備していますが、UC Berkeleyの要求は、ちょっと変わっています。
"they must bear the actual signature of the institution’s registrar and the seal of the issuing institution.":ふつうと言えばふつうですが、わざわざ"the actual signature...and the seal"と書いてあるあたりに、押印じゃダメという意志が漂っています。
"All official academic records must be issued in their original language.":え"~~~!英文の証明書じゃいけないの~?!なんで~???
"If official records are not available in English, they must be accompanied by certified English translations.":だから最初から英文の証明書でいいじゃん。翻訳手配するのにどれだけ手間とお金かかると思ってんのよ。
"All records should include a description of institutional grading scales or other standards of evaluation.":私の出身大学の場合は簡単な説明が付けられるようなのでよいのですが、困る人も多いと思います。
"Official evidence of the conferral of university degrees and professional titles should indicate the exact name of the degree or title as it is known in the country of origin and not in American terms.":そんなこと言ったって日本語読めないでしょ?ローマ字で書けっつうこと?私の出身大学の場合はそもそも卒業証明書は「卒業しました」と書いてあるだけで「法学士を授与しました」とは書いてないようなので、大問題です。
UC Berkeley、敷居高いです。。。
実は、LSACを利用すればこのへんの細かい要求はうやむやにできるのではないかという気もするのですが、希望的観測にすぎないかもしれません。前回の記事に引続き、悩むところです。


F1で新たにルノーに浮上した秘密情報取得疑惑とか、DTMで何台もメルセデスに追突されたのに激怒してアウディーがレース途中で引きあげた件とか、F1日本グランプリでのクルサードのコリン・マクレー追悼ヘルメットの話とか、いろいろ書きたいネタはあるのですが(でもなぜかモータースポーツばっかりですが)、ちょっとムリっすね。とりあえず今週は、Personal Statement(志望理由書)とCurriculum Vitae(履歴書)を書きあげるのが目標です。

昨日のF1日本グランプリ、テレビで観るぶんには無責任におもしろかったですが、サーキットに行かれた方はたいへんでしたね!MotoGP(茂木)も雨でしたが、やみ方向でしたので、サーキットでの観戦はそこまでたいへんではありませんでした(もっとも、MotoGPの決勝はレインスタートで途中からドライに変わり、これが原因でライダーとチームにとってはたいへんなことになったのですが)。

MotoGPの写真もはやくアップしたいのですが、そんなことやってる場合じゃないので、ま、ぼちぼち。


今日から10月、心機一転!ということで、UC Berkeleyのウェブサイトをのぞいてみたら、募集要項(PDFのやつ)が2008年版になっていました!ざっと見たところ、少なくとも細かい表現で明確化されたところがあるようです。


ところで、Law School Admission Council、略称LSACというというところのやってる、LLM Credential Assembly Serviceというものがあるのですが、これを利用するかどうか迷っています。

これは、出願に必要な書類を1部用意してLSACに送れば、その写しを指示した学校に送ってくれる、という(一見)便利なサービスで、多くの学校で利用が推奨されています。

しかし、出願に必要な書類、といっても、願書とか推薦状とかは各校別に用意しなければいけないわけで、結局このサービスで送れるのって、大学の成績表とTOEFLのスコアぐらいなんですよね。

大学の成績表はまとめて大学からもらってきて願書と一緒に入れればいい話だし、TOEFLのスコアはETSに指示して送ることができます。

費用的には、LLM Credential Assembly Serviceの初期費用は$185で、これに5校分の送料が含まれていますが、他方、TOEFLのスコアをETSに指示して送ると1校あたり$17、大学の成績表は1通およそ$1ですから、5校出願するとすると、総額は$90。仮に10校出願するとしても、LLM Credential Assembly Serviceの6校目以降は$15なので、総額は$260、他方これを利用しない場合は$180。

私の場合、初期ロットの数は絞り込むつもりなので、はっきりいってメリットが感じられません。

逆に、ひとつ書類の経由先が増えることになり、事務処理の確実性の面でどうよ?という気もします(ETSもイマイチ以上信用できませんが)。

LSACを利用するとしたら、これはこれでなにやら時間がかかるらしいので、はやく登録しなくてはいけないのですが。


と思いつつ、上位志望校であるBoston UniversityとUC Berkeleyの募集要項をチェックしていたら、いくつか重要なことに気づきました。

まず、BUでは、LLM Credential Assembly Serviceの利用が"We strongly recommend (but do not require)"とされ、これとは別に独自の電子出願システムの利用が"We recommend"とされています(別に、"Applications submitted electronically receive the same consideration as applications submitted on paper."ともされている)。

これに対し、UCBでは、電子出願のところをクリックすると、なんとLSACの電子出願システムに飛ぶようになっており、この利用が"strongly preferred"とされています。他方、例のLLM Credential Assembly Serviceについては、"recommended but not required"とされています。

さらには、UCBでは電子出願の場合はクレジットカードで支払できるが紙の場合はだめ、BUの場合はちょっとあいまいな書き方になっていますがたぶん同様なことが書いてあります。

これらのことからすると、私はなるべくクレジットカードで支払いたいのですが、そうであれば素直に(?)LSACを利用しかつ電子出願するほうがよいのかもしれません

しかしながら、電子出願は、書きかけの書類が消えてしまったとか、逆に提出されてしまったとか、常に不安がつきまとい、(人それぞれだと思いますが私にとっては)精神衛生上よくありません。

また、UCBでは"Applicants submitting their applications electronically must print and sign the Certification Letter indicating the appropriate method of payment."とかおそろしくめんどくさいことが書いており、本当にクレジットカードのほうが簡単なのか、疑問もわいてきます。


てな感じで調べたり考えたりしていると、はてしなく時間が過ぎていきます。

今月は、これまでにも増してたいへんそうです。。。

出てました。驚愕です。
R:28 L:25 S:19 W:25 Total:97。
・・・。第2回より良いが、第1回より悪い。。。
ホントはあまりにも恥ずかしい点数で書きたくないのですが、前回、前々回と書いておいて今回だけ書かないわけにもいかないので、書きました。
今夜の夢には、予想GUYが出てくることでしょう。

しばらく時間が空いてしまいましたが、これはひとえに、先週末MotoGPを観に茂木に行ってきたからでありマス。
仕事も出願も忙しい時期とあって、さすがにその前後は死にそうになっていました(人はこれを自業自得と言う)。でも、楽しかった。
MotoGPについてはあらためてなにか書きますが、本日はすぐに書かないと忘れそうな出願の関係。


昨日は、ゼミの先生のところへおうかがいし、推薦状についてあらためてお願いするとともに、具体的な進め方を打合わせてきました。
私がゼミにいた10ン年前は新進気鋭の学者だった先生も、今では大学の要職にありすっかりエライひとになられていましたが、それでも少しもエラぶるところがないのが先生のすごいところです。超多忙なはずなのですが、じっくりと私のプランに耳を傾けたうえで、推薦状はもちろん、個人的に知り合いにあたってみていただけるとのこと。
決して最優秀とはいえなかった学生(←私)を推薦する、というだけでも難儀なことと思うのですが、これには感謝するやら恐縮するやらでした。
具体的な進め方としては、文案はひとまず私のほうで用意し、メールで確認のうえ、再度おうかがいしてサインしていただくこととなり、レターヘッドをいただいてきました。

いろいろな人にご迷惑をおかけしつつ進む、このロースクール留学プロジェクト。今の私にできることは、がんばって勉強することしかありません。


あいかわらず飲み会ばっかりですが、今日は部の送別会だったので、明日からまた推薦状を練りあげ、完成させたいと思います。週末は息子の幼稚園の運動会で、私はなにやら選手に選ばれてるらしいですが。。。

以前にも書きましたが、多くの学校のLLMでは、TOEFLの足切りスコアをPBT600=CBT250=iBT100としています。
しかし、各校(私の志望校だけですが)のサイトを見てみると、そうではないところもいくつかあるようなので、(日本で受験するのが現実的な)iBTでいくら必要か、そして足りない場合はどうなるのか、についての記述を拾ってみました。


[西]


University of California Berkeley: The minimum score required by the university is 68 on the internet based test (IBT). Because of the extensive reading necessary to complete the advanced law degree programs, the law school prefers to admit applicants whose TOEFL scores are above the minimum.

※低い。ここはPBTで570、CBTで230と、全体に低め。しかも絶対条件ではないと断っている(しかしもちろん、ランキング上位校であるから、決して合格しやすいというわけではない)。iBTはCornellより低いのにPBTとCBTはCornellより高いのが興味深い。


University of California Davis: Applicants should have a TOEFL iBT score of 88-89

※ここはPBTで570、CBTで230と、全体に低め(PBTとCBTはUC Berkeleyと同じ)。

University of California Los Angels: A TOEFL score of 96 on the Internet-based test is the minimum score accepted by the University's Graduate Division. The Law School usually admits only applicants whose TOEFL scores are well above the minimum range required by the University. In general we expect a score of 100 on the Internet-based test, although an outstanding applicant with a slightly lower test score will not be disqualified on this basis.

※要するに、96は絶対条件ということと思われる。PBTで500、CBTで243。

[東]


Boston University: a minimum total score of 100 on the internet-based TOEFL, with subscores of 25 (reading), 25 (listening), 25 (writing) and 23 (speaking) are generally required and most admitted LL.M. applicants have substantially higher scores. If you scored below 100 on TOEFL, but are otherwise qualified, you may still apply, but we may ask you to re-take TOEFL. In that case, we will hold off on making an admissions decision until we receive a higher score.

※100といいながらSは少し下がっている。


Cornell University: A minimum overall TOEFL score of 79 (Internet-based) is required to be considered for admission. Accepted applicants whose TOEFL scores are between 79 and 100 (Internetbased) must take the English placement test given at Cornell during registration week. If the placement score indicates that you need additional formal training in English, a course will be required during the first semester.

※ここはPBTで550、CBTで213と、全体に低め。iBTはUC Berkeleyより高いのにPBTとCBTはUC Berkeleyより低いのが興味深い。


University of Pennsylvania: We do not set a minimum requirement for the score; however, Penn Law generally looks for a TOEFL score of at least 100 (IBT). We have, however, made exceptions depending on the other strengths and specific circumstances of particular applicants, and therefore a lower score does not automatically preclude an applicant from consideration for Penn Law's LLM program.

※絶対条件ではないと断っている。


Geroge Washington University: attain a score in the 600-point range (paper-based) or 250-point range (computer-based) to be considered for admission at the Law School. This is a mandatory requirement. ※iBTについて記載がない。絶対条件だと断っている。


University of Virginia: the minimum scores are: iBT TOEFL: Writing: 22 Speaking: 22 Reading: 23 Listening: 23

※単純計算すれば90になる。


Duke University: Students admitted to graduate study normally have scores of at least 100 on the Internet-based test.

※"normally have"と"at least"の関係をどのように読むか。希望的観測としては、前者に力点を置いて読みたい。


Vanderbilt University: Proficiency in English is a prerequisite for the LL.M. program. If your native language is not English, you must take the Test of English a a Foreign Language (TOEFL).

※足切りスコアについて記載がない。


Washington University in St. Louis: You must possess a TOEFL score of 100 on the iBT

※"must"と言っている。


この中で、注目すべきは、VirginiaとUC Berkeleyでしょう。
Virginiaは、PBTとCBTはそれぞれ600と250とふつうなのに、iBTは低くなっています。
UC Berkeleyは、PBTとCBTはそれぞれ570と230で、これをETSの換算表 にあてはめるとiBTは88-89になるはず(UC Davisがまさにそう)ですが、それよりも低くなっています。
これらの事実は、TOEFL受験生の間でささやかれる「iBTはPBTやCBTより難しい。」(より正確には、「ETSの換算表はあてにならない。」と言うべきだと思いますが)といううわさを裏づける恰好となっています。


もちろん、これらのことは、うんと高いスコアをお持ちの方にはどうでもよい話ですが、恥ずかしながら私のようにギリギリのスコアの人間には切実な問題なのであります。
なので、こんなことやってるひまがあったら勉強しろ!というご批判はしごくごもっともですが、いちどまとめておきたいと思ったのでした。
あー、すっきりした。

なんか今テレビのニュース観たらレッドブルのF1マシンが浅草寺走ってましたが。。。


今日は珍しく筆が進んで、推薦状がかなり書けました。

もうちょっとで完成です♪


そんな中、「リーガル・エリートたちの挑戦 コロンビア・ロースクールに学んで」(ダグラス・K・フリーマン/商事法務)という本を読み終わりました。

この本の著者は、日本で育ち、日本の弁護士として数年間勤務した後、ColumbiaのJDに進んだ、という経歴の持ち主です。
特に私の印象に残ったのは、law review editorとはなんぞやについて記した章でした。
アメリカの優秀な弁護士の経歴には、かなりの確率でcum laude(優等賞の意)とlaw review editor(law reviewは日本語では紀要というのだと思います)というのが誇らしげに書かれており、前者はともかくとして後者はこれまでイマイチぴんと来ませんでしたが、この本を読んですごいことなのだということがよくわかりました。
この本は、3年間のJD生活を時系列で描写していますが、著者の秀逸な文章力のおかげで、最後まで飽きることなく読み進めることができます。日米を問わず法学教育にかかわりのある方にとっては、楽しく読める一冊なのではないかと思います。

・・・についてのニュースを見ようとモータースポーツ関連のサイトに行ったら、ヘリコプター事故でコリン・マクレー死亡のニュースが!
う~ん、そうですか。。。
コリン・マクレーと言えば、ゲームソフトでご存じの方も多いと思いますが、トミー・マキネンと並んで90年代のWRC(世界ラリー選手権)を代表する天才ラリードライバーでした。ダイナミックかつアグレッシブな走りが特徴で、大いにファンを沸かせましたが、同時にミスも多く、近年WRCのマシン、イベント、レギュレーションなどが機械のように正確な走りをするドライバーを要求するようになるにつれ(この傾向はF1にもありますね)、トップチームのシートを失っていました。
近年では、一昨年でしたか、シュコダでスポット参戦したときに、たしか初日かなりの好タイムをたたき出し、"not bad for an old man"と言って笑っていたのが、印象に残っています(正確には、「コリン・マクレーが"old man"とはね。。。」と、嘆息した自分が印象に残っていると言うべきかもしれませんが)。
コリン・マクレーと言えば、インプとは切っても切れないドライバーでもあります。インプ乗りの末席を汚す者として、謹んでご冥福をお祈りします。


空の事故は連続して起きるといいますが、コリン・マクレーの事故の翌日、コリン・マクレーの所属したスバルチームを率いたデイビッド・リチャーズも、ヘリコプターで事故にあったそうです!
デイビッド・リチャーズは、F1ベルギーGPからイギリスに帰る途中、ロンドン付近でヘリコプターが故障し転倒するように着陸したものの、幸いこちらは無事だったとか。


さて、フェラーリのスパイ事件、という言い方は正確ではないようですが、FIAの決定が出ましたね。
コンストラクターズポイント剥奪は予想していましたが、罰金1億ドルとは!!!
1億ドルって、115億円ですか?はー。。。
モータースポーツ界でのこれほどの大スキャンダルは、WRCのTTEの事件(ご興味ある方は気長に検索してみてください)以降、ちょっと記憶にありません。
企業法務マンとしては、スポンサー契約とかどうなってるのか、気になるところです。関係者のoutside counselは笑いが止まらないでしょうが、in-houseは泣いてますね。きっと。


この事件の大きな論点のひとつとしては、マクラーレンの技術者が秘密情報を受取って自宅に置いてあったことをもってマクラーレンが「受取った」と言えるのか、ということがあると思います。マクラーレンの技術者はマクラーレンという組織の一部なのだからマクラーレンの技術者が受取れば組織としてのマクラーレンが受取ったことになる、とも言えるわけですが、技術者にだって組織を離れた一個人としての活動があるのだからマクラーレンの技術者が受取ったとしてもただちに組織としてのマクラーレンが受取ったことにはならない、とも言えそうです。

結局、秘密情報を受取ったマクラーレンの技術者と、マクラーレン幹部のそれぞれがどのように考えていたかを検討せざるを得ないのではないかと思いますが、そのあたりはどうなっているのでしょうか。

法律的には、他にも論点があり、なかなか興味深い事件だと思います。もちろん、社内の法務講習会でもすかさずネタとして使わせてもらいました。ちょーどトレード・シークレットについて説明するところでしたので(笑)。

先日ちょこっと書いた日本の法科大学院から来ている研修生ですが、先週で会社法とか独禁法とか国内のカリキュラムがだいたい終わり、「今週は海外関係もなんかやってよ。」と上司に言われたので、たいへん僭越ながらなんかやることにしました(私は知財よりというか、技術関係全般を国内外を問わず扱っていますが、いちおうどっちかと言えば海外要員ということになっています)。
迷った挙句、本人達の希望も聞いて、
- 企業法務の中でも技術法務、知財法務などと呼ばれる分野の業務概要
- 秘密保持契約概論
- 英文契約の基礎
- 英文ライセンス契約書レビュー演習
などをやりました。4時間で。。。
次に海外代理店契約の担当者に引渡すことになっていたからなのですが、さすがにちょっとつめ込みすぎだったかもしれません。
でも、モトが優秀なんで、フンイキはわかってくれたみたいです♪


世間話のレベルで、法科大学院生から忘却の彼方にある日本の民法とかのことを聞かれたりすると、めちゃくちゃあせります。
でも、考えてみたら、LLMっていうのは母国法のエキスパートっていう位置づけなんですよね。日本法の基礎がわからないとか言ってる場合じゃないですよね。
なので、出願が一段落したら、日本法の勉強もしようと思います(もちろんアメリカ法の勉強もしなくちゃいけません)。


ところで、UC Irvineにも、ロースクールができる そうです。
授業開始は2009年ということなので、私は間に合いませんが。

えらく時間がかかりましたが、ひととおり調べ終わったので、志望校について、ここらでまとめておこうと思います。


まず、いきなり後ろ向きに聞こえるかもしれませんが、U.S. Newsのランキング の5位まで、すなわち、Yale、Harvard、Stanford、New York、Columbiaは、出願しません。
今の私のTOEFLとGPAでは受かる可能性が極めて低いというのと、背伸びして天才達の中で埋没するより身の丈にあったところでのびのびやりたいというのが、おもな理由です(生活費が高いとか、寒いとか、個別の理由もそれぞれあります)。


ポイントとしては、子どもがふたりとも小さく手のかかる盛りなので、家族が暮らしやすいというのを重視したいと思います。
そして、暮らしやすいというのは、つまるところ、①気候が温暖、②大きな日本人コミュニティがある、という2点に集約されるように思います。②は、私のポリシーには若干反するのですが、妻も始めての海外生活ですし、しかたないところでしょう。今回は、勉強に集中できる環境をなによりも優先していきたいと思います。
さらに、知り合いがいる、日本から来やすい、というような場合は、ボーナスポイントが加算されます(笑)。
このへんの条件で抜きん出ているのは、やっぱりCaliforniaですね。


学校については、どこも見た&聞いた感じすばらしいし、本当のところは入ってみなければわからないので、例のランキング50位以内ぐらいだったら、まぁいいのかなと思っています(50位以下は聞いたことない学校ばかりになる)。
各学校のカリキュラムは、正直言ってよくわかりませんが、アメリカ法の基礎的なところを勉強したいので、基礎的な科目が取れないのは、ちょっと困りますね。私の興味のある知財系が強ければ、なおよしというところでしょう。
日本人が多いほうがよいか少ないほうがよいかは、難しい問題です。日本人が少ないほうが英語は上達するのでしょうが、基本的には英語の勉強に行くのではなく法律の勉強に行くのだと思っていますので(TOEFLのスコアを見てこの自信はだいぶゆらぎましたが)、少なくとも多いからダメというふうには考えていません。逆に、日本人が多ければ将来に役立つコネもできるでしょうし、勉強や生活で助け合うこともあるでしょう。なので、プラマイゼロと考えています。
LLM全体の人数は、できれば少なめのほうがよいですね。


では、出願を考えている各学校について、ザガットふうにまとめてみましょう(笑)。


[西]


University of California Berkeley: San Franciscoの近くにあって、のびのびやれて、よさそう。つうか、ランキング8位だし。

University of California Hastings: San Franciscoにある。UC系にあってなぜかここだけまったく話題にあがらないが、悪くはないと聞いた。

University of California Davis: 学校はよさそうだが、自然に恵まれている反面、あまりに田舎すぎるという人も。

University of California Los Angels: LAにあって、こじんまりして、よさそう。ビバヒル的あこがれ。なお、ここを始め、UC系はどこも事務はあまりよくないと聞いた。

University of Southern California: UC系に較べると知名度が低いが、LAにあって、キャンパスがきれいで、日本人のつながりもあってよさそう。

University of Texas: LLMに関する情報はあまりないが、キャンパスはきれいらしい。温暖もおすみつきで、アメリカ人の知り合いは暑すぎと言っていた。Dallasに(別の)知り合いがいるので、生活面も少しはよいかもしれない。


[東]


Boston University: Bostonにあって、のびのびやれて、よさそう。寒いのが難。

Cornell University: ランキング上位の伝統校で、その割にはのびのびやれて、自然に恵まれて、日本人のつながりもあってよさそう。いちおうNY州にあるが、あまりに田舎すぎるという人も。寒いのも難。

University of Pennsylvania: NYまでクルマで2時間で、のびのびやれて、よさそう。つうか、ランキング6位だし。治安と寒さがやや難。

Georgetown University: Washington DCにあるというのは、アメリカの政治の中心につながっているという点ではよいのだろうが、この町はけっこう治安が悪いらしいので気になる。このあたりもけっこう寒いとも聞いた。

George Washington University: Washington DCにあるというのは、アメリカの政治の中心につながっているという点ではよいのだろうが、この町はけっこう治安が悪いらしいので気になる。このあたりもけっこう寒いとも聞いた。事務はあまりよくないらしいというのも気になる。

University of Virginia: このへんから南部と呼んでよいのだろうか?Washington DCからクルマで2時間らしいが、気候的には少しはよいことを期待したい。キャンパスはきれいらしい。

Duke University: North CarolinaのDurhamにある。自然に恵まれて、安全で、知財にも力を入れていて、事務も親切で、よさそう。

Wake Forest University: North CarolinaのWinston-Salem(Dukeのすぐ近く)にある。お金持ちの師弟を学部に集め、その収益を研究者や施設に還元するというユニークな経営方針を取っているらしい(LLMの学費は安い)。自然に恵まれて、安全で、事務も親切で、よさそう。

Vanderbilt University: TennesseeのNashvilleにあり、都会と田舎のよいところを両方兼ね備えているらしい。キャンパスはきれいらしい。小規模で、事務も親切で、よさそう。

Washington University in St. Louis: 設備もよく、知財にも力を入れていて、事務も親切で、よさそう。


[番外]


University of Hawaii: ①気候が温暖、②大きな日本人コミュニティがある、ということになると、大穴はここ。もちろん、日本からもすこぶる来やすい。HawaiiのLLMのことなどほとんど情報がない、と思いきや、ハワイ大学法科大学院の概要 という非常に充実した報告書があり、これによれば、悪くはなさそう。しかし、ランキング91位というのはちょっと躊躇を覚えるし、なによりも「は~!?ハワイィ???なに考えてんの!!!」という周り(社内)の反応が目に浮かぶよう。。。なので、ちょっとムリでしょうな。

土曜日、横浜で第3回のTOEFLを受けてきました。
ご承知のとおり先週後半は関東地方に大型台風が襲来し、これでまた受けれなかったらぜったいなにかに呪われてるよと思っていましたが、幸いにも土曜日は台風の影響はなく、また今回は特別な問題も発生せず、無事受けれました。
感触としては、前半のRとLは、よくできたように思います。後半のSとWは、やや波に乗れずいくつか小さな失敗がありましたが、第2回のような致命的な失敗はなかったので、全体に自分としては納得のできるものでした。
ということで、TOEFLは今回で終わりにしたいと思います。
ここ数ヶ月、毎週末、受験だ、勉強だ、と家にいなかったので、次の週末は久しぶりにじっくりチビ達と遊んでやるつもりです。


日曜日は、疲れきってなにもやる気がおこらず、気分転換にWRCドイツの再放送(スカパー)を観ました。
ひさびさに観るWRC、しかも私の好きなターマック・イベントということもあって、かなり楽しめました。
今回特筆すべきは、やはり大人になって帰ってきたデュバルですね。抑えるべきところを抑えた、いい走りでした。
個人的には、シュコダあたりでくすぶってる選手じゃないと思っていたので、とってもうれしいです。知り合いのベルギー人は、「デュバル?知らないなぁ。」と言っていましたので、本国での知名度もそんなもんみたいですが、これを契機にWRCでもうひと暴れ、ふた暴れしてほしいものです。


そういえば、TOEFL対策として、アメリカ映画をDVDの英語字幕でじっくり観ようと思っていたのですが、ついにひとつも観ることができませんでした。私の経験上、映画、テレビの利用は外国語の習得にかなり有効なのですが、今回はちょっとそこまで余裕が無かったですねぇ。なにしろ、せっかくスカパーに入ってるのに、もっぱらアンパンマンとトーマス専用と化している今日このごろですから。。。

関係ないですが、トーマスは英語でも放送してくれと、フジテレビ721に声を大にして言いたい!森本レオさんのナレーションは悪くないですが、「♪トーマスだいす~き~♪」と、歌までぜんぶ日本語になってるのはちょっと興ざめです。しかもまた耳に残るんだ。この日本語の歌詞が。

あと、映画といえば、YaleのロースクールでIndiana Jonesの撮影をした と、サイトに出ていました。ちょっと気になりますね!