「独占インタ」というもの【みんスポ】/都築先生の言葉 | 羽生結弦さんの見つめる先を見ていたい

羽生結弦さんの見つめる先を見ていたい

羽生結弦選手を敬愛しています。羽生さんを応援する素敵ブログ様方を日々の心の糧にしている、ソチ落ち主婦のブログです。(横浜在住)

昨日は、特番花盛りで、色々な「羽生くん」に出会えた良き日でした。

特に、テレビ朝日の特番は素晴らしかった。羽生くんご本人が、番組の最初から最後まで、スタジオで語り続けてくださる…なんと神番組であったことか。発言カットもない、スケ連への忖度もない、スタジオで信頼する方々に囲まれて、そのまんまの「羽生結弦」がそこに居ると、観ている私達も実感できました。

羽生くんも、そしてファンである私達も、色々な"憑きもの"が落ちましたよね。なにやら"お祓い"効果も発揮してくださっていたような稀有な、番組でした。照れ


さて、本来なら今日は、『緊急特番 羽生結弦感動をありがとう』の話をしたいところですが。

私事ながら、実は、家族にチャンネル権を取られていて、昨夜リアルタイムでは何とか見ることが叶ったものの、その後、2時間の内容を見直すことも、勿論、書き起こしも、全然できないでいます。悲しい


はい、織田さん。必ず、後で機会をとらえて、じっくり見直します。🙇‍♀️




そこで、今日は、その後に放送された、テレビ東京の『みんなのスポーツ』について、まず語りたいと思います。



こちらは、30分の番組中、羽生くん関連の映像は正味18分でした。


副題は、「独占!羽生結弦が明かした王者の孤独」。

番組構成としては、記者会見後のテレビ東京の"独占インタビュー"を縦軸にして、横軸として北京五輪の羽生くんと恩師・都築章一郎先生の言葉を絡めて、「羽生結弦の王者としての孤独」を浮き彫りにしていくというものでした。

ただ、先にテレ朝の神番組を見た後でしたから、私は、テレ東側の「独占インタビュー」の扱い方がもの凄く気になりました。


実際のところ、このインタビューで羽生くんはもの凄く踏み込んだ発言をしてくださっていたのです。

曰く、

「…正直、キスアンドクライで昔みたいに無邪気に『やったー!』って喜べる機会が無くなっていったというのは正直あって、

『自分は必要とされていないのかな」と思った時期も正直あって、

『羽生結弦早く引退しろ!』って言われいるのかなくらいに…。
『辛い!』って思ったことも勿論あったんですけど
。」


羽生結弦が「辛い」と発した言葉を、番組では「王者ゆえの孤独」の一言でスルーしてしまいました。これは、結論ありきの企画構成です。


でも、直近でも、2020年、2021年の全日本でぶっちぎり(北京五輪メダルコンビを寄せ付けず)連覇を果たした王者の言葉が、「辛い」ですよ⁉️

報道魂として、そこに「何故?」は発動されないの⁉️

↓harinezumi様、感謝してお借りします🙇‍♀️


国際大会でも、平昌後の2018年、2019年、2021年と出場した競技会ではすべて表彰台に乗り続けている、世界中からレジェンドと目されている「史上最高のスケーター」から何故に「辛い」という言葉が発せられるのか? そこに食いついて、疑問を呈するのが、報道というものでしょう?


ファンは皆、知っているんです。

2015年のGPファイナルで「330.43点」という世界最高点を出した時を境目に、ISUの対応が徐々に変わっていったことを。

以後は、決してその総合最高得点を超えないように、競技会ジャッジ陣が点数を調整したり、羽生くんだけ減点できるようなISUルール変更(シリアスエラーetc.)がなされていたことを。

実際に毎試合ごとに、羽生くんだけ得点が出るまで5分以上もキスアンドクライで待たされたこと。その間、彼やコーチの表情がどんどん曇っていったこと。羽生くん同様、彼を見守るファンも皆、毎回辛い思いを味わっていました。

それでも、正常な採点であれば圧倒的に勝てる実力を有し、かつ精進を怠らなかった羽生くんだからこそ、どんなにジャッジに恣意的採点で減点されても、毎試合確実に表彰台に上がり続けたのです。それはひとえに彼の壮絶な努力の賜物でした。汗


マスコミはその事を知らないはずはないのに、今回の『みんスポ』は、あたかも「『辛さ』の理由は『王者の孤独』ゆえ、そこから、結果が出なくなったのは単に実力が落ちたせい」と一般の視聴者に暗示するような番組作りでした。やはりミスリードと言わざるを得ない気がします。


↓林檎の花さま、感謝してお借りします🙇‍♀️

↓ただの火穂さま、感謝してお借りします🙇‍♀️

↑私も、そう思いたいです。ほんの僅かでも羽生くんの心に光を送りたいと何度願ったことか!


そして、番宣でも流されていたこの言葉。↓

「…そのレールの上をひたすら走らされている人形なんじゃないかって思ってて。」

かなり衝撃的な発言ですが、前後の脈絡も不明なままに、この一節だけ切り取られて流されたものなので、この言葉を発した際の羽生くんの真意は、正確には伝わらないままです。泣

↓ふうせん様、感謝してお借りします🙇‍♀️




でもその他では、北京五輪での貴重な練習風景を映し出して下さった事と、五輪後の都築章一郎先生の羽生くんへの労いの言葉を、今回改めて放送してくださった事は、感謝します。


北京五輪では、競技演技が2/10に終わり、記者会見が2/14に開催され、更にエキシビションへ向けての自主練習が始まりました。

希望者のみのサブリンクでの自主練習です。

本来ならば、怪我が癒えていない羽生くんはパスしても何ら問題なかったはずですが、彼は3日間も痛み止めを服用してまで、報道陣に練習風景を公開してくれたのです。

特に、2/18の自主練習で、羽生くんはなんと9曲も過去プログラムを滑って下さったそうです。

『ホープ&レガシー』から『SEIMEI』まで、そこはまるで「羽生結弦ワンマンアイスショー」のようだったと、各メディアが口を揃えて発信していましたから、(ダイジェストとはいえ)、私も見たくてたまらなかった映像です。照れ


↓これらを一挙に見られるなんて、まさに垂涎ものです。

①「ホープ・アンド・レガシー」

②「パガニーニの主題による狂詩曲」

③「ノートルダム・ド・パリ」

④「ロミオとジュリエット」(新)

⑤「バラード第1番」

⑥「秋によせて」

⑦「ホワイト・レジェンド」

⑧「ノッテ・ステラータ」

⑨「SEIMEI

放送映像の中で、羽生くんは本当に幸せそうで、「疲れた」と言いながらも

「やばい、超幸せ」と❣️

そして、練習時間のラスト。

しばらく天を仰ぐように上を向いたまま滑っていて、

「よし、終わりにしよう」


と頷いて、滑ったのは『SEIMEI』のコレオステップ。

映像の羽生くんは、至福の笑みを浮かべていました。

7/19の会見で。「毎試合『これが最後』と考えていた」と明かした羽生くん。その時もそんな心境だったのでしょうか


羽生くんの練習風景の動画はこちらの過去記事から↓


↓2/18の練習を終えた後の羽生くんのコメント


「何か落とし物はないかなって探しながら、あとはこんなことあったな、あんなことあったよな、今、本当に幸せだなとかって思いながら滑りました」

「心の赴くままにスケートしました。自己満足かもしれないのですけれど、自分の中でやり切れたなって思えました。」

「今でも平昌五輪の最後のコレオステップの時は、あの瞬間は絶対忘れないし、あれは一生忘れないと思いますけど、なんか今日は自分の全力を込めたステップシークエンスを見せることができて良かったなって、思っています。

ありがとうございました!」



そして、五輪の競技直後は、「辛い」「報われなかった」という気持ちを拭えなかった羽生くん。そんな彼を救ってくれたのは、恩師のお言葉だったそうです。

そのエピソードも今回、再放送されていました。



平昌の試合後に届けられた都築章一郎先生の言葉↓

「(結弦は)『努力は報われない』と言ったけれど、いや、とんでもない。すごく報われている!
こんなに報われたスケーターがどこにいるんだ。
ゆづの挑戦は無駄ではなかったよ。
本当に良く挑戦してくれましたね。
僕は感謝しています。
頑張れ!結弦!!」



当時、都築先生の言葉を聞いた羽生くん↓

(泣きそうになって)「ああ、なんか苦しいですね」​



「都築章一郎先生が恩師かなって思っています。
僕を作り上げてくれた人。僕の基礎を作ってくれた人。
その基礎をなくさないように、こうやって作っていただいたものを、しっかりと誇りとして持ちながら滑れたらなと思っています。」


↓秀さかえ様、感謝してお借りします🙇‍♀️



さらに、7/19のテレ東インタビュー内で明かした羽生くんの心境。↓

「特に、北京五輪という自分にとっては上手く行かなかった試合もあり、結果も取れなかったという悔しさもある状態で、足首も痛いですし、もう、本当に心も身体もボロボロの状態で最終的には終わったので、あの言葉はすごく沁みましたね。
あの言葉があってこその今の幸せなのかなっていう風にも思います。」

インタビュー映像ですと、その言葉を発した時の表情も分かるのが、活字だけよりも、有り難い点です。羽生くんの「今が幸せ」と仰る言葉と表情には、私も本当に安堵しています。照れ

↓秀さかえ様、感謝してお借りします🙇‍♀️




テレビ東京さま、いつか是非、今回の貴重なインタビューをノーカットで放送して欲しい。

羽生くんは超優秀なコメンテーターですけれど、それに甘えて言わせっぱなしにせず、きちんとその発言を受けて、局側のコメントも発していただきたい。結果としてそこに、ISUや日本スケ連の体制の在り方が浮き彫りにされてくることがあるとしても。忖度より何より、その闇をこそ報道していただきたいです!🙏



余談になりますが、

7/19の記者会見のあと、羽生くんはテレビ各局の単独インタビューに応じたと思いますが、私個人としては、フジTVの発信形態が最も好ましいと感じました。


アナウンサーの三田友梨佳さんの発言も質問も、全編、羽生くんに寄り添う姿勢が随所に感じられ、何より、羽生くんの各発言そのものがほぼノーカットと見受けられました。↓


三田友梨佳さん、その節は本当にありがとうございました。今後とも、羽生くんをどうぞ宜しくお願いします🙏



お知らせです。

昨日の、もう一つの特集番組、TBSの『バース・ディ』はTVer配信で見られるそうです。




それと、遅れに遅れていたGPシリーズのアサインが発表されたそうですので、お知らせしておきます。






今日も羽生くんを全力応援!ᕦ(ò_óˇ)ᕤ


羽生くんが痛みなく滑れていますように!

羽生くんが笑ってくださっていますように!

羽生くんの幸せを心から願い、祈ります🙏



画像やTwitterや記事や動画は感謝してお借りしました。


ポチして頂けますと有り難いです