「泥中の蓮」の如き羽生くん | 羽生結弦さんの見つめる先を見ていたい

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羽生結弦選手を敬愛しています。羽生さんを応援する素敵ブログ様方を日々の心の糧にしている、ソチ落ち主婦のブログです。(横浜在住)

泥中の蓮(でいちゅうのはす)



美しく大きな花を咲かせる蓮ですが、その生息地は泥で濁った沼です。その姿から転じた言葉です。


俗世にあっても、清廉な人物のたとえ。また、けがれた環境の中でも美しさを保っているもののたとえ。


羽生くんは、政治的陰謀渦巻くフィギュアスケート界(沼)にあって、一人、清廉高潔に咲く蓮花のような存在です。


先日、Nymphea(ニンフィア)様のHP『惑星ハニューへようこそ』の記事をご紹介させていただきました。
イタリア在住のニンフィア様のサイト内では、海外の方々のご意見が多く紹介されます。イタリアの羽生結弦ファンの情熱的な声を読むことが楽しくて、日参させていただいています。
そして今、五輪シーズンということもあり、ジャッジの不正採点についての著書を翻訳して、ご紹介してくださっています。
↓ニンフィア様、ご紹介させて頂きますm(_ _)m
↑は序章で、「ジョン・ジャクソン著『オン・エッジ』」の記事は現在1〜4まで掲載されています。

まだ連載中ですし、とても長く、データも膨大なので、お時間のある時に読んでいただきたいと思いますが、
かいつまんで言わせていただくと、
ジャッジが政治的思惑や個人的嗜好で評価をつければ、ISUのジャッジングシステムは有名無実化し崩壊するはずなのだけれど、その実、悪習は綿々と受け継がれ、五輪で実行され続けてきた
ということが書籍内で臆面もなく暴露されているというレポートです。

↓はニンフィア様ご自身の考察の抜粋です。

アメリカ人のジャクソンはロシアと旧ソ連諸国のジャッジに批判的、東側のヴェデニンは北米ジャッジに批判的という立場上の見方の違いはありますが、彼らが言っていることの本質は同じです。

選手の命運を握っているのはジャッジなのです。そしてそのジャッジ達から自国選手のために有利な採点を引き出すために、各国の連盟は政治的駆け引きに余念がないのでしょう。

2018年平昌オリンピックの後、GOE+3/-37段階から+5/-511段階に変わりました。これは一見、難度よりも質を重視するための変更に思われましたが(そして名目上そう思わせるのが狙いだったのでしょう)、蓋を開けてみれば、ジャッジが自由裁量で採点出来る範囲が広がっただけでした。GOEについてはガイドラインで要件が細かく決められていますが、ここ数シーズンの採点を見る限り、このガイドラインに沿って正確に採点しているジャッジはほとんど存在しません。

金メダリストが下げ採点される、というのは何も今に始まったことではありません。現にマキシム・トランコフやテッサ・バーチュといった金メダリストがはっきりとそう発言しています。

ISUとしては金メダルは11個まで、1選手による連覇は望ましくないのでしょう。

まして日本人選手の連覇など・・・

プルシェンコ、キム・ヨナ、テッサ・バーチュ/スコット・モイアも五輪連覇はさせてもらえませんでした。バーチュ/モイアは平昌で金メダルを獲りますが、私はショートダンスにおけるガブリエラ・パパダキスの衣装ハプニングが、設定されていた羅針盤を思いがけず狂わせてしまったのだと思っています。

トランコフはジャッジ達の採点傾向を見て彼らの意図を悟り、引退しました。プルシェンコも去り、スコットとテッサも去っていきました。

しかし、羽生結弦は去らなかった。ジャッジから「もう後進に道を譲ってどうぞ引退して下さい」と云わんばかりの酷い採点をされても。

4アクセルという前人未到のエレメントを成功させる夢を達成するため、そして何よりも彼がこのスポーツを心から愛しているからだと思います。彼にとってフィギュアスケートは彼の人生そのものなのです。

羽生結弦は言ってみればフィギュアスケート界におけるイエス・キリストのような存在だと私は思います。革新者、先駆者、救世主という意味において、圧倒的なカリスマ性があり、国境や文化の壁を超えて多くの人々から愛され、天命を背負って生まれてきたという点において。

ちなみに私は特定の宗教の信者ではありません。信仰を持たない人間がイエス・キリストの名前を持ち出すのは不謹慎と言われるかもしれませんが、敬虔なカトリックの国であるイタリアのファンや解説者やジャーナリストが、羽生結弦を「Dio」(Dが大文字の場合、異教徒の神ではなくキリスト教の神です)と呼び、彼を語るのにApotheosis(神格化)という言葉を用い、ヨハネ福音書を引用するのです。

羽生結弦はラテン語で言うところのilluminatum(光明)と形容される人物だと思います。

泥中の蓮という諺がありますが、まさにスケート界における彼のことです。

そして彼のような人物の出現はISUにとって最大の誤算だったのではないでしょうか。

今の彼はISUや各国連盟の思惑などを超えた別次元で戦っているのだと思います。
どうか健康で

そして彼の競技人生を賭けた、最後の夢を達成出来ることを祈っています。

私も、羽生くんの「最後の夢」が実現することを心から願い信じる一人です。


まさに、ニンフィア様のおっしゃる通り。

今現在も北京五輪北京向けて着々と陰謀が進行しているということは、フィギュアスケート界隈では「公然の秘密」のようです。
つい先日も、ロシアのタラソワさんが暴露した通り。
今年3月の世界選手権でも、男子シングルとアイスダンスの勝者を巡る裏取引の様子が語られました。↓
ニンフィア様の文中の「ヴェデニン氏」のジャッジの不正暴露については、↓ポプラ様のブログ「ロンドンつれづれ」の記事『呆れた話』、更に「林檎の花』様と「美しき4A」様のTwitterをご覧ください。









ISU(国際スケート連盟)は、2016-2017シーズン以降、羽生くんに点を出し渋ったりする傾向にありましたが、今では公然と下げ採点をして憚らなくなりました。
フィギュア大国アメリカに、ネイサン・チェンという金メダルを狙えるシニア選手が誕生したことと、ぴったり時期が一致しています。

薄々は感じていたことを、このようにはっきり文章で目にすると、ファンとしてやり切れない思いにかられます。
でも、そのただ中にいる羽生くんは、否応もなく試合毎に実感させられているわけで、その中で常に凛と立つ羽生結弦という人物は、本当に何という精神力の持ち主かと、ただただ驚嘆するばかりです。

でも、羽生くんは孤軍奮闘ではありません。
世界中のファンや識者が、こうしたISUの不正の実態を知り、ネットを通じて、徐々に声を上げ始めています。
ささやかながら、こうして私がブログに書くことだって皆様に知っていただく一助になるかもしれない、なって欲しいと願っています、
マスコミだって例外ではないように思います。
AERAは、羽生くんの目指す先が、五輪3連覇ではなく、更なる高みであることを理解して記事にしてくださっています。



↓一部抜粋します。

…競技人生をかけて様々なものから学び、なおかつ羽生らしさを追求してきた表現の到達点が今季のプログラムになるだろう。

五輪連覇というこの上ない経歴を既に手にしている羽生は、誰も跳んだことがないジャンプと自分にしかできない表現を追求することで、フィギュアスケートの真髄を究めようとしているのかもしれない。(文・沢田聡子)

自分の愛する競技の真髄を求めて日々鍛錬する。アスリートであれば、誰しも理想とし希求する道の上に、羽生くんはいます。


それが、奇しくも野村萬斎さんがおっしゃっていた「スケート道」と言えるものかもしれません。

羽生くんの「SEIMEI」に対する、萬斎さんの感想です。↓

…“音を纏(まと)うべきだという話もしたんですけど、自分の意識で回ろうというよりも、音の中の流れの中で本当に回転し、すべてが自然にオートマティカルにできていたという感じ。


本当に大変な練習をして、そしてその音の流れの中に自分が同化できたから、変に硬くもならずにすべての技が気持ちいいように成功したように見えましたね。それはもう僕らでもできないですよね。こんなこと口で言うのは簡単ですけど()。演技だって意識してこうしたいと思ってても、意識を超えてもうほとんど無意識できちゃうなんて名人の域でしょうしね。」           (徹子の部屋にて)


11月の初戦、NHK杯へ向けて、羽生くんは日々鍛錬を重ねているわけですが、
目指すは、まさにこの「音の流れの中で、すべてが自然にオートマティカルにできる境地」ではないでしょうか。
私は、2017年世界選手権での「Hope&Legacy」が正にその境地に達した演技だったと思います。
しかも、今度は、4Aという前人未到の大技を組み入れた上で、それを果たそうという、羽生くん!
やはり、痺れます❗️最高です‼️爆笑

「最終目標はオリンピックで金メダルではなくて、あくまでも4回転半を成功させることが僕にとっての一番の目標」



羽生くんの究極の望みが叶うよう、私は今日も天に祈るのみです🙏

ひたすら空を目指して咲く蓮のように!

ここまで、長々とお付き合いくださいまして、ありがとうございました。m(_ _)m



羽生くんが今日も元気で幸せでありますように!



画像やTwitter、記事は感謝してお借りしました。


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