明鏡止水〜コーチ帯同なしに思う〜 | 羽生結弦さんの見つめる先を見ていたい

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羽生結弦選手を敬愛しています。羽生さんを応援する素敵ブログ様方を日々の心の糧にしている、ソチ落ち主婦のブログです。(横浜在住)


明鏡止水

​めいきょう-しすい【明鏡止水】

邪念がなく、澄み切って落ち着いた心の形容。▽「明鏡」は一点の曇りもない鏡のこと。「止水」は止まって、静かにたたえている水のこと。

(三省堂国語辞典から)


昨夜からずっと、羽生くんのコメントのことを考えていました。

私のような素人が羽生結弦の思考を推し計ろうなんておこがましいのですけれど、それでも居ても立っても居られなくて、考えに考えて、…フッと頭に降りてきたのがこの言葉、「明鏡止水」です。



昨夜公表された、羽生くんのコメント。

 「このような状況の中で、オリンピックが開催され、その舞台で演技できることに、さまざまな気持ちが存在しています。自分自身が感染しないように、感染を拡大させるための起因とならないようにすることと、競技に集中するための時間や、十分な呼吸が必要な場面などを高いレベルで両立することは、とても難しいことだと思います。そして、私たち選手の安全な空間を作ることも大変なことだと思います。その中での演技をとても大切に、大事にしていきたいと思っています」

羽生くんこの言葉は、先の野村萬斎さんの言葉にも呼応しているように、私には感じられました。↓

​「今、苦しんでいる世界に対して、彼が確固たる眼差しを持っているということかもしれません。ただ単に自分が勝つことだけを考えているのではない。もうひとつ大きな視点を持てる。自分や周囲を含めて、日本をどう表現するか。世界に対してどう貢献できるか、と。


彼は『天と地と』を、日本人とか和には収まらない、もっと全世界的なスケール感を持って演じているのではないでしょうか。その中で、自らが見つめ続けて来た芯に持っているものに、今、向かっているんだろうなという気がします。」

(『Number1045号』より)

そう思い至れた時、ようやく何やら腑に落ちたような、鎮まった心地になれました。


「明鏡止水」  今、羽生くんの心は研ぎ澄まされ、でも清水のように澄み渡っている、…そう信じられたのです。




はい、全く、ディック・バトンさんの仰る通りです。

でも、やはり、このばあやは心配の余り、スケート連盟にメールでお願いしてしまいました。


​「日本スケート連盟様へ

羽生選手は、「帯同コーチ無し」で五輪に挑まれるとニュースで知りました。

真偽のほどはどうあれ、もし本当に羽生選手がたった一人で五輪に臨まれたならば、日本スケート連盟は世界中から批判されるでしょう。最低でも同選手の荷物を安心して任せられ、状況全般をチェックできる方を1人付けて下さいませ。羽生選手は何でも一人でできる方ですが、こんなコロナ禍の中では個人ではどうにもならない事もあるでしょう。

今こそ、組織を挙げて、『世界の宝』である羽生選手をサポートしてください。お願いします!」


プルシェンコさんだって仰っていたではありませんか。

「日本スケート界が羽生をオリンピックに集中させてあげられるならば、4連覇だってできる」と。



【追記です】

昨夜から、本当にグルグルと色々なことを考えました。

そのうち、頭の中で、妄想のオーサーと羽生くんが会話を始めたのです。


オーサー:「ユヅル、勝ちたかったら、4Aは諦めた方がいい。FSは2020年の全日本の構成に戻して、ノーミスすれば、勝てる。」

羽生くん:「嫌だ。4Aを跳んだ上で勝つ!」

オーサー:「じゃあ、4Aを跳ぶのは良しとしよう。だが、それなら直前のステップは省いて、確実に跳べるようにすべきだ」

羽生くん:「それも駄目!4Aを跳んだ上で、音楽にも溶け込んだ表現をして、勝つ!」

オーサー:(お手上げだ)

……なんて会話を妄想していました。あせる


こんな事も思いました。


1人のアスリートとしてなりふり構わず勝ちに行ったって、だれも責めやしないのに……羽生くんのなかの「ちびユヅ」だけは、それを潔しとせず、許してくれないのかな、とか。汗


そんなところへ、今日のスポーツ報知の記事です。↓

「本物の心」と「本物のスケート」、そして「本物は美しく力強いもの」。

羽生くんは、『断固たる決意』を持ったということなのですね。



個人戦男子SPまで、あと3日。



私も奇跡の一瞬を信じます。


ただただ、北京で羽生くんが望む通りのプログラムを滑り切ることができますよう!

五輪の地で最高の笑顔を見せてくださいますよう!

心から願い、信じ、祈ります🙏




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