美澄さくらです。
昨日アップした記事を書いていて、
思い出したことがありました。
東日本大震災のあった2011年の秋頃。
わたしはとある講座を受けていました。
講師は震災のあと仙台にボランティアに行っていたそうで、
そこで聞いたこんなエピソードを話してくれたんです。
多くの人が食べるものに不自由している中、
自衛隊員たちはご飯と缶詰を支給されていた。
一番近くで被災地を見ている彼らは、
この食事を「被災した人たちにあげてください」と言った。
そんな彼らの声を聞いて隊長は、
「お前らがしっかり食べて体力つけないと救えるものも救えないだろう!!だから食べろ!!」
と言い、隊員たちは泣きながらご飯を食べた。
講師は
「本当に愛が深いよね」って泣きながら話してくれました。
なのに、そのときのわたしは
なぜ講師が泣いてるかまったく理解出来ませんでした。
確かに「イイハナシ」だとは思ったけどそれだけ。
どこを指して「愛」と言っているのかマジで分からんかった。
でもそのとき強烈に
その愛を知りたい!!!!
と思いました。
心を震わせるくらいの愛を感じて涙する人を目の前にして、
その感覚をわたしも知りたい!って。
そこにすごく大切なものがある気がしたし、
わたしが"忘れている"なにかを思い出せそうな気がして。
何年も前の何気ないエピソードを覚えているくらいだから、
当時のわたしにとってもすごく衝撃だったのでしょう。
今思えば、
見えない世界のことを学び始めた原点はここにあったのかも知れません

あれから9年。
サイレンを鳴らして走る救急車を避ける車を見ただけで泣けるようになってしまいました

「泣く」という行動そのものはどうでもよくて、
どんなものにも愛を見出せるようになったという話です。
人間の感覚からいくと「愛」ってちょっとベタベタしたものに感じがち。
でも、本当の愛は見返りを求めない「無条件の愛」なんです。
give and take
これは見返りを求める愛。
だから無条件の愛を表現してね。
さっき話に出た講師が伝えてくれた言葉です。
無条件の愛ってなに?
見返り求めないとか、そんな聖人君子みたいにはなれへんわ



でも無条件の愛でいれば豊かになるんですよね?
じゃあそれやります!!
という下心満載だったわたしも、
やっとgiveすることに幸せを感じられるようになりました。
にしても、無条件の愛で豊かになるならやるってめっちゃ条件付きww
なにもくれなくていい。
わたしの思いを表現させてくれてありがとう♡って思います。
それは自己犠牲ではありません。
究極の魂の喜びです♡
わたしたちの本質は全体繁栄。
ひとつしかない牌を奪い合うのではなく、
みんながひとつひとつの牌を持っている。
なにも失われるものなどないし、
そもそも無いものなんてないんです。
そのことを思い出して
ただただ「今」に安心して生きていきましょう




