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2013年J2第28節 ギラヴァンツ北九州戦レポ

[日時] 2013年8月11日(日)19:03KO @北九州市立本城陸上競技場
[天候] 晴れ
[気温] 29.4℃
[湿度] 88%
[入場者数]2,938人
[主審]野田 祐樹 [副審]清野 裕介 藤井 陽一
千葉北九州
前半0
後半
スタッツ千葉北九州
シュート1012
CK62
直接FK88
間接FK13
オフサイド13

---------
----
-----ケンペス  
--------------
-谷澤-大塚-佑昌
--------------
---健太郎-大介----  
--------------
-大岩--竹内-米倉-
--------------
------岡本------
--------------
<控え>
SUB:大久保
SUB:キムヒョヌン
SUB:鈴木
SUB:勇人
SUB:ナムスンウ
SUB:兵働
SUB:深井

[得点]

[交代]
73分 伊藤 大介 → 佐藤 勇人
78分 谷澤 達也 → 兵働 昭弘
87分 田中 佑昌 → 深井 正樹

[警告]
21分 岡本 昌弘②
29分 大塚 翔平①
53分 山口 智①
85分 ケンペス⑧

【2013通算成績】
[得点ランキング]
⑭ケンペス
⑤米倉 恒貴
④ジャイール
④谷澤 達也
④山口 智
④田中 佑昌
③大塚 翔平
③兵働 昭弘
①大岩 一貴
①竹内 彬
①伊藤 大介
①ナム スンウ

[アシストランキング]
米倉 恒貴
④ナム スンウ
③田中 佑昌
③ジャイール
③佐藤 勇人
②大岩 一貴
②大塚 翔平
②伊藤 大介
①ケンペス
①高橋 峻希
谷澤 達也

[警告ランキング]
⑧ケンペス
⑤佐藤 健太郎
④キム ヒョヌン
④高橋 峻希
③谷澤 達也
③米倉 恒貴

②大岩 一貴
②岡本 昌弘 
①山口 智
①大塚 翔平



【超私的採点】

【GK : 1.岡本昌弘  5.0】
前半はらしくない飛び出してイエローをもらってしまうが、その他は無難な対応だった。ラストのシュートはノーチャンスと言わざるを言えない。岡持自身には全く非はないが、チームとして立て直さないと厳しい。

【CB : 5.山口智 4.5】
体力が消耗しているとはいえ、元ジェフにいた大島にあっさりとクロスを上げられたところは去年の昇格プレイオフ大分戦と同じ。監督が守りきれという指示が出ているにもかかわらず、緩慢な対応だったことはディフェンスリーダーだった彼の責任だ。

【CB : 3.竹内彬  5.5】
チーム全体が停滞した動きの中、前線に攻撃参加し、チームに活を与えていた数少ない選手。守備面でも前節同様体を投げ出す動きをしており、彼自身は次第点だった。問題は前線のプレイヤーの緩慢な対応だ。

【LSB:15.大岩一貴 5.0
空中戦はほとんど勝っており、彼の強みだと思うが、やはり課題は攻撃参加。常に一定の動きで攻撃をするため相手も守りやすいというのと、クロスの精度は相変わらず悪い。利き足でないとは思うが、このままだと控えのままだ。

【RSB:11.米倉恒貴  5.0】
今日はオーバーラップしてもいいタイミングでボールが入ってこなかったのと、クロスの精度も悪く厳しい結果となった。ケンペスとの信頼性もちょっとなくなっているように感じ、ケンペスがいなくなった今後の2試合はチームとして変化をもたらせるのか大事なポイントとなるだろう。

【DMF:16.佐藤健太郎  5.5】
健太郎自身の役割は十二分に果たし、攻撃参加も少ないながらも気持ちは見せていた。ただやはり点がとれないと勝てない訳で、勇気を持って縦パスを入れてもよいのではと思うシーンはたくさんあった。

【DMF: 8伊藤大介  5.0】

今日は大塚・ケンペスにほとんどパスを供給せず消極的な動きに終始。攻撃のストロングポイントがなくなってしまっているため厳しいところもあるが、大介自身がしっかりと要求することも必要なのではないかと感じる。

【RMF:6.田中佑昌 5.0
守備面ではしっかり貢献していたものの、攻撃面ではラストの精度がうまくいかなかった。ただクロスを上げるのではなく、鋭く早く上げてコーナーの数を増やすなど、少しでも精度を上げていかないと改善は見込めない。

【LMF:39:.谷澤達也 5.0
今日は守備に終始し、前線でなかなかボールがこなかった。この停滞したムードを打開するためにはやはりトップでのタメが必要なのだが、次節以降、谷澤がトップに入る可能性もあり、新しいきっかけを作ってもらいたいところ。

【FW:14.大塚翔平 5.0】
大塚に求めるところは攻撃面。ラストパスの精度、シュートのタイミングなど周りとあわないところがあった。ケンペスとの相性もよくない。大塚自身もいらだちがあるかもしれないが、ひとまずコミュニケーションをとってもらいたいところ。

【FW:37.ケンペス 4.5】
完全にチームとして孤立。少々気の毒なぐらいボールが入っていない。ちょっとチームから信頼関係がなくなっているのを感じるプレイ。後半は案の定体力切れで前線からプレスをかけられず、最後の失点につながってしまったと言っても過言ではない。2試合休養するということで、是非ともコンディションを戻して再び頑張ってもらわないといけない。

【SUB:7.佐藤勇人 5.0
なるべく攻撃面、守備面としっかり走って動いていたが、効果的なポイントはなかなか作れなかった。最後は間延びしてしまったこともあってしっかりプレスをかけにいくことができず、残念な結果。コメントを見る限り、勇人はやるべきことをわかっている。その魂を今だからこそ注入して残りの試合に望んでもらいたい。

【SUB:10.兵働昭弘 5.0】
途中出場で点をとるために出たがほとんど仕事ができなかった。守備面も中途半端になってしまっており、個人的には大塚のポジションの方がまだ機能するのではと思える出来だった。ボールが入らないといい仕事ができないだけに、存在感を再び取り戻して欲しい。

【SUB: 9.深井正樹 ー】
ひさびさの出場で深井らしさは見せたが、いつものバランスの悪さから押し込まれてしまった。大島の部分はしっかり切っておきかった。

【鈴木監督 5.0
 苦しい展開、いいピースがなかなかなく、特にケンペスにボールが入らなさ過ぎでサイド一辺倒になってしまった。特に裏へ抜け出す選手に対してボールがほとんど入らず、消極的な横パスに終始。個人的にはケンペスへの信頼感がかなりなくなっているのではと思わせるくらいパスがはいらなかった。これだと相手が守りやすかったに違いない。ラストパスの精度もそうだが受け手の工夫のなさを感じる。

 守備面はそれなりに頑張っていたものの、やはり体力面での消耗によってラスト間延びしてしまった。そこにかわった渡と大島を捕まえきれなくなり、くさびが入りだしてから苦しくなってしまった。そこで点をとるのか、しっかり守るのかチームとしての意思統一がしっかりしていないままロスタイムを迎えてしまっていた。唯一大塚から兵働のクロスが後半のビッグチャンスだったが、そこも力んでしまった。

 今日は神戸も京都も長崎も負け、チャンスだったがうちもまけ。8月の風物詩は再びやってきた。ここで踏ん張っていかないと、自動昇格は今年も厳しいところとなるだろう。暑さとの戦いに勝てないジェフ。今日勝ち点1でも持ち帰っていれば少し違った流れになったかもしれないだけに、しっかりと話し合ってほしいところだ。

 次節からケンペスが2試合出場停止。チームのトップが不在。当初のトップは谷澤がやっていたが、少しここでてこ入れが入るはず。個人的には2トップにしてコンパクトな守備から高い位置でボールを奪う戦い方をしたほうがいい結果に結びつく気がしているが、果たして鈴木監督はどういったチョイスをするのか。8月の苦しい戦いを切り抜けること、ここが自動昇格に向けたターニングポイントだ。松本、岐阜とのたたかい。ここが正念場だ。


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2013年J2第28節 ギラヴァンツ北九州戦プレビュー

【高橋峻希が出場停止。選手層の薄い左サイドバックの代役を務めるのは大岩か鈴木か】

 前節は防戦一方のシーンが続く中、ピンチを体を投げ出した峻希。危ないシーンをタックルで未然に防いだが、累積4枚で出場停止となった。決して高橋のパフォーマンスはすごくよい訳ではなく、このタイミングで代役に入るメンバーにとってはしっかりアピールすればレギュラー奪取のチャンスである。鈴木監督は竹内からキムヒョヌンに変更し、いい結果を出してからしばらく使った形跡があるだけに、代役が結果を出せばという気持ちで望んでくるだろう。

 その候補として大岩とアントラーズから加入の鈴木のどちらが出場するのか。エルゴラでは北九州の戦い方を見定めて決めると監督はコメントしている。大岩は空中戦と守備面での対人が持ち味だが、攻撃面ではもともとCBであるということと右利きなのでどうしてもクロスの精度が、というところ。一方鈴木は事前情報によると攻撃的なサイドバックということで、トレーニングマッチもここのところコンスタントに出場している。紅白戦でも峻希と交代するシーンもあるそうで、明日何らかの形で鈴木に出番が回ってくる模様。

 木曜日のトレーニングマッチにキムヒョヌンが出ているところを見ると、竹内は前節のパフォーマンスでレギュラーを確保できている可能性も高く、試合で結果をしっかり出した選手をしっかりと使うムードはあるはずなので是非とも頑張ってほしいところだ。


【7連敗と長いトンネルがあったものの、京都に勝利をおさめてからはチームの成長が感じられる北九州。しっかりつなぐサッカーに対抗するためには】
<千葉対戦後の北九州の対戦成績>
H/A勝敗対戦相手結果得点者
6A千葉1-6鈴木
7H愛媛1-0小手川
8A福岡1-2冨士
9A神戸1-2大島
10H水戸0-2
11H栃木0-2
12A長崎0-1
13H札幌1-2
柿本
14A松本1-1八角
15H横浜FC1-1冨士
16A群馬0-0
17A京都2-1大島、小手川
18HG大阪0-1
19H熊本7-0キム、森村、池元、小手川×2、李、渡
20A鳥取3-2森村、小手川、アン
21A岐阜1-3池元
22
H長崎1-2小手川
23H徳島0-2
24北九州1-1小手川
25H京都1-1森村
26H松本1-2池元
27A横浜FC2-1森村、キム

 北九州は6勝7分14敗の20位。得点31(10位)、失点41(18位)。ジェフとの対戦後は7連敗を喫していたが、京都に勝ってからは4勝5敗2分と立て直しができてきている。柱谷監督はどんなことがあってもしっかりつなぐことをモットーにサッカーを続けてきており、相手にあわせるサッカーというよりも基本的にはボールをしっかりビルドアップし攻撃を仕掛けるチームだ。ボランチの八角からサイドの森村&小手川にボールを預け、足の速いキムドンフィを狙って仕掛けてくる。ここをどう抑えていくかが明日の試合のポイントとなるだろう。相手の右サイド、つまり千葉の左サイドでしっかり守れるかがということだ。変わったメンバーで対応できるのか注目していきたいところだ。

 また、かなり遠くから勢いよくシュートを打ってくる。遠目のシュートで先制されているチームも多いので、前節同様しっかり体を投げ出す守備というのも大事なポイントだ。中央をしっかり閉められるか、相手に可能性が低い形で打たせるような守備ができるか、ここもポイントとなるだろう。相手に先制点を奪わせない、そうすることでこちらのリズムになってくるはずだ。

【苦手なクロスは克服途上、バイタルエリアでのパスワークを高め、ミドルシュートの数を増やしてしとめたい】

 北九州の失点パターンを見ると、当初はサイドからのクロスが多かった。ただクロスへの対応のために練習を重ねており、その数は減ってきている模様。とはいえなくなっている訳ではないので
ここはもちろんジェフも狙っていきたいところ。ただ、最近はG大阪、京都と引き分けに持ち込んでおり、クロスからの失点も与えていないところをみると練習の成果は出ている模様。

 一方G大阪や京都、松本での失点パターンを見ると、後ろからのパスワークをしている中、バイタルエリアにできたギャップに縦パスが入るときにスペースを与えてしまっているケースが多い。ここは狙っていきたいところ。佑昌がコメントしているように裏を狙う動きを増やして
バイタルエリアに決定的なパスが入るように準備していきたいところだ。米倉が狙ってもいいし、前節の谷澤の様にバイタルエリアに入っていく動きをどんどん増やしていきたいところだ。そう考えると、途中交代も気になるところ。前節の勇人だけでなく、バイタルエリアで危険なプレイができる深井の出場も期待したいところだ。

 良太が期限付き移籍をしたことで、新加入選手がくる予感。その吉報まで千葉は下位で勝利を重ね、勢いをつけておきたい。

【先発予想】
----------------
------ケンペス----- 
---------------- 
-谷澤-大塚----佑昌
---------------- 
----健太郎--大介----- 
----------------
-鈴木-山口智--竹内--米倉-
----------------
-------岡本-------
----------------
<控え>
SUB:大久保
SUB:大岩
SUB:山口慶
SUB:勇人
SUB:ナムスンウ
SUB:兵働
SUB:深井

参考記事:前回対戦レポ
参考記事:footballlab:ジェフ千葉プレビュー

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2013年J2第27節 水戸ホーリーホック戦レポ

[日時] 2013年8月4日(日)19:03KO @フクダ電子アリーナ
[天候] 曇り
[気温] 27.0℃
[湿度] 79%
[入場者数]9,658人
[主審]家本 政明 [副審]五十嵐 泰之 山村 将弘
千葉水戸
前半0
1後半
スタッツ千葉水戸
シュート619
CK55
直接FK1013
間接FK33
オフサイド33

-------------
-----ケンペス  
--------------
-谷澤-大塚-兵働
--------------
---健太郎-大介----  
--------------
-峻希--竹内-米倉-
--------------
------岡本------
--------------
<控え>
SUB:大久保
SUB:大岩
SUB:佑昌
SUB:勇人
SUB:ナムスンウ
SUB:井出
SUB:深井

[得点]
18分 米倉 恒貴⑤
90分 +1 田中 佑昌④

[交代]
45分 米倉 恒貴 → 大岩 一貴
63分 兵働 昭弘 → 田中 佑昌
84分 大塚 翔平 → 佐藤 勇人

[警告]
34分 高橋 峻希 
41分 佐藤 健太郎 

[退場]
77分 キム ヒョヌン 

【2013通算成績】
[得点ランキング]
⑭ケンペス
⑤米倉 恒貴
④ジャイール
④谷澤 達也
④山口 智
④田中 佑昌
③大塚 翔平
③兵働 昭弘
①大岩 一貴
①竹内 彬
①伊藤 大介
①ナム スンウ

[アシストランキング]
米倉 恒貴
④ナム スンウ
③田中 佑昌
③ジャイール
③佐藤 勇人
②大岩 一貴
②大塚 翔平
②伊藤 大介
①ケンペス
①高橋 峻希
谷澤 達也

[警告ランキング]
⑥ケンペス
⑤佐藤 健太郎
④キム ヒョヌン
④高橋 峻希
③谷澤 達也
③米倉 恒貴
②大岩 一貴
岡本 昌弘 


【超私的採点】

【GK : 1.岡本昌弘  5.5】
特に後半防戦一方になった中で、冷静にキャッチ、パンチングを繰り返した。特に後半サイドから受けたシュートは見事にセーブしてくれた。つらく苦しい流れが続くが、踏ん張っていってほしいものだ。

【CB : 5.山口智   5.0】
前線からのプレスがはまらないっことによってリトリート気味にするしかなく、さらに米倉がいなくなってからサイドのスペースを自由に使われ始めて苦しい展開だったが、サイドからのクロスに相手の攻撃をなるべく終始させることによって、ペナルティエリア内で危険なシーンは(それでもいくつかあったが)少なくすることが出来た。ただ、ディフェンスリーダーとしてはこの状況が続く限りいつかは徳島のような展開になることもあるので、前線のディフェンスの在り方も含めてそろそろメスを入れる必要がある。

【CB : 3.竹内彬  5.5】
かなり苦しいディフェンスだったが、体を投げ出す頭でボールをはじき返すなど、精神的タフさで乗り切ってくれた。おそらくキムではこういったプレイを続けることが出来なかったと思う。チームの中ではベテラン的存在としてシャットアウトがちに大きく貢献した。

【LSB:33高橋峻希  5.0
攻撃面でのアドバンテージを作るはずのプレイヤーであるのだが、守勢に回りすぎて特に後半の最初は防戦一方になってしまった。特にロングボールを入れられて、鈴木隆や小澤をしとめることが出来ない部分は、今後も足かせになっていく可能性がある。攻撃面での引っ張りを持ち味に押し切る回数をもう少し増やしていかないと、この出場停止の間にレギュラーを奪われる懸念がある。

【RSB:11.米倉恒貴  6.0】
前節より前に上がる回数は増えており、谷澤のクロス時にゴール前に入っていたのはまさにその証拠だ。脳しんとうで途中交代したみたいだが、彼がいなくなって明らかに攻撃の推進力が落ちたのは明らかだった。僕らがみたいのは米倉が点に絡むシーン。米倉なしではチームとして厳しいことを痛感した試合でもあった。

【DMF:16.佐藤健太郎  5.5】
シュートは19本も打たれながらも中央をしっかり閉じることを90分間地味にやり続けたことは評価。ただ、このままだとサイドに逃がしているだけで、サイドでボールを取るといった形を作れていないため、周りとの連携をどのように高めていくか再考の必要がある。

【DMF: 8伊藤大介  5.0】

簡単に言うと、後半大岩に供給したFKのボール以外、見せ場はなかったと言っていい。守備面での貢献があるわけでもなく、現状のメンバーで攻撃のタクトを大介がふるっていると考えるのであれば、もう少し攻撃時の運動量、縦パスの精度を高めていかないと、再び勇人にレギュラーを奪われる可能性さえある。

【RMF:10.兵働昭弘 4.5
右サイドではいったものの、相手のウイングを自由にやらせてしまう出足の遅い守備が足かせとなった。ボールを奪っても兵頭にボールが入る位置が低く、これでは兵働らしさが出ないといっても過言ではない。佑昌が入ってから、守備がすこし安定しただけに、先発で出すのか、途中交代で点を取るプレイヤーとして使うか、悩ましいところだ。

【LMF:39:.谷澤達也 6.0
今日はひさびさに谷澤らしさがはまった。前線の深い位置での勝負からまた抜きをする感じはチームとしては非常に頼もしい武器になる。守備面での貢献はさることながら、後半苦しいときにもまえがかりになろうとするチームをいさめるボールのいなし方など、チーム内で一番何をやらなくてはならないかを昨日は理解してプレイしていた。

【FW:14.大塚翔平 5.0】
守備面の貢献は前節同様合ったと思うが、やはりケンペスがさぼっている分、なかなかいい形でサイドに追い込めない。なんとか縦をきってといった感じが精いっぱいというところか。また攻撃時の運動量が落ちてきていることが気がかりで、なかなか顔を出すプレイが出来ていない。出し手との連携面もあると思うが、大介とのコミュニケーション不足は正直感じる。

【FW:37.ケンペス 4.5】
やはり課題は守備面。ここはチームとしての大きな課題とも言える。ケンペスには守備をさせないという考え方もあるが、90分全部を出し切って走ってもらうことは不可能。とはいえ、ロングボールのターゲットマンガほかにいないということを考えると、今はケンペスありきでどのように対応していくかを考えていくことが必要。正直佑昌との2トップが一番機能しているとは思うのだが、90分通じては相手も慣れてしまうので悩ましいところ。

【SUB:15.大岩一貴 5.0
緊急出場で久々の右サイドバックだったとは思うが、無難な対応は出来たと思う。が最初はあまりにも守勢に回りすぎて、輪湖を自由に攻撃させすぎた。前が兵働だったこともあるが、ここら辺は若手とはいえ、コミュニケーションをとって改善していきたいところ。あとセットプレイは持ち味であるはずなのでしっかり決めてほしかった。

【RMF:6.田中佑昌  6.5】
久々のスタメン落ちということで、悔しいところから持ち前の運動量で守備面の運動量を増やし、勇人と交代してからは前線に出て、カウンターを虎視眈々と狙った結果、久々のゴールをゲット。後半途中から佑昌を前に上げてしのぐってのはヴィッセル戦以降、いいオプションとして機能している。

【SUB: 7..佐藤勇人 5.5】
ベンチメンバーとして、チーム全体の課題を認識したうえで、あえて攻撃参加で運動量を使うことを選択。その結果が今回のアシストにつながった。勇人のコメントの通り、前線でボールキープできなかったり攻撃面での迫力が欠けるのはボランチの攻撃参加の枚数がたらないこと。大介にその内容を伝えるか、勇人のパフォーマンスが上がって自らが出場するかのどちらかだ。

【鈴木監督 5.5
苦しい台所事情の中、今回もカウンター一閃で逃げ切ることに成功。とはいえチームの問題は山積で、8月の下位チームと戦っている間になんとか改善の処方箋を見出さないと苦しくなることを予感させる試合展開だった。一発でなんとか点がはいれば今日のような展開をできるが、相手の攻撃の精度が上がり、簡単に先制されてしまうと、今のチームは得点を返すことができない気がする。

守備面は前線からのプレスをかけるタイミングや意識、特にケンペス・大塚の守備スタートをどのように考えるかがまず解決すべき課題だろう。リトリートすれば何とか守れるという意識は後ろの方には芽生えている部分があると思うが、なるべく前からボールを奪うという部分に関してはコンセプトが徹底されていない。増しては3バックの相手になると混乱を招く印象で、簡単にサイドチェンジをされてしまうことが個人的には気になるところだ。佑昌を前線においてしっかりチェイスをしてもらったり、深井のような気持ちを出して走ってくれる人を前で使うことが変化をあたえられる部分かもしれない。

続いてもっと深刻なのが攻撃面。サイドでの攻撃は申し分はないが、特に遅攻時の攻撃のスイッチがバラバラすぎて縦パスが入ったときにことごとく奪われてしまっている。ケンペス自身の精度もさることながら、スルーパスを無理やり狙うのもいいが、難しいスルーパスが多すぎて、運動量を生かした攻撃参加、ワンツーでの数的優位での裏を狙うという攻撃はもうすこし意識したほうがよいのではないかと感じる。相手の守備がセットされてしまった後、勇人がコメントしているような意識をMFが持って、裏に抜けるプレイヤーがもっともっと増えていってもいいのではないかと感じる。ここは以前よりかは意識しているかと思うが、もっともっと増やして精度を上げていかないといけないところ。 

暑さとの戦いはもちろんある。ただ、それは相手と同じ条件。厳しいトレーニングを積んでいることは好材料ではあるが、水戸の走力は目を見張るものがあった。少しずつではあるが、生きた運動量を意識して、特に攻撃面での走るサッカーを展開していってほしい。


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2013年J2第27節 水戸ホーリーホック戦プレビュー

【ミスによる敗戦。しっかり立て直して、再び連勝街道を走れるか】

 前節は、やや試合を支配していただけに、一つ目のミスでチームが崩れてしまった。個人的にはキムがミスを起こした後、チームがキムを奮起させることができないまま、二つ目のミスで2失点目を喫したこと。いままでの連勝はどの試合も先に失点した展開がなかっただけに、やはり点を取られるとひっくりかえせる展開に持っていけないのは今期の大きな課題となっていくだろう。最後に一点返しているだけに、攻めて苦しい試合を引き分けに持ち込むといったプレイを意識するべきだ。先週のトレーニングマッチでは深井が復帰。深井が出ている時間帯は得点が入らなかったみたいだが、それ以外のサブメンバーがしっかり点を取った。ナムスンウもなかなか大きな仕事ができていないだけに、そろそろ奮起してもらいたいところだ。

 山口智もコメントしていたが、ちょっとこの2・3試合優等生っぽいサッカーをやっていたのも事実。メンツがそういうメンツが多くなったってのもそうだが、特に米倉が強引なオーバーラップをしたり、ケンペスや谷澤が強引なドリブルから打開するといったシーンは少なくなったとも思える。2失点してから竹内が強引にドリブルで上がっていったようなタイミングから攻撃への積極性が出てきたが、暑い時期の体力マネジメントはあるものの、前半からどこかで攻撃の圧力をかけていく回数は増やしていってもらいたいところ。先制しないと勝ちきれないということも踏まえると、もっともっと強引にプレイしていってもいい気がしている。


【4戦負けなしで波に乗る水戸。3-5-2主体でカウンターを狙う相手に対して冷静に対応できるか】
<千葉対戦後の水戸の対戦成績>
H/A勝敗対戦相手結果得点者
9H千葉2-0三島×2
10A北九州2-0橋本、山村
11H横浜FC2-2鈴木隆、小澤
12A熊本2-3橋本、小澤
13H長崎0-0
14A
徳島1-3山村
15H岐阜4-1鈴木隆、山村、橋本、尾本
16A札幌1-0鈴木隆
17H神戸0-2
18A東京V0-0
19HG大阪0-2
20A京都1-0橋本
21
H山形1-3鈴木隆
22A松本0-2
23群馬1-0冨田
24H岡山1-0橋本
25H鳥取2-2鈴木隆、輪湖
26H長崎2-0鈴木雄、鈴木隆

 水戸は10勝7分9敗の10位。得点29(11位)、失点29(11位)。順位、得点、失点とすべて中位に位置づけ、中庸なチームと思いきや、京都に勝ち、最近では長崎に土をつけるなど、大物食いをしている。一方熊本、松本に負けたり、鳥取に引き分けるなど、強いのか弱いのかはっきりしないところもある。千葉はアウェイでの戦いでしんどい負け方をしただけに、2度の敗戦は許されない。

 水戸はシーズン途中から3-4-3的な布陣に変更、その後岡山戦の途中から3-5-2に変更している。ただ、ジェフが苦手とする守備的な5バック気味の布陣というよりも、ラインを上げ、前線からハードワークでボールを奪い、個の力で勝る鈴木隆、橋本、小澤が素早いカウンターで点を取りにいくスタイル。加えて最近はウイングバックの攻撃もキーポイントとなっている。特に橋本にボールが入った時は彼に自由にさせないように周りを分断しておくことが最優先事項だ。
得点パターンはセットプレイも多いが、カウンター主体でサイドから中央に展開してくる。特に中央にボールが入ってからはワンタッチプレイでパスを回し、遠目でも積極的にシュートを打ってくる。結構ミドルでのゴールも多いので体を投げ出して防いでいくことも必要だ。

【狙っていきたいのは裏とサイド。やや攻撃的な相手のスタイルの虚をつき、積極的に攻撃をしかけたい】

 水戸の失点パターンは、ラインコントロールが積極的になりすぎ、その裏を突かれて失点するというパターンと、ウイングバックが上がりすぎてその裏を取られてクロスから失点が主なもの。つまりジェフが今狙っているサッカー+ストロングポイントが発揮できれば勝てる相手ということだ。ただ冒頭触れたようにもっともっと強引に米倉のオーバーラップを生かしたり、佑昌がポジションを崩してでも裏を狙う意識を増やすといった積極性が必要ではないか。今日の試合はジェフの選手が自ら我を出して、自分たちのストロングポイントを出していくといったことが必要なのではないかと思う。

 ジェフサポはややボールを取られるとため息が出てしまいがちだが(僕も含めて)、今日は谷澤・ケンペスの強引なドリブル、米倉や佑昌の裏への飛び出し、大介やCBの積極的な縦パスは称賛していってもいいのではないか。一度負けて、チームに変化を与えるタイミングでもあると思うので、相手の裏、サイドバックの裏を積極的に取っていくプレイを見ていきたい。きっとそれを続けていれば、相手のラインは下がり、ボールの奪取位置も下がっていくはずだ。

 今日の午後、ジェフの応援CDの収録があるそうだ。僕は参加できないが、そこで一度一つになったサポーターを中心にもう一度WIN BY ALLで勝ち点3を狙っていきたい。


【先発予想】
----------------
------ケンペス----- 
---------------- 
佑昌-大塚----兵働
---------------- 
----健太郎--大介----- 
----------------
-峻希-山口智--竹内--米倉-
----------------
-------岡本-------
----------------
<控え>
SUB:大久保
SUB:大岩
SUB:山口慶
SUB:勇人
SUB:ナムスンウ
SUB:谷澤
SUB:深井

参考記事:前回対戦レポ
参考記事:footballlab:ジェフ千葉プレビュー

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2013年J2第26節 徳島ヴォルティス戦レポ

[日時] 2013年7月27日(土)19:03KO @フクダ電子アリーナ
[天候] 晴れのち雨
[気温] 27.9℃
[湿度] 80%
[入場者数]8,852人
[主審] 塚田 健太 [副審]数原 武志 宮部 範久
千葉徳島
0前半0
1後半
1
スタッツ千葉徳島
シュート1611
CK81
直接FK711
間接FK45
オフサイド45

-------------
-----ケンペス  
--------------
-谷澤-大塚-佑昌
--------------
---健太郎-大介----  
--------------
-峻希--キム-米倉-
--------------
------岡本------
--------------
<控え>
SUB:大久保
SUB:大岩
SUB:竹内
SUB:山口慶
SUB:勇人
SUB:ナムスンウ
SUB:兵働

[得点]
88分 兵働 昭弘③

[交代]
67分 谷澤 達也 → 兵働 昭弘
77分 田中 佑昌 → ナム スンウ
79分 大塚 翔平 → 竹内 彬

[警告]
28分 ケンペス⑥ 
55分 佐藤 健太郎⑤
57分 山口 智①

[退場]
77分 キム ヒョヌン 

【2013通算成績】
[得点ランキング]
⑭ケンペス
④ジャイール
④谷澤 達也
④山口 智
④米倉 恒貴
③田中 佑昌

③大塚 翔平
③兵働 昭弘
①大岩 一貴
①竹内 彬
①伊藤 大介
①ナム スンウ

[アシストランキング]
米倉 恒貴
④ナム スンウ
③田中 佑昌
③ジャイール
②佐藤 勇人
②大岩 一貴
②大塚 翔平
②伊藤 大介
①ケンペス
①高橋 峻希


[警告ランキング]
⑥ケンペス
⑤佐藤 健太郎
④キム ヒョヌン
③谷澤 達也
③米倉 恒貴
②大岩 一貴
②高橋 峻希
岡本 昌弘 


【超私的採点】

【GK : 1.岡本昌弘  4.5】
今日は、悪いときの岡本だった。天候が悪くなり、キックの精度に気になると気持ちが高ぶってしまい冷静を失う癖があるが、今日はまさにそういった日だった。特に次失点してはいけないというタイミングで痛恨のポジショニングミス。ドウグラスが飛び出たタイミングで最優先だったのはゴールへ戻ることだった。年に1度岡本にはこういった試合があるが、負けてしまったことは非常に残念。

【CB : 5.山口智   5.0】
もともと自身がコメントしていたキムヒョヌンと米倉の間をしっかりつかれて2失点。キムとだとラインを上げづらいとコメントしていた部分を試合を持って我々に証明してしまった形だった。前半は自らも攻撃参加して前線に刺激を与えるなどなかなかいい展開だっただけに、悔しい敗戦となってしまった。

【CB :20.キムヒョヌン  3.5】
ミスの部分は仕方がないものの、個人的に気になったのはその後のプレイが非常に消極的なものになってしまったところ。ボール回しはスピードが弱く、2失点目も簡単に裏をとられてしまったのと、退場のシーンも智がカバーに来ていたので倒す必要がなかったプレイ。レッドカードは厳しい判定ともとらえられるが、可能性をつくってしまうとああいうことになってしまうことを身をもって体験したということだろう。つまり若さが出てしまったということだが、空中戦では貴重な戦力なので、また気を取り直して帰ってきてほしいところ。

【LSB:33高橋峻希  5.0
今日は積極的に攻撃に参加し、裏へ抜けてボールをもらう、勝負してクロスを上げるなどいいプレイを見せたが、最後の精度が悪く、得点につながらず。特に前半のシーンはシュートを打ってほしかった。後半は谷澤とのリズムが合わず失点までいい攻撃を作ることができなかった。

【RSB:11.米倉恒貴  5.0】
相手が米倉対策をしっかりしてきたというか、アレックスではない選手がしっかりと守備にふたをしてきたので、いい形でクロスを上げることができなかった。それでも何度かチャンスがあったのだが、最後のクロスはことごとく精度が悪く、残念なプレイが多かった。

【DMF:16.佐藤健太郎  5.0】
2失点以外のシーンでは危ないシーンはほとんどなかったが、津田やキムの2人、柴崎を自由にさせなかったことは次第点。ただ攻撃面では相変わらず横パスが多く、縦パスを勇気を持って入れてほしかった。

【DMF: 8伊藤大介  4.0】

攻撃のスイッチとなる縦パスがことごとくずれまくり、攻撃のブレーキになってしまっていた。後ろでのビルドアップはよくなっているが、最後の縦パスの精度の悪さは今日の負けにつながったと言っても過言ではない。もう一段階上がるためには、兵働の様に決定的なパスの精度をどれだけ上げられるか、またはいい意味でチームの攻撃をまえがかりにしていくプレイを増やしていってほしいところ。

【RMF:6.田中佑昌  5.0】
攻撃面ではボールを受けてからの選択が悪く、ボールロストをしてしまうシーンが多かった。前からそういうところはあるが、個人的には攻撃時にもっと裏に抜ける回数を増やしていった方がいい気がするが。

【LMF:39:.谷澤達也 4.5
ビルドアップの受け皿としてはやはり機能しているものの、ボールを持ってからの攻撃がどうしても周りとの連携不足というか個人でなんとかしようとするイメージが強く、なかなか効果的な攻撃につながらない。特に後半はボールロストのきっかけをつくっており、もう少し改善していってほしいところ。

【FW:14.大塚翔平 5.0】
守備面ではケンペスの分も頑張っているとは思うが、攻撃面では受け手からの選択肢が消極的な部分も少しあった。シュートを積極的に打ったシーンもあったが、相手が9人でしっかり守ってからだとちょっと大塚のプレイスタイルだと相手に脅威を与えられるような感じにはならなかった。それでも失点するまではそつなくこなしていたとは思うが、失点してからのプレイにもう少し奮起してもらいたいところがあった。

【FW:37.ケンペス 5.0】
前半はなかなかケンペスにボールが入らず、孤立気味のところもあった。今日のような割り切った戦い方をする相手には逆にケンペスにフィフティフィフティのボールを入れてあげたほうがはがせる機会を作れた気もしたが。。意外とポストが成功していた所もあったので、もう少しリスペクトしてもよかったのでは。とはいえ守備面でのマイナスがあり、そのしわ寄せがボールを奪える位置が高くなっていかないことに現れていることはチームとして考えたいところだ。

【SUB:10.兵働昭弘 6.0】
やはり試合の流れを買える力、攻撃に、チームにスイッチを入れるプレイができるジョーカーであることを証明。兵働が入ってからもう一失点してしまったことは非常に残念だったが、一人少なくなっても、一人少ないことを感じさせる圧力のある攻撃をできるようになったのはやはり彼の積極的な縦パス、攻撃参加にあったと感じる。6連勝中の我慢強いチームのベースに、勝ちきる力を継続させるためのカードとしては彼の今後の起用方法は注目だ。

【SUB:23.ナムスンウ 5.0】
難しいタイミングでの出場でポジションも難しいところでの器用だったが、彼のポテンシャルを感じるプレイは見せてもらえた。ただ周りとの呼吸はあっておらず、ラストのクロスも難しいプレイを選択するあたり、もう少しシンプルなプレイを選択してもよかったのではと思うシーンもあった。

【SUB: 3.竹内彬 5.5】
前節に続いての出場となったが、チームのドタバタを落ち着かせるプレイを見せた。特に前節から実行しているはっきりとした素早いロングボールを入れたり、積極的に攻撃参加して攻撃へのメッセージを送ったり、チームの中でのベテラン的プレイを見せてくれた。はっきりとパワープレイをしていくこともしっかりとやってくれたし、次節以降ラインコントロールも含めた彼のプレイに期待したい。

【鈴木監督 5.5
 前半はおそらく監督の思惑通りにサッカーが進んでいたと思うが、ラストの精度のところがことごとく悪く、得点できなかったことがすべて。ジェフの今後の課題である、「先制しないと勝てない」というチーム状況に対してどう処方していくかが、本当に勝たなくてはならない試合、つまり自動昇格ラインに入っていくためには8・9月に向けた新たな課題として浮上したということだ。

 兵働は今後スタメン起用が予想されるが、それ以外の切り札がジャイールがいなくなった以上、チームとして組み立てていかなくてはいけないところ。新しい外国人がくるのかもしれないが、この鈴木サッカーを考えると即効性のある選手がとれる可能性もなかなかない気がするので、現状のナムスンウ、深井あたりで組み立てていくこととなるのだろう。ここが見えてくればきっと9月にある神戸戦にしっかりと勝ちきることができるのではないだろうか。

 ところでキムがミスをして、メンタルをやられて退場したあと、しっかり竹内を入れてチームを立て直したところは、いままで竹内をしっかりクロージングで入れていた成果だと言えよう。緊迫した試合が多かったためなかなか攻撃側で試す交代ができなかったが今後はそういったところのシミュレートを下位対決が多い8月で是非積み上げていってほしいところだ。

 またも7連勝は達成できなかった。個人的にはここを乗り越えれば見えてくるのではと思っていたのだがやはりまだ自動昇格を力を持って狙えるチームになっていないところ。7月のこのタイミングでチームが気づける、成長できるきっかけをもらえたということで、また新たに取り組んでいってもらいたい。


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2013年J2第26節 徳島ヴォルティス戦プレビュー

【さあ、新記録に向けて。ベテラン2人の復帰はカンフル剤になるか】

 苦しい戦いが続くがチームは6連勝を達成。その中身をのぞくと今回戦う徳島戦からスタート。ポゼッションを久々にジェフが支配し、6月の月間ベストゴールとなった無回転シュートを放った兵働から始まった。そしてこの徳島戦のトピックはレギュラーを獲得した大塚と大介。この二人が連勝の原動力と言っても間違いないだろう。大塚はこの6連勝中に3G2A、大介も1G2A。特筆すべきは2人ともフル出場している。二人はレギュラーを獲得するまで江尻コーチの元鍛えられ、「走りきる」サッカーを実践することで守備の安定性向上に貢献していることは間違いない。
 続いては去年終了間際に同点に追いつかれた東京V。この試合は最後劣勢になりながらも高原に放り込まれるボールをはじき返したのはこの試合からレギュラーを勝ち取ったキムヒョヌン。ジェフは制空権を手に入れて2連勝。
 3試合目以降は昨年は平日アウェイで山口智欠場後にまさかの大敗を喫した富山に苦しみながら勝利、4試合目は首位G大阪を耐えるサッカーで金星をゲット。5試合目も前半戦完敗した山形を3-0でクリーンシート。そして前節の愛媛もボールを圧倒的に支配されながらもセットプレイ一発で勝利した。

 すべて苦しい試合。おそらくサポーターでなければ見ていてもつまらない試合。そうなのだが、過去のJ2の戦い方と比較すると、過去3年間にはなかった手堅い苦しいときに勝ち点を拾えるサッカー。愛媛戦後、米倉が「こういう苦しい試合能登気にチームが少しずつ強くなってきている証拠」とコメントしているが、ここに今までと異なるチームの成長が感じられるのはきっと僕だけではないはずだ。その原動力は個+組織的守備。走れる若手が入って(ケンペスというジョーカーは課題だが)耐えることができている。

 そこに兵働と深井が帰ってくる。ジャイール退団のニュースが今日出たが、彼がいなくなってから、後半苦しいところで点をとれるピースが少ない。守備のクロージングプレイヤーはベンチにたくさん控えているが、点をとらなければいけない劣勢の試合は一度もない。仮にそうなったとき、もしこの2人が入ってきてチームに新しいアクセントを加えることができるようになれば、きっとチームはもう一段階レベルアップすることができる。次の徳島戦、2人のプレイでまた新しいジェフを見せてくれて新記録達成をフクアリで見届けたい。

【個の力で4連勝を達成した徳島。成長したジェフの個で相手の個を封じることができるか】
<千葉対戦後の徳島の対戦成績>
H/A勝敗対戦相手結果得点者
20H千葉1-2柴崎
21AG大阪0-2
22H札幌1-0ドウグラス
23北九州2-0津田、濱田
24A愛媛2-0大崎、ドウグラス
25H群馬4-1津田、柴崎、ドウグラス×2

 徳島は12勝2分11敗の7位。得点35(6位)、失点34(14位)。チーム事情は山形に近く、点をとれれば勝てて、点がとれなければ負けるチーム。津田・ドウグラスの長身2トップにサイドからシンプルにロングボール、クロスを入れてくる。その戦い方はかわっていない。4連勝中の得点内容を見ると、とにかく津田かドウグラスがなんとかボールをおさめることができたときに攻撃のスイッチが入り、そこからミドルシュートロングシュートで先制ゴールを上げるというパターンが多い。

 まずはこの前線の2人を抑えることが必要であり、そのためには空中戦に競り勝つことが非常に大事ということだ。エルゴラによるとロングボール対策を行ったようだが、そこのキーマンになるのは出場停止明野キムヒョヌン。彼がロングボールをしっかりとはじき返し、相手の攻撃の芽をしっかりと積むことが非常に大事だ。

 また、このボールを供給するサイドプレイヤーをしっかり抑えることもこの試合の見所と言っていいだろう。柴崎がボランチにはいるのかサイドに入るのかわからないがまずは彼に自由にボールを蹴らせないこと、そしてアレックスを田中、米倉でしっかりと抑えられるかもこの試合のポイントだ。この点、アレックスを受け身になって米倉が守備をし続けるより、米倉が積極的にオーバーラップをしかけてアレックスの守備の回数を増やさせることがポイントとなるだろう。同様に元ジェフの太田も先発が予想されているが彼のスピードある突破を封じるためにも谷澤と峻希の攻撃を増やしていくこともポイントだ。


【サイドバック対決を制した上で、ゴール前での空中戦を支配したい】

 徳島の失点パターンは、クロスとセットプレイ。前述した通り、相手のサイドバックの裏をしっかりつき、クロスボールを増やしていきたいが、それ以上に徳島のウィークポイントはセンターバックのケガ人が続出している。前節もボランチの青山が急増CBとしてプレイし、序盤草津にその部分をつかれて失点をしている。ジェフ戦は誰がセンターバックをつとめるのか少々読めないところではあるが、連携面、対人面での不安は隠せない。元ジェフの福元が先発濃厚だが彼ともう一人組む相手の前の部分でしっかりボールをおさめて試合を組み立てることと、サイドからのクロスを上げるときにCBとの空中戦でしっかり勝っていきたい。

 トレーニングマッチでキムが得点を決めたということもありセットプレイも同様の理由で得点のチャンスだ。大介の正確無比なキックからまた得点機会を狙っていきたいところ。たとえ兵働が入ってきたとしても、強い気持ちで大介がキックをしてほしいものだ。

 今年は、「この試合に勝てれば、負けなければ」という試合をしっかりと勝ったり、引き分けたりできている。この試合に勝てば、新記録。新記録が大事ということより、こういったプレッシャーのかかる試合を一つの試合ととらえてそつなく記録を達成できれば、新記録は更新していくはずだ。久々のフクアリ。欲しいのは勝ち点3のみ。


【先発予想】
----------------
------ケンペス----- 
---------------- 
-谷澤-大塚----佑昌
---------------- 
----健太郎--大介----- 
----------------
-峻希-山口智--キム--米倉-
----------------
-------岡本-------
----------------
<控え>
SUB:大久保
SUB:竹内
SUB:大岩
SUB:山口慶
SUB:勇人
SUB:ナムスンウ
SUB:兵働

参考記事:前回対戦レポ
参考記事:footballlab:ジェフ千葉プレビュー

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2013年J2第25節 愛媛FC戦レポ

[日時] 2013年7月20日(土)19:03KO @ニンジニアスタジアム
[天候] 晴れ
[気温] 27.7℃
[湿度] 62%
[入場者数]3,674人
[主審] 森川 浩次 [副審]大西 保 清水 崇之
千葉愛媛
0前半0
1後半0
10
スタッツ千葉愛媛
シュート1012
CK65
直接FK1012
間接FK31
オフサイド31

-------------
-----ケンペス  
--------------
-谷澤-大塚-佑昌
--------------
---健太郎-大介----  
--------------
-峻希--キム-米倉-
--------------
------岡本------
--------------
<控え>
SUB:大久保
SUB:大岩
SUB:山口慶
SUB:勇人
SUB:ナムスンウ
SUB:井出
SUB:町田

[得点]
60分 米倉 恒貴④

[交代]
76分 谷澤 達也 → 佐藤 勇人
86分 高橋 峻希 → 大岩 一貴
90分 大塚 翔平 → 山口 慶

[警告]

【2013通算成績】
[得点ランキング]
⑭ケンペス
④ジャイール
④谷澤 達也
④山口 智
④米倉 恒貴
③田中 佑昌
③大塚 翔平
②兵働 昭弘
①大岩 一貴
①竹内 彬
①伊藤 大介
①ナム スンウ

[アシストランキング]
米倉 恒貴
④ナム スンウ
③田中 佑昌
③ジャイール
②佐藤 勇人
②大岩 一貴
②大塚 翔平
②伊藤 大介
①ケンペス
①高橋 峻希



[警告ランキング]
⑤ケンペス
④キム ヒョヌン
③谷澤 達也
③佐藤 健太郎
③米倉 恒貴
②大岩 一貴
②高橋 峻希
岡本 昌弘
 


【超私的採点】

【GK : 1.岡本昌弘  6.0】
序盤の重松のヘディングシュートは良く止めてくれた。ここで失点してたら確実に負け試合だった。セットプレイも積極的にボールに触り、ピンチを未然に防いだ。パントキックは少し工夫がなく、狙いどころがないことも理由があるが改善要素。

【CB : 5.山口智   6.0】
ここのところリトリート気味の守備になっているが、点を取ってからはしっかりとラインを上げることに成功した。竹内とのコンビの方がラインコントロールは慣れている模様。ロングボールは少しミスがあったが、そこはご愛嬌。

【CB : 3.竹内彬  5.5】
久々の出場で少し緊張ぎみ、何か新しいことをやろうという気持ちが強く伝わってくるプレイ。後ろからロングフィードしたり、サイドチェンジしたりして相手を揺さぶろうとしていたが、受け手の意識が低くうまくあわなかった。守備面では流血する一幕もあったが気合いは入っていたことは好感が持てる。

【LSB:33高橋峻希  5.0
対面の石井に対峙するが故に守備に追われたシーンが多かったが、序盤のサイドチェンジで裏を取られたシーンは少し厳しい評価としたい。攻撃面もビルドアップは貢献できていたものの、クロスの精度は相変わらず高くない。

【RSB:11.米倉恒貴  6.5】
愛媛の変則的な攻撃を意識して上がる回数をセーブ。前半は連携も悪くオーバーラップは空振りに終わっていた。後半は周りの運動量も増えたものの、なかなかいい形で米倉にボールが入らなかった。しかし、セットプレイで殊勲の先制ゴールをゲット。その後はラインコントロールも意識した慎重なポジショニングで3試合連続のクリーンシートをマーク。

【DMF:16.佐藤健太郎  6.5】
前半の不調な出来の中、ボールを動かすために顔を出してディフェンスシーンでのボール回しに積極的に参加。後半も厳しいところで体をはるなど、苦しいところに踏ん張ってくれた。中盤の精神的支柱として成長が見られる。

【DMF: 8伊藤大介  6.5】

ボール回しとしては縦パスを入れることができず、停滞する要因をつくったが、セットプレイの精度は非常に魅力的。米倉へのキックもそうだが、バーに当てたシュートも惜しかった。

【RMF:6.田中佑昌  5.5】
前節に引き続き、守備面では貢献していたものの攻撃面では中盤のプレイヤーとしては相変わらずモノ足らない結果。やはり前線で裏を抜けるプレイヤーとしては機能していることもあり、2トップ気味で使われた方が攻撃面での活性化は見られる。ケンペスへのクロスは素晴らしいものだった。

【LMF:39:.谷澤達也 5.0
前節に引き続き、守備面での貢献が中心。なかなかいい場面でボールを受けられることができず、少し物足りない出来。兵働が戻ってきたときに田中、谷澤のどちらをはずすのか。気になるところである。

【FW:14.大塚翔平 5.5】
ビルドアッパーとしてはすでにチームの中心選手として確立したが、次のステップにいくためには大事なところでの決定力が欲しいところ。後半のケンペスからのシーン、サイドからのクロスからのループシュートも、もう少し思い切りシュートしてもよかったかもしれない。ただそこは大塚の持ち味だったりするので、今後も頑張ってほしい。

【FW:37.ケンペス 5.5】
ボールをフリーでもらおうとするためにスペースに走る動きが増えてきており、米倉はそこにいい形でパスをいれるシーンを増やしている。あとはシュートを思い切り打ちすぎているところは、改善してほしいが。。。ラストのヘディングは確実に決めてほしかった。

【SUB:7.佐藤勇人 5.0】
途中交代で左サイドハーフに入ったが、往年の切れのいいプレッシングはできず、伊藤においていかれてしまうシーンもあった。ポジショニングも中途半端で、この状態だと守備をはっきりしている山口慶の方がクロージングプレイヤーとしてはよかったかもしれない。

【SUB:15.大岩一貴 -】
出場時間が短く評価外。

【SUB:13.山口慶 -】
出場時間が短く評価外。

【鈴木監督 5.5
 前半は暑さもあってか、非常に低調な出来だった。序盤は相手にサイドをつかれて危ないシーンもあり、その後もサイドチェンジでサイドをえぐられるシーンが目立った。しかし相手のクロスの精度が悪く助かったこともあった。やはり前線でのタメがないとボールをうまくまわすことができず、大塚が顔を出せないシーンは苦し紛れにケンペスにあわせるという単調な攻撃に終始してしまったと言えよう。ここはベンチメンバーも含めて、ジャイール、兵働、深井などの個性派がいないとチームとしては面白いサッカーを作れないのだろう。

 しかしこういった地味な戦い方でも勝ちを拾えるようになってきたことが大きい。特に下位チームとの戦い方として、アウェイでもあるし暑さもあるので、相手の出方を伺いつつ、チャンスがあればそのタイミングで省力でもいいので点をとるというのは新しい戦い方なのだろう。後半の最初に運動量を少し上げることでチームのリズムは一気によくなり、ジェフのペースにすることができた。苦しい戦いではあったが、じれずに同じことをやり続けることができるのは成長の証だ。
そしてセットプレイでまた点がとれた。厳しいところでとれるようになってくると、下位チームとの対戦も確実に3をとれるようになってくるだろう。

 一つ付け加えるならば、相手にあわせて戦いを続けることでチームの伸びしろがなくなってしまうこと。この分怪我のメンバーが戻ってくることでかわってくるのかもしれないが、相手の攻撃の精度が上がってくれば失点してしまうシーンは作られていることは変わりがない。米倉がセーブしているということもあるかもしれないが、特に前半はもう少しチャレンジをしたり、新しい攻撃のパターンを試してみてもいいのかもしれない。

 今日の紅白戦では兵働が戻ってきた模様。次の試合先発とまではいかないが、スーパーゴールを生み出した徳島戦だし、どこかで見てみたいところ。今のチームのベースに、アクセントを加えた勝利を見てみたいところ。相手も好調だがチーム新記録の7連勝を、ホームで見せてほしい。


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2013年J2第25節 愛媛FC戦プレビュー

【キムヒョヌン出場停止で出番が回ってくるのは竹内か。大岩か】

 山形にリベンジを達成して5連勝のジェフ。G大阪が引き分けて首位との勝ち点は6差へ。今日首位攻防戦があるため、今日勝てば自動昇格ラインとの勝ち点が確実に縮むこととなる。相性の良い愛媛にしっかりと勝ってホームに戻ってきたいところ。チームの雰囲気はよく、ケガ人は相変わらず多いが、控えに回っていた若手も虎視眈々とレギュラーを狙っているはずだ。

 若手と言えば竹内からスタメンを勝ち取ったキムヒョヌンだが、今節は出場停止。控えに回ってしまった竹内が出場濃厚かもしれないが、紅白戦では大岩も試された模様。こういった感じでレギュラー争いが活性化しているのは過去3年間では余りなかったため、非常にいい傾向だ。竹内は確実に今日の機会でアピールしようと思っているだろうし、大岩も途中から出てきており、試合感も鈍っている訳ではない。どちらの選手が出たとしても、今のいいムードの流れで頑張ってほしいものだ。

 兵働欠場後に奮闘しているのは大塚。大塚が入ることによってビルドアップ力は確実に上がった。ケンペスもポストプレイの負担が減り、裏へ抜けようという意識も強くなっている。攻撃陣はもう少し奮闘が必要な気がしているが、少ないシュートで確実に得点をとっている結果、footballlabのチームシュートCBPはついにナンバーワンとなった。おそらく選手も自信を持っていると思うので、「堅実なジェフ」を今日も見せてもらいたいものだ。

【コメント】
<千葉対戦後の愛媛の対戦成績>
H/A勝敗対戦相手結果得点者
12A千葉0-2
13H栃木3-0吉村、加藤、河原
14A横浜FC0-0
15H神戸2-4吉村、松本
16HG大阪1-2加藤
17A東京V1-2
18H札幌3-2赤井、石井、河原
19A京都1-4河原
20A福岡0-2
21H鳥取1-0
22H熊本1-1黒木
23A神戸0-2
24H徳島0-2


 愛媛は7勝4分13敗の16位。得点23(17位)、失点33(14位)。やや攻撃的な3バックシステムを引き続き採用しつつもジェフと大戦後の成績は3勝3分7敗と体勢はそこまでかわってはいない。チームの中心選手は右サイドの石井で、4得点3アシスト、攻撃の基点となっている。また最近ではトップに重松が入っており、彼にボールがしっかり収まればと言った感じで、3アシストをマークしている。しかし最近5試合はわずか2得点と得点力不足に悩んでいるという状態だ。

 とはいえ愛媛の前からプレスをかけ、ボールを奪った後攻守の切り替えの早さで5トップ気味の攻撃にはジェフも手こずったことも事実。前回対戦時は愛媛の攻撃の枚数の多さにマークの受け渡しがうまくいかず、前半はほぼ愛媛ペースで試合が進んでしまった。この試合から守備面の修正ができてきているものの、キムヒョヌンが出場停止ということで守備メンツがかわることは事実。G大阪、山形の強力攻撃陣に対して落ち着いてしっかり対応すれば守れるはずだ。おそらく前半にしっかり0で抑えることができればこちらのペースになると思うので、最初の試合の入り方は気をつけていきたい。

【相手のダイレクトパスをカットし、ジェフのストロングポイントであるカウンターを仕掛けたい】

 愛媛の失点パターンは、ダイレクトパスを中央でカットされてしまいカウンターから裏を狙われるパターン。ここは最近しっかりリトリートしながらしっかり守ることによってボールを奪い、シンプルにカウンターを狙っていくことが必要だ。愛媛の攻撃のこだわりはダイレクトパスにあるので、今日もおそらくスイッチが入ったタイミングでやってくるだろう。その部分で落ち着いて対応できるかが今日の注目ポイントだ。
相手のGKも飛び出しや対応が不適切なところもあるのでシンプルに裏を狙っていくことも大事だ。

 また愛媛の負けパターンは序盤でセットプレイがらみで失点が多い。なので序盤はしっかりボールキープをしてファールをもらうのも一つの策かもしれない。最近セットプレイでの得点が増えているため積極的に狙っていきたい。大介のFKはチームになじんできているため、竹内にあわせてみるのもよいかもしれない。

 去年はロスタイムで痛恨のドロー、この試合で自動昇格が厳しくなった。そのときの悔しい気持ちを思い出し、しっかりと堅実に勝ち点3を。そして自動昇格争いの中心になっていきたい。


【先発予想】
----------------
------ケンペス----- 
---------------- 
-谷澤-大塚----佑昌
---------------- 
----健太郎--大介----- 
----------------
-峻希-山口智--竹内--米倉-
----------------
-------岡本-------
----------------
<控え>
SUB:大久保
SUB:大岩
SUB:山口慶
SUB:勇人
SUB:ナムスンウ
SUB:町田
SUB:井出

参考記事:前回対戦レポ
参考記事:footballlab:ジェフ千葉プレビュー

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2013年J2第24節 モンテディオ山形戦レポ

[日時] 2013年7月14日(日)18:03KO @NDソフトスタジアム山形
[天候] 晴れ
[気温] 24.6℃
[湿度] 80%
[入場者数]2,905人
[主審] 飯田 淳平 [副審]中野 卓 作本 貴典
千葉山形
前半0
後半0
30
スタッツ千葉山形
シュート715
CK12
直接FK1315
間接FK41
オフサイド41



-------------
-----ケンペス  
--------------
-谷澤-大塚-佑昌
--------------
---健太郎-大介----  
--------------
-峻希--キム-米倉-
--------------
------岡本------
--------------
<控え>
SUB:大久保
SUB:竹内
SUB:大岩
SUB:山口慶
SUB:勇人
SUB:ナムスンウ
SUB:井出

[得点]
23分 山口 智④
69分 大塚 翔平③
86分 ケンペス⑭

[交代]
68分 高橋 峻希 → 大岩 一貴
85分 伊藤 大介 → 山口 慶
88分 谷澤 達也 → 竹内 彬

[警告]
7分 キム ヒョヌン④ 
56分 高橋 峻希②

【2013通算成績】
[得点ランキング]
⑭ケンペス
④ジャイール
④谷澤 達也
④山口 智
③田中 佑昌
③米倉 恒貴
③大塚 翔平
②兵働 昭弘
①大岩 一貴
①竹内 彬
①伊藤 大介
①ナム スンウ

[アシストランキング]
米倉 恒貴
④ナム スンウ
③田中 佑昌
③ジャイール
②佐藤 勇人
②大岩 一貴
②大塚 翔平
①ケンペス
①高橋 峻希
①伊藤 大介



[警告ランキング]
⑤ケンペス
④キム ヒョヌン
③谷澤 達也
③佐藤 健太郎
③米倉 恒貴
②大岩 一貴
②高橋 峻希
岡本 昌弘 


【超私的採点】

【GK : 1.岡本昌弘  6.0】
枠内シュート、セットプレイなどきわどいボールを落ち着いてキャッチ、セーブで2試合連続のシャットアウトがち。守備面でしっかり対応すればやられないという自信がつき始めた。

【CB : 5.山口智   7.0】
山形対策でややリトリート気味で守備布陣を張り、相手にペースを握らせながら落ち着いた守備対応で2戦連続のシャットアウトがち。さらに基点の聞いたリスタートで相手のすきを突き、見事な先制ゴールをゲット。UNITEDで書いてある通り、チームの意識が変わりいい波をつかみ始めたのかもしれない。

【CB :20.キムヒョヌン 6.0】
アタック&カバーの部分でまだ不安定な所はあるが、対人と空中戦の強さは安定感が増してきた。次節出場停止だが、頼もしいピースになってきた。

【LSB:33高橋峻希  5.5
リトリート気味でのぞんだこともあって、相手のサイドバックの攻撃参加に追われて、自身の攻撃参加の回数は乏しかった。とはいえ守備面では安定したポジショニングだった。

【RSB:11.米倉恒貴  7.0】
またも米倉のすばらしいクロスによって先制点をゲット。攻撃参加の回数は少なかったが守備面では自由にスペースを与えず、しっかりと対応できていた。

【DMF:16.佐藤健太郎  6.5】
今日はじれることなく、じっくりと中央を締めて、相手のラストパスをロングボール一辺倒にすることに成功した。ボールを持たれてはいたが、危険なシュートは一つもなかった。

【DMF: 8伊藤大介  6.0】

前の2試合に比べると積極的な攻撃参加がなく、裏へのパス、縦へ入れる攻撃的なパスは少なかったが、守備面では健太郎といいバランスで出来ていた。

【RMF:6.田中佑昌  6.0】
ガンバ戦に引き続き、守備面で大きく貢献。佑昌サイドから危険な展開になることはほとんどなかった。攻撃面ではトラップが大きいところは改善せず少し不満。

【LMF:39:.谷澤達也 6.0
守備に追われるシーンが多く、攻撃面での貢献が少なかったが、チーム全体のバランスを考えたプレイは成長した証。

【FW:14.大塚翔平 6.5】
要所要所で前を向いたときはジェフの攻撃のスイッチになれているが、その回数は少なかった。とはいえ守備面ではしっかり走り、要所要所でゴールを決めてくるあたり、新しいチームの柱になれる可能性をいまでは感じる。

【FW:37.ケンペス 6.5】
今日はなかなか積極性を持ってシュートを打ったり、前線から守備をしたりで、チームに好循環を生み出すシーンは最近の試合の中では多かった。セットプレイのヘディング、スルーパスから抜け出したループ、作田にプレッシャーをかけて、大塚を使わずしっかりゴールを決められたのは収穫。

【SUB:15.大岩一貴 6.0】
峻希と交代後に加点をし、その後危なげない対応で今の好調な流れに溶け込むことが出来た。攻撃面での不満はありつつも、クロージングに貢献できた。

【SUB:13.山口慶 -】
出場時間が短く評価外。

【SUB:3.竹内彬 -】

出場時間が短く評価外。

【鈴木監督 6.5

 前回大敗した反省を踏まえ、相手にボールを持たせてカウンターを狙う戦術が見事にはまった。特に守備面ではややリトリート気味に入ることによって相手のボールポゼッション率はあがったものの、相手に決定的なシーンを作らせず、苦し紛れにロングボールを入れさせる展開を作ることが出来た。得点、加点のタイミングも素晴らしく、やや攻撃面での魅せるサッカーはなかったものの、この大事なタイミングに堅実に・着実に勝つ地力は付いてきている。控え選手もついに山口慶を投入してみたり、町田に変えて井出をベンチに入れるなど、11+αでチーム全体で戦う&選手の競争意識を生み出すチーム作りが出来てきている。今日の試合では、しっかり守ってカウンターというガンバ戦で実践した戦い方を再現し、チームのストロングポイントである米倉&大塚&ケンペスを発動することが出来たことは、今後の上位との戦い方の定石になっていくかもしれない。

 次節、チーム好調の要因を作ったキムヒョヌンが出場停止だが、そこは今年序盤からレギュラーをはっていた竹内が闘志を燃やすだろうし、攻撃面の選手交代メンバーとしてナムスンウや町田、井出あたりもチャンスを虎視眈々と狙っている。兵働の離脱は気になるところだが今は若手とベテランの融合が図れてきており、苦手の7月8月が逆に楽しみな季節となってきた。

 G大阪が引き分けて、首位とは勝ち点が6差へ。次節はガンバとヴィッセルの直接対決。どちらかが負け、あるいは引き分ければいよいよ自動昇格が射程圏内に入ってきた。相手のことは気にせずだが、一つずつ勝ち点3を拾っていければ、今作った勢いは確実なものになっていくに違いない。
 

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2013年J2第24節 モンテディオ戦プレビュー

【首位たたきで4連勝を達成したジェフ。ここからが本当の昇格争いへ】

 ホームフクアリで首位G大阪を迎えたジェフは、全選手が集中力を切らさず、要所要所でしっかりと点を取って3-0の完勝。開幕当初からチームを引っ張ってきた米倉が先制、江尻コーチの下で走り続けてレギュラーを勝ち取った大塚の加点、そして課題のセットプレイでついに得点を上げた山口智、そのボールを供給したのはゲームメーカー大介といろいろな選手がヒーローとなった試合だった。守備面でも健太郎、キムヒョヌン、峻希が踏ん張り、ひさびさのシャットアウト勝ち。サポーターとしても本当にうれしい勝利となった。

 とはいえ、ここからはジェフの課題となる暑い時期の戦い。ここで毎回失速をして自動昇格ラインから離されている。せっかくガンバとの勝ち点差が8まで縮まったのだから、米倉がコメントした通り優勝を目指すためには去年の甲府のように快進撃を続けていくしかない。選手も口を揃えて次の試合が大事とコメントしているので選手はわかっていると思うが、次の試合もしっかりと勝つことが本当にジェフの勢いを相手に知らしめることができるのだろう。是非頑張ってもらいたい。

【コメント】
<千葉対戦後の山形の対戦成績>

堀之内、林、伊東
H/A勝敗対戦相手結果得点者
17A千葉3-1
18H徳島2-2中島、西河
19A群馬2-2林、堀之内
20H松本4-1比嘉、伊東、林×2
21A水戸3-1山崎、林×2
22H鳥取2-3林、伊東
23A長崎1-2中島

 山形は10勝3分10敗の9位。得点45(2位)、失点33(15位)で、ジェフ対戦後もカウンターが武器のチームだが、攻守のバランスを崩して攻撃してくるため、攻撃が失敗したときは失点するケースも多いチームだ。ただ前回対戦時は見事に術中にはまり、今期ワーストの負け方をした相手だ。G大阪に大勝したものの、そこで得た勢いを確実にするためにはなんとしてもこの試合に勝ってライバルチームにプレッシャーをかけたいところだ。

 得点パターンはセットプレイとクロスで約半数。特にセットプレイはジェフの課題でもあり、前節もセットプレイからリズムを崩されて先制点を許している。この対戦後、セットプレイはマンツーマンに変え、ヘディングに強いキムヒョヌンが入っているが、そこの変化によってしっかり山形のセットプレイをからの攻撃を防ぐことができるか。ここは一つのポイントだ。

 攻撃の中心はロメロフランクと秋葉。秋葉のところでボールがとれて、ロメロフランクが攻め上がってサイドを中心に波状攻撃を行いクロスで得点をとるパターンと、後ろから一気にロングボールを入れて相手のDFにできたスペースをついて一気にゴールに迫るパターンがある。その両方に顔を出して最近得点を量産しているのは林。特にニアに入ってゴールを決める動きが危険なにおいがするので、ジェフの山口智、キムはスピードがないだけに注意が必要となるだろう。また楽にクロスを上げさせないようにすることも大事になってくるかもしれない。

 最近はボール回しを落ち着いてできるようになってはきているが、山形は基本前からしっかりとプレスをかけてくる。

【相手のカウンターをしのぎ、両サイドに開いたスペースを逆に使ってカウンターを決めたい】

 一方失点パターンはサイドのスペースをつかれてクロスからの失点が多い。ここは引き続きジェフの強みなので、しっかりと米倉、峻希を使って相手に圧力をかけていきたい。前回は大塚がいなかったため、サイド一辺倒ではなく中央とサイドの両方を使って相手の守備を絞らせないことが大事になってくるだろう。

 また山形はここのところセットプレイでの失点も多い。前節長崎戦も2得点ともセットプレイから。単純にヘディングであわせるというよりも複数の人数が絡んだ失点が多いので、単純にボールを放り込むだけでなく、サインプレイやヘッドで折り返して得点などバリエーションを増やしてセットプレイに臨むことで山形を崩すことが可能となるかもしれない。キムヒョヌンはまだノーマークだったりするので、彼を絡めたセットプレイはひとつポイントかもしれない。

 去年は山形に勝って勢いがつきプレイオフまでなだれ込んだジェフ。相性のいい山形アウェイで5連勝を飾ってほしい!!

【先発予想】
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------ケンペス----- 
---------------- 
-谷澤-大塚----佑昌
---------------- 
----健太郎--大介----- 
----------------
-峻希-山口智--キム--米倉-
----------------
-------岡本-------
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<控え>
SUB:大久保
SUB:竹内
SUB:大岩
SUB:山口慶
SUB:勇人
SUB:ナムスンウ
SUB:兵働

参考記事:前回対戦レポ
参考記事:footballlab:ジェフ千葉プレビュー

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