umibonzのスポーツめぐり旅 -5ページ目

2013年J2第23節 ガンバ大阪戦レポ

[日時] 2013年7月7日(日)19:03KO @フクダ電子アリーナ
[天候] 晴れ
[気温] 24.6℃
[湿度] 80%
[入場者数]2,905人
[主審] 廣瀬 格 [副審] 山口 博司 秋澤 昌治
千葉G大阪
2前半0
1後半0
30
スタッツ千葉G大阪
シュート1215
CK45
直接FK1314
間接FK23
オフサイド32

--------------
-----ケンペス  
--------------
-谷澤-大塚-佑昌
--------------
---健太郎-大介----  
--------------
-峻希--キム-米倉-
--------------
------岡本------
--------------
<控え>
SUB:大久保
SUB:竹内
SUB:大岩
SUB:山口慶
SUB:勇人
SUB:ナムスンウ
SUB:町田

[得点]
12分 米倉 恒貴③
23分 大塚 翔平②
58分 山口 智③

[交代]
78分 ケンペス → ナム スンウ
85分 高橋 峻希 → 大岩 一貴
90分 伊藤 大介 → 佐藤 勇人

[警告]

【2013通算成績】
[得点ランキング]
⑬ケンペス
④ジャイール
④谷澤 達也
③田中 佑昌
③米倉 恒貴
③山口 智
②兵働 昭弘
②大塚 翔平
①大岩一貴
①竹内 彬
①伊藤 大介
①ナム スンウ

[アシストランキング]
⑩米倉 恒貴
④ナム スンウ
③田中 佑昌
③ジャイール
②佐藤 勇人
②大岩 一貴
②大塚 翔平
①ケンペス
①高橋 峻希
①伊藤 大介



[警告ランキング]
⑤ケンペス
③谷澤 達也
③佐藤 健太郎
③米倉 恒貴
③キム ヒョヌン
②大岩 一貴
岡本 昌弘 
①高橋 峻希

【超私的採点】

【GK : 1.岡本昌弘  6.0】
要所要所で打たれるシュートを確実にパンチング&セーブで久々のシャットアウト勝ち。守護神として風格が出てきた。

【CB : 5.山口智   7.0】
ピンチの場面ではひさびさに山口らしいスライディングによって相手の攻撃を摘み、相手の強力な攻撃もしっかりゴールに鍵をかけて久々の無失点試合。古巣にヘディングもお見舞いして快勝の原動力になった。

【CB :20.キムヒョヌン 6.0】
空中戦はほとんど勝利し、相手のロングボールをスウィープしていた。首位ガンバに対して素晴らしい対応をみせ、レギュラー定着にぐっと近づいた。

【LSB:33高橋峻希  6.5
今日は相手の守備が薄かったこともあり、自らのドリブルで圧力をかけ続けられた。2点目はその成果がでて、粘ったところからカウンターのきっかけをつくった。今日は判断もよく、クロスを左であげるなど積極性が見られた。

【RSB:11.米倉恒貴  7.5】
今日の勝利はヨネのループシュートで決まったと言っても過言ではないだろう。今日は縦横無尽の縦ランだけでなく、厳しい場面でしっかり守備をしてくれたことによって相手の攻撃をペースダウンできていたことが大きかった。二年ぶりのフクアリゴールもうれしい限り。このままジェフをしっかりと引っ張っていってほしい。

【DMF:16.佐藤健太郎  6.0】
ボールまわしは厳しい場面も多々あったが、守備面ではじれずにおちついて90分落ち着いて対応し続けた。代表の遠藤&今野のボランチ二対するパス出しも無駄に飛び込まず、我慢し続けられたのが勝因。

【DMF: 8伊藤大介  6.5】
前半のはじめから、積極的に大塚やケンペスに縦パスを入れ続け、先制点のきっかけとなったのは大介の縦パスから。3点目のFKのみならず、前半最初のFKも素晴らしいボールを供給しており、FKは兵働以上の素質を持っている。

【RMF:6.田中佑昌  6.5】
今日は攻撃面よりも守備面での献身的なプレイが光った。特に後半足の速い大森に対して頑張ってマッチアップし続けたことがジェフが落ち着いてクロージングできるきっかけを作れていた。

【LMF:39:.谷澤達也 6.0
前半素晴らしいシュートであわや追加点というシーンがあったが、うまく決めることはできず。ファールのもらい方は天下一品で谷澤らしさは出ていたと思う。

【FW:14.大塚翔平 7.0】
1点目米倉に供給したスルーパス、2点目のミドルシュートと大塚らしさを十分に発揮できた。今日みたいな格上の相手に対しても素晴らしいテクニックで一人二人をはがす力は目を見張るものがあった。ジェフで大塚が覚醒したかもしれないと思える試合だった。

【FW:37.ケンペス 5.5】
相手のマンマークに苦しみなかなかボールをおさめることができなかったが、前半しっかりと守備をするようになったところはチームで戦う意識が出てきたところはプラス材料。緩慢な攻撃は相変わらずなのと最後体力が切れてしまったのは残念だが、引き続き頑張ってほしい。

【SUB:23.ナムスンウ 5.5】
途中出場ながらチームに必要な役割を理解し、守備からしっかり入って中を閉めることに成功。ポストプレイ役としても機能していた。

【SUB:15.大岩一貴 ー】

【SUB:7.佐藤勇人 ー】

【鈴木監督 6.0
 監督としてタクトをふるった良さはなかったが、とにかく今日は今まで積み上げてきたものをしっかりと出し切れた試合で、そういったムードにチームが向かっていることが大きいと思う。G大阪の攻撃パターンであるパスワークからFWにつける戦い方に対してしっかり中を切って我慢し続ける戦い方は一つの試金石であるし、仮にJ1クラスの相手と戦うときのジェフのベースになるのではと感じる試合だった。

 それ以前に今日の試合はチーム全体はさることながら、個VS個の戦いに勝利できていたことが自信につながるのではないかと思う。空中戦に勝利したキム、カバーリング力で飛び出した選手を抑えた智、左サイドで縦のドリブルで相手を翻弄した峻希、正確なフリーキックで得点を生み出した大介、狭いところでボールを受け相手DFを何度もかわした大塚、そして走力で相手を圧倒し、守備面も奮闘が光った米倉。個の部分でガンバに勝てたことはとても大きな財産になったのではないかと思う。

 これで4連勝。上位チームも勝ったため順位に変更はなかったが、自動昇格争いに名乗り出たことは間違いない。残りの試合1試合1試合しっかり戦っていければ、神戸・長崎・京都ともに、G大阪と千葉の対戦を残している訳で、まだまだ射程距離圏内だと思えるはずだ。次の山形戦は相手に圧倒された試合。なんとしても勝利して5連勝にのばしていきたい。



↓クリックおねがいします

2013年J2第22節 カターレ富山戦レポ

[日時] 2013年7月3日(水)19:03KO @富山県総合運動公園陸上競技場
[天候] 曇りのち雨
[気温] 24.6℃
[湿度] 80%
[入場者数]2,905人
[主審] 東城 穣 [副審] 穴井 千雅 木川田 博信
千葉富山
0前半0
2後半1
1
スタッツ千葉富山
シュート14
CK25
直接FK168
間接FK36
オフサイド24

 

--------------
-----ケンペス  
--------------
-谷澤-大塚-佑昌
--------------
---健太郎-大介----  
--------------
-峻希--キム-米倉-
--------------
------岡本------
--------------
<控え>
SUB:大久保
SUB:竹内
SUB:大岩
SUB:山口慶
SUB:勇人
SUB:ナムスンウ
SUB:町田

[得点]
46分 田中 佑昌②
55分 田中 佑昌③

[交代]
74分 谷澤 達也 → 佐藤 勇人
74分 高橋 峻希 → 大岩 一貴
83分 大塚 翔平 → 竹内 彬

[警告]
48分 高橋 峻希①
62分 キム ヒョヌン③ 

【2013通算成績】
[得点ランキング]
⑬ケンペス
④ジャイール
④谷澤達也
③田中 佑昌
②米倉恒貴
②山口智
②兵働 昭弘
①大岩一貴
①竹内 彬
①伊藤 大介
①ナム スンウ
大塚 翔平

[アシストランキング]
⑩米倉 恒貴
④ナム スンウ
③田中 佑昌
③ジャイール
②佐藤 勇人
②大岩 一貴
①ケンペス
大塚 翔平

[警告ランキング]
⑤ケンペス
③谷澤 達也
③佐藤 健太郎
③米倉 恒貴
③キム ヒョヌン
②大岩 一貴
岡本 昌弘 
①高橋 峻希

【超私的採点】

【GK : 1.岡本昌弘  6.5】
同点に追いつかれる大ピンチもスーパーセーブでPK阻止。失点シーンはノーチャンスだった。
前半の一対一もプレッシャーをかけて回避した。

【CB : 5.山口智   5.5】
前半の決定機はラインコントロールのミスで招いたピンチ。後半の失点シーンもマークがずれてしまった。調子は上向きだがそろそろ無失点試合にしていきたいところ。

【CB :20.キムヒョヌン 5.5】
2戦連続先発で落ち着いた対応になってきたが、アタック&カバーの判断が悪い部分は少しある。とはいえ空中戦で負けないのは心強い。

【LSB:33高橋峻希  5.0
PKのシーン、失点のシーン両方ともなんてことはない対応ミスから着ているもの。対人の対応が中途半端だったりするので、アタックするならする、しないならしないで間合いをとるなどの基本的な部分の修正が必要だ。

【RSB:11.米倉恒貴  6.5】
後半開始から積極的にクロスを入れていき、2得点に絡む活躍。もはや米倉がゲームメーカーとしてチームの生命線となっている。時折後ろからケンペスにロングボールでくさびを入れるシーンもあり、ケンペスとの関係は良好だ。

【DMF:16.佐藤健太郎  5.5】
前半は落ち着いてボールをまわしすぎて、縦パスを思い切っていれたり裏を狙うシーンはすくなかった。

【DMF: 8伊藤大介  5.5】
健太郎同様、横に散らすパスが中心だったが、前線に走り込むタイミングはよくなってきている。

【RMF:6.田中佑昌  6.5】
後半の2得点は思い切ったシュートから生まれたもので、彼らしい積極性がでた。やはりFWの方が得点のにおいがすることはたしかだが、守備面のバランスを考えると前半MF、後半FWが確実か。

【LMF:39:.谷澤達也 5.5
ビルドアッパーとしての生命線であることは変わりがないが、やはり後ろに下がってボールをもらう癖が抜けきれず、得点シーンを作ることはできず。

【FW:14.大塚翔平 6.0】
ポストプレイヤーとしての役割を的確にこなし、初のアシストをマーク。ケンペスのシュートもいくつか大塚のポストプレイから生まれており、徐々にレギュラー陣とのコンビネーションもよくなってきた。

【FW:37.ケンペス 5.5】
ボールをまわすことに積極的に参加するようになってきており、ポストプレイの成功率が高まっている。ボールを受けてからドリブルシュートをしていく姿勢は好感が持てるが、そろそろゴールが欲しいところ。

【SUB:7.佐藤勇人 5.5】
前節に引き続き途中交代で試合に入り、クロージング役として活躍。勇人をこういう形で使えるのはある意味大きく、ベンチの意図をしっかりとチームに伝えることができるため、逃げ切り要因として貴重な存在に。

【SUB:15.大岩一貴 -】
高橋の調子が悪いときに、しっかりとアピールしたかったが、ゲーム展開がクロージングモードだっただけになかなか攻撃でいいアクセントを作ることができなかった。

【SUB:3.竹内彬ー】
出場時間が短く評価外。

【鈴木監督 6.0
 チーム全体の出来は悪かったが、後半開始直後からシンプルに米倉を使って2得点を上げ、最後はあっさりと得点を取ることをあきらめクロージングモードで3連勝をとった。攻撃面に関しては最後のラストパス精度が悪く課題が残る試合だったが、リンクマン大塚は徐々によくなってきている。兵働が戻ってくると迫力のある攻撃をすることができるようになると思うが、しばらくは現実的な戦いを続けるということだろう。

 また5バックにトライしてクロージングできたことは非常にチームにとって大きなオプションを作ることができたのではないか。去年はリードしていながら最後に追いつかれて勝ち点を落とす試合が多かっただけに、こういった試合で勝ち点3を持って帰れるようになってきたことは大きい。これから暑い試合も続くだけに、苦手の8・9月二向けて新しいオプションになってほしいものだ。



↓クリックおねがいします

2013年J2第23節 ガンバ大阪戦プレビュー

【苦しい試合展開ながら3連勝を飾ったジェフ。天王山に向けていい準備はできたか】

 富山戦は相手に試合を支配されながらも、後半最初の集中した時間帯でしっかり2得点をとって勝利したジェフ。米倉のハイパフォーマンスは相変わらずうれしい悲鳴だが、FWに入って昨日した佑昌、リンクマンとして機能した大塚などお互いがお互いの特徴を意識しながらプレイできる時間帯が増えてきた。基本ショートパスでつなぐベースがありつつつも、米倉から時折ロングパスでボールをもらいに下がってくるケンペスにボールがはいる回数も多く、連携のバリエーションを増やそうと意識していることがよくわかる。

 また、この試合は峻希が相手を倒してPKをとらえてしまったが、岡本がスーパーセーブ。その後も竹内を投入して5バックで相手の攻撃をしのぐなど、チーム全体が助け合って守ったという事実を作ることができたのは収穫だ。5バックで守りきったという事実は、昨年守りきればというタイミングで失点して勝ち点を落としつづけたジェフにとって、今後意味のあるチョイス。特に下位チームに対して逃げ切りたいときに、今までレギュラーをはっていた竹内が入って守りきるという選択ができるようになれば、チームもはっきりと守るぞ!という意識で望むことができるようになるだろう。特にみんなで助け合って守ろうという意識が芽生えているからこそできることだと思う。

 兵働が復帰できるかは微妙だったりするので、G大阪に対して現実的に戦うことになるだろう。今まで積み上げてきたものを最高の舞台でアピールしてもらいたい。

【J2首位に君臨するガンバ。今まで積み上げてきたものを発揮せよ!】
<千葉対戦後のG大阪の対戦成績>
H/A勝敗対戦相手結果得点者
5H千葉1-1
倉田
6A札幌3-1レアンドロ、家長、岩下

7H東京V0-0

8A山形1-0岩下
9H松本1-0オウンゴール
10A富山4-0レアンドロ×3、倉田

11H鳥取1-1レアンドロ
12H岐阜2-0阿部、平井

13A神戸0-2

14A福岡3-2レアンドロ×2、倉田

15H草津5-1レアンドロ、パウリーニョ×2、倉田 秋×2
16A愛媛2-1今野、遠藤
17H栃木3-0藤春、レアンドロ×2
18A北九州1-0倉田
19A水戸2-0レアンドロ、岡崎
20H岡山1-1倉田
21H徳島2-0パウリーニョ、平井
22A岐阜8-2二川×2、阿部、パウリーニョ×2、今野×2、川西

 G大阪は14勝7分1敗の1位。前回対戦時はなかなか勝ちきれずにドロー決着となったが、その後はJ2にもなれてしっかり勝ちきれるようになり、頭一つ抜けた形だ。得点48(1位)、失点18(1位)で、長谷川監督が入ることによって完全に守備は立て直され、堅く勝つことができている模様。攻撃面はショートパス主体でリズムを作り、縦パスが入ったタイミングでダイレクトパスで一気にゴール前になだれ込む。レアンドロ、家長が退団し、倉田が負傷してしまい攻撃選手の顔ぶれがかわったが、岐阜戦では代わりの選手がしっかり穴を埋めて大量8得点をマークするなど、攻撃面では安定した成績を上げている。

 G大阪のパスワークを守るためにはまず前線からしっかり守備をしていくことが大事だ。さぼらず前からチェイスをかけてコースを限定し、あせらずしっかりと最終ラインでじれずにボールを奪いつづけていきたい。

【ウィークポイントはクロスとPA内での空中戦。米倉とケンペスのホットラインでチャンスを作る形をどれだけつくれるか】

 リーグ最少失点のG大阪だが、多い失点パターンはクロスからの失点。強いチーム弱いチーム二関わらず喫しているため、中央での空中戦で負けるとあっさり失点をしている。いかに米倉から素晴らしいクロスを上げるシーンをたくさん作れるかがこの試合の再重要ポイントだ。パスワークでリズムを作りながら、サイドチェンジの米倉にいい形でボールを渡し、中央にたくさんの選手が入り、ケンペスに有利な形でヘディングをさせるようトライしつづけたい。

 また、ディフェンスやボランチでボールをまわしているときに奪われてカウンターから失点というパターンもある。腐らずに守備をし続ければ2・3回ミスがあるので、プレスからボールを奪っていくことも意識していきたい。その際に、ラインが高いので佑昌のように裏をとる意識を強くしていきたい。

 今年最初の天王山。今まで積み上げてきたものをしっかり発揮できればG大阪のウィークポイントをつくことができるということだ。J2に降格してから大事な試合にことごとく勝てていなかったが、この試合勝つことができれば勢いに乗ることができるはずだ。満員が予想される最高の舞台。絶対勝って、ジェフに勢いを。WIN BY ALLで!!


【先発予想】
----------------
------ケンペス----- 
---------------- 
-谷澤-大塚----佑昌
---------------- 
----健太郎--大介----- 
----------------
-峻希-山口智--キム--米倉-
----------------
-------岡本-------
----------------
<控え>
SUB:大久保
SUB:竹内
SUB:大岩
SUB:山口慶
SUB:勇人
SUB:ナムスンウ
SUB:兵働

参考記事:前回対戦レポ
参考記事:footballlab:ジェフ千葉プレビュー

↓クリックおねがいします

2013年J2第22節 カターレ富山戦プレビュー

【控え選手の活躍でレギュラー争いが活性化。若手の刺激で上昇気流に乗りたい】

 東京Vの対決は、主力のケンペス・兵働が不在だったにも関わらず、若手を中心とした控え選手の活躍でチームを見事勝利に導いた。先制点を決めたナムスンウ(21)、自陣での制空権を制覇したキムヒョヌン(22)、後半決勝点を上げた大塚(23)、最後の一対一は決められなかったがチームのバランサーとして機能した大介(26)。途中出場のベテラン勇人も途中出場で落ち着いた対応を見せ見事にリズムを変え、新しいオプションも手に入れた。ポイントは大塚&大介が90分走りきれるようになってきたところ。体力切れが心配されたジェフにとってはうれしい悲鳴だ。

 ケンペス、兵働の怪我の具合は心配だが、ケンペスは月曜日から練習に合流した模様。一気にレギュラー争いは活性化を見せており、富山戦のスタメンは楽しみになってきた。今週末のガンバ戦を考えると中3日のこの試合は再びこの若手が主力で固く守ってくるチームに対して、賢く走って相手をかく乱していってほしいものだ。

【得点力不足で勝ちを拾えていない富山。しっかりおちついて相手の攻撃をシャットアウトしたい】
<千葉対戦後の富山の対戦成績>
H/A勝敗対戦相手結果得点者
14A千葉2-3西川、苔口
15H福岡1-2苔口
16A松本0-3
17H徳島2-1苔口、西川
18H群馬0-0
19A札幌0-1
20A横浜FC
1-2舩津
21H岡山0-0
 富山は5勝6分10敗の17位。前回対戦から1勝2分5敗と勝ち点を5しか積み上げていない。得点18(19位)、失点29(16位)で、下位チームの中では失点は少ない方ではあるが、この7試合で失点は9と増えてきており、得点も4とかなり停滞気味だ。勝った試合も攻撃的に来る徳島のみ、無失点に抑えた試合も群馬、得点力が課題の岡山と問題は山積という状態である。特に主力選手の怪我人が多く、上昇のきっかけをつかめずにいるようだ。

 得点パターンはクロスから最も多く、最近の試合ではかなりアーリー気味にクロスを入れてくる。ここは対人でしっかりキムヒョヌンが抑えられるかがポイントとなってくるだろう。また個人能力の高いソドンヨクをしっかりボランチのところで自由にさせないことが勝利への第一歩だ。

【コンパクトネスを大事にする富山に対して、相手の裏を突く攻撃をしかけたい】

 富山はラインをしっかり上げてコンパクトに3ラインを保った形で守備をしてくるため、ラインは高めに設定している。そのラインの裏を突いた形での失点が多いので、ベースとなるショートパスを主体にしつつも、縦パスを入れるときにいかに裏の回数を取れるかどうかが得点へのポイントといえるだろう。

 ケンペスのコメントを見ると、裏へぬける動きは練習している様で、大塚とのコンビネーションをうまく使って裏を突いてほしい。またその際に出し手となる大介の判断力、チャレンジ精神もポイントとなってくるだろう。またポジションチェンジをしながら、佑昌がFW気味に入り、裏をしつこく狙っていくことも相手を混乱させるのにいい方法だ。

 また、セットプレイでの失点も多い。ジェフはセットプレイからの得点が少ないため、精度の高いフリーキッカー大介から、そろそろ得点がほしい。
レギュラー争いが活性化したことにより、途中交代のカードの切り方もポイントとなってきた。鈴木監督が富山戦をどのような位置づけで入り、相手の出方を見てどんなチョイスをしてくるのかも楽しみだ。

 後半戦の初戦をしっかり取って3連勝をゲットし、天王山一発目、満員御礼のガンバ戦を迎えたい。
 

【先発予想】
----------------
------ケンペス----- 
---------------- 
-谷澤-大塚----佑昌
---------------- 
----健太郎--大介----- 
----------------
-峻希-山口智--キム--米倉-
----------------
-------岡本-------
----------------
<控え>
SUB:大久保
SUB:竹内
SUB:大岩
SUB:山口慶
SUB:勇人
SUB:ナムスンウ
SUB:町田

参考記事:前回対戦レポ
参考記事:footballlab:ジェフ千葉プレビュー

↓クリックおねがいします

2013年J2第21節 東京ヴェルディ戦レポ

[日時] 2013年6月29日(土)19:03KO @フクダ電子アリーナ
[天候] 晴れ
[気温] 22.4℃
[湿度] 77%
[入場者数]11,425人
[主審] 山本 雄大 [副審] 川崎 秋仁 山内 宏志
千葉東京V
前半1
1後半0
1
スタッツ千葉東京V
シュート165
CK47
直接FK1212
間接FK93
オフサイド93

--------------
----ナム--大塚-  
--------------
-谷澤---佑昌
--------------
---健太郎-大介----  
--------------
-峻希--キム-米倉-
--------------
------岡本------
--------------
<控え>
SUB:大久保
SUB:竹内
SUB:大岩
SUB:山口慶
SUB:勇人
SUB:佐藤祥
SUB:町田

[得点]
5分 ナム スンウ①
80分 大塚 翔平①

[交代]
67分 ナム スンウ → 佐藤 勇人
87分 高橋 峻希 → 大岩 一貴
90分 +1 谷澤 達也 → 山口 慶

[警告]
41分 伊藤 大介① 
79分 佐藤 勇人①

【2013通算成績】
[得点ランキング]
⑬ケンペス
④ジャイール
④谷澤達也
②米倉恒貴
②山口智
②兵働 昭弘
①大岩一貴
①田中 佑昌
①竹内 彬
①伊藤 大介
①ナム スンウ
大塚 翔平

[アシストランキング]
⑨米倉 恒貴
④ナム スンウ
③田中 佑昌
③ジャイール
②佐藤 勇人
②大岩 一貴
①ケンペス

[警告ランキング]
⑤ケンペス
③谷澤 達也
③佐藤 健太郎
③米倉 恒貴
②大岩 一貴
②キム ヒョヌン
岡本 昌弘 

【超私的採点】

【GK : 1.岡本昌弘  5.5】
相手のシュート本数が少なく見せ場は少なかったが、課題のセットプレイではパンチングで落ち着いて対応していた。マンツーマンでの守備は無難に対応できてきている。

【CB : 5.山口智   5.5】
キムとの初めてのコンビだったが、シュートを5本に抑えた。ビルドアップ面での負荷が多くなっているが、相手の変則な戦い方も中央で跳ね返すことができていた。

【CB :20.キムヒョヌン 6.0】
今シーズン初めて本職のCBで緊張気味でのプレイだったが、制空権では強みを見せ存在感をアピール。ゴール前でもセーフティな対応を見せ、ライバルの竹内に戦線布告した。

【LSB:33高橋峻希  5.0
守備面では森に対して手こずっていたが、ぎりぎりのところで対応していた。失点シーンは峻希の対応ミスにより失点。最近失点に絡んでしまっているので落ち着いた対応を見せてほしい。攻撃面ではやはり左足でクロスを上げられないところが厳しく、新加入鈴木とのレギュラー争いが活発になるのではないか。

【RSB:11.米倉恒貴  6.0】
今日も縦横無尽の走力を見せ、決定的なシーンを何度か演出。ケンペスがいなかったところが厳しかったが、攻撃のスイッチャーとして十分に役割を果たしている。

【DMF:16.佐藤健太郎  5.5】
前半は淡白なパスまわしでピンチを招くシーンもあったが、後半は中央を閉めて、相手をサイド攻撃に終始することに成功。大介の特性を生かしバランスをとったプレイに終始。

【DMF: 8伊藤大介  6.0】
前半はボランチで縦パスを入れるも、前線との息が合わず効果的な攻撃ができなかったが、後半サイドに出てからは前を向いて米倉やFWに効果的なパスを出せるプレイをくりだした。ラストの決定機は決めてほしかったが、90分走れる所もプラス要素。

【RMF:6.田中佑昌  5.5】
FWに出てから運動量を生かしてボールをうまく受けられるようになり、勝ち越し二つながるシュートを放ったが、右サイドにいるときはボールの収まりが悪くロストするシーンが多かった。メンバーの構成上スタートは守備面を考慮した右サイドに配置するしかないのかもしれないが、現状FWにいた方が攻撃力Upにつながる印象だ。

【LMF:39:.谷澤達也 6.0
前半は唯一攻撃の基点となっていたが、やはり一人だと打開は難しかった。後半担ってから相手の体力が落ち、守備よりも攻撃側にシフトでき、ゴール前に飛び込むシーンが増えた。決勝点のスルーパスは見事だったが、米倉からのクロスはシンプルに決めてほしかった。

【FW:14.大塚翔平 6.0】
スタメンも2戦目になり、狭いところでボールを受けられるプレイヤーであることを証明。ダイレクトでパスをさばいたり、ためられるところはためてチームを押し上げることができるため、リズムをしっかりつくれる。決勝点もしっかり走り込んで体力面での充実ぶりも目を見張る。このままいけば今年のキーマンになってくるかもしれない。

【FW:23.ナムスンウ 5.5】
前半はしっかり走って当千金の初ゴールをゲット。ただFWとしての役割は不十分で、トップチームとの連携力不足を感じる出来だった。しかし、非凡な才能は観客を魅了するものであり、45分ぐらいしか持たないところは改善してほしいところ。

【SUB:7.佐藤勇人 5.5】
途中交代でボランチに入り、攻撃面でのビルドアップではプラス要素を作っており、ジェフ勝利の足がかりをつくる交代だった。ボール回しで危ないシーンがあるのは相変わらずだが、途中交代でチームに新しいスイッチを入れる交代を手に入れたと言っていいのではないか。

【SUB:15.大岩一貴 ー】
出場時間が短く評価外。

【SUB:13.山口慶 ー】
出場時間が短く評価外。

【鈴木監督 6.5
 チームの大黒柱であるケンペスと兵働が欠場しピンチの状態であったが、今まで交代出場していた選手+大塚&大介の活躍によって見事相手チームに競り勝った。特筆すべきは調子の悪い竹内とキムをチェンジしたこと。キムは初のCBでの出場だったが、落ち着いたプレイを見せ、レギュラー奪取に向けていいアピールをした。キムは対人、特に空中戦ではほぼ高原に勝っており。制空権で負けていたジェフにとって非常に大きな存在になっていくかもしれない。

 前半はナムスンウの素晴らしいシュートにより見事先制をしたが、相手のサイドチェンジにてこずった。特に佑昌サイドでボールがうまく収まらず、チャンスを作ることができなかった。
佑昌は運動量があるので守備面での貢献があるが、右サイドだと兵働と比べると落ち着かないのが原因だと言える。

 攻撃系の控え選手がいない中、鈴木監督の采配が光ったと思ったのが相手の運動量が落ちたタイミングで勇人を入れてボールの収まる大介を右、FWに神戸戦で成功した佑昌を起用。この起用がチームに活性化をもたらし、前線は
佑昌が相手のラインを下げ、2列目がボールをキープできるスペースを生むことで、両サイドバックの攻撃参加も含めて攻撃力に厚みを増すこととなった。後半シュートが12本に増えたのもこの采配がすべてだったと思う。惜しいシーンはたくさんあったが、最後は大塚が今期初ゴール。フレッシュなメンバーが点を取ったことでチームに活気をもたらした。

 最後の大岩、山口慶の交代もわずかではあるが、こういった交代で試合になれてもらうことも、第二のキムを生む気がしており、チームの好循環を生んでいる気がする。これもチームの戦い方のベースができていることが要因であり、過去の3年間よりもチームが積み上がっていることを実感できることはサポーターとしても継続してみていくことに喜びを感じるところである。

 前半戦が終わり、去年と同じ5位でターン。後半少しでも多く勝ち点を上げ、自動昇格の望みがある限り、どん欲に狙っていってもらいたいところだ。



↓クリックおねがいします

2013年J2第21節 東京ヴェルディ戦プレビュー

【チームで手応えを感じだしたジェフ。前半最終節にその積み重ねをホームで出したい。】

 大介、大塚の初先発は見事にはまり、5試合ぶりの勝利をつかんだジェフ。後半の戦い方の稚拙さは未だ修正点として残るものの、前半戦は昇格争いをしているチームとしてふさわしいサッカーを展開した。特にトップ下大塚が前線の潤滑油となり、ケンペスの良さを引き出すプレイを演出。ボランチ大介もサイドチェンジの基点、前線へのパスへのスイッチをいれる役として兵働とは違うオプションをチームとして手に入れた。

 戸島の復帰、町田が好調と控えメンバーの層が熱くなってきている。ベンチ外となってしまった大岩もTMではキャプテンマークをつけアピール。今までの3年間と違い、江尻コーチの厳しい指導の元控え選手の成長は明るい材料だ。その中でアピールを続けていた大塚や大介がトップチームに合流し、チームの上昇気流をつくったことはとても明るい材料と言えよう。

 G大阪はレアンドロ&家長が退団し、宇佐見と新外国人が加入。神戸もポポが涙をみせて、レアンドロ加入の噂があり、上位陣は更なる強化に向けて既に動きが見えるが、ジェフはボトムアップでチームを強化していけると長期的な視点からしてもうれしい話だ。

【コメント】
<東京Vの対戦成績>
H/A勝敗対戦相手結果得点者
1H福岡0-1
2A京都0-0
3H岡山1-1福井
4A
北九州1-1高原
5H熊本1-1飯尾
6H岐阜3-0高原、常盤、西
7AG大阪0-0
8H鳥取3-0飯尾、高原、前田
9H山形2-0常盤、小池
11A富山1-1常盤
12H横浜FC1-3
13A群馬1-0
14H神戸2-1高原×2
10A松本0-0
15A札幌1-1常盤
16A徳島1-2鈴木
17H愛媛2-1飯尾、常盤
18H水戸0-0
19A長崎1-2高原
20H栃木3-3ペ、高原×2
 東京Vは6勝10分4敗の11位。得点24(8位)失点18(2位)。三浦泰新体制になって、東京Vのイメージだったパスサッカーは継承しつつも、鉄壁の守備力をベースにチームを作っている模様で失点はガンバに次ぐ2位。一方攻撃は決定力不足から、ジェフと同じ4敗しかしていないもの順位は11位と停滞している。フォーメーションは3-3-2-2をベースに戦っていたが、前節は3-4-2-1とボランチを2枚に変更。その結果堅守栃木に2点先制したものの3失点しているという状態で効果はまだ未知数なところはあるが、今節も同じ布陣で迎える模様。

 ヴェルディ伝統のパスワークで亜タッキングサードに侵入し、サイドをえぐったところのギャップにマイナスのパスからゴールというパターンと、ゆっくりとパスをまわしながら縦パスが入って攻撃のスイッチが入ったタイミングでダイレクトパスでゴールを生み出す。その際にベテランで経験豊富な得点王高原をしっかりと抑えつつ、サイドにクロスに定評のある森、トップ下の安田を自由にさせないことが大事となってくる。

 守備時のポイントは、パスワークのタイミングでしっかり前から守備をかけて、ボールを奪う意識を持ち続けることがヴェルディのリズムを作らせないようにしていきたい。


【3バックの虚をつき、得意のクロス、裏への飛び出しを強めて点をとりたい】

 東京Vの失点パターンは主に2つ。一つは3バックの両サイドをつかれてクロスから失点が多い。この部分はジェフのストロングポイントでもあるので、相手の攻撃参加のタイミングにしっかりと裏をついて、ケンペスなど中央の選手にあわせていきたい。また、3バックのメンバーがかわったこともあり、連携力不足をついて、特に3バックのキローラーンの裏をつくことでチャンスが生まれる可能性がある。ここは大塚&大介の連携から中央から崩していくこともバリエーションとして作っていきたい。
この2つをうまく使い分けることで堅い守備にほころびを生み、なんとか先制点を奪っていってほしい。

 また、セットプレイでの失点も多いので、兵働のみならず大介のキックから得点を狙っていってほしい。竹内とキムがチェンジの噂もあり、キムの長身を生かしたCKも見てみたいものだ。
前半戦最終節。ここでライバルチームをたたき、少しでも上昇気流に乗って自動昇格の望みをつないで言ってもらいたい。
 

【先発予想】
----------------
------ケンペス----- 
---------------- 
-谷澤-大塚---兵働
---------------- 
----健太郎--大介----- 
----------------
-峻希-山口智--竹内--米倉-
----------------
-------岡本-------
----------------
<控え>
SUB:大久保
SUB:キム
SUB:山口慶
SUB:勇人
SUB:佑昌
SUB:ナムスンウ
SUB:町田


↓クリックおねがいします

2013年J2第20節 徳島ヴォルティス戦レポ

[日時] 2013年6月22日(土)18:33KO @鳴門・大塚スポーツパークポカリスエットスタジアム
[天候] 晴れ
[気温] 22.4℃
[湿度] 78/%
[入場者数]4,190人
[主審] 野田 祐樹 [副審] 佐藤 貴之 堀越 雅弘
千葉徳島
前半0
1後半
1
スタッツ千葉徳島
シュート107
CK12
直接FK1014
間接FK63
オフサイド52
[先発]
--------------
-----ケンペス ----  
--------------
-谷澤-大塚兵働
--------------
---健太郎-大介----  
--------------
-峻希--竹内-米倉-
--------------
------岡本------
--------------
<控え>
SUB:大久保
SUB:キム
SUB:山口慶
SUB:勇人
SUB:ナムスンウ
SUB:佑昌
SUB:町田

[得点]
20分 兵働 昭弘②
68分 伊藤 大介①

[交代]
59分 ケンペス → ナム スンウ
74分 谷澤 達也 → 田中 佑昌
86分 兵働 昭弘 → キム ヒョヌン

[警告]
40分 高橋 峻希 
65分 米倉 恒貴

【2013通算成績】
[得点ランキング]
⑬ケンペス
④ジャイール
④谷澤達也
②米倉恒貴
②山口智
②兵働 昭弘
①大岩一貴
①田中 佑昌
①竹内 彬
①伊藤 大介

[アシストランキング]
⑨米倉恒貴
④ナムスンウ
③田中佑昌
③ジャイール
②佐藤勇人
②大岩一貴
①ケンペス

[警告ランキング]
⑤ケンペス
③谷澤 達也
③佐藤 健太郎
③米倉 恒貴
②大岩 一貴
②キム ヒョヌン
岡本 昌弘 

【超私的採点】

【GK : 1.岡本昌弘  5.5】
失点はノーチャンスだったが、後半苦しい場面で戻ってくるボールを無難にキックで返していた。

【CB : 5.山口智   5.5】
劣勢になった後半も要所要所でいいディフェンスを見せて守備を摘み取っていた。ボール回しではもう少し攻撃に絡んでほしいところ。

【CB : 3.竹内彬   5.5】
セットプレイではドウグラスのマンマークに付きしっかり返していた。攻撃面については後半もう少し落ち着いて回してもよかった。

【LSB:33高橋峻希  5.0
前半は素晴らしい出来で左サイドのスイッチ役となっていたが、後半は運動量の低下からか、ちぐはぐな感じになってしまった。
失点シーンもぴったりついていただけにもう少し何とかしてもらいたかった。

【RSB:11.米倉恒貴  6.0】
前半の大塚に出したクロスは絶妙だった。後半に入ってからはケンペスがいなくなったが、持ち前の運動量で存在感をアピール。個人的にはうまく逃げ切るときはあまり攻めずにキープするシーンも必要だと思ったが。。

【DMF:16.佐藤健太郎  5.5】
前半のボール回しはもちろん、後半の体力が厳しくなったタイミングでもうまくバランスを取って何とか踏ん張っていた。

【DMF: 8伊藤大介  6.5】
兵働よりも堅実&確実に&シンプルにボール回しができる部分は、今のチームのリズム作りに大きく貢献したのではないかと思う。パスを回しながらであれば、徐々に前に飛び出していく動きも見えて、今節のMOMであることは間違いない。大介なりの良さを持ち味に今後のチーム上昇のカギになっていく可能性を感じた。

【RMF:10.兵働昭宏  6.5】
チームのリズムをつくる先制ゴールをお見舞い。それ以上に運動量を増やしてボールをもらいに来たり、裏に抜けたりとチームの課題を解決しようと自らがアピールしていた。後半もう少し早く変えてもいいかもしれないが、このプレイを周りの人が反応してくれるとチームは一段階レベルアップする。

【LMF:39:.谷澤達也 5.5
左に入ったことによりチーム全体のバランスに合う形でのプレイとなった。ただやはりこねくり回して取られて大ピンチを招いたシーンも作った。個人的にはサイドでキープしながら、要所要所でドリブルで仕掛けるプレイを見てほしい。

【OMF:14.大塚翔平 6.0】
運動量の乏しい大塚はそこにはなく、精力的に前で受けたり降りてきてボールをもらったりと、チーム全体のボール回しを加速させる潤滑油として十分に機能。後半は少し体力が落ちたのと、ケンペスがいなくなったことでバランスが悪くなってしまったが、シンプルにはたいたりさばいたりする部分は谷澤よりも今のチームに足らないプレイをしてくれている。前半のチャンスをしっかり決めていればというシーンもあり、今後期待したい選手だ。

【FW:37.ケンペス 5.0】
前半は周りのサポートもあり、ポストプレイがうまくはまっていたが、後半は周りの運動量も少なく、ミスが目立ったところで無念の途中交代。ただ、周りとの連携を高めていこうという意識があり、徐々に改善がみられるだけに、大塚とのコンビネーションも高まっていけば、スルーパスを何度も受けるケンペスが見れるのかもしれない。

【SUB:23.ナムスンウ 5.0】
緊急途中出場だったが、足もとのパスを受けたときの対応はまずまずだった。しかし空中戦はやはり迫力がなく、大塚が入った時にやや役割がかぶるだけに、ナムスンウなりのプレイスタイルを出していってほしいところ。

【SUB: 6.田中佑昌 5.0】
途中出場だったが、運動量を生かして守備をしたところはチームを落ち着く要因を作っていたが、攻撃面ではやや自信のないプレイに終始していた。ひさびさの勝利で慎重なところもあったかもしれないが、サブから入る佑昌らしさも必要かもしれない。

【SUB:20.キムヒョヌン -】
クローザーとして無難な対応をというところだったが、やはりサイドバックがなれていないのか、ボール回しは不安なところがあった。

【鈴木監督 6.0
 4試合未勝利ということもあり、大塚と大介を今期初先発。前半は恐らくチームが今期やりたかったことを最大限発揮した試合だったのではないか。後ろからビルドアップしていきながら、裏を狙ったりサイドで数的有利になったりといったところを狙ってポジションチェンジをしながら相手を撹乱していた。この試合は米倉がしっかりと警戒され、アレックスにしっかりおされられていたところはあったが、兵働が裏に出たり、谷澤がサイドでビルドアップに貢献したりとチームの個がようやく目立つためのベースラインができ上がった感覚を得た。その潤滑油となったのが大塚と大介。大塚はケンペスの近くにいながら狭いところでもしっかりボールキープをしたり、はたいたりとリズムを作り、大介はうしろでサイドチェンジの流れのなかから縦へのスイッチをうかがいながら、ダイレクトパスで攻撃のチャンスを作る意識もあり、ようやくチームに明るい兆しが見えてきたと感じる。

 一方後半はそのボール回しをうまく封じられてしまう展開に。シンプルにドウグラス・津田にロングボール入れられラインが下がってしまったために、パス回しが自陣で行われる回数が増えたのと、前線の運動量が停滞したことにより、ケンペスが孤立気味となってしまった。この部分は体力面ということ以上に個人の出し手のパスの精度の部分が大きかったと感じるが、どうしてもこういった劣勢が続いたタイミングで失点してしまう部分は改善していかなくてはならない。体力面全体のコントロールもあるが、恐らく個人の意識の問題が強く、この部分は個個が意識を高めて行くしかないところだ。

 とはいえこの時期になってようやくチームのベースラインが見えてきたことは事実。あとは大塚&大介がスタメンになった時の交代選手によるチームの活性化をどの程度出来るかがポイントになってくるだろう。佑昌は持ち前の運動量で去年までの米倉のような役割ができそうだが、それ以外の選手は今のところ大きく活性化に至らないのではと思う。ナムスンウはうまいが運動量が増えてこないと、なかなか光ってこない。むしろ好調だと言われてる町田の方が裏へ抜ける意識が強いので面白いのかもしれない。 この点、
ジャイールがベンチから姿を消したところを見ると、去年のレジナウドのような運命をたどる予感もするので、補強を狙っているのかもしれないが、長身の戸島、ベテランの深井などは早く復帰してもらいたいものだ。

 まだまだ予断を許さない状況ではあるが、新しいこと、課題を解決しようと取り組んで徐々に解決していくところは今までにないチームの変化だと感じる。去年の甲府のように一皮むけてくれると後半2強に挑戦状をたたけつけられると思うので、じれずに頑張っていってほしいものだ。我々も同じ気持ちを持ってサポートしていくべきだと思う。


↓クリックおねがいします

2013年J2第19節 横浜FC戦レポ

[日時] 2013年6月15日(土)19:03KO @フクダ電子アリーナ
[天候] 曇り
[気温] 24.5℃
[湿度] 86%
[入場者数] 10,144人
[主審] 前田 拓哉 [副審] 竹田 明弘 武部 陽介
千葉横浜
前半0
1後半
11
スタッツ千葉横浜
シュート158
CK53
直接FK128
間接FK51
オフサイド51

[先発]

--------------
-----ケンペス ----  
--------------
佑昌谷澤兵働
--------------
---健太郎-勇人----  
--------------
-峻希--竹内-米倉-
--------------
------岡本------
--------------
<控え>
SUB:大久保
SUB:キム
SUB:大介
SUB:山口慶
SUB:ナムスンウ
SUB:ジャイール
SUB:大塚

[得点]
72分 谷澤 達也④

[交代]
18分 佐藤 勇人 → 伊藤 大介
64分 田中 佑昌 → 大塚 翔平
79分 兵働 昭弘 → ジャイール

[警告]
74分 岡本 昌弘 ①

【2013通算成績】
[得点ランキング]
⑬ケンペス
④ジャイール
④谷澤達也
②米倉恒貴
②山口智
①大岩一貴
①田中 佑昌
①兵働 昭弘
①竹内 彬

[アシストランキング]
⑨米倉恒貴
③ナムスンウ
③田中佑昌
③ジャイール
②佐藤勇人
②大岩一貴
①ケンペス

[警告ランキング]
⑤ケンペス
③谷澤 達也
③佐藤 健太郎
②キム ヒョヌン
②大岩 一貴
①米倉 恒貴
岡本 昌弘 

【超私的採点】

【GK : 1.岡本昌弘  6.0】
チームの危機を救うPK阻止。下位チームに負けるピンチを救ったが、セットプレイでの失点をまた喫してしまい、なんとか立て直してほしいところ。

【CB : 5.山口智   5.5】
相手の攻撃の稚拙さもあったが、決定機会阻止は目を見張るものがあった。暑くなってきて体力面での心配があるが、なんとか踏ん張っていってほしいところだ。

【CB : 3.竹内彬   5.5】
要所要所で前線へのフィードを入れる役割として、チームのスイッチの選択肢となりだした。まだまだ精度は悪いが、続けていくことが大事かもしれない。

【LSB:33高橋峻希  5.5
谷澤とのコンビプレイで、ビルドアップ面での貢献は高く、特に引いて守るチームに対しては有効に機能することをアピールできた。ただ、クロスに関しては一度持ちかえないと上げられず、この部分は受け手との連携力が課題か。

【RSB:11.米倉恒貴  7.0】
本当に唯一脅威を与えられるプレイヤーで、攻撃面での米倉の上下運動は本当に千葉の武器となりつつある。特に今日の谷澤のゴールを生んだクロスは圧巻で、J1クラスのクロスだったと思う。

【DMF: 7.佐藤勇人 -】
前半初めでの負傷により途中交代。今日のような相手は勇人の攻撃参加が見たかったが、早く治してほしい。

【DMF:16.佐藤健太郎  5.5】
ボール奪取に関しては健太郎の所でほとんどできていた。後は課題の攻撃面だが、大介が相手になったタイミングでは役割がはっきりするのかもしれない。

【RMF:10.兵働昭宏  5.0】
やはり前を向いたときはスイッチ役になってはいるが、なかなか決定的なものはつくれていないのが現状。ケンペスに頑張ってくさびを入れるのはいいのだが。。。。

【OMF:39:.谷澤達也 6.0
米倉がボールを持ったタイミングでしっかりとゴールに入って4点目をマーク。守備面でも献身的にやっている。ただやはりボールをもらうために後ろまで流れてしまうのはもったいなく、サイドでしか攻撃できない要因にもなっている。ここは周りとの関係の問題なので、話し合って改善してもらいたいものだ。

【LMF: 6.田中佑昌 5.0】
神戸戦でみられたような前線でのボールキープはあまり見られず、相手が引いていたということもあって裏をつく攻撃もなかなかできず、無念の交代。調子に波があるのも玉にキズ。

【FW:37.ケンペス 4.5】
今日は悪い日のケンペスだった。はたいてほしいところでドリブル突破したり、キープすべきところでパスをしたりでちぐはぐだった。とはいえケンペスにボールが入った時に周りに人がいないことも事実であり、そこは連携部分で改善してほしいところ。

【SUB: 8伊藤大介  5.5】
木山時代を彷彿とさせるボールさばきがチーム全体でみられるようになり、そこはあまりプレスをかけてこない相手ということもあったが、チームとして一つのオプションを感じさせる出来だった。もう少し積極的に縦パスをいれていってもいい気がしており、そこは大塚が入ってから顕著になった。

【SUB:14.大塚翔平 5.5】
大塚という存在は恐らくナムスンウよりトリッキーではないが、狭いところでボールを受けてすぐにはたくプレイヤーとして貴重な存在。まだまだコンビネーション不足の所はあるかもしれないが、今最も千葉に足らないピースかもしれない。

【SUB:22.ジャイール 5.0】
途中交代でトップに入ったが、やはり引いた相手だとなかなか厳しい出来。ただやはり正確なクロスから米倉へのピンポイントパスは魅力であり、悩ましい選手である。

【鈴木監督 5.0
 勇人のアクシデントもあって大介が入ったが、前半は堅い動きというか、なかなか決定的なチャンスが作れなかったものの、パス回しの面では去年の出来になった。ただ、攻撃のスイッチをどこにするのかが分からず、米倉の上がりも少ない要因となってしまった。本来であればケンペスがしっかりポストをしてくれればといったところだが、そろそろ限界なのかもしれない。

 ただ、後半大塚が入ってからはチームのバランスも良くなり、惜しいチャンスも多かった。特にラストの攻撃は縦を意識した攻撃で、みていて面白いものがあった。体力面のバランスもあるかもしれないが、個人的には前半から後半のようなチャレンジをしていってもらいたいところだ。


↓クリックおねがいします

2013年J2第20節 徳島ヴォルティス戦プレビュー

【ついにセットプレイにメスを入れたジェフ。前線でのクサビの精度を高めるために選手交代はあるか】

 横浜戦も勝てそうな試合でありながら、またもセットプレイで失点。これで3試合連続セットプレイから先制されていて改善は急務だ。選手のコメントを見ていると、どうも守備の仕方を変えてくるそうで、ゾーンからマンツーマンに変更していくのか、あるいはゾーンのまま、配置する位置を変更するのか。ここのところは注目してみていきたい。

 また、勇人の怪我によって、大介が先発という噂。大介は前節途中出場により、いつもの停滞感は生み出したものの、兵働以外で裏を狙うスルーパスを出してチャンスを作っていた。この部分はプラスポイントであり、米倉や峻希のオーバーラップに鋭くパスを出す回数が増えてくるとジェフとして面白いバリエーションとなってくるはずだ。また途中出場した大塚も、狭いところでボールを受けられシンプルにはたく技術が高いため、ポストが入らなくて停滞しているジェフに新しい風を吹き込んでくれるはずだ。個人的にはそろそろ先発で見てみたい気もするが、大介と大塚のホットラインも長い時間見てみたいものだ。

【攻撃力が持ち味の徳島、課題の守備の弱さをついて、いかに先制点を取れるかがこの試合のポイント】
<徳島の対戦成績>
H/A勝敗対戦相手結果得点者
1H神戸0-1
2A横浜FC2-2柴崎、那須川
3H北九州1-2津田
4H福岡2-1高崎、大崎
5A岐阜1-0キム ジョンミン
6A京都2-1柴崎、津田
7H長崎1-2オウンゴール
8A札幌1-2大崎
9H栃木0-1
10H愛媛3-2橋内、大崎、ドウグラス
11A群馬1-4
大崎
12A鳥取1-0津田
13H熊本0-3
14H水戸3-1津田、鈴木、高崎
15A岡山0-2
16H東京V2-1キム ジョンミン×2
17A富山1-2津田
18A山形2-2千代反田、津田

19H松本2-0ドウグラス、津田

 徳島は8勝2分9敗の13位。得点25(6位)失点29(18位)。毎試合持ち前の攻撃力を持って得点を取ることはできるが、課題は失点で0点で終われた試合は岐阜、鳥取、松本と攻撃に自信のないチームのみ。そのため守備に定評のあるチームである栃木や岡山にはあっさり負けていたり、一方で、攻撃力が持ち前の京都や東京Vに対しては点の取り合いで勝利をしていたりと、なかなか厄介なチームだ。この対戦成績をみると千葉はこういった相手に先制されて苦しい展開になると負けるパターンになる可能性が高いため、しっかりと守備から入って先制点を取られないようにすることが大事だろう。

 攻撃パターンは津田にロングボールをあてて、落としたボールをうまくさばいてカウンターというパターンとゆっくりつなぎながらサイドハーフ&サイドバックから上がっていってクロスで点を取るというパターンを使い分けてくる。今までは長身の津田と高崎がいたのでロングボールの対応がまず大事だったが、前節からドウグラスに代わって足もとのくさびも増えてきている。まずはこのFWをシンプルに智&竹内が抑えられるかがポイントだ。

 また、サイドの柴崎&鈴木はボールキープがうまく、ドリブルもパスもいけるタイプなのでサイドでいかにボールを奪えるか。サイドバックも積極的に上がってくることからここでボール奪取できると一気にカウンターでサイドをえぐることができる。特にアレックスの特徴を分かっているジェフはその裏をしっかりと米倉がついて得点チャンスをうかがいたいところだ。また最近はセットプレイでの得点も多く、ジェフは今週の取り組みを試す相手として頑張ってほしいところだ。

【ジェフの長所である米倉のオーバーラップ。アレックスの裏をついて、苦手なクロスをたくさんお見舞いしたい】

 徳島の失点パターンは、両サイドバックが上がったところでボールを取られ、カウンターで両サイドバックのスペースを使われてクロスから失点が半分ぐらいある。特にクロスをしたときに、反対側のサイドバックの戻りも遅く、そこで一枚余った選手が得点したり、数的不利になって中央からミドルシュートを打たれて失点している。ここはジェフのストロングポイントであるオーバーラップによってどれだけたくさん相手の裏をつけるか。ここを狙って戦っていくべきだ。

 その時に気になるのはどこでボールを取るか。簡単にボールを入れてくるときはそこまで相手が攻めてこないが、やはり柴崎や鈴木がボールを持ったときに相手の攻撃のスイッチが入ると思うがそのタイミングでしっかりボールを取って一気にショートカウンターが仕掛けられるか。相手が上がってくるタイミングでの守備の意識を高められるかがポイントとなる。

 とはいえ相手もリスペクトしてきて引いて守ってきた場合は、サイドチェンジを繰り返していくことが大事だ。相手のラインコントロールの精度はそこまでよくないので、何度も繰り返しながらサイドでひっぱって相手のラインを崩していくこともポイントとなるだろう。またそのときに中央のくさびを勇気を持って入れて攻撃の形をつくれるか。ここは横浜戦で解決できなかったところでもあるので、注目してみていきたいところだ。

 

【先発予想】
----------------
------ケンペス----- 
---------------- 
-谷澤-大塚---兵働
---------------- 
----健太郎--大介----- 
----------------
-峻希-山口智--竹内--米倉-
----------------
-------岡本-------
----------------
<控え>
SUB:大久保
SUB:キム
SUB:山口慶
SUB:勇人
SUB:佑昌
SUB:ナムスンウ
SUB:ジャイール


↓クリックおねがいします

2013年J2第19節 横浜FC戦プレビュー

【新たなきっかけをつかんだジェフ。裏への飛び出しを基点に攻撃を活性化できるか】

 神戸戦は、佑昌のトップ起用により、一気に前線が活性化したジェフ。後半はほぼジェフのペースで試合を進め、チーム再浮上のきっかけをつかんだ。それ以上に最後までファイトする意識が強くなっていることも好材料で、これをきっかけにジェフのスタイルを築いていってもらいたいものだ。

 ポイントは裏への意識。シンプルにケンペスと佑昌が近い位置にいて、そこから相手DFをかく乱する形で裏を抜け出すことを念頭に置くことで、裏へぬけだしたプレーヤーで出来たスペースを活用するのか、あるいはシンプルにボールを入れるのかの2択を意識してサッカーをすることが大事になってくるだろう。ある程度の運動量も要求されるが、まさにこれは去年藤田がやっていたことであり、引き続きチーム全体が意識して続けてもらうことによって、もともとの武器だったサイド攻撃がさらに光ってくるようになるだろう。

 エルゴラによると今週スタメンでMtgを行った模様。危機意識が高まって、チームを良くしようと思うようになっているように感じられる。前回の戦い方をベースに何としても4試合ぶりの勝ち点3をもぎ取ってもらいたい。


【決定力不足が深刻な横浜FC。得意のサイド攻撃を防いで大久保の得点を防ぎたい】
<横浜FCの対戦成績>
H/A勝敗対戦相手結果得点者
1A岐阜2-0野崎、内田
2H徳島2-2野上、寺田
3AG大阪0-0
4A群馬0-1
5H岡山0-1
6A山形1-5黒津
7H熊本0-0
8A京都1-0大久保
9H長崎1-2大久保
10H神戸1-2ペスンジン
11A水戸2-2武岡、野崎
12A東京V3-1大久保×2、内田
13H福岡0-1
14H愛媛0-0
15A北九州1-1大久保
16A栃木0-0
17H札幌0-2
18H鳥取2-1大久保×2

 横浜FCは4勝7分7敗の18位。得点16(18位)失点21(12位)。守備はそこそこやれるものの、攻撃面での迫力不足が去年から見劣りしているところだ。黒津を補強しカイオが退団したが、おそらくポストプレイ、ビルドアップ面でキープできず、中央からの攻撃が停滞している模様。実際得点パターンは寺田がビルドアップし、武岡などサイドプレイヤーからのクロスから大久保といった得点パターンが多く、逆にそれ以外ではなかなか自分たちで崩せる展開が出来ないようだ。

 ジェフは基本的に前線からしっかりとプレスをかけ、サイドでしっかりボールを奪って、相手の攻撃に備えることが大事だ。あまり後ろからほおりこむような攻撃が少なく、ショートパスを意識して守備から入るべきだ。基本的には先制点をあげないと勝った試合はなく、先制点を上げて精神的に優位に立ちたい。

【相手のウィークポイントはサイドチェンジとクロス。ジェフの得意の形で先制したい】

 横浜の失点パターンはサイドチェンジからのクロスで、特にえぐってからのクロスの対応が悪く、そこから失点していることが多い。かなりボールウォッチャーになるケースが多く、ジェフの得意な形でもあるので、積極的に狙っていくことが大事だ。

 冒頭で触れた相手の裏を積極的に狙いながらも、そこでできたスペースをうまく使いながら、シンプルにサイドチェンジを重ねていくことによって、攻撃の人数をかけて圧力をかけていけば、おのずと得点が取れるはずだ。佑昌がトップ下気味になることで、神戸戦のような展開も望めるかもしれないが、サイドで待って相手の裏を狙い、クロスから得点をねらう、サイドチェンジを重ねて、兵働&米倉ラインからケンペスの頭に合わせるジェフの今年の真骨頂をうまく見せつけられるかがこの試合のポイントとなるだろう。
セットプレイの失点が多く、今回も大久保に気をつけなければいけないが、そろそろシャットアウト勝ちを収めていきたい。

 フクアリでの勝利を目指し、
 6月のでんぐりがえしを拝みに行きます。

【先発予想】
----------------
------ケンペス----- 
---------------- 
-佑昌谷澤---兵働
---------------- 
----健太郎--勇人----- 
----------------
-峻希-山口智--竹内--米倉-
----------------
-------岡本-------
----------------
<控え>
SUB:大久保
SUB:キム
SUB:大岩
SUB:山口慶
SUB:大塚
SUB:ナムスンウ
SUB:ジャイール


↓クリックおねがいします