ぼし子はトイレ掃除の際にはキッチンペーパーやウエスを使っています
以前は流せるトイレクリーナーを使っていましたが、ある理由により使わなくなりました
そこで今回は、ぼし子が流せるトイレクリーナーを使わなくなった理由や、流せるトイレクリーナーを使うときの注意点についてまとめてみました
流せるトイレクリーナーを使わなくなった理由
ぼし子が流せるトイレクリーナーを使わなくなったのには3つの理由があります
理由①香りが苦手だったから
以前はドラッグストア等で売られている一般的な流せるトイレクリーナーを使っていました
しかし、どうにもこうにも香りが苦手で
何種類か試してみましたが、どれも苦手な香りでした
理由②詰まりの原因になることがあるから
「流せる」と書いてある製品でも、水の中でうまくほぐれずに詰まってしまうことがあるそうです
特に節水型のトイレの場合は少ない水で流すため水の勢いが弱くなってしまい、詰まりやすいと言われています
「長年流せるトイレクリーナーを使っているけど、詰まったことなんてないよ」という方も注意が必要です
家庭から繋がる排水管を問題なく流れたとしても、その先の配管や下水処理の段階で詰まってしまうことがあるそうです
理由③専用の掃除道具を持ちたくなかったから
ぼし子はミニマリストになることを目指しています
そのため、使うものはマルチに使えるモノの方がいいと考えています
トイレクリーナーはその名の通りトイレ専用のクリーナー
トイレ以外の場所に使ったら絶対にダメというわけではないでしょうが、香りが強いのでやはりトイレ以外に使うのはちょっと
そのため、キッチンペーパーやウエスを使うことで、トイレ専用の掃除道具を1つ手放すことができました
ちなみに、ぼし子のトイレ掃除の様子はこちらで紹介しています
「流せる」と書いていても流したらダメ?
トイレに流せるものは基本的に「排泄物」と「トイレットペーパー」だけです
トイレに流すことができる製品の基準として、現在はトイレットペーパーのみがJIS規格で定められています
※JIS規格とは
鉱工製品の性能と品質を保証するために統一された日本の国家規格のこと。国が求める国家規格を満たした製品であることから、品質や安全性が保証されている。
国内製造のトイレットペーパーはJIS規格に基づき作られており、水に浸して100秒以内に溶ける品質が約束されています
それに対し、「流せる」と書かれているトイレクリーナーやおしり拭きにはJIS規格がありません
そのため、トイレに流すために求められる品質基準を満たしていない製品が多数存在します
自治体によってはトイレットペーパー以外の「トイレに流せる製品」に対し注意喚起しているところもあります
中にはホームページ内で「排泄物とトイレットペーパー以外は流さないで」とハッキリと明記している自治体もあります
それらをふまえると、「流せる」と書いてあるトイレクリーナーやおしり拭きでも流してはいけないと言えるでしょう
ちなみに、ティッシュペーパーは水に溶けない性質の紙なので、流すことはできません
他にも、生理用ナプキン、おむつ、ペットシーツ、布類、食べ残しなどは、詰まりの原因になるので流してはいけません
ペットの糞も、自治体によっては流してはいけないことになっています
自治体が流すことをOKしている場合でも注意が必要です
ペットの糞は人間の排泄物とは異なる性質を持っています
さらに、排せつした際に異物(砂や石、草など)が付着し、それらがトイレの詰まりの原因になることがあるようです
流せるトイレクリーナーを適切に使うには
とは言え、やはり流せるトイレクリーナーはとても便利な製品です
どうしても流せるトイレクリーナーを使いたいという方は、以下の3点に注意して使いましょう
①水の中でほぐれやすい製品を選ぶ
「流せる」と書かれていても、前述のように水の中でしっかりとほぐれない製品も存在しています
そのため、きちんと水の中でほぐれる製品を選ぶことが大切です
製品によってはトイレットペーパーの「ほぐれやすさ」試験による品質基準を満たしているものもあり、そのような製品を選ぶと安心です
トイレットペーパーの日本工業規格(JIS P4501)の「ほぐれやすさ」試験による品質基準を満たしているトイレクリーナーには以下のようなものがあります
ちまたには様々な流せるトイレクリーナーが溢れていますが、やはり良質な製品を選ぶことが大切です
②1枚ずつ流す
上記のようなほぐれやすい製品であっても、複数枚まとめて流してしまうと、水の中でうまくほぐれない場合があります
トイレに流す際は、必ず1枚ずつ流しましょう
③流すときは「大」で流す
流す際は必ず「大」で流しましょう
「大」は固形物、「小」は液体を流すようになっています
ちなみに、女性の小便はトイレットペーパーを使うので「大」が望ましいです
「小」を使うのはトイレットペーパーを使わない男性の小便のときのみです
③毎日のように流さない
毎日のように流せるトイレクリーナーを使っている方は注意が必要です
水の中でほぐれやすく作られている流せるトイレクリーナーでも、毎日のように流してしまうと詰まりの原因になることがあります
頻繁に使っている方は、時には流さずにビニール袋等に入れて処理するようにしましょう
おわりに
流せるトイレクリーナーについて調べていると、トイレットペーパーの「ほぐれやすさ」試験による品質基準を満たしている製品でもトイレが詰まったという事例を見かけます
基準を満たしているからと言って、絶対に詰まらないとは言い切れないようです
ただ、JIS基準を満たしたトイレットペーパーでも、場合によっては詰まりを起こすことがあります
それを考えると、流せるトイレクリーナーが時に詰まりの原因になってしまうのは無理もないようにも感じます
とは言え、やはり基本は「トイレには排泄物とトイレットペーパー以外は流さない」です
「トイレに流せる製品」については長年議論されており、とてもこの記事だけでは説明しきれません
もっと知りたい・興味があるという方は、ネットで関連した論文なども読めますので、ご自身で調べてみてくださいね
次の記事
掃除関連の記事