意識と無意識なんて話をしていると、なんか難しくてよくわからないという気になりますが、実はそんなに複雑な話じゃないんじゃないかな、とも思うんです。

 

難しい気がするのは、無意識というものが文字通り意識では認識できない、つまりはわからないものだから。

 

だったら、「心に聞く」という無意識と意識をつないでいるであろう技法を使って、その心の言うことを単純に信じてみてもいいかもしれない。

 

この心というやつは嘘もつくので、全面的に信じるのはどうだろう? なんて警戒もするんですが、考えてみればそもそも無意識というものがよくわからないものであり、心の言っていることも本当なのか嘘なのかわからない以上、信じようが信じまいが同じことなのかもしれない。

 

だって、どのみちわからないのだから。

 

ということで改めて、意識と無意識というやつについて心に聞いてみます。

 

「意識は支配を殺すためにある」

 

うん、この前もそう言ってたね。んじゃ無意識はなんのためにあるの?

 

「無意識は生きるためにある」

 

ただ生きるために? よく生きるため、とかではなく?

 

「それは意識の領分やな。よく生きたいと意識が望めば、無意識はそれに応じて動きを変える」

 

でも意識は支配を殺すためにある、と。じゃあよく生きたいと望むというのは、つまり支配を殺すことを望むということか。

 

「そらそうなる。支配が全て悪いというわけではないが、よりよく生きるというのは、それを邪魔する支配を排除することなしにはあり得んからな」

 

じゃあよりよく生きるために支配を殺すには、具体的にはどうすれば? あと、この「具体的には」と尋ねること自体が支配の影響受けてる気もするんだけど、それについては?

 

「前者はケースバイケースやが、嫌なものを拒絶する、これが基本原則やな。後者はその通りで、支配は、つまり意識は理解できないものに拒否反応を示す。これはさっきの『嫌なものを拒絶する』の嫌なものとは違うが」

 

ある意味で、本物の「嫌なもの」と偽物の「嫌なもの」があると。その見分け方は?

 

「支配への拒絶・嫌悪感が本物、支配から生まれるのが偽物、てな感じやな。慣れればわかる」

 

じゃあよく生きるためにとりあえずすることとしては、支配を拒絶する、ただそれだけってこと?

 

「そう、それが基本にして奥義や」

 

 

 

このブログの記事は全て、大嶋信頼先生が開発された「心に聞く」を用いて書いています。

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