当ブログでは、一般には使われないような多くの言葉が当たり前のように出てきます。

 

それを毎回解説するのは手間なので、この記事に用語集としてまとめます。他の記事を読んでいて「この言葉の意味がわからん!」となったときは、この記事をご参照ください。

 

※この記事へのリンクは、今後公開する記事の最下部に常時記載します。

 

※特に予告もなしにこの記事の更新が行われることがあります。たまにのぞいてもらえれば、新たな発見があるかもしれませんし、ないかもしれません。

 

 

【心に聞く】

FAP療法における基本テクニック。自分の無意識に質問して答えをもらうというもの。

当ブログで毎日なにをテーマに書くか、書いた文章はこれでいいのかといったチェックは、全てこの「心に聞く」で行っている。

 

【心】

当ブログで「心」という言葉を出した場合、大半は上述の「心に聞く」における心を指す。

つまり、「心に質問した」や「心が返事をした」と書いている場合は、心に聞くという技法を使ってその質問をし、返事が返ってきたということを指している。

なお当ブログでは、心からの回答はわかりやすくするために、「」でくくって書いていることが大半である。とはいえ、逆に「」でくくっている単語や文章が全て心からの回答というわけではない。

また私の心は関西弁で返事することが多いが、これは私の心の特徴というだけで、深い意味は多分ない。

 

【大嶋信頼】

上述の「心に聞く」や、それを含んだFAP療法等を開発したカウンセラー。株式会社インサイト・カウンセリング代表。ブログも書いており、当ブログでもその発言を引用したりすることがある。

当ブログで名前を出すときは、基本的に「大嶋先生」という呼称になる。

 

【FAP療法】

大嶋先生が開発した心理療法。

狭義の意味では、年に1回、FAP上級セミナーにおいて一般公開されるFAP療法Ver.14(2022年11月時点の最新バージョン)を指す。

広義の意味では、「心に聞く」や、後述の「中指ビンゴ」、遺伝子コード等もFAPに含まれる。

 

【中指ビンゴ、指の反応、クエリ】

「心に聞く」と並ぶ、FAP療法における基本テクニックの1つ。

簡単に言えば、なにか質問を思い浮かべながら利き手をブラブラと振って、指が曲がったら「それだ!」と答えを指し示すというもの。「心に聞く」同様、今日の昼食になにを食べるかから、自分が将来歩むべき道筋についてまで、どんなことでも聞くことができる。

「中指ビンゴ」とは大嶋先生の著書で使われている呼称であり、「指の反応」はそのまんまの意味を指す言葉で、「クエリ」はFAP療法における正式名称であるが、いずれも指しているものは同じである。

 

【意識と無意識】

FAPにおける意識と無意識は、「頭で考えたことが意識」「それ以外は全部無意識」みたいなザックリした感じの定義。

意識で考えるとどうしても限定した視野になってしまうのに対し、無意識に協力してもらえれば無限の力を借りることができる――ということになっている。

実際に無意識とはそこまで強力なものなのか、そもそも上述の意識と無意識の定義自体妥当なのかとか、異論はいろいろありそうではあるが、そこらへんについても結構適当なのが、FAPにおける無意識の特徴の一つでもある。

 

【カウンセリングルーム「フロースリィ」】

当ブログの管理人が代表を務めているカウンセリングルーム。公式サイトはこちら。皆様のご利用をお待ちしております。

 

【クライアント】

カウンセリングを受けに来た人、つまり一般的に言うところのお客様。

なぜわざわざそんな用語を使っているのかは、なにかしらの歴史があるのだろうが、私は特に興味がないので知りたい人は各自で調べていただきたい。

なお、カウンセリングは医療行為には該当しないので、カウンセリングを受ける人が例え精神疾患の治療を目的にしていたとしても、「患者」と呼ぶことはない。

 

【セラピスト】

正確に言えば複数の業種がセラピストに該当するが、当ブログでこの言葉を使う場合は、メンタル・心理カウンセラーのことを指すのが基本。というより、セラピストという言葉自体を使うことが多分あまりなく、普通にカウンセラーと書くことが多いだろう。

 

【セッション】

1回のカウンセリングの具体的な工程を指す言葉。

フロースリィでは2022年11月現在、1セッションは50分/5000円となっている。皆様のご利用をお待ちしております。

 

【三属性理論】

大嶋先生が「心に聞く」を続けることで出てきた概念で、『支配されちゃう人たち』に詳しく書かれている。

全ての人は、「虚無」「支配者」「光(の人)」の3つの属性に分かれ、それぞれにとっての「真実」は異なる、という理論である。

なおこの理論の正式名称は不明で、「三属性理論」とは私が勝手に名付けたもの。以前は「支配者理論」とも呼んでいた。

虚無の真実は「無」で、本来は悩みや苦しみなどないのだが、支配者によってそれらを入れられることで苦痛が生まれる。

支配者は他者を精神的に支配することが真実であり、具体的には「お前は○○という罪を犯している!」と、罪悪感を入れることで支配を行ってくる。

光の人は、自分の中にある「神の言葉」に従って生きることが真実。神の言葉といっても別に宗教的なものに限らず、平たく言えば「信念」である。

この3タイプが実在するのかは証明できないし、「○○さんは支配者ですか?」と心に聞くと、誰が聞いたかによって答えが変わることも珍しくなかったりする。

ただ、この3タイプが存在し、それぞれが自分本来の属性の真実に従って生きることができれば楽になれる、というのがFAP療法の基本的概念になっている。

 

【ミラーニューロン】

他人の行動を見ていると、自分の脳もあたかも同じ行動を取って、同じことを感じているかのように反応するニューロン(脳の神経細胞)。

このミラーニューロンによって、人は直接の接触がなくても互いに影響を与え合い、脳同士が常時つながっているのでは、という後述の「脳のネットワーク」仮説を大嶋先生は提唱している。

 

【脳のネットワーク】

ミラーニューロンによって人の脳は互いにつながり、目に見えないネットワークを作り上げているのではないか? という仮説。

FAP療法の理論的な基盤であり、「心に聞く」や「中指ビンゴ」、虚無や支配者・光の人の存在、その他FAP療法の全ては、このミラーニューロンおよび脳のネットワークが存在するという仮説を元に成り立っている。

 
【遺伝子コード】
FAP療法の一つであり、「○○(遺伝子名)の還元」という言葉を頭の中で唱えているだけで、心身にいろんな変化が起きるというもの。
例えば花粉症関連の遺伝子コードを唱えると、花粉症の症状がスッと収まる、という現象が報告されたりしている。
んなアホな、と常識では思いがちであるが、これを発見した大嶋先生も「んなアホな」と毎回思いながら、でも唱えてみたらなんか効いてる! とビックリしているようなので、実に不思議である。
 
【呪文】
遺伝子コードと同様に、唱えるだけで心身にいろんな変化が起こる言葉。
元々、言葉自体に力があるというのは一般的にも理解されやすい概念であり、例えば「愛してます」と他人からいきなり言われたり、「死ね」と誰かに言われたらどんな感覚になるだろうか、というのを想像してもらえればわかりやすいだろう。
ここでいう「呪文」とは、そういった言葉の力を最大限に発揮すべく、無意識の力を借りて選んだ言葉の連なりであり、遺伝子コードと同様、「なんか知らんが唱えていると楽になった気がする」といった効果が、どうやらある。
なお当ブログでは、この呪文を心に聞いてバンバン公開しており、過去の記事を探せば多分数百個は見つかる。また本家である大嶋先生のブログや著書でも、いくつもの呪文が公開されている。
そんなたくさんの中から、どの呪文や遺伝子コードを唱えればいいの? という問いについては、「なんか適当に唱えていい感じな気がするやつを選ぶ」「『心に聞く』や『中指ビンゴ』を使って今の自分に合ったものを見つける」といった方法が挙げられる。
あと、呪文も遺伝子コードも、口に出して唱える必要はなく、頭の中で唱えればいい(なので人前でもやれる)。
唱える際は、FAPの公式では目を開けて唱えることを推奨しているが、私が心に聞いたら「どっちでもええでー」ということなので、目は開けていても閉じていてもいいのかもしれない。
 
【幼子先生】
当ブログオリジナルの謎キャラクター。他の用語と違って、これに関しては当ブログ以外では多分通用しない。
元々は、「本当の意味で自由な虚無ってどんなだろう?」とイメージした結果出てきた存在。純粋無垢な幼子という、現実にはおそらくあり得ないであろう存在であり、虚無の理想形であるがゆえになんとなく「先生」と敬意を込めて呼んでいる。
当ブログではなんの脈絡もなく名前が出てくることが多々あるので、そういうキャラクターがいるんだな、程度にでも考えてもらえれば幸いである。
 
【発作】
過度に興奮したり落ち込んだりしている状態のこと。FAP的な定義では、凪から外れた状態は全て発作、となる。
別の言い方をすると、なにかのホルモンが過剰に出ている状態は発作が起きている、とも言える。一見落ち着いているように見えても、実はホルモンの過剰分泌で頭が働かなくなっているだけだと、それも発作になる。
発作自体が悪というわけではないが、日常的に発作が起きるようになると精神状態が落ち着かなくなってしんどいので、そうならない状態=凪を目指すのがカウンセリングの目的と言える。
 
【凪】
発作が起きていない、フラットな精神状態のこと。ホルモンの過剰分泌が起こっておらず、いい感じにバランスが保たれている状態、とも言える。
発作の項目で触れたように、一見すると落ち着いているように見えても、実は内心動揺しまくっていて固まっているだけ、と発作を起こしていたりすることもある。この場合は、凪の状態とは言えない。
なおややこしいが、発作が悪というわけではないように、凪が善だとか正しいとかいうわけでも別にない。というか、そういうふうになにが善でなにが悪、みたいに判断しちゃってる時点で、すでに大なり小なり発作が起きており、凪からは外れている、となる。
つまるところ、凪とか発作とかを気にせず、あるがままに過ごせる状態こそが、本当の意味での凪であると言えるのかもしれない。
 
【否認】
自分の中にある醜い部分を「認めたくない!」と否定すること。
否認を起こしていることを自覚できる場合もあるが、多くの場合はそもそも自覚せずに行っている。
そして否認と必ずセットで起こるのが、次に書く「投影」になる。
 
【投影】
自分が否認している自分の醜さを、他人の醜さということにしてしまうこと。
例えば自分の容姿を醜いと感じながら、そのことを否認している人の場合、他人の容姿への批評が口癖になっていたりする。
逆に言えば、自分や他人の口癖に注目すると、その裏にある否認の対象についても気づきやすくなる。
なお心が言うには、虚無が感じている自分の醜さというのは、支配者から投影されたことによって生まれたものであり、本来の自分のものではない、となるらしい。
この考え方自体が否認じゃないの? と心に聞いてみると、「否認から解放されるための物語や」とのことである。
 
【内省】
自分が否認している「認めたくない醜い部分」を認める行為。
これをきっちりやっていくと、精神的に楽になっていける。
もっとも、そもそも認めたくないから否認しているわけで、それを意識的に認めるのは難しかったりもする。
なので基本的には、無意識の力に頼って行ったほうがいい。
そのための方法はいろいろあるが、ここでは「自分の影の物語」という呪文を気が向いた時に頭の中で唱えるという方法を提示しておく。
 
【スクリプト】
このブログでスクリプトという単語を使うときは、「読むだけで催眠にかかって楽になれる物語」を意味する。
が、そもそも全ての文章や単語自体がスクリプトであり、そこには意図せずとも読者に対する催眠が必ず含まれている、とも言える。
もっとも今回は「楽になれる物語」という定義を採用したので、読んでて苦しくなるような催眠の含まれている文章は、読まないほうがいいのかもね! となる。
 
【逆説】

簡単に言ってしまえば、言葉にくっついてくる天邪鬼な心理のこと。

母親に「勉強しなさいよ」と言われると、「うっせえババア!」と反発して勉強する気が出なくなる、という定番のアレである。

自分自身で「勉強しなきゃ!」と思っても、その途端なぜか、普段はやらない部屋の片付けを始めてしまっている、というのも逆説の働きによる。

じゃあ「勉強なんてしない!」と言えば逆説によって勉強する気が起きるのかというと、その効果を狙っている時点で、本心としては「本当は勉強したい!」という言葉が働いており、逆説はそこにかかってしまうため、やはり勉強したくなくなってしまうという結果になる。

んじゃどうすればいいの? ということで、当ブログにおける呪文は、催眠による無意識状態で作成されている。

無意識状態で作った呪文は、そうした逆説等の仕組みも全部織り込んだ上で作成されているからである。

 

 

 

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