今日はなんかゆるい記事が書きたいな、という気分です。

 

ゆるい記事、という言葉で私が真っ先に思いついたのは、猫。

 

にゃーん、とか書いとけばなんだかゆるくなるんじゃね? という思いがある。

 

でも、

 

にゃーんにゃーんにゃーんにゃーんにゃーんにゃーんにゃーんにゃーんにゃーんにゃーんにゃーんにゃーんにゃーんにゃーんにゃーんにゃーんにゃーんにゃーんにゃーんにゃーんにゃーんにゃーんにゃーんにゃーんにゃーんにゃーんにゃーんにゃーんにゃーんにゃーんにゃーんにゃーんにゃーんにゃーんにゃーん

 

みたいに書くと、一気にホラーっぽく、あるいは別のなにかっぽくなって、なんにせよ「ゆるい」感じではなくなるというのが面白い。

 

さらに同じ文字でも、装飾を変えてみると印象が違ってきます。

 

にゃーん

 

にゃーん

 

にゃーん

 

にゃーん

 

こんなことをやっていて思い出したのは、三国志におけるとあるエピソード。

 

敵同士の仲違いを狙った策略として、わざとあちこちの文字を塗りつぶして読めなくした手紙を送りつけ、それを敵の幹部陣に見せることで、「こいつ向こうと内通して、それを隠しているんじゃ?」と疑わせ、最終的に敵同士で戦うことになってしまった、というもの。

 

ただの事実を見れば、「いくつもの文字が塗りつぶされている手紙がある」というだけなんですが、そこに「受け取ったこいつがなにか隠してるんだ!」という解釈が生まれたことで、人の心が動き、死人まで出ることになった。

 

言葉というものはそういう力があって、実に面白い。

 

前におばさん構文というものの話を何度かしましたが、昔も今も、「ビジネスレター(メール、SNS等)はこう書くべき!」というハウツーがあり、世代や地域などによって友だち同士でも「かくあるべき文体や言葉遣い」というのがあったりする。

 

そこから外れた文体や言葉を使うと、もうそれだけで仲間外れ感覚が出る、仰々しく言えば自分たちの共同体に所属してない人間という感覚になったりします。

 

だから世の中には、「正しい言葉遣い」というものに敏感な人がそれなりの数いるのかもしれません。

 

一昔前は、「役不足」という言葉を自分の力不足という意味で使うと、「それは誤用です!」というツッコミが山程飛んでくる、ということがネットではよく見られました。

(そのせいか良くも悪くも、最近は役不足という言葉に関する誤用は少なくなった気がします)

 

個人的には、そもそも「言葉の正しい意味」なんてのは辞書を編纂した人たちが定義したものに過ぎないし、言葉の第一の意義はコミュニケーションの成立にあると思うので、辞書的には間違った意味合いであっても、それで意味が広く通じてるんなら別にいいじゃん、とは思います。

 

とか言ったそばから前言を覆しますが、別にコミュニケーションが成立してなさそうな言葉があってもいい、てかあったほうが面白いよね! とも思う。

 

だってにゃーんにゃーんにゃーんにゃーんにゃーんにゃーんにゃーんにゃーんにゃーんにゃーんにゃーんにゃーんにゃーんにゃーんにゃーんにゃーんにゃーんにゃーんにゃーんにゃーんにゃーんにゃーんにゃーんにゃーんにゃーんにゃーんにゃーんにゃーんにゃーんにゃーんにゃーんにゃーんにゃーんにゃーんにゃーんにゃーんにゃーんにゃーんにゃーんにゃーんにゃーんにゃーんにゃ

 

 

 

このブログの記事は全て、大嶋信頼先生が開発された「心に聞く」を用いて書いています。

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