今日のブログでは、偉人の名言集を真似て、「心に聞く」で出てきた名言っぽいものを羅列してみようか、と思いました。
 
が、いざ書き始めたところでやめました。これは危険だな、と。
 
なんというか、鋭すぎる。読者からものすごい反発を買いそうな気がする。それでいて、実のところそこまで面白くない感じもする。
 
ここらへんは名言と言われているものの微妙さもあるんだろうな、と思います。
 
言葉というのは、確かに単品で取り出しても輝きを放っているものは少なくありませんが、基本的にはその前後もふくめた一連の文脈の中で見てこそ、真の力を発揮する。
 
逆にいわゆるスクリプトやら呪文やらのように、そういった文脈もふくめて短い言葉に内包させるようにするという手はあるんですが、そういうことをしていない普通の言葉の場合は、それだけ単品で取り出してもなあ、という感じはあるんです。
 
もっとも、「心に聞く」で出てくる言葉というのは、その多くが単体ですでに力を持っているような気がしないでもない。
 
最近、他の人が自分の心に聞いて出てきた言葉というものをたくさん聞く機会があったんですが、この人の心はすごいな! と感心したんです。
 
おそらくはその人が喰らっている支配というものを的確に理解していて、そこから抜け出す方向にうまいこと導いている。
 
それに比べると、私の心は私自身について聞いた際、最近は「支配は斬れ」「自分の気持ちで動くんや」の2つで大半の返事を済ませている感があり、もうちょっといろいろ言ってくれてもいいんちゃうの? と文句を言ってみます。
 
すると、「必要なことを必要なだけ、や」と返事が返ってくる。
 
まあそりゃね、多くのものが必要なときもあれば、同じことを徹底して繰り返したほうがいい時期もあるだろうね、と納得はする。
 
こんなことを書いていると、あれ? そもそも今日の私は、どうして「心に聞いた名言集」なんて企画をやろうと思ったんだろう? と疑問に思ったんです。
 
そこについていろいろ考えてもいいんですが、それこそ心に聞いたら感心するような答えが返ってくるのでは? と期待してみて聞いちゃいます。
 
「それを書こうとしてやめる、それ自体が支配斬りになったからや」
 
結局また支配斬りかい! とツッコむと、「それが全てと言えば全てやからな」と心は返してきます。
 
でもなんで名言集を書こうとしてやめることが支配斬りになんの? と聞いたら、「幻想が消えたやろ」と言われて、ああ、と私の中でとあることが腑に落ちたんです。

 

 

 

このブログの記事は全て、大嶋信頼先生が開発された「心に聞く」を用いて書いています。

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