今日はなんとなく、心にいろいろ聞いてみたい気分なので、それをやります。

 

そういえば昨日、前からよく心が言っている「斬る」以外にも3つのキーワードが出たなあということで、そっちについて聞くことに。

 

まず、感謝ってなんなの?

 

「偽りの裁き」

 

いきなり斜め上な答えが返ってきました。

 

どゆこと?

 

「恩という天秤でなにかを評価しているというのは裁きや。だが裁きは支配者以外にとっては全て偽りになる。だから感謝も裁きになる」

 

それ言ったら、感謝以外も大抵、もしくは全部裁きになりそうだけど……。

 

「まあな。ただ感謝の場合は『いいこと』という常識がくっついてる。常識は全て支配やし、まして『いいこと』なんてのは支配の基本にして王道や。なので感謝は特に支配力、裁きの力が強い」

 

でも、その感謝が苦しみを生む不自由の鎖、要は支配から抜け出す鍵の一つになるって話だったよな? その心は?

 

「感謝という裁きはそれだけ強力なだけに、他の大抵の裁きを消し去る力がある。そして心を込めずに感謝をすることで、虚を虚として打ち消すことができるというわけや」

 

ふむ。つまり、感謝という暴力を使え、と?

 

「そういうことや。駅のトイレとかによく貼ってある、『いつもきれいに使ってくださってありがとうございます』というアレ、要は感謝の暴力によって『汚すんじゃねえぞ』と脅迫しているわけやからな。ちなみにアレは心理学用語で前提挿入と言う」

 

なるほど。脳のネットワークとかの理屈も込みで言えば、あらゆるものに感謝するということは、「私の感謝を裏切るような真似をするなよ」と予め釘を刺していることにもなる。それは自分にとっての快を自然と中心に置き、かつ他人がこちらに与えようとする害を痛烈に牽制することにもなっている、ということか。

 

「せや。だからこそ感謝は暴力であり、自由に幸せに生きるための有効なツールなんや」

 

……と、普通に「感謝の気持ちは素晴らしい!」と言っている人が聞いたら激怒しそうなことを言ってくる私の心は、実に素敵です。でもそういうことで激怒しちゃう人は感謝の気持ちが足りてないよね!(前提挿入)

 

こうなると、「許し」「笑い飛ばす」という他の2つに対する心の意見も気になるところですが、今日はもういいかなという気分なので、そちらはまた、気が向いたら心に聞いてみます。

 

 

 

このブログの記事は全て、大嶋信頼先生が開発された「心に聞く」を用いて書いています。

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