私が「心に聞く」を使って開発した心理療法「十三技法」は、今も心に聞きながら変化し続けています。

 

それに関して、昨日心から出てきたワードが「対等」というもの。

 

「あらゆるものを自分と対等なものと見るんや。そうすれば惑わされることは激減する」

 

つまり、専門家の意見であるとか、ネット上の他者の意見であるとかを特別視せず、見下すこともせず、あくまで自分と対等の存在が発した意見である、とみなすということです。

 

そうは言っても、特定の分野できっちり勉強して経験を積んでる専門家の意見は聞くべきでしょ! とも思うわけです。

 

ここのポイントは、そういう専門家の知識や経験も踏まえた上で、それでも発言しているのはあくまで自分と同じ人間である、という視点を持つということ。

 

要するに、神格化しない、ということです。

 

自分が詳しくない分野について、自分が考えたことと、専門家が言っていることとが違った場合、自分のほうが間違っているんだろうなと考えてしまうのは普通のこと。

 

でも実際には、そうでもないこともあったりするんです。

 

私が自分の精神疾患を治療すべく頑張ってた時期というのは、まさにそんな経験の繰り返しでした。

 

治療を受けたらかえって症状が悪化する! ということが起こりまくり、医師にそのことを言っても、「そんなことはあり得ない」と何度も言われました。

 

あり得ないもなにも、現実に起こってるだろうが、と腹を立ててきたものです。

 

そういう経験を積み重ねてきたので、専門家の言うことが必ず正しいとは限らない、ということは身にしみている。

 

それでもやはり、自分の詳しくない分野においては、専門家の言うことが正しいはず! とつい思ってしまうものです。

 

ただ問題なのは、そのせいで自分が無用な劣等感を抱いてしまったり、自分が感じていることを無視したりしてしまうこと。

 

間違っているのは自分のほうだ、という思考がくせになってしまい、他者の意見を無条件に信じてしまう、となってしまうわけです。

 

だから、「対等」がキーワードになる。

 

自分も他者もただの人間であり、神でもなんでもない以上、絶対的に正しい存在などありはしない。

 

「対等」によってそのバランスを取ることで、本当の意味で自分も他人も尊重できるようになるんです。

 

 

 

このブログの記事は全て、大嶋信頼先生が開発された「心に聞く」を用いて書いています。

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