雨の日の傘から考える!理念研修をしました! | 渋谷区 恵比寿 の駅前 税理士のブログ

雨の日の傘から考える!理念研修をしました!

渋谷区 恵比寿 の 税理士 上田智雄です。

 

2024年6月19日(水)13:00~17:00に、恵比寿のTKP会議室で社内研修を実施しました。テーマは「仕事における理念と行動」です。

講師は、株式会社manebiの堂前さんで、30名~2000名規模の企業研修の実績を持つ方です。

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研修内容は非常に実践的で、私は驚くほど納得しました。私だけの感想では偏っているかもしれないと思い、何人かの参加者にインタビューを行いましたが、「とても実践的だった」という声が多く聞かれました。

私はこの中で、特に「事実の解釈次第で正解は変わる」という点をメンバーと共有できたことが大きな収穫でした。

例えば、「雨が降ったから傘をさす」という文章は、一見あたり前の行動のように思えますが、状況によって解釈が変わります。「駅まであと100m」とか「横殴りの豪雨」の場合では、傘をさすかどうかの判断は異なってくるのです。

 

このように、解釈が一致すればメンバーの行動は同じ方向に向かい、解釈が異なれば社内メンバーの行動はバラバラになるということです。

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この研修外の話になりますが、昭和の数学者・岡潔氏が次のような事を言っていたそうです。

 

1)7世紀にインド人が「零(ゼロ)」を発見したことで、世界の数学は飛躍的に発展した。
2)数字の世界では「1」が重要。しかし、この「1」は証明できない。

3)「1」が理解できることで、数学の根本問題も理解できるようになる。

これは禅の世界の「空(くう)」という概念にも通じます。禅では、この世界は「空(くう)」、つまり「零(ゼロ)」の世界観そのものです。この世の中で生じている問題の原点を紐解いてみると、「1」の定義によって創られた解釈が問題を生んでいるだけで、元をたどると問題すら存在しないことになるということです。

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会社が存続する目的は「空(くう)」や「零(ゼロ)」に例えられるのではないでしょうか。

 

会社の目的は売上を出して利益を上げることだと言われますが、これは会社が生存するために必要なものであり、本当の目的とは言えません。売上や利益は、人間が空気を欲するのと同じくらい必要不可欠です。しかし、人間が生きる目的が「空気を吸うこと」ではないのと同様のことが言えるのではないでしょうか。

そもそも、どこにも正解が存在しないということです。だからこそ、自分たちで目的を定義することで解釈が生まれ、その後の行動が生まれるのです。

このように、会社の理念である「1」を定めることで、その後の行動は大きく変わってきます。この理念は、世間の常識や個人の主観と必ずしも一致させる必要はありません。このチームが独自に望む理念を作り上げていくことで、自分たちという存在が生まれるのではないかと思います。

次回の7月19日(木)14:00~18:00の研修では、「理念をどのように実践するか」についてさらに具体的に掘り下げていく予定です。

 

 

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