土曜の朝は徳拾いでスタート!気づきと成長の時間
渋谷区 恵比寿 の 税理士 上田智雄です。
本日、9月7日(土)の朝8:30〜9:15に「徳拾いの会」を開催しました!
この会は、恵比寿周辺の路上に落ちているゴミを拾い、街をきれいにする活動です。
週末の朝は「眠い」「ゆっくり休みたい」と感じる人が多い中でも、毎回集まってくれるメンバーに感心します。朝早い時間にもかかわらず、こうして集まってくれるのは、本当にありがたいことです。
特に土曜の朝は、前夜の金曜日に路上で飲んでいる人も多く、ゴミが目立ちます。都心であるこのエリアにもかかわらず、道端に残された缶やお菓子の袋が、昨晩の様子を物語っているようです。
今回のメンバーの中には、
「5本分のプレゼン資料を作成したのに、データが消えてしまった…」
というショックを受けていた人も、
「でも今日は、その失った分を、徳(ゴミ)を拾って取り戻します!」
と、ポジティブに活動に参加してくれました。
こういう活動って、すぐに自分の利益にはつながらないものだからこそ、参加の理由は自分自身で作るしかないんですよね。
参加者からは、いろいろな感想が出ました。
・徳(ゴミ)を拾っていると、ふと「どうして人は、こんなにゴミを捨てちゃうんだろう?」と考えるけど、自分自身も日常生活の中で自分もつい捨てちゃったことがあるなと気づいた
・前回は雨だったけど、今回は晴れていたので、落ちているゴミの種類が違うことに気づいた
・ゴミを拾っていると「ご苦労様です」と声をかけられて、なんだかうれしい気持ちになった
・ガードレールの向こう側にゴミを見つけた時、いつもなら「まあいいか」と思うけど、今回はわざわざ回って拾いに行った。ちょっと前進できた気がする
・今日は「目についたゴミは全部拾おう」と意気込んでいたので、たくさん拾えた
そんな感じで、それぞれに気づきや感想がありました。
いろんな人が、いろんな感情を抱きながらも、善い行動をすることで、確かに何かが磨かれているんだろうな、と思います。
次回は、11月9日(土)の8:30から。
集合場所は当社の3F会議室です!ぜひ、気軽にご参加くださいね!
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全従業員の幸せを目指して—理念研修で見えた行動のヒント
渋谷区 恵比寿 の 税理士 上田智雄です。
7月19日に、株式会社manebiの堂前さんを講師に迎え、理念研修を実施しました。前回のワークを通じて、社内メンバーが何を求めているのかを明確にすることができました。
一般的に、「会社でのワークでは、本音よりも建前を優先してしまうのではないか」と思われがちです。しかし、今回の研修では、率直な意見が出やすい場を作り、その上で集計を行いました。
社内メンバーが求めるもの
今回のワークで浮かび上がったキーワードは、次の3つです。
1. **人間関係**
2. **やりがい**
3. **成長**
これらは、メンバーが最も大切にしている要素です。ただし、前提として給与などの報酬が重要であることは言うまでもありません。その上で、これらの要素を満たすために、会社がどのような行動を取るべきかが重要なポイントとなります。
行動に移すために
本当に求めているものが明確になったとしても、それに向かって行動することは容易ではありません。だからこそ、自分たちでルールを決め、お互いに励まし合う環境を作ることが求められます。
当社には「カルチャーブック」という理念をまとめたものがあります。今回の研修を通じて、このカルチャーブックの内容について、解釈の違いはあれど、概ね全員が同意していることが確認できました。今後は、この内容を各業務オペレーションに反映させていくことがテーマとなります。
会社の存続意義
当社の存続意義は、「全従業員の物心両面を幸せにすることにある(人間尊重)」としています。この理念は、稲盛和夫さんの言葉を引用しています。
この目的を達成するためには、各人が行動に対する解釈を共有することが重要です。解釈が異なると、お互いに何を励まし合えばよいのかが見えなくなってしまいます。例えば「メールを送る際にはどうすれば良いのか?」といった具体的なレベルでのルール設定も必要となるでしょう。
これからの挑戦
私自身、かつては「ルールなんてクソ喰らえ」と思っていた時期もありました。しかし、より多くのメンバーが豊かになるためには、本人たちが気づいていない「本来はやったほうがいいこと」を実践することが重要であると感じるようになりました。
これから、メンバーが本当に望んでいることをより明確にしながら、ルール作りとその実践に取り組んでいきたいと思っています。
これから長い挑戦が始まりますが、一緒に進んでいきましょう。
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雨の日の傘から考える!理念研修をしました!
渋谷区 恵比寿 の 税理士 上田智雄です。
2024年6月19日(水)13:00~17:00に、恵比寿のTKP会議室で社内研修を実施しました。テーマは「仕事における理念と行動」です。
講師は、株式会社manebiの堂前さんで、30名~2000名規模の企業研修の実績を持つ方です。
研修内容は非常に実践的で、私は驚くほど納得しました。私だけの感想では偏っているかもしれないと思い、何人かの参加者にインタビューを行いましたが、「とても実践的だった」という声が多く聞かれました。
私はこの中で、特に「事実の解釈次第で正解は変わる」という点をメンバーと共有できたことが大きな収穫でした。
例えば、「雨が降ったから傘をさす」という文章は、一見あたり前の行動のように思えますが、状況によって解釈が変わります。「駅まであと100m」とか「横殴りの豪雨」の場合では、傘をさすかどうかの判断は異なってくるのです。
このように、解釈が一致すればメンバーの行動は同じ方向に向かい、解釈が異なれば社内メンバーの行動はバラバラになるということです。
この研修外の話になりますが、昭和の数学者・岡潔氏が次のような事を言っていたそうです。
1)7世紀にインド人が「零(ゼロ)」を発見したことで、世界の数学は飛躍的に発展した。
2)数字の世界では「1」が重要。しかし、この「1」は証明できない。
3)「1」が理解できることで、数学の根本問題も理解できるようになる。
これは禅の世界の「空(くう)」という概念にも通じます。禅では、この世界は「空(くう)」、つまり「零(ゼロ)」の世界観そのものです。この世の中で生じている問題の原点を紐解いてみると、「1」の定義によって創られた解釈が問題を生んでいるだけで、元をたどると問題すら存在しないことになるということです。
会社が存続する目的は「空(くう)」や「零(ゼロ)」に例えられるのではないでしょうか。
会社の目的は売上を出して利益を上げることだと言われますが、これは会社が生存するために必要なものであり、本当の目的とは言えません。売上や利益は、人間が空気を欲するのと同じくらい必要不可欠です。しかし、人間が生きる目的が「空気を吸うこと」ではないのと同様のことが言えるのではないでしょうか。
そもそも、どこにも正解が存在しないということです。だからこそ、自分たちで目的を定義することで解釈が生まれ、その後の行動が生まれるのです。
このように、会社の理念である「1」を定めることで、その後の行動は大きく変わってきます。この理念は、世間の常識や個人の主観と必ずしも一致させる必要はありません。このチームが独自に望む理念を作り上げていくことで、自分たちという存在が生まれるのではないかと思います。
次回の7月19日(木)14:00~18:00の研修では、「理念をどのように実践するか」についてさらに具体的に掘り下げていく予定です。
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運を良くするために!徳拾いをしましょう!
渋谷区 恵比寿 の 税理士 上田智雄です。
経営の神様、松下幸之助は、採用試験の最後に「あなたは運がいいですか?」という質問をしたそうです。
そして、「運が悪い」と回答する人は、どんなに条件が良くても不採用にしたそうです。
物事は、その解釈によってその後の行動が変わってきます。
運が良い人は、自分が失敗したら「自分の努力不足だ」と考えて、次にできることを模索します。成功したら「運のおかげ、ありがたい」と考え、礼を尽くし、精進します。
一方、運が悪いと考える人は、自分が失敗したとき「運が悪い」と環境のせいにします。うまくいったら「自分がやったから」と考え、利益をひとり占めしようとします。
集まる人の思考の癖で、その組織の未来が変わるという確信があるから、運が悪い人を排除していったのでしょうね。
ちなみに、その運はコントロールできるそうです。
松下幸之助は、その運を良くするための方法は「徳を積むこと」だと言っていました。たしかに、どこかで理解できるような気もします。
今朝、私たちは「徳拾い」をしました。いわゆる「ゴミ拾い」です。恵比寿の街をきれいにするという徳を積む取り組みです。
近隣の方々が7名ほど参加しました。
参加メンバーからは、
「煙草エリアの周辺には、空き缶やペットボトルが多い」
「梅雨時期だから、ビニール傘がたくさん捨ててあった」
「植木の植え込みの中に、ゴミがたくさん隠れていた」
というコメントがありました。
それぞれ、自分のことだけしか考えない人たちが街中に捨てたゴミをただ拾う。
こんな自分の利益を得るために一生懸命な世の中ですが、何の見返りもないことをすることは時代に逆境しているかもしれません。
でも、いいじゃないですか。ただ善いことをすれば。
次回は9月7日(土)8:30~9:00に開催します。徳を積んで、運を上げましょう。
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社会人の三種の神器は「英語、そろばん、パソコン」!
渋谷区 恵比寿 の 税理士 上田智雄です。
私が社会人になりたての頃、上司から「ビジネスパーソンが身に着けるべきスキルとして、『英語、そろばん、パソコン』が重要だ」と言われました。
ここでの「英語」は文字通りの意味ですが、「そろばん」は会計を指し、「パソコン」はITを意味します。この言葉をきっかけに、私は簿記やITの勉強を始めました。(いまだ大成せずですが、英語の勉強も地味にやっています)
言い回しは古びていますが、今考えてもこれらのスキルはそれぞれ必要だと思います。
特にそろばん(簿記)は、ビジネスパーソンとして一定のレベルを超えるために必要な知識ですが、自ら学ばなければ身につかないと思います。複式簿記という仕組みは、ビジネス上の状況を理解するための貸借対照表や損益計算書を理解する礎になります。
弊社では常時10名ほどのインターン生が在籍しており、それぞれ簿記の一定の知識を持っていることを前提に、実務を通じて学んでいます。
今年も立教大学の経済学部からインターンシップ報告書が届きました。立教大学では、当社での長期インターンシップを実践すると授業単位がもらえます。
今年は、Kくんのインターンシップ報告がありました。彼からは「大学での文面上から学んだ知識を、業務を通じて実践的なものへと昇華させられる」というコメントがありました。この感覚は、私もすでに実務期間が長くなってしまい忘れてしまったことですが、改めてそうだと感じました。
日商簿記などでは、仕訳を手書きでできることが求められますが、実際の現場では、この法則に従って自動スキャンしたデータをAIで分析し、仕訳を起票して会計帳簿を作る流れになります。また、簿記試験では仕訳を間違えると1点の減点ですが、会計の世界では脱税や粉飾として厳しく問われ、場合によっては損害賠償や逮捕に発展することもあります。このような誤りを防ぐために、背後には体系化された知識に基づくしっかりとした仕組みが構築されています。
これらを理解したうえで、経理という地道にコツコツ作業を積み重ねることを体験し、経理サイドの大変さや注意点を理解しておくと、社会人になってからも役立つでしょう。会計の知識は、若い時期に体感的に身につけておくことが重要です。これは、複式簿記が発明されてからの800年の歴史が証明しています。やるなら若いうちにやるのがよいと思います。
「英語、そろばん、パソコン」で、新しい未来を創っていきましょう。
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