お金だけじゃない!?会社の本当の目的を考える
渋谷区 恵比寿 の 税理士 上田智雄です。
「会社の目的はお金を稼ぐこと?」
資本主義社会だから「会社はお金を稼ぐことが大事」ってのが常識です。会計でも、利益が出ているとか、資本が増えているとか、そういうことが評価されますよね。でも最近は、「ただお金を稼ぐだけじゃ、仕事のやりがいを感じられない」と考える人が増えてきているようです。多分、みんな少しずつ豊かになってきたからでしょうね。
最近よく耳にするのが「パーパス経営」です。会社の理念に基づいて経営するスタイルのことです。上場企業でも取り入れるところが増えてきていると聞きます。単なる利益追求ではなく、「自分たちが社会でどんな役割を果たすか」を大切にする新しい考え方です。でも、よくよく見ると、結局「お金を稼ぐこと」が目的で、そのために理念が使われているようにも見えるんですよね。
「物心両面の幸福」を目指す私たちの理念
私たちの会社では、「全従業員の物心両面の幸福の実現」を理念の第一優先に掲げています。「いやいや、お客さんのことが先でしょ?」という声もありますが、二宮尊徳や稲盛和夫の本を眺めたりすると、こういうのが一番しっくりくるんです。
社内メンバーが本当に求めているのは、「お客さんや同僚、そして社会に何かを与えたい」ということかと感じたりします。「給料が高くて休みが多ければいい」っていうのももちろん大事。でも、それは結果にすぎなくて、人生では「善行・利他業を積むこと」で得られる豊かさが大きいと思うんです。そうすることで、物心両面の幸福が実現できるんじゃないかと考えています。
社内の海外メンバーが見せてくれる「徳を積む」姿勢
私たちのチームには、海外から来たメンバーがいて、とても素敵な考え方を持っています。日本でいう「徳を積む」という考え方を、自然に実践しているんです。先日、採用サポートをしてくれる企業様からのインタビューに協力したのですが、そのメンバーは普段から「もっとお客様の悩みに寄り添いたい」という気持ちが聞こえてきます。こういう姿勢こそ、私たちが目指している「理念経営」なんじゃないかなと思います。
生きがいを求める仲間と一緒に
「理念とかうるさい」「お金さえもらえればいいじゃん」っていうのが俗世間の常識というのは分かっています。でも、私はやっぱり「人のために行動する豊かさ」を社内で広げていきたいと思っています。良い情報や、良い行動をするためのルールを作り、その中でみんなが考えて行動できる社風をつくりたいと考えています。
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