離れても

いつも届いていたい

あなたの心を

くすぐってたい


会えない時も

あなたの今に

生きていたい

思い出話としてじゃなく


写真になって

文字になって

あなたが忘れ得ない

作品になって

死んだ者の伝言を

生きる者が饒舌に代弁する


戦う者の沈黙を

戦わぬ者ばかりが雄弁に語る


誰かの正しさのために

戦うことは使われて


誰かの利益のために

死ぬことは美化される

若き日々の眩しさが

二人の今を苦しめた


美しさを増す記憶が

周りをも不幸にした


すれ違う年月

隔てられていく心

戻れない道を

すでに歩んでいたのだと知る


禁じられた願いは

叶うことなく

二人だけの思い出の地に眠る

投げつけられた想いを

受け止める

少しぐらいのしびれが

心を奮わす


受け止めた想いを

投げ返す

的外れでも

受け止めてくれた


譲れない気持ちを

君にだけ託す

一人じゃなれない

本気になる

狭い世界の中で

必死に適応しようとしてきた

上手く立ち回ろうとしてきた

そうやって成長してきたのに


無理やりこじ開けられて

広くなった世界で

これまでのやり方は否定される

むしろ邪魔だと言われる


それが一番と信じてきたやり方を

今さら否定できなくて

だけど従ってきた価値観の

拠りどころももうなくて


どこへ生きて行こうか

僕の芽が伸びていく方へ

歌いながら行こうか

僕を育てに

風が来たと

思っている間に

風が去った


あっけにとられているうちに

次の風が来る

次の風が来る


言葉のかごに

閉じ込めた風は

開いてみれば

ただの空


風はわざわざ

僕らの肌に触れ

去っていく

僕らを感じるだけの

体にして


風が来た

その言葉が来る前に

去っていく

次の風が来る

僕に映る

世界は

どんな作品をも

圧倒し

内包する


見上げれば

太陽

見下ろせば

その光で

まばゆい河川敷


目を開き

塗り上げる

瞳が描く

芸術

君は影の振りをしてんだろう?

もう関わりたくない奴だと

思われようとしてるんだろう?

何もかも捨て去って

いなくなりたい気持ちなんだろう?


君が見せた闇の中に

まだ光は埋もれてるんだろう?

君が僕にくれた光を

まだ覚えているから

扉ある限り

開き続けるよ

そこに光が見つかるまで

僕の扉も

開いていくよ

眩しさに

憧れを隠せなかった

ステージの上


夢の隣にあった

華やかさを

夢だと思っていた


歓声が飛ぶ舞台の裏で

使い捨てられていく

とっかえひっかえの希望


自分で作って

他人が拡大させた虚像

求められるままの姿に


さんざん乗せられて

急に振り落とされるまでの

ありふれた物語と

知ってて飛び込む

あなたにあいたくて

作った口実がある


あなたにほめられたくて

犯した過ちがある


高鳴る鼓動は

埋められない寂しさは

いつの間にか

あなたに向かっていた


あのドアを開けば

まだあなたがいる気がする

でも開くことはない


初めての恋は

終われない

消せない痛みの限り